ピアノ

2012年10月10日

作曲のススメ

ピアノ曲を作り始めて数曲の私がいうのもなんですが、
勉強になるんです。
楽しいんです。
お勧めです!!

センスがあるとかないとか、
そういう問題ではないんですよね。
そんなのはすでに諦めているというか・・・。(笑)
私が作曲を始めたのは、
作ったら読譜がより深まるのでないかと思ったからでした。
実際作り始めてまだ数曲ですが、
すごく勉強になると実感しています。

誰かに師事するわけでもなく、
自分のペースで自分の作りたいように作る。
だから、勉強とはいえ楽しいんですよね。
趣味という領域で作りつつ、
勉強という課題を与える。
そのバランスが絶妙です♪

私が1曲目を作ったのは2009年9月のこと。
それから数曲しか作っていないのですから、
ホントのぉんびりペースです。
それくらいが私には丁度いい。
やりすぎると燃焼しきっちゃうので。(笑)

私が作曲してみたいなぁと思うとき、
そこにはいつも理由があります。
1曲目のときは”対位法”を使ってみたいというのが理由でした。
特に”対位法”の本を読んだわけではありません。
これまで弾いてきた経験の中だけで作ってみるんです。

だから趣味の領域なんですよね。

こんななんちゃって作曲でも、
ものすごく勉強になりました。
とりあえず”テーマと対旋律を作ってみたい”
”テーマを右にも左にも使いたい”程度のものだったので、
仕上がった曲は未熟極まりない曲ですが、
私にとっては第一歩の大切な思い出の曲です。

2曲目を作ったのは同年11月のこと。
このときは”展開してみたい”という思いが動機でした。
楽曲を展開するってどんな感じ?
ソナタ形式で書こうと思っていたのに、
第1主題の流れから第2主題が転調のイメージではなくなってしまい、
中間部が展開しているだけの3部形式の曲になっていまいましたが、

とてもよい経験になりました。

この曲の展開のお手本はベートーヴェン。
聴く人が聴けば、ベートーヴェンにありがちな展開と
わかるのでは〜と思います。(^_^;)
展開させるって難しい!を実感しまくりました。
また、対位法を取り入れてみたり、
繋留音を取り入れてみたりと、
自分がやってみたいことをあれもこれも!と
詰め込んだ曲です。

一体どうやって展開させればよいの〜?!と
試行錯誤する苦しさ反面、
あれもやってみたい、これもやってみたいと、
とても楽しく作曲できた曲です。

3曲目は2012年1月。
随分と間が空いてしまいました。
2曲目で力尽きたか?!といった感じでしたが、
ようやく再び作曲熱が出てきました。
きっかけは夏目漱石の『草枕』。
こういう世界観の曲を作ってみたいという気持ちと、
旋法を使ってみたいという気持ちが一致して作ったものです。

ドビュッシーはどのように旋法を使っているのか?
じゃぁ、私はどうやって旋法を使えばいいのか?
いったい旋法にどうやってハーモニーを当てはめたらよいのか?

わからないことだらけで、
試行錯誤しまくりました。
使いたい旋法を決めて、
それが転調するとどうなるのかを5線譜に書いて、
そこにハーモニーを当てはめるとしたら、
どんなハーモニーがよいのかを書き出して、
それからようやく作曲です。(笑)

これはハーモニーを知るよい機会になりました。
私は和音を分析する、というアナリーゼがとても苦手です。
正直、自分が作曲した曲に和音記号を書けと言われても、
書くことができません。(^_^;)
だけど、感覚がすごく研ぎ澄まされたんですよ。
苦手だった属9の存在が身近になったというか。

4曲目の作曲は、3曲目の直後に書きましたが、
ただ書きたいという漠然とした思いだけで書いたので、
自分でも耳を覆いたくなるほど稚拙な曲になってしまいました。
感覚だけで作ってもよいものにはならないのだと、
反省した曲です。

そして、最近5曲目を書き終えました。
今、演奏の練習中です。
この曲を作るきっかけは「変奏曲を作ってみたい」という思いでした。
漠然とですが、これは勉強になるのでは?と思ったのです。

ベタですが変奏曲といえば「きらきら星」ですよね。
ということで、作曲したのは「きらきら星変奏曲」です。
この曲を選択して正解でした。
「ドソラソファミレド ソファミレソファミレ ドソラソファミレド」
を同音連打しただけの単純な曲。

