ピティナ

2020年10月18日

発達障碍お勧め本

発達障碍に関する本をお勧めするとき必ず筆頭に挙げる一冊。ピアノ指導者は生徒さんの身体的特性に悩まされることがしばしばあります。そのため発達障碍者の身体的不自由さについて多くを語ってくれているこの本はとっても貴重!

当事者であるお2人の対談なのですが、こたつに足を入れると足への意識がなくなり、足が消えたように思えるとか、雨が痛いとか、具体的なことがたくさん書かれています。

先日ピティナのセミナーで、2グループに分かれたディスカッションがあったのですが、どちらのグループでもこの身体的な特性が話題になったのが印象的でした。

時間に限りがあったこの日、全ての相談にはお応えできなかったのですが、早速2時間全部相談コーナーという講座が実現しそうです!11月11日になりそう。決定してピティナの申し込みサイトが立ち上がり次第、こちらでお知らせしますね。

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emksan at 14:37|Permalink

2020年10月16日

発達障碍でもピアノが弾けますか?

昨日はピティナ指導セミナー第1講座、『発達障碍でもピアノが弾けますか?』でした。前半はアンケートに寄せられた質問をもとに構成。後半は2グループに分かれてのセッションと私への相談コーナーとなりました。

テーマは「具体的事例をたくさん知る」ということ。ひと口に発達障碍といっても、一人ひとりに見られるその特性は10人10色。何人の発達障碍の生徒さんに出会っても、一人ひとりとの出会いは「はじめまして」なんですよね。

ひとつひとつの出会いに試行錯誤はつきものですが、少しでも多くの具体的事例を知っていれば、必要以上に右往左往することなく対応していけます。ピアノレッスンではどのような現象がみられ、それらにはどんな原因があり、どんなアプローチが考えられるのか?

また、ひとりで悩むのではなく、みんなで情報を共有し、悩みや喜びを共感し合える場があることはとっても大切。今回はピティナ主催ということで、FBなどの交流がなく、これまでひとりで悩むしかなかったという先生方が多くご参加くださっていたように思います。

FBには「発達障碍ピアノレッスン」という1000名を超える大きなグループがあります。私が立ち上げたグループなのですが、現在私はFBが乗っ取りに合ったのち、アカウント停止になっているためグループ管理ができず、神野由香先生が管理してくださっています。

ここには経験豊かな先生方がたくさんいらっしゃるので、相談投稿をすると多くの暖かで有意義なコメントが寄せられます。でも、FBをしていない方の居場所がまだ充実していないのが現状なんですよね。

そのため各地のピアノ指導者による自主的な集いのお知らせを載せた「発達障碍ピアノレッスン」というブログを作ったのですが、このような会はとても少ないので、情報はまだそれほど多くはありません。

しかし、このコロナ渦でZOOMによる講座やレッスンが普及したため、地域に偏ることなく、全国の先生方が集いやすくなりました。先日は京浜地区の発達障碍ピアノレッスン情報交換会をZOOMで開催し、今後は2ヶ月に1回くらいのペースで開催していけたならと考えています。

昨日の相談コーナー。多くの先生が挙手してくださったのですが、タイトなスケジュールですべてのご質問にはお答えできませんでした。そこで、2時間全てを相談に充てた講座の開催を担当の方に提案させていただいたところ「ぜひやりましょう!」とのお返事。昨日は口調も早口になりましたが、この講座が実現すればゆったりとよりわかりやすい表現でお伝えできるだろうと思います♬

ところで、昨日は講座と同じ題名の本をご紹介いただきましたが、この本はコミックエッセイで私の指導スタンス、教育への想いは伝わると思うのですが、レッスンアプローチの詳細を載せたものではありません。

さらに多くの具体的事例やそれらに応じたレッスンアプローチについては、同じヤマハミュージックメディアから出版しているこちらの本をご参照ください。

昨日の講座の題名と同じコミックエッセイはこちらです。このブログに書き溜めてきた生徒さんたちの様子やその関わりがとてもわかりやすく漫画化されています。






emksan at 07:44|Permalink

2020年10月14日

ピティナ指導セミナー(ZOOM)

