シューマン

2010年04月13日

シューマン

ガーデニング4生徒さんでシューマンを弾いている人がいます。
レッスンのたびにシューマンの曲に感動する私。
どうやら私はシューマンの対位法の使い方が、
たまらなく好きらしい。

ショパンもほほぉ〜という使い方をしているし、
メンデルスゾーンだってそこら中に使っているけれど、
でも、シューマンのは一味も二味も違う。
対位法の醍醐味を味わえるような気がするんですヨ。

あのハーモニーとメロディーの美しさったら!
シューマンは精神病棟で亡くなったけれど、
作曲していたときはその美しい響きに酔いしれながら、
夢中になって楽しんでいたんぢゃなかろうか・・・。
だって、こんなにも美しく対位法を扱うことができて、
こんなにも美しい響きとメロディを自分の手で作ることができたら、
私だったら楽しくて楽しくてたまらない。(笑)

シューマンの苦悩は作曲そのものにあったのではなく、
そのほかのことが大きな要因だったんだろうとも思うし。
それとも、そんな風に考えるのは、
私の浅はかさというものでせうか?ゴメンナサイ

シューマンはピアニストになることを諦めた作曲家。
当時それほどもてはやされたわけではなかったし、
華やかなショパンやリスト、メンデルスゾーンに比べると、
目立たない作曲家かもしれません。

ガーデニング5でもネ、シューマンって天才だったんぢゃないかしらん、
と私は思うのですヨ。
シューマンの対位法は、とても素朴で作為を感じません。
だからこその美しい響き。
だからこその奥行き。
こりゃ誰にも真似できないだろう、と思ふ。

きっと私はシューマンが使うハーモニーも好きなんだな、うん。
派手すぎなくて私好みなのかもしれません。(笑)
あぁ、こんな風に作曲できたらなぁ〜。

うっとり〜
ひたすらうっとり〜

いかんいかん。
これじゃレッスンにならないぢゃんっ。(笑)


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2006年10月27日

哀愁のトロイメライ

先日購入したDVD。
20%オフって、お得だったかも♪

哀愁のトロイメライ/クララ・シューマン物語 ◆20%OFF!
「哀愁のトロイメライ」
 監督 ペーター・シャモニ
 出演 ナターシャ・キンスキー ヘルベルト・グリューネマイヤー

たぶん、もうひとつ紹介した、
「これが一番いいものかも」と紹介したDVDと同じDVDだと思ふ。
このDVDにも、
・Production Note
・Staff&Cast
・About Schumann
・Special Features
というオプションメニューがあったので。

とはいえ、大したオプションではございません。
パンフレット感覚の詳細なメニュー特典と書いてあるけれど、
確かに映画のパンフレット程度かな。
それほど詳細だとは思いませんでした。

内容はというと、買ってよかった♪
クララの印象が、私が持っている印象とちょっと違うケド。
使われている楽曲の演奏がいいんですよね〜。

ギドン・クレーメル
ディートリッヒ・ヴィッシャー=ディスカウ
ヴィルヘルム・ケンプ
イーボ・ポゴレリッチ
ヴォルフガング・サヴァリッシュ


どの演奏もすっごくすっごくす〜〜っごく魅力的!

そして、一番興味深かったのが時代の雰囲気
例えば舞台照明
エジソンが白熱電球を発明したのは1879年。
その前はというと、ろうそくランプになるんですよね〜。

クララが演奏する舞台は、すべてろうそく。
舞台に限らず部屋の中などすべての光の具合が、
時代を思わせる演出でよかった!

もう1つ興味深かったのがファッション
バロックや古典にばかり興味があって、
そういう映像しか見ていなかった私。
ロマン派のファッションってとぉっても新鮮!

そりゃ、絵画やクララの肖像画などから、
なぁんとなくのイメージはあったんですよ。
でもね、映画のいいところは動きが加わるってコト。
イメージがグッと具体的になります。

クララって肖像を見ると、すっごくすっごく美人ですよね〜。
Clara

女優のナスターシャ・キンスキーも美しかったけれど、
私の中ではすでに、うっつくしいクララ像が出来上がっていたので、
それには敵いませんでした。(笑)

でね、しっくりこないのは、やっぱりこのクララ像なんですよ。
私はね、芯のしっかりしたかしこい女性ってイメージなのです。
この映画では、10代という幼いクララが描かれているわけだけど、
それにしても「無知」な部分ばかりが表出してるように感じたんですよね〜。

確かにね、英才教育で音楽以外のことは知らなかったかもしれませんよ。
でもね、17歳であれだけの作曲をする人です。
そして、シューマンを支え続け、愛し続け、
シューマンが入院したときも、家計を支えながら子育てした人です。
妊娠しながら精力的に演奏活動した人です。

こんなの常人にはできないコト
なんかなぁ、天才だけど無知なちょっと頭の弱い女性・・・
みたいな表情をするんですよね、この女優さん。
クララのセリフではなくて、クララの表情が気に入らない。(笑)
女優さんに文句を言っても仕方ないですけどね。<(;~▽~)

でもね、一見の価値ありですヨ。
結婚までのストーリーなのが残念だけど、
シューマンとヴィークの師弟関係や、
ヴィークとクララの親子関係など、
生き生きと描かれていて面白かったです。
裁判の様子も興味深かったし。

そうそう、メンデルスゾーンなんかも出てきて、
音楽家同士の交流が見られるのも面白いですヨ。


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母と子の世界の伝記〈43〉クララ・シューマン (1978年)
真実なる女性〈上巻〉―クララ・シューマンの生涯 (1956年)
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