鍵盤

2007年06月15日

弾けるようになったのに練習するの?

発達障害の子のお話。
いつもは弾けるようになると丸がもらえるのに、
本番を控えているときは丸がもらえない。
しかも、練習しなきゃいけない。

何故なんだぁ〜〜?!

なのです。(笑)
先日話題にした自閉症の子同士で連弾をする子。
ブログに書いた後、
「完璧に弾けるようになったので、練習しません。」
と、家で全く弾かなくなったとのこと。(^-^;

案の定2回目の合わせの練習のとき、
まぁったく弾けなくなっちゃってマシタ。
自閉症の子は、ほんっとうに素直なのです。
そうだねぇ、弾けるようになったんだもんねぇ。
思わず納得しちゃう私。

で、こんな説明をしました。

「弾かないでいると、忘れてしまって弾けなくなります。
17日の本番までは、忘れないように練習し続けます。」


根が素直なので、お家では
「先生と約束したから、練習する。」
と練習してくれた様子。
お陰で、3回目の合わせのときは、しっかり弾けていました。
本番まで曲を維持するって大変なこと。

もう1人いつも丸がもらえるのに、
最近は全然丸がもらえない・・・と悲しんでいる子の場合。
この子は自閉傾向のとても強い子。

そこで、今日のレッスンで説明することにしました。
もっと早くから説明していてあげればよかったなぁ・・・反省。(_ _;)

「弾かないでいると忘れちゃいます。
17日に忘れていたらどうなっちゃうかな?」
「弾けなくなっちゃう。」
「そうだよね〜。
だから、17日までは忘れないための練習をするんだよ。」


何を忘れないでいたらいいのか。
なるべく具体的に説明するようにしました。
「この曲は、しりもちをつかないこと。
きれいな音で弾くこと」
そういった具体的に忘れたくないことを、
改めて説明しました。
じゃないと、どんどん荒くなっちゃうんですよね。
これではもったいないですものネ。

やっぱり説明って大切。
説明の必要性に気づかずにいることが結構ある私。
なんでもっと早く気づかなかったんだろぉ・・・と。

ちなみに説明するときは、
なるべく文字にしながら説明するようにしています。
文字で伝えた方がはっきりと認識してくれるからです。
そのとき、声に出して読んでもらうようにしています。
確実に本人に理解してもらうためです。

自閉症のお子さんの場合は特に、
1に説明2に説明、3,4がなくて、5に説明・・・って感じがします。
みんなとても素直で真っ直ぐな性格なので、
理解して納得してもらうことが一番の近道なようです。


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2007年03月15日

ピアノの歴史10【スクエア・ピアノ】

ピアノの歴史 銑は、ブログカテゴリ『音楽/ピアノの歴史』からご覧ください。
【スクエア・ピアノ】

ジルバーマンが亡くなった直後、
プロイセンとオーストリアの間に7年戦争が勃発しました。
ベルリン楽派の優秀な音楽家たちは次々に宮廷を離れていき、
ジルバーマンの技術を受け継ぐ弟子たちは、
1760年集団でイギリスへ渡ります。

弟子たちのリーダーであったツンペは、
1761年に自分のアトリエを持ち、
そこでスクエアピアノを製作しました。
現存している最も古いスクエアピアノは1766年製のものです。

Squarepiano

これは国立音楽大学所蔵のスクエアピアノ。製作年代はわかりません。

この楽器、クラヴィコードに似ていると思いませんか?
当時のフォルテピアノは、
古くからある鍵盤楽器の外形や装備を受け継ぎました。
スクエアピアノはクラヴィコードから、
グランドピアノはハープシコードから受け継いだのですね。

ツンペの発音機構は、イギリス式シンプル・アクションと呼ばれています。
ジャックがハンマーレヴァーの根元を突き上げる方式で、
木のハンマーはなめし皮で巻かれていました。

スクエアピアノは小型で経済的だったため、
イギリスで爆発的な人気を勝ち得ます。
クラヴィコードに比べると音量が豊かでしたし、
スピネットに比べると表現力が豊かだったからです。
1770年代には、1年に何百台も製作されたそうですよ。


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2007年03月12日

ピアノの歴史9【ドイツで初めてのピアノ】

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【ドイツで初めてのピアノ】

1709年、イタリアのクリストフォリがピアノを開発したおよそ25年後のこと。
ドイツのオルガン製作者ジルバーマンが、
1720年製クリストフォリのピアノと酷似したフォルテピアノを製作しました。
  ・・・・クリストフォリのピアノに関する論文を読んだとも、
    あまりに酷似しているので現物を見たのではないかとも言われています。

