練習方法

2021年05月31日

2-4、1-3の指の動きがスムーズになるアプローチ



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2021年05月26日

小指が柔軟に使えるようになるための練習

小指そのものを動かさずに、腕や手首の上下運動で弾いている生徒さんはいませんか?そんなとき、私はこういうアプローチをしています。ただ鍵盤上を小指で歩いていくだけ。

こういうちょこっとした練習方法は、ハノンやチェルニーのようにコンスタントにこなさなければならないわけではないので負担が少なく、気になったそのときにアプローチできるのがいいですね。

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2020年12月08日

LINE限定講座

シリーズ講座受講生同士でやりとりできるLINEがあるのですが、あるときコルトーのメトードが話題になりました。そこで急きょ講座を開くことに。内輪だけの講座なので、実施があってもみなさん打ち解けて、気軽な気持ちで実施に参加してくれた様子。それがとても嬉しかった!

時間配分はコルトーだけで1時間!じっくり取り組んだのであっという間。コルトー以降の内容は後半1時間で駆け足になってしまいましたが、下記に加え各先生からのリクエストにもお応えできて、充実の2時間となりました♬ 楽しかった〜!

【コルトー第1B群】

3つの黒鍵

・実施

【コルトー第1A群】

3つの黒鍵

・実施

【指くぐり】

・親指を寝かせた弾き方と正しい弾き方の違いを実施、寝かせると動きづらい

・ひじを使った悪い弾き方、定規で指と鍵盤が並行

・ファ♯3指で持続音、1指でファソの実施

・ソ♯3指で持続音、1指でファソラシの実施

・上2つの持続音を4指で実施このときシは無理せず弾かない

1313、ファから半音階上り下りの実施

1414、同上の実施

・コルトーの親指練習の実施

【スケール】

・ひとりひとり実施とアドバイス

・親指の送り出しについて

・くだりのとき指くぐり直後の親指の位置

・親指ひょっこり運動→3指でミ持続音、1指でファを弾いた直後、親指ひょっこりドの鍵盤上へ。このとき親指の付け根から広げる、輪ゴム

・コルトーのスケール準備練習の実施

【輪ゴムの楽曲応用】

・ブルグミュラー清らかな小川の指導の流れ

  右手2

  メロディだけ譜読み(拍子うちと歌)の実施

  親指でメロディだけ弾くの実施

  輪ゴムの動き、親指の柔らかなレガート

  親指だけでドシラソファ、ドレミファソの実施

  右手伴奏とメロディの音のバランスの実施


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emksan at 12:42|Permalink

2020年11月28日

楽譜から何を読み込み、それをどう演奏に活かすか?

先日作曲したヒーリングミュージック。譜面がとても易しいので、これを『知っておきたいピアノ表現27のコツ』的な視点で眺めてみるとどうなるかな?と。
これはこの曲の冒頭8小節。まずは1音1音を読むのではなく、眺めてみてください。

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この曲のノリは4拍子。どんな4拍子?スラーが多いこと、左手のリズムが常に同じことで、穏やかな安定感のあるノリ、滑らかな曲調なのだろうと想像できますね。でも、長いスラーはない。左手と右手、掛け合いの繰り返し。

弾かなくても楽譜を眺めるだけで、伝わってくる雰囲気ってあるんです。元気でエネルギッシュな曲と、静かで穏やかな曲の譜づらは全く異なります。そこから想像力を膨らませて弾いてみる。第一印象ってとっても大切。練習しているうちに、どんどん視野が狭くなってこの印象が薄れ、想像力に乏しいテクニックだけの演奏に陥ってしまいがちだからです。

次に調を見てみましょう。弾く前に、楽譜を眺めるだけで調性判断できることが理想です。前述の雰囲気でホ長調。もう少し頑張って眺めていられる人は、弾かずにもう一歩踏み込んで、「ミの音楽」ということまで読み取れたら最高!

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バスが常に「ミ」なのです。「ミ-シ」(オレンジ)という5度の安定した響きが常に横たわり、その中にソ♯(青)、ラ(緑)という音の揺らぎがあります。ミの音楽の揺らぎが、この曲を支えているのです。

伴奏は絵画の背景のようなものだと『知っておきたいピアノ表現27のコツ』に書きましたが、この曲はまさにそういうタイプの曲。この曲の雰囲気を作っているのは左手の伴奏。

知っておきたい!ピアノ表現27のコツ: センスがないとあきらめる前にここから先はこの本の手法で話を進めていきましょう。本のような図解はないですがご了承を。この安定した揺らぎをどう演奏表現するか?手をかなり広げて弾かなければならないので、思わぬ音が飛び出てしまったり、リズムが崩れてしまったり。まずは手の動きの安定が必要ですね。

このような広がりある音型のとき、真ん中の音を弾く指の付け根が凹んでいるとうまくいきません。この場合、左手5-2-1と弾く2の指の付け根になりますね。5指から1指への橋渡しを2指がしてくれます。手首は柔らかく、2指を支柱として5→1の動きに柔軟に対応させます。

なかなかできないときは、2指のシを弾いたまま、5-1-5-1-5-1(ミ-ソ♯-ミ-ソ♯-ミ-ソ♯)と弾く、持続音の練習がお勧め。5指から1指に滑らかに移動させるには、2指の位置が重要です。2指が鍵盤の手前にあると、短い親指で黒鍵を弾くとき無理な態勢が生じてしまいます。2指の位置は、次の親指が黒鍵を弾きやすい鍵盤の奥です。

左手の安定した揺らぎを感じて、心地よく弾けるようになったら、今度は右手のメロディを。右手のメロディは、左手にいざなわれるように現れますね。この低音ミに呼応して高音ミを弾く感覚が大切だろうと思います。意識するだけでそういう表現になるものだからです。