単純だからこそ、基本から逃げようのない曲だったんです。
そこから逃げてハーモニーを付けると、
どこかで聴いたことのあるようなポピュラー曲になってしまう。
まずは、基本的なハーモニーの中で、
いかに美しくありきたりではない音楽にするか。
この縛りがものすごい勉強になりました。

まずはテーマのハーモニー決め。
特別なハーモニーを使うのは一部だけ。
あとは全て基本的な和音に留めました。
特別なハーモニーをどこに使用するか?
この1点に集中するだけで、
魅力的なテーマになるということを知りました。
(あくまでも私の感性に響く魅力・・・ということですが。)

次に悩んだのが”変化”です。
モーツァルトを見てみると、
「ドドソソララソ」の後、「ファファミミレレド」で変化があるんですよね。
たったこれだけの小節間で、
とても魅力的な変化が加えられているんです。
なかには「ドドソソ」→「ララソ」で、
「ソソファファ」→「ミミレ」で変化しているものもあり、
モーツァルトは自由奔放に音で遊びます。

ハーモニーを変化させることなく、
ありきたりではない”変化”を加えるということ。
あぁ、作曲家ってこんなところにまで工夫をしていたんだ!です。
さて、私はどうやって変化を加えようか?
これだけで数時間かかったりしました。
”ハーモニーを変えない”という縛りがあるから大変でした。
でも、その縛りのお陰でたくさんのことが見えてきたように思います。
ハーモニーの変化に逃げないということ。
これ、結構重要なことなんだなぁと、しみじみ思いました。

次に悩んだのは”繋ぎ”でした。
私はどの作曲家の演奏をするときでも、
経過句が一番難しいと感じています。
オーケストラの演奏を聴いていても、
すばらしい指揮者はこの繋ぎの部分が見事ですよね。

これまでは演奏者側の視点でしたが、
作曲する側の視点としても、
繋ぎというのは難しいものなのだ!を実感させられました。
感覚的にサラサラ〜と繋ぎを作曲してしまうと、
そこらへんで聴くポピュラー曲になってしまうからです。
それを回避しようと思うと、
今度はありきたりな繋ぎになってしまいます。

単純なハーモニーの中に、自然な次への流れをを作る。
ほんの1小節に数時間かかることしばしば。
自分の引き出しの少なさに驚かされると同時に、
様々な作曲家の繋ぎ部分に目を向けると、
多くの工夫に気付かされ、
読譜の楽しさが倍増しました。

最後に悩んだのは”配置”です。
音の配置ひとつで、響きが大きく変化する!!
大学時代和声の問題を解いていて、
こんな楽しさは実感できませんでしたが、
和声の問題を解くというのは、こういうことだったんだなぁ!です。
(かなぁり今さらです・・・)

私の変奏曲は小規模なものなので、
第4変奏が最後の変奏です。
ここではこれまでにないほどの変化を加えているのですが、
ハーモニーの配置にかなり苦労しました。
アップテンポの曲なので、
さらりと流れていってしまうハーモニーなのですが、
なんだか美しくないんですよねぇ。

イメージだけで作っていたので、
ハーモニーの骨格が見えないまま、
あれこれ音を加えてしまっていたのです。
そこで、私が譜読みの際必ずする、
ハーモニーの骨格を弾いてみるという作業を、
この曲でやってみることにしたのですが、
いびつな部分をあちらこちらに発見!!

あぁ、作曲家というのは、
こういう骨格をはっきりと意識した上で作曲しているんだ、を実感です。
骨格をはっきりさせながら、
自分が目指したいメロディをそれらと合致させていき、
さらにいくつかの旋律との兼ね合いを考えるというのは、
もう、本当に、至難の業です。(^_^;)

しかも、そこに美しい響きを求めたいという私の欲求から、
”配置”にまで目配りしなければなりません。
密集がいいのか、開離がいいのか。
これはその部分によって異なります。
第4変奏全体における、高音・中音・低音の配置による変化。
第1変奏から第4変奏という広い視野でみる、
高音・中音・低音という配置の変化。
配置ひとつで、あれもこれも!です。
この縛りと格闘するのに、結局1か月もかかってしまいました。