プロイセンのフリードリッヒ二世は、この楽器に興味を示し、
ジルバーマンのピアノを7台購入しています。

1747年、J.S.バッハはフリードリッヒ二世の宮廷に招かれました。
フリードリッヒ大王自身はフルートが得意で、
その伴奏者として大バッハの息子、エマヌエル・バッハを召抱えていました。
孫の顔を見るためライプツィヒからベルリンへ赴いた大バッハを、
フリードリッヒ大王がサンスーシーの離宮に招いたのでした。

即興演奏が得意だった大バッハは、そこでさまざまな即興演奏を行い、
のちにそれをまとめてフリードリッヒ二世に献呈しています。
 ・・・・・『音楽の捧げもの』BWV1079

このとき、大バッハは1747年製ジルバーマンのフォルテピアノを試奏しています。
しかし、大バッハはこのフォルテピアノを気に入りませんでした。
当時のフォルテピアノは、まだまだ改良の余地ある未完の楽器で、
すでに完成されたクラヴィコードやチェンバロより劣って感じたのだと思います。

大バッハの指摘を受け、様々な改良をほどこしたジルバーマンですが、
息子が亡くなってしまったため、その技術をドイツに残すことができませんでした。
しかし、弟子たちによりイギリスへ移入されイギリス式のアクションとして発展していきます。
  ・・・・・大バッハの指摘は、バッハ研究者のシュピッタによって以下のようだったと
      言われています

      『バッハはその一台を弾き、音を高く評価したが、
      タッチが重いことと高音が弱いことだけを欠点として指摘した。』


また、息子のエマヌエル・バッハは当時のフォルテピアノについて、
このように語っています。
  ・・・・・『クラヴィーア演奏の正しい技法の研究』1753年出版

『ハープシコードは慨して合奏用、クラヴィコードは独奏用に使われる。
ちかごろのピアノフォルテは長持ちするし、
上手に作られているならば多くの長所がある。
ただ、この楽器のタッチは特別の研究を必要とするが、
それは、なまやさしいことではない。
このピアノフォルテは、独奏や、あまり大きくない編成の合奏では効果的である。
ただ私の考えでは、よいクラヴィコードは、音が弱いことを除いては、
音の美しさではピアノフォルテに劣らないし、
ベーブンクやポルタートをつけることができる点で、
ピアノフォルテよりすぐれている。』


私たちがハープシコードやクラヴィコードを前にしたとき、
改めて奏法を学ばなければならないのと同様に、
当時の演奏者は新しい楽器であるフォルテピアノの奏法を、
研究しなければならなかったのですね。


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2007年03月07日

ピアノの歴史8【フォルテピアノの誕生】

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【フォルテピアノの誕生】

クラヴィコードは、強弱がつき感情表現豊かな楽器でしたが、音量が貧弱でした。
ハープシコードは、音量は充分にありましたが、微妙な感情表現ができませんでした。
クラヴィコードのように豊かな表現が可能で、
なおかつ音量の大きな楽器はないものか?

現代のピアノに繋がるピアノが誕生したのは1709年のこと。
フィレンツェのクリストフォリの考案でした。
残念なことに、この史上初のピアノは現存していません。
ただ、クリストフォリは改良を続けたので、
現存しているピアノもあります。
  ・・・・1709年はバッハとヘンデルが24歳の頃です。


そのうち最古のピアノは1720年製のもの。
ニューヨークのメトロポリタン美術館が所有しています。
 ・・・・・ニューヨークへ行った際に見ることができたのですが、
     触れるわけでもなく、実感を持てぬまま帰ってきてしまいました。(_ _;)

クリストフォリ最後のピアノとして残っているのは1726年製のもの。
ライプツィッヒのライプツィヒ大学(旧カール・マルクス大学)の楽器博物館が所有しています。

この頃のピアノは、まだチェンバロの箱を借りての作品。
現代のピアノに比べるとハンマーも驚くほど小さいですし(親指くらい)、
弦も驚くほど細く短いです。
ハンマーの素材が現代とは違うせいか、
実際の音はというと、現代のピアノよりチェンバロに似て聴こえます

驚くことに、クリストフォリのピアノにはウナ・コルダ・ペダルが備わっていました。
キーに対して弦2本が張られており、
ウナ・コルダ・ペダルを踏むと、鍵盤が横にずれて弦1本を打弦する仕組みです。

その他にも現代のピアノに備わっている様々な機構が備わっていました。
例えば、エスケープメント
ハンマーが弦を叩いたあと、すぐに弦から離れるようにする機構です。
そして、バックチェック
戻ってきたハンマーがはねかえって再び弦を叩いてしまわないようにし、
次の動作へ移れるよう元の状態に戻しておくという機構です。