もう少し視野を広げてみると、スラーは短いですが、4小節ひとまとまりのメロディになっていることがわかります。短いスラーにだけ気を取られていると、毎回ブレスを入れてしまい音楽が流れていかないことがあるので、ここはひとつひとつでブレスせずに、4小節を一息に歌うつもりで。実際には息が続かないですが、大っぴらにはブレスせず、短いスラーの切れ目を感じつつ、4小節をひとまとまりで弾くと伸びやかな演奏になります。

最後に短いスラーの最後の音。この短いフレーズ最後の音は、常に1拍目にある上、左手はフレーズの始まり、しかもテヌートが書かれた重要な「ミ」を弾いています。フレーズ最後の音については、『知っておきたいピアノ表現27のコツ』の第1章に書いていますが、フレーズ最後の音は丁寧に扱わないと歌心のない演奏に聴こえてしまいます。

左手に気を取られていると、ミーシドー、ミーラソーと、園児が大声で歌うときのような語尾になってしまうので要注意。必要なテクニックは、左右の音のバランスを変えて弾くことです。これが自在だと、左手より弱くだとか、強くだとか意識しすぎずに、その時々の気分で4小節のまとまりを感じつつ、左手バスに左右されないフレーズ最後の音が表現できるようになります。

左右音の大きさを変えて弾けるようになるための練習方法は、こちらをご覧ください。
先日作曲したものが、たまたま易しく弾ける曲だったので、この本の視点で記事にしてみました。生徒さんが弾くような易しい曲を、生徒さんにはまだ挑戦できない表現テクニックを駆使してをどこまで表現できるか?に挑戦してみる。そんな視点からピアノ指導者の方に個人レッスンすることがありますが、これが本当に楽しい。

目の前で先生が美しく奏でてくれたら、「自分もそんな風に弾きたい!」と生徒さんのやる気も倍増するもの。理詰めだけのレッスンではなく、豊かな音楽が感じられるレッスン。そんなレッスンが私の理想です。

※ レッスンご希望の方はブログ内フォームにてご連絡ください。現在単発のピアノ指導者の方のみZOOMレッスンを受け入れています。


〜 講座 〜 

なんでも聞きたい!少人数制質問会 
http://musestown.livedoor.biz/archives/52256219.html 
「知っておきたい幼児の特性」シリーズ講座 
http://musestown.livedoor.biz/archives/52249060.html 


〜 書籍 〜





emksan at 19:34|Permalink

2020年11月25日

コルトーのピアノメトードを応用してみる

先日、レッスンノートのブログ記事でコルトーのピアノメトードを取り上げたところ、『知っておきたい幼児の特性』シリーズ講座の参加者LINEグループが盛り上がりました。みなさんとてもご興味を持たれた様子。

そこで「効果的な練習方法をいかに編み出すか」という視点で書いたブログ記事を、LINEグループのみなさんにご紹介。私はリズム練習はほとんどせずに、持続音を用いた練習をよくします。生徒さんだけでなく自分の練習にも効果抜群なんですよ。

このLINEグループ限定で、これらをテーマにしたセミナーを急きょやることになりました。みなさんのご要望に合わせて、どこからどんな話をするのかを決めていく予定です。

何がきっかけになるかわからないものですね〜。このようなセミナーは初めてなのと、シリーズ講座のような順序立った内容にはならないので録画配信はしないつもり。LINEグループのみなさんは、もう付き合いが長い身内という感覚なので、内内の企画といったところでしょうか。笑 

今、アンケートでいつにするか決めているところです。内容や日程調整からみんなでやっていけるっていいなぁ!みなさんが必要としていることって、1人で一方通行の発信をしていてもわからないので。それに、こういうやりとりはとても楽しい!

・コルトー

・指くぐり

・親指ゴム

・表現のコツ第2(〇〇先生リクエスト)

・細かいアーティキュレーションは一息に

 (〇〇先生リクエスト)


今のところこんな感じ。スケールのコツというリクエストもありました。これからどうなっていくかな?ワクワクします。

ところで、このLINEグループでご紹介したブログ記事でしたね!まだこのグループにご紹介していない記事も含めて羅列しますね。


コルトーのピアノメトード
http://musestown.livedoor.biz/archives/51944418.html

指の独立と脱力
http://musestown.livedoor.biz/archives/51603513.html

ラクに弾くコツを伝授するレッスン
http://musestown.livedoor.biz/archives/52085045.html

小学1年生にラクに弾くコツを伝授するレッスン
http://musestown.livedoor.biz/archives/52085777.html

スケール親指の柔軟性
http://musestown.livedoor.biz/archives/51853548.html

4-5指が柔軟だととても楽しい
http://musestown.livedoor.biz/archives/51849889.html

ラクに指くぐりできるようになるために
http://musestown.livedoor.biz/archives/51605234.html

カクカクする指
http://musestown.livedoor.biz/archives/51475282.html

親指へのアプローチ
http://musestown.livedoor.biz/archives/52138288.html

最後の輪ゴムを使った親指へのアプローチをした子の動画もLINEグループでご紹介したので、こちらにも。拡張子変換ができず、パソコンをスマホで撮っています。



『知っておきたい幼児の特性シリーズ講座』の詳細はこちら↓です。現在AからDは録画配信のみとなっています。来年以降、Eから各2回ずつ開催し、その後は録画配信のみとなります。録画配信受講者も、みんなでワイワイと語り合えるLINEグループにご招待しています。お互いのアプローチ方法をお披露目したり、今回のような話に発展したり、といったグループです。








emksan at 18:04|Permalink