2015年07月27日
ホームコンサート(発表会)のお疲れ様会
楽しい楽しいホームコンサート(発表会)のお疲れ様会、バーベキュー。
あんまり楽し過ぎて、写真を撮るのを忘れてしまいました。 (^_^;)
写真は幹事のお母さんお手製の冊子。
ホームコンサート当日、みんなに配ってくださいました♪
生徒さんたちみんなが大きくなって、
定型発達の子に限らず、
発達障碍の子たちも1人でレッスンに通えるようになり、
親御さんとのコミュニケーションはメールだけ、
という方々が増えてきました。
中学2年生の子のお母さん。
「今日は絶対参加!って思って来たの!
だってぇ、レッスンには私が行くのを嫌がるから、
先生とのやりとりはメールしかできなくなっちゃったし。」
ホームコンサートやクリスマス会では、
お会いできてものんびりおしゃべりというわけにはいきません。
でも、バーベキューは焼いて食べて飲んで、おしゃべりするだけ。
今年は11時から18時まで2コマ分場所を借りていたので、
まったりできる時間がかなりありました。
この時間が親御さん同士や、
私と親御さんの関係を深めるのに大切な時間なんですよね。
子どもたちは主人と遊ぶことに夢中なので、主人にお任せ。(笑)
「保母さんになりたいなら、
ピアノは絶対やめちゃだめって言ってるの。
今はどうしても小学生のときみたいには練習しないんだよね 〜。
時間は作ればあるのに、部活があるからとか、
勉強があるからとか、結局小学生のときみたいには練習しなくって。
私の目の前では全然練習しないもん〜。」
「いやいや、●●ちゃんは、朝練習してるでしょう?
お母さんがいないときに練習してるんだよ〜。
今回弾いた曲は難しい曲だったんだよ〜。
跳躍はあるし、複雑な和音は多いし、シンコペーションだらけだし。」
そんな話をしていると、習い始めて間もないお母さんも、
興味深く耳を傾けてくださいます。
練習を思い存分できるのは小学生のうちと、
時々私がお話していることを思い出してくださったみたい。
久々にお会いできたご夫婦とは近況を語り合い、
パパは面白キャラクター炸裂で、
久々に子どもたちを笑わせてくれました。
このパパのお子さんは、
家の都合でしばらく行事に参加できず、
「どうせみんな、ぼくのことなんか忘れていますよ」
と打ちひしがれていたグレーゾーンの大学生。
高校では理解を得られないことが多かったようで、
寂しい思いをしていましたが、
ホームコンサートではたくさんのメッセージをもらい、
「先生。僕はとても嬉しいです。」と、
清々しい表情を見せてくれました。
集合場所にやってきたこの子は、
真っ先に、レッスン前後で会う子のところへ挨拶に行きました。
その後、昔グルー プレッスンで一緒だった、
久々に会う子にハグ!
この子が自分から誰かに話しかけに行き、
その上ハグをするなんて!
もうね、表情が違うんです。
リラックスして、伸びやかで、
その場の空気を信頼しているという表情。
このブログ右サイドバーにレッスン風景をご紹介している、
自閉症のりつくんは、基本1人で過ごしていますが、
本人には1人という意識はなく、
みんなが醸し出す雰囲気を存分に味わい、楽しんでくれます。
焼きそばを食べていたとき、
突然、「ああ、なんて幸せなんだ〜!」と大きな声で言ったと聞きました。
その場に居合わせたかった〜!
りつくんは、ずっと前からこの日を楽しみにしてくれていました。
りつくんに限らず、お教室の誰もが、
この行事を心待ちにしてくれているんですよね。
そして、楽しい思い出として、しっかり心に刻み込んでくれます。
大きくなった子たちが、
小さかった頃のバーベキューや旅行を、
鮮明に覚えてくれているのにはびっくりしちゃいます。
何年も前に、子どもと一緒にピアノを習い始めた初心者のお母さん。
家の都合で練習する時間、習う時間がなくなっていたのですが、
「先生、簡単な曲でいいから、
楽譜を読んで、その場で楽譜通りに指を動かす、
ボケ防止になるようなレッスンがいいな。
もうね、この年齢になると、
昔みたいに思うように動かないってことがよ〜くわかって。
それから、歌いながら弾いてみたい。
そういうレッスンができるなら、もう一度復活したいなぁ。」
と、嬉しい嬉しい希望をお話してくださいました。
楽しい楽しい弾き語り♪
歌をたっくさん知っている方なので、
あれもこれも弾き語りしてみたい!と、
選ぶのが大変なくらいなのではと思います。
いつから復活だろふ?