たった1曲を作曲するのに、
こんなにワンサといろんなことが学べるなんて!でしょう?
作曲してみること、本当にお勧めです。
私たちは楽譜棚に目を向けるだけで、
レッスン代を支払うことなく、
一流の作曲家から作曲を学ぶことができます。
なんて恵まれた環境だろう、
なんて恵まれた時代だろうと思います。

みなさんもご自身が学んでみたいテーマを決めて、
作曲してみませんか?
私が記事にしたテーマ以外にも、

・イ音を使ってみたい
・繋留音を使ってみたい
・借用和音を使ってみたい
・減7を使ってみたい
・転調してみたい

こんな風に、たっくさんテーマを設けることができるのではと思います。
誰にせっつかれるわけでもなく、
ただただ自分と向き合うだけの作曲。
楽しいですヨ♪


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emksan at 12:32|PermalinkTrackBack(0)

2012年10月03日

小学6年生の子のスピーチ(楽器支援)

電子ピアノを支援してくださった方から、
小学6年生のお嬢さんがピアノ支援で感じたことをスピーチしたところ、
平和スピーチコンテストで学校代表に選ばれ、
さらに区の代表に選ばれたとのご報告をいただきました。

平和とは笑顔でいられる世界のこと。
大人は平和のためにとあれやこれや難しい事を考え、
こねくりまわしますが、
まさに一言で平和を表すとしたらこれなんですよね。
なによりも小学6年生の子が、
そのためには身のまわりの人を笑顔にすることが第一歩だと、
浮ついた表面上の理想ではなく、
しっかと地に足をつけた目線を持っていることに驚かされます。

是非ご一読ください。



人を笑顔にする「平和」               

私は「平和」とは、人を笑顔にするものだと考えています。
三月十一日、東日本大震災――。
私はこの復興、支援活動を通して感じた「平和」について話したいと思います。

私は三月三十一日以降、東日本大震災で被災された方々に、
どのような支援をしたらいいのかを考えていました。
その頃、ピアノの先生の紹介で、「楽器支援活動」を知りました。

それは、横浜市でピアノ教室をしている方が行っている活動です。
そのブログには「震災でピアノが流されてしまった子供がたくさんいる。
そんな子達の日常を取り戻すため、
電子ピアノの支援をして頂きたい」と書かれていました。

私は、毎日ひいていた大切なピアノを失ってしまった人に、
少しでも日常を取り戻してほしい。
自分の支援で被災者の方に笑顔になってもらえばと思い、
この「楽器支援活動」をすることを決め、
小さい頃使っていた電子ピアノを支援しました。
ピアノを送った相手は、宮城県仙台市亘理町に住んでいる方です。
それから間もなく、ピアノを嬉しそうにひいている写真とお礼のお手紙を頂きました。

そしてわかったのです。
このように、一人でも多くの人々を笑顔にすることが、
復興につながる「平和」への第一歩である、と。

世界では戦争や、食に飢えている国。
子供でも働かなくてはならない国があることを知りました。
そう考えると、私達が今、あたり前の生活をしていることが、
とても幸せに思えてきませんか。

私はこの東日本大震災で、今苦しんでいる人や困っている人が日本にも、
そして世界にもたくさんいることを強く感じました。
そのような人々が笑顔でいれる世界。
これが、私の考える「平和」です。
だから私は、この支援活動のように
地道だけれども人を笑顔にできる活動をしていきたいです。

まずは、自分の身のまわりの人を笑顔にすることがこの「平和」への第一歩です。
私は、最上級生として一年生とよく交流をします。
私が笑顔で一年生に声をかけると、一年生は笑顔で応えてくれます。
だから、私は私自身が笑顔を心がけ、人と接していこうと思います。
そして、いつかはたくさんの人が笑顔になることを強く願っています。


・・・ 電子ピアノ支援の詳細はこちら ・・・


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emksan at 11:44|PermalinkTrackBack(0)

2012年10月01日

自分と何を比べるか?!

