ピアノ/知識

2025年02月27日

モーツァルトが生きた時代のピアノでレクチャー


モーツァルトの生きた時代の楽器でレクチャーやレッスンが受けられる貴重な機会。当時の演奏スタイルを知ると、モーツァルトの作品が美しいだけじゃない生命力を得て、古典派の音楽ってこんなに楽しく生き生きしたものだったの?!と目から鱗間違いなしです。

聴講、受講、レクチャー全部を満喫できる1日。ピアノ指導者や音大生、音大を目指す高校生などに強く強くお勧めしたいです!

⭐️お申込みは、以下にリンクした主催者のサイトにあるフォームへお願いします。

《今日は一日 モーツァルト三昧》

小倉貴久子 フォルテピアノ

使用楽器 A.ヴァルター

レクチャー&マスタークラス

2025年5月25日(日)11:00~17:30




emksan at 15:27|Permalink

2021年07月14日

第3回フォルテピアノ・アカデミーSACLAインタビューライブ配信編集版

昨夜、Facebookにてライブ配信をしました。カットなし、キャプションや写真を加えた編集版をYouTubeにアップしました。

ピアノ指導者のための公式LINEを開設しました。お気軽に友だち登録してくださいね。






ピアノレッスンなんでも相談はこちら。
http://musestown.livedoor.biz/archives/52260026.html
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emksan at 09:30|Permalink

2021年07月13日

子どもの頃習った古典派音楽からの脱却


なぜ毎日のようにFBでフォルテピアノ・アカデミーSACLAを話題にしているのか?それは私がいちピアノ指導者だから。

私たちが子どもの頃習った画一的な古典派音楽ではない、生命力に溢れた当時のスタイルを知る指導者が増えることを願っているから。

すでにピティナではコンペの課題曲講座やステップのミニ講座に小倉貴久子さんを招き、そのような方向に進み始めているようです。

しかし、当時のスタイルの根本は1曲だけを取り上げた課題曲講座だけでは理解に至らないことでしょう。

フォルテピアノ・アカデミーSACLAの素晴らしいところは、様々な生徒さんのレッスンが聴講できるという点にあります。今年の受講生レッスン曲目は、古典派だけでなくバロックも多く見られます。

少しでも多くのピアノ指導者が、子どもの頃学んだ古典派から脱却する重要性に気づき、音と知識を自らの感性に結びつけ、生徒さんに伝えていこうと、この聴講の機会を活用してくれたならと、みなさんと同じいちピアノ指導者として願っています。




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2021年01月31日

西洋に偏らない音楽史

色んなことを考えながら『人間と音楽の歴史 メソポタミア』(音楽之友社)を読み進めています。西洋音楽を学んでいると、その基盤として古代ギリシャ音楽が取り上げられるけれど、それってずいぶん偏狭な歴史なんだなぁと。

音楽を哲学的に学問として取り入れ、単旋律でアポロン的なものに美学や徳性を見出し、ディオニソス的なものは音楽として認めなかった古代ギリシャ。

対して、古代メソポタミアには、古代ギリシャにポリスができる2000年も前に音楽職業家がいて、音程という概念があり、7音による音階もあったというのだからびっくり。春と秋は4度、春と冬は5度、春と夏はオクターブ。古代ギリシャには見られない、音程への感覚的な造詣はとても魅力的。

楽器の種類も多い!ホルン発祥はメソポタミアという学説があり、ハープやリラはもちろんのこと、紀元前2000年にはリュートまであったなんて驚き。宮廷には200人を超える音楽家がいたという粘土板の記録も残っているようで、そこには女性音楽家の名前がたくさん記載されているそうです。

古代メソポタミアのハープやリラ、数学的なアプローチが古代ギリシャに影響しただろうことは想像できるのだけれど、古代ギリシャの音楽はずっと抑制的。

古代ギリシャから中世ヨーロッパの合間にどんな音楽の歴史があるのか、私の中ではそこがすっぽりと抜け落ちているのだけれど、古代ギリシャの単旋律で抑制的という美意識が、中世の宗教音楽に繋がっているのかな、などと思ってみたり、ルネサンスというと古代ギリシャへの憧れのようなものをイメージするけれど、それは美術、建築、哲学、神話といったものから触発されての音楽であり、単旋律で抑制的だった古代ギリシャ音楽の美意識から影響を受けたわけではなかったのではないかと思ってみたり・・・。

