発表会

2012年06月26日

発表会でのメッセージカード♪

発表会でのメッセージカードについて。
今日ツィッターでツィートしたものです。


1人2枚以上書こうと、発表会会場に用意しているメッセージカード。みんな慣れて2枚と言わず全員に!というノリになっています。嬉しいのは発達障碍の子どもたち。みんな大きくなって、お母さんに代筆してもらわなくても書けるようになりました。それぞれの子の性格が出て読んでいて楽しい♪(笑)


このメッセージカードは他の子の演奏も聴こう!という目的で始めたものですが、それだけでなく他の子の成長も見守ろう!という効果があり、すごく気に入っています。親御さんたちが障碍のあるなし関係なく、他の生徒さんたちにたくさんメッセージを寄せてくださるんです。本当に感謝です。


時々すごいなぁと思うのが、「あ、この曲は誰々ちゃんが弾いていた曲だ!」などと、何年後かに発言する生徒さんや親御さんがいること。大人も子どもも、みんな楽しみながら他の子の演奏を聴いてくれているんですよね。義務感ではなく、楽しんでいるというところに喜びを覚えます。


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2011年06月13日

発表会無事終了♪

怒涛の数カ月に、昨日笑顔で終止符を打つことができました♪
1年で最も忙しい時期。
今年は例年にない予定が入った上、
震災後1カ月近く動きが取れなかったという心理的問題もあり、
追い込みが大変でしたが、
無事笑顔で一日を過ごすことができました。
生徒さんたち、本当にがんばりました。
みんなありがとう♪♪♪

私のお教室はほとんどが発達障碍の子。
定型発達の子は数える程しかいません。
2〜4名でグループを組んでもらい、
グループ名を決めてもらい、
自分たちで曲順を決めてもらっています。
もちろん司会のセリフも自分たちでできる限り考えます。

特に定型発達の子だけ、発達障碍の子だけ、
というグループ分けにはしていません。
入り乱れ状態。
私はこれが大好き。
いつの間にか、みんなの中にこれが当たり前という意識が定着したような気がします。
親御さんも生徒さんも自然体。
それがイイ。


重度知的障碍のお兄ちゃんを、
多動の自閉症の子が手を繋いで、
一緒におじぎをしてくれるステージ。
1年前には考えられなかったことでした。
こういう細かなちょっとしたことに生徒さんたちの成長を感じられるのが、
発表会のいいトコロ。


定型発達の女の子2名、自閉症の女の子2名の、
キャピキャピグループ。
みんな仲良くなって、グループの打合せは近所のファミレスで。
今年は自閉症の女の子同士の連弾という冒険がありましたが、
本番上手に合わせて演奏してくれました。
定型発達の子同士の連弾も、そりゃぁそりゃぁ心配だったのですが(笑)、
子どもの力はすごい。
本番バッチリ合わせてくれました。(ホッ)

こんな風に、発達障碍の子だけが心配というワケではないんですヨ。
実は、定型発達の子の方が直前まで心配させられることが多いです。
だから、障碍あるなし関わらず、
グループ全員で集まって流れの練習をすると、
お互いの演奏を聴くことで、
気持ちを高め合い刺激し合うことができるんですよね。
ホント、音楽に障碍の壁なんてない、といつも思います。


それから、自傷行為が出ちゃう子のステージ。
家を出る前、何かきっかけがあったらしく、
リハーサルに最悪のコンディションで現れました。
自傷行為が止まらず、泣きやまず・・・。
その後、お母さんに本番までの過ごし方についてお話したところ、
お母さん、本当にがんばってくれました。

一番心配だったお母さんとの連弾。
1人突っ走ることなく、きちんと落ち着いてお母さんと合わせてくれました。
本番この連弾を聴いたとき、涙が出てしまいました。
リハーサルから本番までの時間、お母さんがどんなにがんばったことか。
舞台裏に戻って来たお母さんと、
一緒に涙を流しながら抱き合いましたヨ。
「お母さんがんばったね!!」

それからね、このグループで嬉しかったのは、
この自傷行為の子のことを、
なだめてあげようとアスペルガーのお兄さんが、
この子の頭をなでてくれたり、
軽度知的障害のお兄さんが優しく会話してくれたりしてくれたことです。
大人の知らないところで、
こういう暖かなやりとりが育まれているのを見ると、
心がぬくぬくと暖かくなります。


自閉症の子の2人のステージ。
SYOTAの部屋のSYOTAくん。
昨年から異常にあがるようになってしまって。(笑)
今年は緊張に対応するためのレッスンを取り入れました。
本人とにかく焦るのです。
だから、キーワードは「落ち着いて」。
落ち着きを失う箇所というのが2,3箇所あったので、
その部分で「落ち着いて」と思うよう伝えました。

本番前、舞台裏へやってきたのSYOTAくん。
もうすでに表情がいっぱいいっぱい。パツンパツン。(笑)
ありゃりゃりゃりゃぁ〜、こりゃ危険だぞっ!と思った私。
「大丈夫だからね。落ち着いてね。」と言い聞かせました。
嬉しいことに、本番は自己コントロールをきちぃんとして、
落ち着いて演奏してくれました。
すごい成長!!

