厳島
2012年06月24日
神様に呼ばれて・・・厳島(宮島)
厳島(宮島)に2泊してきました。
神様が呼んでくれている・・・そう感じていました。
そして、宮島を目の当たりにしたフェリーの中、
それは実感に変わりました。
一日目は曇り。
でも、これから奇跡の3日間が続くのです。
厳島神社と、その裏にそびえる神々しい山々に、
一日目から圧倒されました。
ああ本当に、ここは神の島なんだ。
多宝塔へ続く道。
多宝塔から宮島最古の神社、大元神社へ。
この神社周辺はとても静か。
柔らかく包み込んでくれるような、心地良いエネルギーを感じます。
その後、水族館へ寄り、再び大鳥居へ。
干潮だったので大鳥居まで歩きました。
昔は、舟で大鳥居をくぐって参拝するのが正式でした。
夜9時過ぎ、ライトアップされた大鳥居を屋形船で参拝しました。
この日は潮位が高く、夕方歩いた大鳥居周辺の潮位は2メートル。
舟を左旋回し、大鳥居を静かにゆっくりとくぐりました。
胸が高鳴り、心の震えが止まりません。
舟から眺める本殿に向け、手を合わせました。
屋形船参拝を終えた後、歩いて本殿まで向かいました。
ライトアップされた満潮時の本殿は、本当に美しい!
泊まった宿は綿水館。
宮島唯一、源泉かけ流しの温泉を持つ宿。
館内には本を読みながら、
ゆったりと自由にコーヒーやお茶を飲むことができる、
ブックカフェというスペースがあります。
温泉に入った後、主人との待ち合わせ場所はいつもここ。
一度このスペースに入ると、1時間くらいのんびりしてしまう。
2日目の朝は快晴!
前日まで雨だといっていたのに、朝窓を開けたら強い強い陽射し。
青空にそびえる大鳥居は、これまた美しい。
この日は絶対に登りたいと思っていた弥山へ。
厳島信仰の起源となるご霊体の山です。
宮島口からこの島までのフェリーの中で、
私が一番にパワーを感じたのも、この山でした。
なんとしてでももあの山に登りたい!
朝、快晴と知った時、
やっぱり神様は呼んでくださっているのだ、と改めて思いました。
標高535メートルの弥山へは、ロープウェイで登りました。
標高371メートル地点までは、
かわいらしい観覧車の乗り物のような箱に乗って登ります。
高所恐怖症の人は無理かも?!
でも、私にとっては最高の体験でした。
371メートル地点で30人乗りのロープウェイに乗り換え、
標高433メートル地点まで登ります。
ロープウェイは、ここまで。
標高433メートルから目指す535メートル地点までは、
歩きで登るしかありません。
ここは世界遺産に登録されている豊かな森、原始林です。
弥山の山頂手前には、1200年消えずに燃え続けているという火があります。
これは弘法大師が修行に使ったといわれる火で、
霊火堂の中で燃え続けています。
霊火堂の中はもくもく!
長く居続けると目から涙が出てくるのですが、
その煙がとてもありがたい。
そこから15分ほど山頂へ向けて歩きます。
この山は花崗岩でできているそうで、
あちらこちらに巨石があります。
どれもパワーみなぎる巨石で、
巨石のそばに寄ると、
手のひらがジンジンジンジンしてきます。
山頂には360度開けた展望台があり、
そこから望む瀬戸内海は絶景!
山頂からの下り道。
私が大好きな森のトンネルを抜けました。
これ↓は下山途中の風景。
ここに至るまで1時間以上歩いています。(大聖堂コース)
この頃には足がガクガク。
写真を撮っている余裕など、私も主人もなくて・・・。
あの森の小道から、この標高に至るまでほとんど写真がありません。(笑)
体力に自信のない方は、紅葉谷コースで下山する方がよいかも?!
それにしても晴れて本当によかった。
この登山道、岩の階段がとても多いので、
雨だと滑りやすくとても危険です。
この日は、前日雨だったにもかかわらず、
真夏日のような気温だったので、
雨によるぬかるみはほとんどなく、乾いていました。
ようやく大聖院まで下って。
この階段を下ってくるだけでもヒィヒィです。
足ががくがくするので、
膝がガクンと折れて転ぶんじゃないかと冷や冷やしながらの下山。
こんなにも美しい景色なのに!堪能する余裕なし!(笑)
朝8時半に宿を出て、下山後昼食にありつけたのは午後の2時。
あれも見たいこれも見たいと、山頂付近でのんびり過ごしたからなおさら。
その上、体力がないせいで下山にも時間がかかりました。
途中からお腹がギュルギュル鳴り始め、(笑)
下山後の遅い昼食は本当においしかった!
宿に戻り、温泉で汗を流した後、
再び大鳥居のもとへ。
この日は前日の曇り日と違って快晴。
快晴の干潮時の大鳥居も美しい!
その後、雰囲気のある町屋通りへ。
これ↓置物じゃないですヨ。
本物の鹿です。(笑)
宮島の鹿は神様の遣い。
そこらじゅうに鹿がいます。
当たり前のように、座っていたり歩いていたり。
宿に戻って夕食を食べた後、
今日が見おさめだからと、再びライトアップされた厳島神社へ。
5重塔もライトアップされて美しいので必見です。
厳島神社横から見上げるライトアップされた5重塔はスゴイ!
ただ、この日は金曜日。
前日の木曜日に比べて観光客が多い!
酔っぱらった観光客のグループが、
ライトアップされた厳島神社付近で大騒ぎしていたので、
静かにゆったりとした気持ちで本殿を眺めることができなくて残念。
翌日は、これまで見ることができずにいた満潮時昼間の厳島神社を堪能。
昼11時40分が満潮とわかったので、それに合わせて行動しました。
朝6時半に宿を出て、お気に入りの大元神社付近まで散歩。
この充実した3日間を感謝の気持ちで参拝。
お気に入りの楠木のそばに座り、しばしパワーを享受。
その後、干潮の大鳥居そばを通って宿へ戻り朝食。
朝食後、最後の温泉!
泊まった綿水館は本当に居心地が良くて、
最後の最後までこのお宿のサービスを味わい尽くしました。
11時にチェックアウト後、再び厳島神社へ。
厳島神社入り口付近で、平日にはみなかった舟の呼び込み。
夜、舟での参拝は経験済み。
でも、昼間満潮時の船での参拝はまだ!!
即決で乗船しました。
その後、厳島神社へ。
昼間満潮時の厳島神社を堪能しました。
この時気付いたのが、本殿の強力なパワーの存在です。
弥山で巨石のそばに寄った時、
手のひらがジンジンしたと書きましたが、
この本殿でも同じ感覚を得たのです。
ああ、ここには強力なパワーが宿っているんだ!そう実感しました。
その後、千畳閣(豊臣神社)へ。
1587年、豊臣秀吉が戦で亡くなった者への供養として立てたもの。
秀吉の急死によって工事が中止されたため、未完成の建物。
豊臣秀吉が祀られていて、重みと深みを感じる建造物。
千畳閣から望む弥山。
昨日あそこに登ったんだなぁと感慨ひとしお。
千畳閣からは厳島神社を眺めることもできます。
上から眺める厳島神社も雰囲気抜群。
この日は宮島に別れを告げる日。
横浜の家まで半日かかるのです。
名残惜しい気持ちで、フェリーから宮島を眺めました。
また絶対に来る!そう思いながら。
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