「ピアノもフォルテも出せるチェンバロ」(クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ)、
を発明したクリストフォリ。
クリストフォリが仕えたメディチ家の楽器目録には「アンピチェンバロ」と書かれています。
「小さなハンマーのついたチェンバロ」(クラヴィチェンバロ・ア・マルテレッティ)と
呼ばれたこともあったそうです。

クリストフォリのピアノは、「新しいチェンバロ」として受け止められたのですね。
「クラヴィチェンバロのための」と書かれた曲でも、
一概にチェンバロのためとは言い切れないということでもあります。

いつも当時って現代より自由だったんだろうな〜と思うのです。
バロック時代の楽曲は、ただ楽譜通り演奏するだけではなく、
途中にアレンジ(即興)が入ったりします。
舞曲形式の楽曲はリピートがついていますが、
2回目の演奏では楽譜通りに演奏せずに、
装飾音をつけてみたり、ハーモニーをつけてみたり。
様々に即興されたそうです。

楽器についてもそうです。
チェンバロで弾いたり、クラヴィコードで弾いたり。
場合によっては、あるソロ楽器のための楽曲を、
合奏曲に編曲してあったりもします。
1つの楽曲をいろんな編成で使いまわす・・・というか。(笑)
そういうことが日常的に行われていたんですよね。
ショパンの時代ですら家庭で楽しめるようにと、
ピアノコンチェルトを室内楽用に編曲して出版していたりするのですから。

バッハのフーガの技法は楽器指定がなされていません。
レオンハルトは、この曲をチェンバロのための曲だと解釈し演奏しています。

バッハ:フーガの技法&クラヴィーア練習曲集第2巻

パイプオルガンのための曲だと解釈する人もいます。
弦楽四重奏団がこの曲を演奏することもありますし、
他の編成による合奏で奏でられることもあります。
私はトン・コープマンとティニ・マトーの、
2台のチェンバロによるCDを持っています。

バッハ:フーガの技法


私はというと、どの楽器のためだという正解はなく、
バッハ自身も「この楽器編成でなければダメだ。」という意識は、
あまりなかったのではないかなぁ、などと想像しています。
大切なのはどの楽器・・・ということではなく、
音はどのような音形を形作っているのか、
ハーモニーはどこへ向かって進み、
旋律と旋律はどのように掛け合っているのか・・・ということだと思うからです。
それって、どの楽器にだって表現できることですよね。

っと、話が大分逸れてしまいましたが。<(;~▽~)
楽器博物館って楽しいですヨ♪


浜松市楽器博物館
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【フーガの技法/CD】
バッハ:フーガの技法 :グールド
バッハ:フーガの技法 :エマーソン弦楽四重奏団
バッハ:フーガの技法 :ムジカ・アンティクヮ・ケルン
バッハ:フーガの技法 :ジュリアード弦楽四重奏団
バッハ:フーガの技法 :ヘルムート指揮、ドイツ・バッハ・ゾリステン
バッハ:フーガの技法 :タヘツィ(オルガン)
Die Kunst der Fuge BWV1080/フーガの技法 :古典四重奏団
バッハ:フーガの技法 :シュトゥットガルト室内管弦楽団

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2007年03月06日

ピアノの歴史7【ハープシコードからフォルテピアノへ】

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【ハープシコードからフォルテピアノへ】

ピアノが普及するのは18世紀末のこと。
それまでは、クラヴィコードやハープシコードが主流でした。
クープラン、ラモー、スカルラッティ、ヘンデル、バッハ

では、ハープシコードの時代から突然フォルテピアノの時代へと突入したのでしょうか?
もちろん違います。
この2つの楽器は同時期に共存し、
ハープシコードからフォルテピアノへと橋渡しをした作曲家がいるのです。
バッハの息子たち、ハイドン、クレメンティ、モーツァルトなどがそうです。

ハイドンやモーツァルトを演奏するとき、ピアノだけを連想しますか?
それともチェンバロやクラヴィコードも連想しますか?
この時代の楽曲を見ると、
チェンバロやクラヴィコードのための曲と思えるものが多々あります。
モーツァルトが幼少期に作曲したものは、
チェンバロやクラヴィコードのための曲ばかり。
モーツァルトは旅行にクラヴィコードを持ち歩きました。

基本的に1770年代のウィーンではチェンバロが主流でした。
ウィーンは保守的だったのですね。
その7年後、モーツァルトはフォルテピアノをアウグスブルクで見て感激しています。
モーツァルトが21歳のときのことです。

1790年代にはウィーンでもフォルテピアノが優勢となります。
1790年ハイドンは、ある婦人にシャンツ製のフォルテピアノを勧めています。
ハイドン自身1788年にシャンツのフォルテピアノを購入した形跡があるそうです。
ハイドンが56歳のときのことです。