もう1人の子は、SYOTAくんよりずっと年下の男の子。
この子は中学受験やら運動会前の練習やらで、
本当に大変な中参加してくれた子でした。
本番2週間前、このままじゃ間に合わないぃぃぃ〜と私が焦るほど、
ボロボロの演奏だったのですが、
その後2週間の追い上げがすごかった。
バッチリ本番に間に合わせてくれました。

塾大変だよね。
みんなこの時期になるとレッスンお休みするのに、
大好きなピアノだからと参加してくれて、
しかもこうやって本番にきちんと間に合わせてくれて、
その上、1年前の演奏より成長した姿をみんなに見せてくれて。
この子は自閉症の子で、とにかく体のコントロールが不器用な子。
レッスンでこの子の動きを毎週見ている私は、
ここまで弾けるようになるのに、
どれだけの労力を伴うものなのかよ〜く知っています。
好きこそものの上手なれとはいうけれど、
なかなかここまで頑張れるもんじゃないですよね。
親御さんの手伝い一切なしに、
1人でがんばって追い上げ練習してくれました。
エライ!!


定型発達の小学4年生の子。
数年前、ピアノが大嫌いになったといってうちへやってきた子。
ピアノにおける全ての自信を喪失していた子。
「どうせできないもん」と、後ろ向きなことばかり言っていた子です。
ゆっくりな歩みでこの子の心を育むことに専念した2,3年。
1年ほど前チェロを習い始め、チェリストになるという夢を抱き始めました。
自発的にプロになるという意識に目覚めたので、
ピアノのレッスンを厳しくすることにしました。
この厳しさについてこられるだけの精神力がついていたからです。
チェロもピアノも、今までにない完成度の演奏を聴かせてくれました。
こんなに厳しいレッスンをしているにも関わらず、
相変わらず私のハグを受け止めてくれて、
いつもにこやかに「先生大好き」と言ってくれることが、なによりも嬉しい♪
信頼関係の上だからこそ成り立つ厳しさなのかもしれない、と最近思います。


今年中学2年生になった定型発達の子。
重度と軽度知的障害のお兄ちゃんお姉ちゃんを持つこの子は、
いつの間にかお兄ちゃんとお姉ちゃんを追い越して、
この子がお姉ちゃんになっていました。(笑)
本当に明るくて優しい子。
お姉ちゃんと定型発達の年下の子とのステージを、
笑顔で支えてくれました。
この子のこの自然体の優しさが、私は大好き。
この子流の優しさの表現というものがあるんですヨ。
それがね、いいんだなぁ。

この子のお姉ちゃん。軽度知的障害の18歳の子。
今まで「緊張しちゃうぅ〜」なんていっても、
それはみんなの真似して言っているだけで、
本人は全く緊張せずに演奏していました。
ところがところが、今年は驚くほど緊張していて、
舞台裏でこの子の妹と大ウケした私。
「緊張してんじゃん〜(笑)」(妹)

これまで緊張というものを知らなかった子が、
こうして本番緊張している姿を見ると、
大きな大きな成長を感じます。
あぁ、一歩大人になったのね〜なんですヨ。
この子もSYOTA君同様に、
来年から緊張に対応するためのレッスンを取り入れなきゃなようです。(笑)
照れたように笑いながら舞台裏へ戻ってきて、
「緊張しちゃったよぉ〜」と笑っていたのが、
めちゃくちゃかわいかった♪


そして最後は大人のステージ。
今年は大人のステージ1グループだけになってしまいました。
仕事で出られなかったグループが出てきてしまったこと、
あとはここ数年ママさんグループが出られなくなってきているからです。
ママは家を支える大切な存在。
時間の余裕がないとピアノのレッスンに通い続けることはできません。
長い人生、そういう時期もありますね。
私にできるのは、ただ待つことだけ。
そして、繋がっているということだけ。
繋がっていられるということの幸せを感じています。

というわけで、この2人のステージ名が笑える。
「気がつけば二人だけ」
古株グループです。(笑)
2人とも響きが本当によくなりました。
大人になってから、これだけ上達していけるってすごい。
仕事を持ちながらだもの。
しかも、お互い仕事を持っているにも関わらず、
(その上、片方は子育て中!)
連弾もしてくれました。

連弾って合わせの練習も必要。
その上、レッスン回数も増えるということで、
時間を捻出するのがとっても大変なんですヨ。
それでも楽しい曲を選曲してくれて、
ステージのオープニングを飾ってくれました。
(キューピー3分クッキングの曲)


そして、私。
講師演奏は、本当にキツイ!
キツイけれどやめられない。(笑)
ここから降りたら、自分の成長が止まる気がして怖いから。
年中人前で弾いているわけではないのだから。

ここ数年、緊張と上手に付き合えるようになってきた気がしています。
自分の緊張をコントロールできるようになってきたというか。
でもね、そういう自分がいても、
やっぱり本番は賭けなわけで。(笑)
舞台に出て弾いてみないことにはわからない。
で、なんとか今年も乗り越えることができました。
やっぱりその曲をどれだけ自分のものにできているか、という自負次第なんですね。
不安があればその分余分に緊張しなきゃいけなくなるわけで。
いかに準備してきたか次第。