小学5年生の子。
親が天才の話をしたりするとすごく嫌がり、
自分より上手な子の話をされるのも嫌がります。
私も子どもの頃、同年代の神童キーシンの話を聞くと、
嫌な気持ちになったことを覚えています。
この子の場合、モーツァルトもNG。
私もそうだったかも・・・。

ところで、この子は私のことを天才と思っていたようで。(笑)
私という存在が、彼女にとっては大きすぎたみたい。
そこで、


「先生は天才なんかじゃないよ〜!
先生程度なんてゴロゴロいるよ〜!」


と言いました。


「先生より弾けない人もゴロゴロいるけど、
先生と同じくらいの人もゴロゴロいるし、
先生の上にもゴロゴロとたっくさんの人がいるよ。」


「○○ちゃんも同じことだよ。
○○ちゃんと同じくらいの人もゴロゴロいるし、
○○ちゃんより弾けない人もゴロゴロいるし、
○○ちゃんより上手な人もゴロゴロいるんだよ。」


この話をした後、この子の表情がすっきりしたのがわかりました。
大学入学当初の私と同じ気持ちなのかな。
地方ではトップクラスでも、中央にきたらただの人!(笑)


「なぁんだ、私程度の人間なんてゴロゴロいるし、
私より上手な人もゴロゴロいるんじゃん!」


なんだか一気に肩の力が抜けたものでした。
私が私と向き合えた瞬間。
誰かと自分を比べるのではなく、
自分がどうしたいのかという、
自分本位な視点で成長していける、
その出発点に立てた瞬間です。
それ以来、私が自分と比べる相手は、
巨匠と呼ばれる私には一生手が届かない人だけ。


”ゴロゴロしている人と自分は比べない”


これ、お勧めですよ〜。
プレッシャーに押しつぶされることもないですし、
自分を見失うということもありません。

巨匠は、私にとって最大の教師です。
ゴロゴロしている誰かと自分を比べて、
自分の学ぶべきことを見出すよりずっと有意義!!
自分の演奏に足りない点も一目瞭然です。
しかも見えてくることは表面的なことではなく根本的なこと。
表面的にやりすごして学んだ振りをしても、
巨匠には通用しません。


私程度なんてゴロゴロしてる!
私より上手な人もゴロゴロしてる!


この事実を受け入れるということ。
なぁんだ!って思える。
”私なんてこの程度”と思える強さというか。
この見地に立てたら、ホント自分本位に学んでいけます。
そして、そこには発見する悦び、
自分の成長を実感できるという快感があります。

ちなみに、私のいう「ゴロゴロしている人」は、
巨匠以外全ての人が対象です。(笑)
かなり広いですよね。
巨匠でなくても、
私の手が届かないような演奏家はワンサとおりますが、
そういう人も「ゴロゴロ」の中に入れてしまいます。
なんとおこがましい!ですが、
この方が自分本位に音楽と向き合えるので。

ゴロゴロしている相手と自分を比べると、
自分のペースが作れなくなってしまいますよね。
寄り道して、周りのいろんな景色に気付き、
それらをすべて自分の糧とすべき時期だとしても、
周りのペースに自分を合わせようとしてしまい、
それができなくなってしまう。

その上、ゴロゴロしているいろんな人が気になるので、
「あれもこれも!」と自分への課題ばかりが見えてしまって、
何も手がつかなくなってしまう。
やっているようでやっていない、
体だけ使って頭は使えていない、という現象に陥ったり。

このお話をした後のこの子。
ちょっと変わった気がします。
先生も天才じゃなくて、
ゴロゴロしている中の1人なんだとわかったこと、
それは自分にも言えることなのだとわかったことで、
気がラクになったのかもしれません。

最近、”夢中になれるものがない”と
嘆く青少年が多いように思いますが、
それって、誰かと比べるからなのでは?と思ったり。
周りを気にしていたら夢中になんかなれないですよね。
夢中になるということは、
そのことに対して自分本位になる、ということなのかもしれませんね。


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emksan at 12:56|PermalinkTrackBack(0)

2012年09月20日

キラキラ星変奏曲

最近時間に余裕が出てきたので、
再び作曲熱が再燃しています。
読譜をもっと奥深くできるように・・・
と始めた作曲(誰かに師事しているわけではありません)ですが、
最近勉強のためというよりも、
息抜き、楽しみのためと思えるようになってきました。

今回は変奏曲に挑戦中。
しかも、キラキラ星。
単純な曲だけに、難しかろう、勉強になろう、
と選択した曲です。
これが思いのほか楽しくて楽しくて。(笑)

テーマの課題は、
単純なハーモニーをいかに魅力的にするか。
テーマなのでハーモニーをゴテゴテさせるわけにはいきません。
そのため、単純なハーモニーの中に、
変化のあるハーモニーをどこに加えるのか?

