2006年06月30日
骨格を知ること
最近、骨格って大切だなぁと思わされることが重なり、
ミューズ図書館に投稿しました。
6月22日のブログ記事「リズム練習が一番?」の最後の方、
【まとまりを感じていない、音の動きを把握していないため】
に通じる内容かなぁ〜。
いつも自分が考えていることをまとめる機会に、
ミューズ図書館やブログを利用しているのですが、
今回も改めて認識する機会になったなぁ思います。
なんとなぁく感じているのと、
こうやって文章にしてはっきりと認識するのとでは、
随分違いますよね。
こういうとき、HPやっててよかったなぁ〜と思います。
これからもブログやHPをどんどん利用して、
具体的に理解する機会を持ちたいな♪
最近大切だなぁと思うこと。それは「骨格」です。生徒さんたちの演奏を聴いていると、骨格が見えていないがために苦労している場合が多くあります。音楽の流れが見えていない。流れが見えると、こんなにも歌える!こんなにも弾きやすい!ところが、音符が細かくなればなるほど、1つ1つの音符にとらわれてしまい、全体の流れが見えなくなってしまうのです。
例えば、ブルグミュラーの「優美」。骨格が見えてくると、32分音符をどのように弾けばよいのかが見えてきます。
1ページずつの画像クリックで大きく見られます。
全体はとっても単純です。骨格が見えてくると、重要な「ドミナント→トニック」の流れも見えてきます。どの音が「飾り」で、どの音が「主」なのか。私は生徒さんに、まずこの骨格を楽譜から見つけ出してもらい、それを弾いてもらいます。32分音符についての細かなテクニック云々前にこれをやると、優美な32分音符に自然となっていくからです。
また、この楽曲の場合、骨格をはっきりと見ることによって音の流れがどうなっているか一目瞭然となりますね。最初の4小節は、次第に音が上がっていきます。次の2小節で音が下行し、最後は上行で終わります。9小節目以降は、左手の骨格がはっきり見えたことで、リズムに「揺れ」が生まれていることに気づかされます。この揺れを感じて演奏すると、1〜8小節目までの音楽との違いがはっきりし、変化を楽しみながら歌うことができます。
こういう細かな音符を多く含んだ楽曲の場合、骨格を発見することでメロディやハーモニーの変化が見えてきて、楽しく演奏することができるようになります。その上、テクニック面でも弾きやすさが格段にアップします。細かな音符だらけで弾きにくい!譜読みが大変!と思う曲に出会われたら、この骨格探しがオススメです。全体がすっきりと見えてきて、楽しく演奏できますよ。
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