フォルテピアノが優勢になる以前、
これら作曲家の作品は、チェンバロやクラヴィコード、フォルテピアノと、
様々な鍵盤楽器で演奏されました。
ハイドンの初期と後期、モーツァルトの初期と後期の楽譜を、
これら楽器の変遷を想像しながら眺めるのも面白いですヨ。


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2007年03月05日

ピアノの歴史6【ハープシコード掘

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【ハープシコード掘

今回は大型のハープシコードについて。
演奏会などでよく見かけるチェンバロです。
この楽器についての最古の記述は14世紀末
現存している最古の楽器は16世紀のものです。
この時代の主要な製作地はイタリア。
薄手で細長いという特徴があり、
なんと脚を取り外して卓上に置けるものもあったそうです。
1つの鍵盤に対し1対の弦。
たがいに反対に向いた2本のプレクトラムでこの1対の弦を鳴らしました。

17世紀に入ると、主要製作地はフランドル地方へ。
  ・・・・・オランダ南部、ベルギー西部、フランス北部にかけての地域です。
なかでもリュッケルス一家が有名で、
厚手のケースに特徴のある銘器が製作されました。
ハープシコードには1段鍵盤のものと2段鍵盤のものがありますが、
2段鍵盤を取り付けたのは、フランドルの製作者たちでした。

余談ですが、チェンバロの演奏会へ通うようになり、
「チェンバロにも発展の歴史があるんだ!」と実感した私。
考えてみれば当然のことなのですが、
ピアノが発展する以前の楽器、
という固執したイメージに捉われていたんですね。
時代によって楽器の大きさも変わりますし、
それに伴い響きの豊かさも変化していきます。
個人的には、響きすぎる大きなハープシコードより、
ちょっと小さめのハープシコードの方が好きです。
 ・・・・楽器編成にもよりますが。ソロはその方が耳に優しく感じます。

ところで、これから話を進める前に必要な知識をちょこっとお話したいと思います。
チェンバロの本などを読んでいると「何フィート」という言葉が頻繁に出てきます。
8フィートというのは鍵盤通りの実音のことです。
この半分の4フィートだと、その音の1オクターブ高い音ということになります。
8フィートの倍の16フィートだと、1オクターブ低い音
これはパイプオルガンのパイプの長さからきている言葉です。
チェンバロは弦の太さや張力で音の高さを調整できるので、
弦の長さを示しているものではないそうです。

このハープシコード(チェンバロ)の新しい機能を見ると、
思わずエレクトーンを思い出してしまう私です。
ハープシコードにもエレクトーンのような装置があったんですね〜。
エレクトーンを始めて触ったとき、なんだこりゃ?と思ったコト。
鍵盤の実音より1オクターブ高い音や1オクターブ低い音を、
同時に鳴らすことができるんです。
エレクトーンは音色のほかに、そういう装置を使って音を作る。
ピアノでは考えられない装置です。

で、これと同じような装置がハープシコードにはあるのです。
17世紀はじめになると、
4フィート弦と8フィート弦の両方を鳴らすことができる装置が考案されました。
どういうことかというと、
上段と下段でフォルテとピアノを、弾き分けられるようになったということです。
実音だけのピアノと、4フィート弦も同時になるフォルテ。
これらは前回お話したストップの操作でコントロールします。

また、カプラーと呼ばれる機構が発案されました。
上下段鍵盤を連動させ、同時に二つの鍵盤に張られている弦を鳴らせるようになりました。
ハープシコードは、このようなストップ操作により音色を変えることができるのですね。

バッハのイタリア協奏曲をみると、
合奏(トゥッティ)とソロの対照を感じます。
チェンバロの上段鍵盤と下段鍵盤・・・のように当てはめると、
楽曲へのイメージがググッと広がると思いませんか?

ところで、これは余談ですが・・・。
リュッケルス一家が製作した2段鍵盤のほとんどは、
移調2段鍵盤だそうです。
いやぁ、これ驚きます。
上段と下段で鍵盤の配列が少しずれているんです。
例えば、上段C音の位置に下段鍵盤F音を置く。
下段鍵盤Fを弾くとC音が鳴る・・・という仕組みです。
なんとも弾きにくそう。(^-^;
でも、電子ピアノやエレクトーンにはこういう機能がありますね。
私はこういう鍵盤を弾くと頭が混乱して弾けなくなっちゃいます。
 ・・・・でもね、トン・コープマンがパイプオルガンを弾いている映像を見ると、
    弾いてる鍵盤と鳴ってる音が違ってたりするんですよね〜。
    こういう鍵盤で弾けないとパイプオルガンは演奏できないのかなぁ。



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