明日はピティナの指導セミナー。様々な講師が2日間ホールで講演する予定だったものが、コロナで延期、ZOOMで実現することとなりました。このコロナ渦におけるピティナの素早い対応と柔軟性は目を見張るものがありますね。

以下のリンクは、明日木曜日私のセミナーです。参加者のみなさんには、事前にアンケートにお答えいただいているのですが、現在のところ、多動な子、グレーゾーンの子、体のコントロールがうまくいかない子などのお悩みや、様々な個性に私がどう向き合い、なぜ生徒さんたちが辞めずに長く続けてきているのか?といったご質問をいただいています。

2回の私へのQ&A時間にグループ分けしたディスカッションの時間を挟むというスケジュール。たった1時間ではありますが、濃密な時間になりそう!






emksan at 12:58|Permalink

2020年09月04日

鍵盤把握へのアプローチ・身体能力を知ろう(ピティナeラーニング)

ピティナeラーニング『一人ひとりに応じたレッスン 〜発達障碍者・幼児・不器用な子・飲み込みが遅い子〜』第8回は"鍵盤把握へのアプローチ・身体能力を知ろう"がテーマです。

次のリンクからダイジェスト版がご覧いただけます♬





emksan at 11:34|Permalink

2019年12月05日

ピティナのeラーニング連載開始

ピティナのeラーニングで連載を始めました。一人ひとりに応じたレッスン〜発達障碍者・幼児・不器用な子・飲み込みが遅い子〜
  
第1回〜第3回までは無料です。またピティナに寄せられた質問にお答えしたインタビュー動画が2時間分あるのですが、こちらも第3回以降無料で配信する予定です。
  
発達障碍の理解を広めるために、とても貴重な機会をいただきました。私はピティナの正会員ではありませんし、今後も正会員になる予定はありませんが、eラーニングに関しては全力投球で全身全霊取り組んでいきたいと考えています。少しでも悩んでいる先生方のお役に立てますように。そして、発達障碍の方々がピアノ教室を探さなくてよくなる社会の実現に近づく一歩となりますように!





emksan at 17:16|Permalink

2007年10月26日

私を成長させてくれた生徒さん

flo-479生徒さんから嬉しいお電話がありました。

「ピティナのピアノ指導者検定に
受かりました♪」


大人の生徒さんで
ピアノが大好きだった彼女。
1年半ほど前ピアノ講師になりたいと、
本格的なレッスンに切り替わりました。

1年間みっちり
国立音楽大学の聴講生として、
音楽を深く追求しながら、
ピティナのグランミューズ部門A1に
挑戦し予選通過。
聴講生としてあらゆる角度から
密度の濃い時間を過ごした彼女は、
音大卒ではないという
コンプレックスを跳ね返すべく、
この指導者検定に挑戦したのでした。

試験に受かるためのスキルだけでは納得できない私のレッスンは、
正直きつかったと思います。
楽典にしたって、問題を解くためだけの勉強であれば、
それほど大変ではないのデス。
でも、私はピアノ講師になりたいという彼女に、
それ以上のものを求めました。

今の彼女は、
私がピアノ講師なりたてだった頃より、
音楽をずっと深く理解しています。
それがなによりも嬉しい!

この1年半、彼女を通してたくさんのことを学ばせてもらいました。
楽典を指導するという視点を得たことで、
あらゆる角度から楽典を眺めなおす機会を与えられました。
コンペのためのレッスンからも、本当に多くのことを学びました。

一緒に音楽を追求していると思えることは、本当に幸せなことでした。
彼女が聴講してきた講義内容を、私に報告してくれることもありました。
私の知らないことを彼女が仕入れてきて、
彼女の知らないことを私が仕入れてきて。
pmshusy10情報量は2倍になってお徳だね♪
といいながらの会話は、
本当に楽しく充実したものでした。

今日から彼女は”ピアノの先生”です。
自信を持って自分はピアノ講師だと
胸を張って欲しい。
そして、私も彼女の名を汚さぬよう、
音楽への真摯な姿勢を忘れずに
精進していこう。


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