この年になって、曲を熟成させることの重要性を身にしみて感じます。
一度少なくとも2ヶ月は熟成させたい。
一度仕上げて、それから熟成させて、改めて仕上げ直す。
熟成した曲と、熟成していない曲では本番の仕上がり具合と、
本番の精神コントロールがぜんっぜん違います。
ってことで、本番弾く曲は、もう1年前には決めておけ!ですね。
来年は何を弾こう。(笑)


発表会は、幸せな一日。
生徒さんたちの笑顔に囲まれ、
生徒さんたちのひたむきな成長に心打たれ、
親御さんたちみんなでみんなの成長を喜び合える、
私の人生において大切な大切な一日。

あったかい。
とってもあったかい。
こうして生徒さんたちと人生を共に歩めることに感謝。


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2011年06月07日

ちょっと一息

発表会を直前に控え、
脳内がめまぐるしく活動していた昨今。
毎年の目標。


本番1週間前にはすべての準備を整える


で、ようやく昨日すべての準備が整いました。
結構用意しておかなきゃいけないことって多いんですヨ。
忘れちゃ大変!


・がんばったで賞の賞品購入
・がんばったで賞の賞状印刷
・進行表作成
・プログラム作成


その中でも重要なのはここいら辺。
これを忘れると当日大変!
特に足台の出し入れ、
イスの高さチェック、(発達障碍の子が多いので、こちらですべてセッティング)
譜面台の有無など、
細かく進行表に記入する作業は、
脳みそがパンクしそうになります。(^-^;

うちのお教室はグループになってステージを作ってもらうので、
曲順も生徒さん任せ。
なのでソロも連弾も入り乱れ状態。
イス2台出したと思ったら、すぐに引っ込めて・・・なんてしょっちゅう。
小さい順に演奏するわけではないので、
足台の出し入れも入り乱れ、
事前のチェックを怠ると本番大変なことになっちゃいます。

今年はこれに加えてチェロとヴァイオリンもあるので、
そのたびにピアノ蓋を半開にしたり全開にしたりする必要があり、
危うく進行表に書き込むのを忘れるところでした。
(あぶないあぶないっ)


進行表
クリックすると大きくなります。


当日私は生徒さんの様子を見るので精一杯なので、
これらはお手伝いの方に一任することになるのですが、
お手伝いしてくださる方が混乱しなくて済むように、
また、手違いが生じないように進行表は必需品なのですヨ。
ぼうっとした頭で進行表を作成したら、
大変なことになっちゃうので、
集中力を維持して作成するのが大変。(^-^;
低気圧と闘いながらの進行表作成でございましタ。(笑)

でもね、これが済んでしまえばね、
あとは、レッスンと自分の練習を頑張ればいいだけ♪
脳内の混乱がおさまっただけで、かなり違う。(笑)
気持ちにゆとりが生まれてきました。ホッ

今年も楽しいホームコンサートになりますように。
みんなが気持ちのよい達成感と、
最高の解放感を得てくれますように♪
あとちょっと、頑張れ自分!


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2010年06月21日

夢のような一日&10年の歩み

昨日、無事ホームコンサート(発表会)を終えることができました。
ホームコンサートを開催するようになって、10年目の今年。
夢のような一日となりました。
いや、あれは夢だったのか?!(笑)

昨日の出来事を、いつものようにブログに書くことは、
思い出が軽くなりそうな気がして・・・。
この大切な大切な思い出は、
私の心の宝箱に、大切に大切にしておきたい。
だから、今年はホームコンサートの内容は書かないで、
彼と私の心の宝箱に、しっかりと納めておくことにしました。
生徒のみなさん、一生の思い出をどうもありがとうございました!!



line



ということで、今日はいい機会だから自分の10年の歩みを、
振り返ってみたいなぁと。
まぁ、いちいち自分の10年の歩みをブログに書くのも、
どうなんだ?!って話ですが。(笑)
自分の10年の歩みを文字にすることで、
私自身の人生を振り返るいい機会になるかな・・・と。
もともと私はこのブログを自分の頭を整理するために利用していたんだった、
そんなことを思い出しながら・・・。




ohana210年前の私は、本当に何も知らない音楽オンチでした。
なぁんて未熟だったんだろうと思ふ。
まぁ、今もまだまだ未熟なんだけれど、当時に比べたらずっとマシ。

最初は、指導法に熱中しました。
子どもの教え方。
私ってどんな風にピアノを弾いているんだろう?
自分の奏法を確認する機会にもなりました。
いろんな本を読みました。
手の機能、手の筋肉、指の筋肉、一体私はどこをどうやって使っているの?
結果、私が上達しました。(笑)


指導するって、自分が上達することなんだなぁ・・・を実感です。
また、テクニック以外に当時悩んでいたのが表現とは?ということ。
自由に表現してもらいたい。
でも、それをどのように指導したらよいのかがわからない。
表現とテクニックが、私の中で一致していなかった。
本当は表現ありきでテクニックがあるはずなのだけれど、
その一致が私の中でしきれいていなかった。

それもそのハズ。
今思うと、楽譜の読み込み能力が弱すぎたんだなぁ・・・。
たまたまネットで出会った友人が、作曲を本格的にやっていた人で、
とにかくこの人からあらゆるものを盗もう!と決意。(笑)
そして、とても暖かな人柄のこの友人は、
どんな質問にも気軽に答えてくれ、
出し惜しみもせず、私の盗もう!という気構えを快く受け入れてくれたのでした。
私は、本当に人に恵まれるのデス。
ときどき「恵美子」なんて名前じゃなくて、「恵子」でもいいと思うほどに。


