2006年09月30日

2拍3連

2haku3ren-1







この2拍3連。
弾く人も大変ですが、教える側も大変です。(笑)
で、最近これはイイ!という指導法を発案♪
早速ご紹介したいと思います。
みなさんに合う習得方法だとよいのですが・・・。
私にはぴったんこハマッタ指導法です。

1)両手の大まかなタイミングを覚える。

ここでは大まかでいいんです。
細かな点は、あとで修正可能なので。
まずは左右のタイミングを以下の方法で覚えます。
これを何回もリピートして叩けるようにします。
2haku3ren-2









2)右をターターターと言いながら、1)を叩く。

1)のリズム譜は色分けしているので見やすいのでは・・・と思います。
右の赤が3連に相当しています。
1)の方法で叩きながら、右の3連を感じる練習です。
このとき、「タンタンタン」では3連を感じにくい上、
左右タイミングの微調整がしにくいので、
必ずモールス信号のように「ターターター」と唱えます。

3)左を「タートー」と言いながら、1)を叩く。

今度は、2)の逆です。
こちらは「タートー」と唱えることをお勧めします。
「タンタン」でも「ターター」でも感じにくいのですが、
「タートー」だと拍を感じやすいのです。
この唱え方で、左右のタイミングの微調整が自然にできます。

2)と3)の方法でやっていけば、
無理に頭で考えなくても、自然に微調整ができてきます。
重要なのは、左右が同時に「横に」流れていると感じることです。
2haku3ren-4.bmp









2)と3)の方法によって、
頭の中で2つの旋律が同時に鳴るようになります。
これを感じることができれば、
細かなタイミングは自然に微調整されていきます。

ところで、これらができるようになったからといって、
すぐ楽曲に応用できるかというと、そう上手くはいかないものです。
原因は3連符への切り替えができないことにあります。
2拍3連の小節だけは演奏できるのに、
前の小節から弾くとわからなくなってしまうのです。

そこで、上記の練習と同時進行で、
以下の練習をします。
2haku3ren-4




3連符が「タタター」などと最後の音だけ間延びしてしまわないよう、
1拍の中に平均に3つの音を入れます。
私が気に入っている唱え方は、
「タッタッ タッタッ タトト タトト」です。
これは、誰にやってもらってもわかりやすい唱え方のようです。

2haku3ren-5




こちらは、「タンッ タンッ タートートー」です。

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この記事へのコメント

1. Posted by ごん   2006年10月01日 00:45
私も苦労しましたね〜>2拍3連
幻想即興曲は、基本的にそうですし。
私の場合は、耳で聞いて、ひたすら感覚で覚えた感じです。
当時のピアノの先生は、理屈で説明されなかったので、、、
(あえてしなかったのかな?)
大人になってから習う方がやっぱり、
深く考えすぎてダメなのかもしれませんね。
2. Posted by 中嶋   2006年10月01日 12:22
>ごんさんへ
私も苦労しました〜。やってもやっても、毎週直された記憶が・・・(^-^; どちらかを平均的に入れられると、どちらかが崩れての繰り返しでした。(_ _;)
3. Posted by さかな   2006年10月09日 11:18
やっぱり2泊3連という名前があったんですね(^.^;

(いつも「あれ」とか「それ」とか言ってました)

ドビュッシーのアラベスクで覚えました。

弾いてるうちに出来るようになりました〜。
4. Posted by 中嶋   2006年10月10日 11:59
>さかなさんへ
ドビュッシーのアラベスク、素敵な曲なのに2拍3連で苦労する曲ですよね〜。