復活してくれたら嬉しいな♪
「●●ちゃんと、また連弾したい!」
「で、会場の人に歌ってもらうの!」
アイデアを申し込んできた中学2年生組の子たち。
目標はクリスマス会。
「2人とも忙しくて、
合わせの練習時間とかなかなか取れないんだから、
もう曲を決めないとだよ!
期限は、夏休み明け。
夏休み明けまでに、曲を決めて先生に教えてね。
そしたら、先生の方で楽譜を用意するから。」
2人ともひょえぇ〜!となりながらも、
連絡を取り合って決めるみたい。(笑)
弾きたい曲を、イメージ通りのシチュエーションで弾く。
こういうアイデアが生まれるのも、
心置きなく安心して伸びやかに過ごせる、
交流行事があるからこそと思います。
障碍のある子もない子も、ごちゃまぜの交流。
定型発達の子たちは、
小さい頃から発達障碍の子の存在が当たり前になっているので、
ホント、びっくりするくらい当たり前に、
発達障碍の子に話しかけ、会話をしてくれます。
これは、年齢差にも言えることで、
年齢ごとに分かれることなく、
みぃんなごちゃまぜで遊んでいるのを眺めていると、
とても幸せな気分になっちゃう。
年上の子たちは、小さい子の面倒をみてくれて。
面倒を見てあげてるって感じじゃないのがイイ!
一緒に遊んで、笑って、楽しんでいるんですよね。
発達障碍の子同士の交流も盛んになってきました。
小さい頃には考えられなかったこと。
みんな大きくなって、お互いの存在を認め合い、
自分たちから率先して会話できるようになりました。
発達障碍の子同士が2人きりで話しているのを目撃すると、
え?あの子とあの子が2人きりで会話している!
一体何をしゃべっているの?!と、耳がダンボになっちゃう。(笑)
で、気になった私は、
「ねぇ、2人で何をお話していたの?」と聞くのですが、
恥ずかしがらずに教えてくれるんですよね。
このときやりとりしていた内容が、
思いのほかしっかりした内容だったのだとわかり、
びっくりしてしまいました。
大人の介在なしに、
これだけの会話ができるようになっているんだなぁ、
なんて思うと、感慨深くなってしまいます。
ホームページ内にある『SYOTAの部屋』で、
自作の作品を紹介している、
広汎性発達障碍のSYOTAくん。
お友だちのお父さんが、
「ねぇ、CDを作ってみたらどうかな?」
とSYOTAくんに話しかけてきました。
売るとかいうのではなく、
自分の作品を形にするという意味でのCD。
1枚のCDにできるくらい作品がたまったら、
CDにしてみたら?という提案です。
「これまで作ってきた曲の中には、
気に入った曲もあれば、
これはちょっとあまりよくできなかったな、
気に入らないなという曲もあるでしょ?
気に入った曲だけを選んでCDにするんだよ。」
とても真剣にSYOTAくんに話しかけてくれました。
それを聞いたSYOTAくん。
「ひとつ夢ができますね。」
表面は落ち着いて見えますが、
SYOTAくんの心の興奮が、私にはひしひしと伝わってきました。
これまでは行事のための作曲でしたが、
今度はCDというひとつの作品にするための作曲です。
”自分で気に入った曲”というのがいいな。
SYOTAくんが自分で納得できる作品になったなら。
ピアノとは全く関係のないバーベキューという行事。
でも、そこにはいつも音楽があって、
音楽を土台とした交流があります。
大人も子どもも、全員がリラックスして過ごせる場所。
年月を重ねれば重ねるほど、熟成され育まれていく空間。
新しいものを追い求めるのではなく、
これまで築き上げてきた関係を、
生徒さんが白髪に、私が入れ歯になるまで、
大切に育み続けていく。
そういう教室であれたなら。
昨日はホント、幸せな幸せな一日でした。
クリックで応援してネ♪
あんまり楽し過ぎて、写真を撮るのを忘れてしまいました。 (^_^;)
写真は幹事のお母さんお手製の冊子。
ホームコンサート当日、みんなに配ってくださいました♪
生徒さんたちみんなが大きくなって、
定型発達の子に限らず、
発達障碍の子たちも1人でレッスンに通えるようになり、
親御さんとのコミュニケーションはメールだけ、
という方々が増えてきました。
中学2年生の子のお母さん。
「今日は絶対参加!って思って来たの!