この友人との出会いが、私の音楽視野を広げるきっかけとなりました。
とにかく盗みまくったので。(笑)
私らしい演奏ができるようになったのは、
楽譜との付き合い方を覚えたからだと思います。
楽譜を通して作曲家と会話することができるようになった。
そうしたら、自然と表現ありきでテクニックの練習ができるようになったのです。


この時期思っていたこと。
それは、今の自分の指導法を上達させたければ、
あとは私自身の音楽世界を広げ、奥行きを持たせるしかない、ということでした。
私の音楽が、そのまま指導に出てきちゃう。
奥行きと広がりを持っている先生に指導を受ける生徒さんは幸せ。
同じことを教わるんでも、絶対に生徒さんに与える影響力が違うはず。
なによりも、魅力が違う!
私はそんな風に考えていました。
だから、今の私の生徒さんに申し訳ない!と。
いやぁ、焦っていたのですヨ。このままではいかんっ!だったのです。


こんな勉強を自分に課しつつも、
私の人生を大きく変える出会いにも遭遇しました。
発達障害の生徒さんたちとの出会いです。
こんなにも心が純粋な人間がこの世にいるなんて!!
私の心を暖かく癒し、優しさを教えてくれたのが発達障害の子たちでした。
いや、優しさだけじゃないんだなぁ。
とにかく素直なんですよ。
だから、私も素直になれる。
素直さは、人生を豊かにしてくれますネ。


一時期、発達障害の生徒さんがどんどん増えてきて、
悩んだ時期もありました。
こんなに勉強しているのだから、
本格的にピアノをやりたいという生徒さんも教えてみたい。
そんな風に思うこともありました。
そりゃ、指導者だったら誰もが思うことですネ。(笑)
もちろん、私もそうだったのです。


で、考えた結果


「運命の流れに自分を委ねてみよう。」


という決断を下すことにしました。
生徒さんを自分で選ぶのではなく、運命の流れに委ねてみる。
そういう決断です。


結果、もちろん発達障害の生徒さんがワンサと増えました。
うちのお教室には、ネットからやってきた大人の生徒さん、
そして口コミで入ってきた発達障害の生徒さんばかり。
健常のお子さんは、発達障害の子の兄弟プラス2,3名といった具合です。


でもね、運命の流れに自分を委ねると決めてから2,3年後。
運命に委ねてよかった!と思う自分がいました。
もちろん今もそう思っています。
あの時の私の決断は間違っていなかった。
私の人生が豊かになるための決断だったのだと、今思います。


クリスマス会でのこと。
自分のお母さんがピアノを弾く番になり、
お母さんがピアノの前に座った瞬間。


「ママ!がんばって!!」


1人の子が大きな声で言いました。
それを受けて、他の子も


「がんばって〜!」


私が感動した瞬間。
発達障害の子たちに出会ってからというもの、
感動する瞬間がそこらじゅうにあるという奇跡。
彼らは天使なのだと、いつも私が思う瞬間です。


レッスン中、私が風邪を引いて咳をコホコホさせていたとき。
ダウン症の女の子が、当たり前のように背中をさすってくれました。
私の顔を心配そうにのぞき込みながら。
あれも忘れられない思い出。
レッスン中、あまりの感動に泣きそうになった瞬間でした。


発達障害の子の存在は、
周りの人間を優しくさせてくれます。
障害があるからというのではなく、
彼らが自然体で、いつも素直だからです。
周りの子たちが優しくなる。
周りのお母さんたちが優しくなる。
いつの間にか優しい輪が広がる。


音楽ってこういう輪の中で奏でられるべき。
いつもそう思います。
音楽に携わっている以上、音楽的に生活していきたい。
音楽的なお教室でありたい。
それが私の願いでした。
そして、その願いをかなえてくれたのが、
発達障害の子たちの存在だったのだと、今実感しています。


最後に、自分の成長を褒めてあげよっかな。
よくやったと、じっくりと褒めてあげたい。(笑)
たまに、これくらいべた褒めしてあげたって、罰はあたらんでしょ。


何年前かなぁ。
私、人前で緊張することから抜け出せない時期があったのですヨ。
緊張病。
尋常じゃない時期でした。
必ず手が震える。心臓がバクバクする。
そして、必ず失敗する。


一体どうしちゃったんだろう?
毎回本番を前に自分が信じられず不安でいっぱいでした。
いつになったらこの緊張病から抜け出せるのか?
不安でたまらなくなった時期でした。
このまま緊張から抜け出せなくなったらどうなっちゃうんだろう・・・と。


丁度勉強を頑張り始めた頃のことです。
自分の演奏に対して厳しくなったのが原因だったのだろうと感じています。
視野が広くなってきた。
だから、自分の至らなさが目につく。
そして、本番少しでもいい演奏がしたいと欲が生まれる。
それが空回りしてした結果の緊張病。


それでも本番を経験するしかないと、
とにかく人前で弾く機会を多く設けるようにしていました。
あるとき、東京音大を首席で卒業した人と連弾する機会を得ることができました。
音に説得力を感じる、すごい魅力的な演奏をする人です。
何かこの人から盗まなきゃ!と、私もこの機会を逃すまいと必死。