この試行錯誤が楽しかった〜!

第1、第2変奏は、
テーマの流れに素直に沿って、
あまり大きな変化はさせず、
第3変奏で、ちょいと崩しにかかります。
この崩し方が、我ながらうまくいきました。
あまりに上手くいったので、
第4変奏に手間取り中。(^_^;)

やっぱり作曲は推敲しなきゃなんだよなぁ、を実感しています。
以前アップした『異国の風』は、
とにかく作りたいという気持ちの方が先行してしまって、
感覚的に作ってしまいました。
あまりに荒っぽく稚拙な曲なので、
一度アップしたものの削除した次第。
耐えられなくなったので・・・。(笑)

今度は自分で聴いて耐えうる曲を作りたいデス。
なので、ゆっくりじっくり、
感覚だけでなく、頭もたくさん使って、
納得行くまで作らねば〜と思っています。
せっかくここまできたんだから。

それにしても楽しい!
私は即興できる人間ではありませんし、
頭の中だけで作曲できるような技術もありません。
ピアノを探り弾きしながらの作曲。
でも、これが楽しくて楽しくて。
あっという間に時間が過ぎていきます。
こういう時間もいいな♪充実を満喫中♪


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emksan at 16:40|PermalinkTrackBack(0)

2012年09月11日

研究発表初体験

ここしばらくブログの更新頻度が激減していたのは、これが理由です・・・。
この2カ月、ずっとずっとパソコンの前に座り続けていました。
平日は5,6時間、休日は10時間なんて日も!
初体験だったのできつかった!!

でも、大学時代卒論でお世話になった恩師に
ご指導を仰ぎながらのまとめ作業だったので、
学生時代に戻ったかのような、新鮮な気持ちもありました。
まぁ・・・確かに・・・・・
これまで経験したことのないタイプのきつさがありましたが。
なんとか乗り切ったなぁという感じです。
精神的に折れそうになる私の心を支え続けてくれた主人に感謝です。

研究発表の内容は、「ピアノ導入期における教材」です。
会場は東京家政大学。
幼児音楽研究会における発表でした。
周りは大学の先生方ばかり・・・。
私のような小さな街のピアノ指導者が発表だなんて!ですが、
恩師が実践派を応援してくださる方だったので、
このような貴重な機会を与えていただくことができました。

与えられた発表時間は20分。
厳密な時間割で6名の発表が次々に続きます。
終了時間5分前になると合図が出されるというシビアさ。
そして、その後はドキドキの質疑応答。

台本を作成し終えてからこの1週間、
のどが枯れるんじゃなかろうかというほど、
ストップウォッチを片手に練習しまくりました。(笑)
舌が回らないと時間通りに収まらない!
いかにすらすらと言いたいことが的確に口から出てくるか・・・。
ピアノの練習と同じです。

その上、初めて使用するパワーポイント。
実は、このソフトの存在を知ったのは最近のこと。
静止画と動画の両方を使用する必要があったので、
パワーポイントが一番よい、ということになったのです。

普段家にこもりきりの生活をしている私。
ノートパソコンにも使い慣れていないですし、
パワーポイントのソフトの使い方すら知りません。(^_^;)
主人に必要な資料や動画をスライドショーに作成してもらい、
パワーポイントの使い方を教えてもらい・・・。
まぁ、まさに手取り足とり状態でした。(笑)

また、当日無事機材が動作するのかが不安で不安で。
音声がきちんと出るのか、パソコンが固まってしまわないか、
ソフトがきちんと動くのか・・・。
不安だらけです。
でも、研究会でお世話になっているお2人の先生から、
いろいろとアドバイスをいただき、
また、当日接続などのお手伝いしていただくことで、
無事練習通り機材が動いてくれ、
練習通りにお話することができたのでした。

自分の頭の中身を、
誰もが理解できるような形で、
また、誰もが納得できるような形で提示するということの難しさを、
今回は痛感させられました。

私が提案するピアノ導入期における教材の在り方というものを、
どのような切り口から、どのような形で提示したらよいのか。
恩師のご指導のお陰で、まとめることができました。
恩師のご指導がなかったら、ごちゃごちゃとしてまとまりが悪く、
誤解を受けるようなまとめ方になっていたのではと思います。

