2007年11月22日
ピアノ導入教材を眺めて(5)調の導入
私はバイエルで育ったクチなのですが。
バイエルの短所をそのまま自分の短所にしてしまった感があります。
もちろん今は克服してるんですヨ。
ただ、克服するのに時間がかかった気がするんです。
バイエルの短所。
それはしばらくハ長調だということ。
途中からト長調やヘ長調が出てきますが、
出てくる調の種類が少ない。
最近の教材は、この短所へアプローチした教材が多いですね。
いろんな調に導入期から触れておくほうがいい・・・という、
時代の流れがあるんですネ。
もちろんバイエルを使っててもいいんですよ。
バイエルは曲の構成がしっかりしていたり、
手の形が安定しやすいなどの利点があります。
バイエルで移調して遊ぶ・・・ということだってできるわけですから。
ただ、それでは話が終わってしまうので(笑)、
今はどんな形で様々な調に触れるようになってきているのか・・・、
というお話をしていこうと思います。
自分のお教室のための教材を探していた10年前のコト。
ほよよよぉ〜!と目から鱗だったのがコレなのです。
5指の型で様々な調に触れる・・・というものです。
これなら簡単!しかも楽しい!!
過去の自分が悲しくなりましたヨ。(T_T)
123454321と弾けばいいだけ。
まずは、白い鍵盤からの5指の型を弾けるようになります。
楽譜で覚える必要なんてないんです。
耳と体だけです。
子どもにとっては、その方がラクチンなのデス。
私が使用している教材ミュージック・ツリーでは、
テキストブック2に全音と半音が出てきて、
この5指の型でハ長調、ニ長調、ヘ長調が出てきます。
この中に「移調してみよう」というアプローチが入ります。
・・・・・もちろんそれ以前にも、いろんな調の曲が出てきています。
それこそ2の指を使って演奏するだけの曲の頃から。
私はこの時点で、白い鍵盤からの調すべてを弾くようにしています。
ロ長調だけ音を探すのに苦労しますが、
それ以外の調は、結構スイスイ見つけてくれるものなんですよね〜。
子どもの耳は柔軟デス。
2の指しか使っていない頃から、
様々な調の曲に触れているというのもいいのでしょうね。
黒鍵への違和感も、最初の頃から黒鍵に触れているのでありません。
その後、短調の5指の型を覚えます。
長調の3の指を半音下げればいいだけなんですよね。
体で長調と短調の違いを感じることができる。
これは私にとって目から鱗のことでした。
ミュージック・ツリーはピアノと楽典が一体化しているのが特徴です。
これはバスティンにもいえることですネ。
私はミュージック・ツリーを使っているので、
ミュージック・ツリーのアプローチ方法についてご紹介しましょう。
ミュージック・ツリーでは、この5指の型と同時に完全5度を覚えてしまいます。
バスティンは結構早い時期に、トニックとドミナントの和音をおさえ始めますよね。
ミュージック・ツリーでは長3和音、短3和音は覚えますが、
いずれも分散和音でしか出てきません。
また、トニックとドミナントも主音と属音という1音で演奏します。
その代わり、自分で伴奏をつけてみようという試みがあります。
1音だけを弾けばいいので、とっつきやすく気軽に楽しめます。
これは、私のイメージでしかないのですが、
ミュージック・ツリーとバスティンはとても似ているところがあるなぁと感じます。
確かミュージック・ツリーの開発が先で、
その後にバスティンが出版されたと思うのですが、
ミュージック・ツリーのよいところをそのまま受け継ぎ、
それをさらに万人向けにしたのがバスティン・・・というのが私の印象です。
・・・・・ただ、これはあくまでも私の私的な感想ですヨ。
どう感じるかは、それぞれ指導者によると思うので、
私の感じ方が絶対だとは思わないでくださいネ。
ところで、私が本格的に”調”というものに触れたのは、
ハノンのスケールだったような気がします。
昔は残酷でしたねぇ〜。(^_^;)
だって、いきなり4オクターブですよ!
そりゃ調に対して苦手意識を持ちますよ。
しかも、それをそのまま自分の演奏に生かせていたかというと、
まぁ、テクニック的には生かせていたでしょうが、
”楽典を演奏に生かす”という意味では、
まったく何も学んでなかった気がします。
・・・・・もちろん机上のコトは頭にあったんですヨ。
全半全全半全全とかね。機械的ですねぇ。
その点、今の教材はかなり改良されて、
調がとても身近なものになりましたよね。
最近はどの教材もハ長調にこだわらず・・・、
という方向で作られているような気がしますし。
1本指でしかまだ弾けないというプレの段階から、
様々な調のカラーに触れていること。
これってすごく大切なことだし、そのほうがずっと楽しいですよネ♪
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