本番直前。
舞台を集中したまなざしで見つめていた彼女を目にしました。
特に厳しい顔つきをしているわけではないのですが、
オーラを感じるような、集中を高める目つきです。
舞台をしっかと見つめるまなざしの後、本番。
彼女はにっこり私に微笑んで舞台へ出て行きました。


これか!
私はこのとき、自分の緊張病と付き合うコツがわかったような気がしました。
これから演奏するという覚悟。
演奏前の集中力を高める意識。
私に足りなかったのはこれ。
本番前というのに、どこか逃げ腰で覚悟ができない。
なんとか本番が終わりますように・・・くらいにしか思っていない。
演奏に対する覚悟がないんだもの、集中力なんか高められるはずもない。


これ以来、本番前自分に緊張を課すようになった気がします。
緊張を課すというとなんか変な感じがしますが、
緊張を呼び込むことで集中力を高めて覚悟する・・・といったところでしょうか。
覚悟ができると肝が据わる。
肝が据わると、いい具合に集中力が高まる自分がいます。


ここ3年ほど、引越があったり本番前にぎっくり腰になったりと、
人前での演奏機会が激減してしまいました。
5月のソレイユで久々に人前演奏。
連弾だったのでリハビリには丁度良かった。
そして、上手い具合に集中力を高めることのできる自分がいました。
どうやら本番との付き合い方をきちんと身につけてきたらしい・・・。
ちょっと自信が持てた瞬間。


そして、今回ホームコンサートでの講師演奏。
2週間前、なぁんでこの曲に決めちゃったんだろう・・・と思う私がいました。
いきなり速いテンポの曲です。
余程集中力を高めていないと、上手い具合に始まらない。
前奏曲という短い曲なので、途中で立て直すなんて無理。
冒頭が上手く流れていなければ、もう最後まで流れない。
その上、曲が思いのほか速い。
頭が余程クリアに集中できていないと、やらかしちゃう危険性大。


まだまだ未熟な私にとって、
かなり課題の多い曲だったのですよ。
家で弾けていたとしても、本番1発勝負で弾けなきゃダメ。
そこをクリアするのが難しい曲でした。


本番10日前。
1発勝負の練習をしていたのですが、
1発目は間違えないけどなんだかなぁ〜な演奏。
2発目は上手く弾けるのに。
その上、レッスンに準備にと集中力が激減。
体も疲労が重なり上手く弾けなくなっている自分がいました。


「これは体を休めねば!
もう弾けているのだから弾けている自分を信じて、
体を休めることに集中しよう。」



と方向転換。
レッスンと必要最低限の主婦業以外は、
とにかく休むことに。
寝る。マッサージする。ストレッチする。
お風呂にしっかりと浸かって、血行を良くする。


4,5日後には回復している自分がいました。
上手く弾ける。
一発目でいい演奏ができる。


これだ!!


このまま練習しすぎないように、
とにかく体調管理を万全に本番に臨もう。
これを目標に据えることにしました。
そして、練習は頭の中で。
最初から最後まで音を鳴らす。
自分が流れたいように頭の中で流す。
クリアに、とてもとてもクリアに頭の中で音楽が流れます。


これなら大丈夫!!


とにかく今の自分に自信を持つこと。
頭の中でクリアに最初から最後まで音楽が鳴らせること。
これって、私が本番前必ずやっていることなのですが、
これができないと不安でたまらなくなります。
そして、その不安は的中しちゃうのですヨ。
頭の中でクリアに鳴らせる音楽は、必ず上手くいく。


そして昨日のこと。
成長した自分を感じる本番を迎えることができました。
こういう曲で、ここまで集中力を高めて、
人前で演奏することができるようになったんだなぁ、と。
その上、演奏に必要な体調管理という、
自分の体との付き合い方も身につけつつあるようです。


ここ数年腰の調子もあり、
テクニック的に自分の手中に収まるような曲ばかり弾いていた私。
それはそれですごい勉強になったのだけれど。
でも、久々に挑戦しなきゃいけないような曲と対面し、
久々にそういう曲を人前で弾くという機会を自分に設けて、
久々に驚くほどの緊張感と気の引き締まりを感じました。


こういう引き締まった気持ちもいいもんだなぁ〜


なんて思える自分がいて。
なんか強くなったなぁ〜と思った次第。


私って、自分を成長させるのに、
人の数倍時間がかかっている気がします。
精神的に強くなることについてもそうだし、
勉強にかかる時間だって人の数倍いるような気がするし、
とにかく不器用だし。
この程度の精神力や楽譜の読み込み能力なんて、
手に入れている人は、すでに高校生や大学生で手に入れているわけで、
私ってなぁんて遅れてるんだろう・・・なんて思ったり。


でもね、私には私のスピードがあるし、
私には私の人生がある。
というか、私は私でいるしかないわけで、
こんな自分に付き合って生きていくしかないわけですよね。
こんな自分を受け入れる覚悟?!とでもいうのでしょうか。
どうしようもない自分を、どうしようもないと嘆いていたところで、
なぁんにも始まらないので、
とにかくこんな自分をなんとか育てていかにゃならん。(笑)