今回は20分という制限があったので、
”表現を伴った身体へのアプローチ”に焦点を絞りました。
こんな風に焦点を絞ってお話できたというのも、
結果的にはとてもよかったことのように思います。

幼児音楽研究会では機関誌を発行しています。
昨日、研究大会発表のまとめを、
この機関誌投稿用に作成しました。↓
http://www.terra.dti.ne.jp/~emikosan/20120909.pdf


私以外の方々の研究発表は以下の通り。
機関誌は研究会会員になれば読むことができますヨ。
ご興味のある方は、是非こちらへ。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~youonken/index.html


・原 加奈氏(中野たから幼稚園) 
『絵本からのごっこあそび〜その展開と子どもの育ちについて〜』

・花輪 充氏(東京家政大学) 
『絵本の読み聞かせの自在性を探求する〜リーダース・シアターの手法を手がかりとして〜』
(東京家政大学学生さんによる実践)

・中山 裕一郎氏(信州大学) 
『「さくら・さくらんぼ」 保育における音楽について』

・大里 修二氏 (金城学院大学)
『 こどもと音楽における「まなびおこし、まなびほぐし」 』


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emksan at 14:21|PermalinkTrackBack(0)

2012年08月31日

おばあちゃまへの楽器支援

楽器支援を始めて1年半以上経ちますが、
これは震災以前ピアノに親しまれていた方が対象の支援です。
当たり前のように親しんでいた趣味が、
震災で奪われてしまった方への支援ということです。

全国には、震災前から経済的理由で、
楽器を買うことができず、
ピアノを習うことを最初からあきらめている方々も多くいらっしゃいます。
そういった理由を考え合わせた上で決めさせていただいたことでした。

しかし、今日、おばあちゃまへの支援をという声がかかりました。
この方は津波で家ごと流された方ですが、
もともとピアノを持っていた方ではなく、
今回新たにピアノを始めてみたいとおっしゃっている方です。
支援要請をくださったのは、ピアノの先生。
震災時に避難していた小学校で出会った方とのことでした。

複数の方から募る支援金による支援は、
無理だろうと思っています。
でも、中古楽器を譲ってくださる方の中には、
ご理解くださる方もいらっしゃるのでは・・・と、
ブログで告知させていただくことにしました。

今は震災で一時無職になってしまった
娘さんご夫婦の生活費だけで生活しており、
趣味ができる余裕はないという方です。

被災地の高齢者について、
このような記事があります。

スタジオパーク「どう支える?被災地の高齢者」


この方への楽器支援にご理解いただける方がいらっしゃいましたら、
こちらの「楽器提供による支援方法」をご覧いただいた上で、
私までメールをいただけますでしょうか?
どうぞよろしくお願いいたします。

支援要請をくださったピアノの先生からのメールを
以下にそのままコピーさせていただきます。


*************************


今回はまた電子ピアノを支援して頂きたいおばあちゃまが居てメールしました。
ただ、その方は津波で家ごと流されてますが、元々ピアノを持って居た訳ではなく、
今回新たにピアノを始めてみたいと言う事で、
事情をわかって下さる方に支援をお願いしたいと思いまして、
中嶋先生にメールした次第です。

私が震災時に避難していた小学校で、
同じくワンちゃん連れだったため同じ教室で二週間一緒に暮らしたご家族です。
娘さんとは避難所を出てからも色々メールのやり取りさせて頂いてた中で、
先月四年ぶりに開催出来た私のピアノ教室の発表会のご案内をした所、
お母さま(おばあちゃまご本人…60代?)と妹さんが来て下さいました。

習い始めて間もない子供達が一生懸命弾くピアノに感動して下さり、
演奏はしなかったもののマイクでお話をして下さった大人の生徒さんのお話を聞いて
「自分にもピアノが弾けたらいいな…」と思って下さったそうです。
ただ、今は震災で一時期無職になってしまった娘夫婦の生活費だけで、
趣味にお金をかける余裕はあまり無いとのお話なので、
何とかその「ピアノを弾いてみたい」と思った気持ちを形にして差し上げられたらと思っています。

もしもこのような方にも支援をして下さる方が現れたら、どうかよろしくお願い致しますm(_ _)m


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emksan at 11:58|PermalinkTrackBack(0)