だってぇ、レッスンには私が行くのを嫌がるから、
先生とのやりとりはメールしかできなくなっちゃったし。」
ホームコンサートやクリスマス会では、
お会いできてものんびりおしゃべりというわけにはいきません。
でも、バーベキューは焼いて食べて飲んで、おしゃべりするだけ。
今年は11時から18時まで2コマ分場所を借りていたので、
まったりできる時間がかなりありました。
この時間が親御さん同士や、
私と親御さんの関係を深めるのに大切な時間なんですよね。
子どもたちは主人と遊ぶことに夢中なので、主人にお任せ。(笑)
「保母さんになりたいなら、
ピアノは絶対やめちゃだめって言ってるの。
今はどうしても小学生のときみたいには練習しないんだよね 〜。
時間は作ればあるのに、部活があるからとか、
勉強があるからとか、結局小学生のときみたいには練習しなくって。
私の目の前では全然練習しないもん〜。」
「いやいや、●●ちゃんは、朝練習してるでしょう?
お母さんがいないときに練習してるんだよ〜。
今回弾いた曲は難しい曲だったんだよ〜。
跳躍はあるし、複雑な和音は多いし、シンコペーションだらけだし。」
そんな話をしていると、習い始めて間もないお母さんも、
興味深く耳を傾けてくださいます。
練習を思い存分できるのは小学生のうちと、
時々私がお話していることを思い出してくださったみたい。
久々にお会いできたご夫婦とは近況を語り合い、
パパは面白キャラクター炸裂で、
久々に子どもたちを笑わせてくれました。
このパパのお子さんは、
家の都合でしばらく行事に参加できず、
「どうせみんな、ぼくのことなんか忘れていますよ」
と打ちひしがれていたグレーゾーンの大学生。
高校では理解を得られないことが多かったようで、
寂しい思いをしていましたが、
ホームコンサートではたくさんのメッセージをもらい、
「先生。僕はとても嬉しいです。」と、
清々しい表情を見せてくれました。
集合場所にやってきたこの子は、
真っ先に、レッスン前後で会う子のところへ挨拶に行きました。
その後、昔グルー プレッスンで一緒だった、
久々に会う子にハグ!
この子が自分から誰かに話しかけに行き、
その上ハグをするなんて!
もうね、表情が違うんです。
リラックスして、伸びやかで、
その場の空気を信頼しているという表情。
このブログ右サイドバーにレッスン風景をご紹介している、
自閉症のりつくんは、基本1人で過ごしていますが、
本人には1人という意識はなく、
みんなが醸し出す雰囲気を存分に味わい、楽しんでくれます。
焼きそばを食べていたとき、
突然、「ああ、なんて幸せなんだ〜!」と大きな声で言ったと聞きました。
その場に居合わせたかった〜!
りつくんは、ずっと前からこの日を楽しみにしてくれていました。
りつくんに限らず、お教室の誰もが、
この行事を心待ちにしてくれているんですよね。
そして、楽しい思い出として、しっかり心に刻み込んでくれます。
大きくなった子たちが、
小さかった頃のバーベキューや旅行を、
鮮明に覚えてくれているのにはびっくりしちゃいます。
何年も前に、子どもと一緒にピアノを習い始めた初心者のお母さん。
家の都合で練習する時間、習う時間がなくなっていたのですが、
「先生、簡単な曲でいいから、
楽譜を読んで、その場で楽譜通りに指を動かす、
ボケ防止になるようなレッスンがいいな。
もうね、この年齢になると、
昔みたいに思うように動かないってことがよ〜くわかって。
それから、歌いながら弾いてみたい。
そういうレッスンができるなら、もう一度復活したいなぁ。」
と、嬉しい嬉しい希望をお話してくださいました。
楽しい楽しい弾き語り♪
歌をたっくさん知っている方なので、
あれもこれも弾き語りしてみたい!と、
選ぶのが大変なくらいなのではと思います。
いつから復活だろふ?