なんだか、私の10年はそんな10年だったように思います。
そして、ふと後ろを振り返ってみると、
結構充実した10年で成長したじゃない!なのデス。
そして、こんな風に私を育ててくれたのは、
生徒さんとの出会いがあったからこそ、なんですよね。
ホント、生徒さんあっての私なんだなぁと思います。
生徒さんがいなかったら、確実に今の私はいないもの。(^_^;)
もともとぐうたらなんだから。


これから先10年。
今度はどんな10年になるんだろう?
今の自分に満足せずに、さらに成長していくことができたら嬉しい。
10年後の自分が、今の私を


「あの頃は、まだまだ未熟だった。今思うと恥ずかしい。」


と思えるような自分でいられたらな〜と思います。


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2009年12月02日

発表会の打ち上げ

先日子どもの打ち上げがありました。
いつも6月にある発表会。
打ち上げはバーベキュー大会というのがここのところの通例でしたが、
今回は時期も時期。
場所を借りてオリジン弁当のパーティ惣菜を持ち込み、
ジュースやお酒、デザート付きの楽しい打ち上げとなったのでした。

それにしてもお母さんたちのアイディアってすごぉい。
フルーツとレモン絞り器持参でフレッシュな焼酎割りがあったり、
飴玉で作れるわたあめを作る機械があったり、
そりゃぁ楽しい美味しい打ち上げだったのですヨ。

現在使っているホールに、
花を飾って集合写真を撮るという発表会らしい形になってから、
いつの間にやら来年で10年?!
びっくりです。
そりゃぁ、私も年とるし、生徒さんたちに背を追い越されるわけよね。<(;~▽~)

子どもたちもみんな仲良く、
いつの間にやらお教室の雰囲気が出来上がっていて。
これが年月の積み重ねというものなのかな・・・・と思ったり。
誰もね、ギスギスしてないんですよ。
子どもたちも仲良く遊んでいるし、
お母さんやお父さんたちも仲良くおしゃべりしているし。

面白いのは、親子セットで動いていないということ。
みんな他の親御さんに遊んでもらったり、
お話の相手をしてもらったりしていて、それが面白い。
あの子はいつの間にあのお母さんと仲良くなったのかしらん?なんて風景に出会ったりして。

先日とあるお母さんのレッスンをしていて、


「あれだけ長い時間一緒にいたら、
どこかでケンカが始まってもおかしくないのに、
全然そういうことなかったですね〜。」



と言われ、本当だぁ〜!と改めて驚きました。
なんででしょ?
場の空気が穏やかで和やかで、ゆとりがあったからかな。
気持ちにゆとりがあると、優しくなれる。

今年は11月の発表会だったため、クリスマス会はこの打ち上げと合同。
ピアノなしのビンゴ大会だけという形になったのですが、
それを受けて彼曰く、


「これからクリスマス会はピアノいらないんじゃん?
こうやってみんなで遊ぶので十分ぢゃん。」



いやいや、それはあなた、譲れませんヨ。
あなたはね、子どもと遊ぶのが楽しいからそれでいいのかもしれないけれど。


「年に2回、人前で演奏する機会を持つことは、絶対に譲れない!」


これは私の教育方針なのデスヨ、あなた。
なんてったってここはね、ピアノ教室なのだから。(笑)
打ち上げが楽しいのは、それまでがんばってきたからだし、
お互い仲良くなれるのは、みんなが同じ苦労をしてきているから。
共通の”がんばり”があるからこその、朗らかで楽しい企画。
人生ね、メリハリなのよ、メリハリ。

ところで発表会後の子どもたち。
なんだか今年の子どもたちは、例年と違うのですヨ。
他の子たちから受けた刺激、みたいなのが垣間見えるのです。
発表会後だらけるかと思いきや、
なんだかはりきっている子がちらほら。
それまで練習が嫌いだった子も、やる気満々。
お友だちと仲良くなればなるほど、
そのお友だちのがんばりを見て、刺激を受けるものなのですね。

人と人と
の繋がりって、やっぱり大切。
人生って、まずは家族との心と心の触れ合いがあって、
そこが充実していると、
社会で知り合った人たちとの心と心の触れ合いが充実してくる。

子どもたちが伸びやかなのは、
お母さんの愛情を一身に受けて、心が充実しているから。
生徒さん同士が仲が良いのは、
私の生徒さんへの愛情が生徒さんたちに伝わっていて、
私と生徒さんとの心と心の触れ合いがあるから。
そして、私が生徒さんたちと心と心を触れ合わせていく優しさを持てるのは、
私と家族との心と心の触れ合いが充実しているから。

この循環がよいように廻っていくと、
私の家族と生徒さんたちとのの心の触れ合いが生まれて、
さらに生徒さんへの私の愛情が深く豊かになる。
じゅんぐりじゅんぐり、愛情の架け橋がそこらじゅうに架かっている感じ。

今は10年前のお教室と違って、
子どもが思春期を迎えた悩みを持つ親御さんがいたり、
以前は独身だった大人の生徒さんが親になっていたり、
介護が始まった生徒さんがいたり・・・。
単色だったお教室の色合いが複雑な色合いに変化してきました。
私も義父との生活が始まったし。
時代の流れを感じます。

