指使い

2007年09月20日

指使いで音が変わる?!

指使いが全く書かれていない楽譜のレッスン。
これまたとっても楽しいものです。
何故なら「どの指使いがいいかな?」と、
私が悩む姿を生徒さんに見せられるからです。

そして一緒に、
「こっちより、こっちの方が○○じゃない?」と考えます。
弾きやすいための指使いもあれば、
欲しい音色が得られやすいから・・・という指使いもあります。

今日の生徒さん。
こんな楽譜に出会いました。

yubitukaiaaa

青い指使いは通常弾くであろう指使い。
私の好みは赤い指使いです。
この曲、速いテンポの2拍子。
張りのある音が欲しいところなんですよね。

手をおちょぼ口のようにすぼませると、
指の付け根が安定し、
必然的に指は棒のように固くなります。
スコーンという張りのある音が出やすくなるのです。

どちらの指使いも試してもらって、
やっぱりこっち!と生徒さんも納得。
この子はちょっと不器用な子なので、
これ以上複雑な指使いにはしませんでしたが、
同音連打の特性&2小節のまとまりを考えると、
1小節目は赤い指使いで、
2小節目は青い指使いで・・・
の方がさらに効果的かもしれません。

同音連打は指使いの宝庫ですね。(笑)
リズム感、まとまり、拍子感・・・それぞれの兼ね合いを考えて、
指使いを決定しようと思うと、
結構複雑な指使いになったりします。

この2小節についても、もっと細かいニュアンスを求めるなら
1小節目最初のミソ2つは赤い指使い、後のミソ2つは青い指使い、
2小節目の最初のファソ2つは赤い指使い、後の2分音符のファソは青い指使い。
これに限らず、いろんな指使いが考えられるんだと思うんですヨ。

指使いって本当に不思議です。
音楽は体と一体になって表現されるものなんだなぁと実感させられます。


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emksan at 17:31|PermalinkTrackBack(0)

2007年08月04日

指使いの面白さ

譜読みをしていて、
いつも面白いなぁ、楽しいなぁと思うのが指使い。
指使いひとつでニュアンスが変わるからです。

ところで、みなさんはソナチネ・アルバムの楽譜、
どの楽譜を使っていますか?
私はコレです♪

ソナチネアルバム 第1巻 今井顕 校訂 初版および初期楽譜に基づく校訂版 (Zen‐on piano library)

この楽譜、初版に基づいて書かれているんです。
これまで使用してきた楽譜と見比べる楽しさもあります。

で、今日のテーマ”指使い”なのです。
この楽譜には、作曲家自身による指使いと、
普段私たちが選ぶであろう指使いの両方が書かれています。
私は生徒さんに、どちらも弾いてみてごらんと言っています。
普段使っているものもいいけれど、
作曲家自身が書いたのもいいな〜という発見があるからです。

普段使っている指使いは、
現代ピアノに向いた指使いで、
作曲家自身の書いた指使いには歴史を感じますが、
テクニック的に見るのではなく、
ニュアンスで見ると「なるほど〜」という発見があったりするのです。

↓は、クーラウ作曲Op.55-1の5小節目です。

yubidukai

青い指使いがクーラウ自身のもの。
普段私たちは赤い指使いを使いますよね。
この指使いに出会ったとき、
「ほよよよぉ〜〜なるほどぉ〜!」とワクワクしちゃった私。

是非是非試してみてください!
感じ方がまるで変わります。
クーラウ自身の指使いの方が軽やかで、
次の小節に続く「ドミ」に行きたくなります。

当たり前なのかもしれませんがこの指使いの方が、
ずっと古典派らしい音楽になりますね。
12で始まる指使いは手首を使いやすく、
下手をするとレガートがかかりすぎて、
ロマン派のようになりかねません。

もちろん鍵盤の幅が今より狭かったからなんだろうなぁとか、
鍵盤が浅くて軽かったからなんだろうなぁなどといった指使いもあり、
現代ピアノで弾くにはちょっと・・・というものもあるんですヨ。
でも、だからといってすべて却下する・・・というのももったいないなぁと思います。

どちらの指使いも試してみて、
「ほうほうっ」と感じ方の違いを体験してみるのも、
目の前が開けて面白いものですヨ。


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2006年12月07日

指使い

ブログ用にピアノの歴史について 銑まで書いてあるものの、
これをアップしてしまうと、ぐ聞澆盻颪続けなければならなく、
躊躇しちゃいます。(^_^;)

というのも、さすがにヤバイ
ショパンのバラード2番。
本番が2月なのに、今から譜読み。
もっと早くから始めればよかった・・・・。(_ _;)
クリスマス会の譜読みと同時進行なので、
思うように時間が取れず。
せめてあと1ヶ月早く譜読みを始めていれば・・・。(T_T)

パデレフスキー版を主体として、
コルトー版ヘンレ版を見比べながらの作業。
指使い1つ決めるのにも、すごくすごく時間がかかります。
冒頭の部分も、指使い1つで演奏ががらりと変わります。
ここは基本的にコルトー版が気に入ってます。
一部そうしたい気持ちはわかるけれど、
私の手には合わない・・・という箇所は、
自分で考えた指使いになっていますが・・・。

この冒頭はしばらくペダルなしで、
指だけでも美しく聴ける音楽に・・・が目標。
ペダルを入れると耳も指も鈍るんですよね。
ペダルをつけたくなる気持ちを抑えるのが大変っ。<(;~▽~)

後半Agitatoの右手は、
パデレフスキーとコルトー入り乱れ。(笑)
速いテンポにするとパデレフスキー版より
コルトー版の方が粒の立った響きになりやすいので。
とはいえ、コルトー版ほど細かい指使いにしなくても、
思ったようなフレージングや音が得られる箇所もあったりするんですよね。

冒頭にしてもAgitatoの部分にしても、
複雑な指使いは手首などの動きや音楽と一体化しているものなので、
体に染み込ませるまで時間がかかりそう・・・。
でも譜読みの時点で音楽と動きを一緒に体に取り込んでしまうと、
そこから先がラクなので、ここでじぃ〜〜っくり取り組みたいところ。

譜読みには何時間練習時間があっても足りないですねぇ。とほほっ
一気に丸1日譜読みに使える日が連続3日あればいいんだけど。
・・・・・あぁ、私って不器用・・・・(T_T)

そんな贅沢はいってられないですね。(_ _;)
いかに短い時間を有効活用した練習をするか・・・。
かえって忙しいときの方が、いい練習ができるのかも。

あぁ、早くラクになりたい・・・・・。

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クリスマスには何を弾こう?


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