復活してくれたら嬉しいな♪
「●●ちゃんと、また連弾したい!」
「で、会場の人に歌ってもらうの!」
アイデアを申し込んできた中学2年生組の子たち。
目標はクリスマス会。
「2人とも忙しくて、
合わせの練習時間とかなかなか取れないんだから、
もう曲を決めないとだよ!
期限は、夏休み明け。
夏休み明けまでに、曲を決めて先生に教えてね。
そしたら、先生の方で楽譜を用意するから。」
2人ともひょえぇ〜!となりながらも、
連絡を取り合って決めるみたい。(笑)
弾きたい曲を、イメージ通りのシチュエーションで弾く。
こういうアイデアが生まれるのも、
心置きなく安心して伸びやかに過ごせる、
交流行事があるからこそと思います。
障碍のある子もない子も、ごちゃまぜの交流。
定型発達の子たちは、
小さい頃から発達障碍の子の存在が当たり前になっているので、
ホント、びっくりするくらい当たり前に、
発達障碍の子に話しかけ、会話をしてくれます。
これは、年齢差にも言えることで、
年齢ごとに分かれることなく、
みぃんなごちゃまぜで遊んでいるのを眺めていると、
とても幸せな気分になっちゃう。
年上の子たちは、小さい子の面倒をみてくれて。
面倒を見てあげてるって感じじゃないのがイイ!
一緒に遊んで、笑って、楽しんでいるんですよね。
発達障碍の子同士の交流も盛んになってきました。
小さい頃には考えられなかったこと。
みんな大きくなって、お互いの存在を認め合い、
自分たちから率先して会話できるようになりました。
発達障碍の子同士が2人きりで話しているのを目撃すると、
え?あの子とあの子が2人きりで会話している!
一体何をしゃべっているの?!と、耳がダンボになっちゃう。(笑)
で、気になった私は、
「ねぇ、2人で何をお話していたの?」と聞くのですが、
恥ずかしがらずに教えてくれるんですよね。
このときやりとりしていた内容が、
思いのほかしっかりした内容だったのだとわかり、
びっくりしてしまいました。
大人の介在なしに、
これだけの会話ができるようになっているんだなぁ、
なんて思うと、感慨深くなってしまいます。
ホームページ内にある『SYOTAの部屋』で、
自作の作品を紹介している、
広汎性発達障碍のSYOTAくん。
お友だちのお父さんが、
「ねぇ、CDを作ってみたらどうかな?」
とSYOTAくんに話しかけてきました。
売るとかいうのではなく、
自分の作品を形にするという意味でのCD。
1枚のCDにできるくらい作品がたまったら、
CDにしてみたら?という提案です。
「これまで作ってきた曲の中には、
気に入った曲もあれば、
これはちょっとあまりよくできなかったな、
気に入らないなという曲もあるでしょ?
気に入った曲だけを選んでCDにするんだよ。」
とても真剣にSYOTAくんに話しかけてくれました。
それを聞いたSYOTAくん。
「ひとつ夢ができますね。」
表面は落ち着いて見えますが、
SYOTAくんの心の興奮が、私にはひしひしと伝わってきました。
これまでは行事のための作曲でしたが、
今度はCDというひとつの作品にするための作曲です。
”自分で気に入った曲”というのがいいな。
SYOTAくんが自分で納得できる作品になったなら。
ピアノとは全く関係のないバーベキューという行事。
でも、そこにはいつも音楽があって、
音楽を土台とした交流があります。
大人も子どもも、全員がリラックスして過ごせる場所。
年月を重ねれば重ねるほど、熟成され育まれていく空間。
新しいものを追い求めるのではなく、
これまで築き上げてきた関係を、
生徒さんが白髪に、私が入れ歯になるまで、
大切に育み続けていく。
そういう教室であれたなら。
昨日はホント、幸せな幸せな一日でした。
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