何も起こらない人生はない。
独身時代、必死で生きてきたつもりでも、
こうしてみると、それはかなり独りよがりな生活で、
勝手気ままだったんだなぁと感じます。
これから先の私は、
人を支えて人生を歩んでいかなければならない時代に突入しました。
私の周りにもそういう人がたくさんいて、
もうすでに介護を終えた人もいたりして。
そんな会話も増えました。

生徒さんたちの中にも、
人生の壁にぶち当たっている人、
人生の荒波の渦中にいる人、
10年歩んでくれば人生イロイロ。

それぞれの人生は、それぞれの家族でがんばっていくしかないことが多々あるけれど、
そんないろいろな人生を内包した、色とりどりなピアノ教室でありたいなと思う。
がむしゃらに家族だけの力でがんばらなきゃいけないことがあったとしても、
誰かが思っていてくれている・・・そう思えるだけで力になることがあると信じて。

私にとっての音楽って、そういうもの。
だから、そういうお教室でありたいし、
私が演奏するピアノも、そういう音楽でありたいと思うのです。

それにしても、10年ってなぁんてあっという間!!
一歩一歩踏みしめて歩いてきたつもりだけれど、
振り返ってみるとあっという間なものなんですねぇ〜。
これからも一歩一歩踏みしめながら、ゆっくり歩いていこう。


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emksan at 17:37|PermalinkTrackBack(0)

2009年11月12日

ホームコンサート(発表会)は幸せなひととき

先週の土曜日、お教室の発表会がありました。
うちでは発表会とは呼ばずにホームコンサートと呼んでいるこのコンサート。
会場から1人1人の演奏に「ブラボー」という掛け声が飛び交う、
家族全員参加といった趣のコンサートです。

私は舞台裏からの風景が大好きです。
ひたむきに演奏する生徒さんたちのうしろ姿が好き。
特に、連弾はほんわかした気持ちにさせられます。

自閉症の子と健常の子の連弾。
ママと娘の連弾。
知的障害の子同士の連弾。
自閉症の子同士の連弾。
自閉症のお兄ちゃんと妹の連弾。
ママさん同士の連弾。
OLさん同士の連弾。
夫婦の連弾。

それぞれにカラーがあってとっても素敵。
自閉症の子と健常の子の連弾は、
お互い初の経験でしたが、とても生き生きとしたいい演奏になりました。


「Hちゃんは、Sちゃんのことが大好きになったんだってヨ。」


とSちゃんに伝えたら、


「連弾しなかったらこんなに仲良くなんなかったと思う♪」


と嬉しいお返事。
本当に。連弾って特別なもの。
2人で一つの曲を仕上げるという共同作業というかネ。
そこから何かが生まれるんですね。


ママと娘の連弾。
2人とも負けず嫌いで笑えます。
ママが本番前まで、


「間違えてAに怒られるのが一番怖いぃ〜!!」


と言っていたのが微笑ましくて。
ママと子どもが対等になれる瞬間。
お互いへのメッセージカードも、心温まるメッセージで早く渡したいな♪


知的障害の子同士の連弾。
いつの間にやら高校生になっている2人。
子どもの成長は本当に早い!!
男の子など私や彼の身長をあっという間に飛び越して、
今ではグイッと見上げないと彼の顔が拝めません。(笑)

心が純粋すぎるほど純粋だからこそ、
ガラスのように傷つきやすい2人。
家が近所で学校も一緒の仲良しさん。
思いやり溢れる優しい笑顔の2人の連弾合わせ練習は、
ほんわ〜かした空気が漂って、
お互いを思いやる気持ちが伝わってきます。

ひたむきにピアノに向かう2人のうしろ姿と、
そこから奏でられる透明感あふれる美しい音色に、
感動しない人はいないでしょう。
2人の成長に涙がこぼれそうになった瞬間でした。


自閉症の子同士の連弾。
こちらもいつの間にやらぐんぐんと成長しちゃって。
170センチ以上のスーツ姿の男の子2人が並ぶと、すっごくかっこいい♪
2人とも私の腰くらいしかなかったくせにぃ。

初めて2人の連弾を決めたのはいつのことだったか・・・。
3年前でしょうか、4年前でしょうか。
あの時は私も親御さんも心配してたなぁ。
ブログにも書いたことがありますが、
いやぁ、自閉症のお子さん同士の連弾って、すごい冒険だったと思うんですヨ。

でもね、ふたを開けてみるとね、いいんですね〜。
最初から無理!なんて思っちゃいけない、と改めて思わされた次第。
一方は相手への思いやりと寛容な心を学び、
一方は演奏に厳しい相手からいい意味での刺激を受け、
これまた2人にしかできない美しい響きを会場に響かせてくれたのでした。


冒険といえば、今年一番の連弾冒険は、
自閉症のお兄ちゃんと健常の妹ちゃんとの兄妹連弾でしょう。
正直、私って勇気ある〜!と我ながら感心してしまった組み合わせデス。
ところがね、これまたふたを開けてみたら、
最終的に音のバランスにまでレッスンを持っていくことができたんですヨ。

自分勝手に自分のテンポでぐんぐん曲を進めてしまうお兄ちゃん。
自閉症のお子さんの多くがこんな風に弾くんですヨ。
成長するにつれてテンポが安定してくるのですが、
このお兄ちゃんはまだまだ超特急になりやすいのデス。
そんなお兄ちゃんを引っ張ってくれた小学2年生の妹ちゃん。
この子はとってもたくましい!たった1年でなんと成長していたことか。
グループのリーダーとして立派にみんなを引っ張ってくれました。

妹のことが大好きなお兄ちゃん。
妹を置いていっては大変と、いつの間にかテンポを安定させることを覚えてくれました。
私と連弾してもこうはならなかっただろうなぁと思います。
妹への愛情は偉大です!!