あれこれと考えを巡らしていたら、イスラム原理主義のもとで音楽家は蔑視され、人前で楽器が演奏できなかったというドキュメンタリー映画を思い出しました。音程、アンサンブルなど古代ギリシャより音の彩りに豊かさを感じるメソポタミアの地で、現代は音楽が抑制され、古代ギリシャ人が朗誦を尊んだように、内容は違えどもコーランの朗誦が尊ばれている。

ぐるんぐるんと思考はまわり、わけがわからなくなるのだけれど、そんな風に考えを巡らせながら本を読むのが好き。タイプトリップできるなら、古代メソポタミアの音楽が聴いてみたいなぁ。きっとリズミカルで、様々な音程と楽器によるアンサンブル、合唱が聴けるんだろうなぁ。でも、抑制的な音楽も美しいから古代ギリシャの音楽も聴いてみたいなぁ!それはとても魅力的な想像。

人間と音楽の歴史2-2 メソポタミア
スービ・アンワル・ラシード



〜 講座 〜 
なんでも聞きたい!少人数制質問会 
http://musestown.livedoor.biz/archives/52256219.html 
「知っておきたい幼児の特性」シリーズ講座 
http://musestown.livedoor.biz/archives/52249060.html 


〜 書籍 〜











emksan at 16:37|Permalink

2020年11月20日

小倉貴久子さんのオンラインセミナー

音楽之友社がオンラインセミナーを始めました。なんとその第5回にフォルテピアノ第一人者の小倉貴久子さんがご登場!小倉さん大ファンな私が見逃せるはずもなく、早速チケットを購入。音楽之友社オンラインショップは、Amazonアカウントで購入できるのが便利ですね!

教材は、これまた私お気に入りの貴重な楽譜、小倉さん監修のコレ↓。




この楽譜は解説も素晴らしいのですが、講座はこれらの解説をさらに深く掘り下げたものになるのだろうと、今からワクワク。

ちなみに、この楽譜で取り上げられている曲はどれも以下のCDで聴くことができます。演奏はもちろん小倉さん。この講座を受講する人は、是非これを聴いてから受講するのがお勧めですよ〜。当時のスタイルは聴いてみないと理解しにくいことが多々あると思うので。


ソナチネ・アルバム
ソナチネ・アルバム
小倉貴久子
2006-06-07


こんなにも素晴らしいセミナーを企画してくださった音楽之友社には、感謝しても感謝しきれません。感激!来年の3月が待ち遠しい〜!

ピアノの歴史についてもっと知りたいという方は、このブログカテゴリにあるピアノの歴史をご覧くださいね。







emksan at 09:31|Permalink

2017年07月21日

聴きながら読む本

読み継いでいきたい音楽本に、ホルン奏者の 塚田 聡 さんが寄稿してくださった「バッハ=魂のエヴァンゲリスト/礒山雅著」、さっそく購入して読み始めています。この本は読む本ではなく聴く本なのですね。読んでいると、とにかく聴きたくてたまらなくなります。

クラシック音楽はオーディオで聴きたい派なのですが、読書は布団の中が好き。寝室にオーディオはないのでスマホで聴くことにしました。スマホでもイヤホンを付ければ、読みながら聴くにはちょうど良いですね♪ 読んだその場で検索できる上、「こんなに素晴らしい演奏家がいたのか!」という発見にもつながり、世界が広がる気がします。

この本のために、YouTubeが聴きやすくなる無料アプリをダウンロード♪
  
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プレイリスト名は本の題名♪ こういうのって大好き! 宝箱ができたみたいでワクワクしちゃう。本を読んでいて聴きたい曲が出てきたら「検索→聴く」、聴き終えたら再び読み進め、また聴きたい曲が出てきたら検索・・・の繰り返し。聴いているときは読まずに聴くだけ。

今朝も、起きてすぐこのリストを聴きました。昨日読んだ文面を思い出しながら、バッハの若かりし頃に思いを馳せて。「深い淵から、主よ、私はあなたに呼びかけます」BWV.131など、作曲された背景がわかると当時の人々の「深い淵」に胸が痛み、この音楽の美しさに心奪われます。当時の人々は、礼拝で涙しながら聴いたことでしょう。

こんな風に音楽とともにある本っていいですね! 聴きながらゆっくりと読み進めたい本なので、まだまだしばらく楽しめそう♪

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emksan at 10:41|Permalink