お兄ちゃんのことが大好きな妹ちゃん。
1オクターブ間違えて手を置いてしまいがちなお兄ちゃんの手をチェックしながら、


「いい?ゆっくり弾くよ。1・2・3・ハイ♪」


声掛けもばっちり。
自分が弾くのでも精一杯だろうに、それに加えてお兄ちゃんへの心遣い。
兄妹2人で演奏した『ロンドンばし』は、
兄妹が手を取り合ってたくましく渡り切る、微笑ましい『ロンドンばし』となったのでした。


ママさん同士の連弾もありました。
うちのお教室には親子でピアノを習っている人が結構います。
その方たちが「ワカバーズ」という名前でステージに立つようになって、
何年くらい経つでしょう?
今年はお休みで出られなかったメンバーがいたり、
新しく入ったメンバーがいたりで、ステージ名も「新生ワカバーズ」です。

ママさん同士の連弾はソロにしてもそうですが、
子育てとは全く違う趣味の領域で、
お茶をすると子どもの話題でもちきりになるママさんたちも、
このときばかりは、それどころじゃない!(笑)
自分の演奏で一杯一杯です。
でも、それがとっても素敵。そういう時間も大切。

それに、お友達のお母さんと連弾するママの姿。
ちょっとうらやましいなぁ。
私はただ「弾きなさ〜い!」と厳しく言われる側の人間だったので。
お互いにがんばろうね、と言い合える関係がとても羨ましい。
パパたちもママの連弾・ソロを応援してくれて、
もちろん愛情たっぷりの「ブラボー」の声かけ。

綺麗な衣装を着て、
普段見せない緊張した面持ちでひたむきにピアノへ向かうママの姿。
緊張で一杯の2人のうしろ姿を見て、


「がんばれ!がんばれ!!」


と小さくつぶやきながら応援する私。
ママさんたちが他の生徒さんの誰よりも緊張するのが
これまでの経験上わかっている私は、応援にも熱が入ります。
でもね、本当に素敵な演奏をしてくれたんですヨ。
経験ってすごい。
何度か緊張を体験して、どうしたらその緊張と付き合えるのかがわかってきて・・・。
とても美しい響きでなめらかなフレーズを客席に届けていらっしゃいました。
ママ、ブラボー!!


OLさん同士の連弾もありましたヨ。
一方は今回初参加の方。
一方は古株さん。
でもね、意外な共通点があり、ステージ名もそれに由来。
緊張していた初参加の生徒さんも、
古株さんのフォローのおかげで、いつの間にか柔らかな笑顔になり、
ホームコンサート本番を迎えることができました。

何度か自宅で合わせの練習をしていたらしく、
初めての組み合わせとは思えない演奏を聴かせてくださいました。
ピアノ経験者の連弾うしろ姿は、
安定した2人の呼吸を感じることができて、
他の連弾2人組とはまた違った味わいがありますね。
でもね、それとなぁく、2人の緊張が伝わってくるのが面白い。(笑)
何度本番を経験しても、やっぱり本番って緊張するんですよネ♪
そんな中、お互いの精神力で音楽に集中しようとするたくましさ。
私はそんなたくましさがとても大好きです。


最後に夫婦同士の連弾です。
お二人の結婚式に出席させていただいたのは、もう何年前?
今ではパパ、ママのお二人。
連弾のレッスンはかわいいお子さんも一緒に。
お子さんをお膝に座らせたり、背中におんぶしたりしながら、
たくましくレッスンを受けるママさん。
ママさんの個人レッスン中、懸命に子どもをあやすパパさん。
とてもとても素敵なご夫婦なのです。

2人の連弾はトロイメライ。
パパのセコンドがママのメロディを支え、
お二人が呼吸を合わせて演奏しているのがよくわかります。
ママさんの凛とした響きと、パパさんの優しく寄り添うハーモニー。
結婚式の際にもお二人の連弾を聴かせていただきましたが、
更にグレードアップした素敵な演奏でした。
この何年かでいい夫婦関係を築き上げているのだと、
音楽を通して伝わってくることの温かさ。
改めて、連弾っていいな〜と思ったんですヨ。


連弾だけでなく、ソロ演奏も、司会も、
みんな生き生きとして、一生懸命で、
その美しい姿が目に耳に焼き付いています。

ホームコンサートは一瞬の夢。
だからこそ、その瞬間は一番美しい。
あの楽しい瞬間はもう終わってしまったと思う気持ちは、本当に寂しいものです。
本当に昨日ホームコンサートだったんだろうか?と思うほど、
あまりにも楽しすぎる美しすぎる瞬間。

毎年同じように感動し、毎年その翌日1年で1番寂しい思いをし、
早くみんなに会いたい!と思う。
生徒のみなさん、たくさんのメッセージカードが届いています!
お楽しみに♪


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