障碍&幼児

2016年08月06日

発達障碍ピアノレッスン・FB非公開グループ

FBに開設した『発達障碍ピアノレッスン』グループは、
ピアノ指導者・楽器店の方限定の非公開コミュニティです。
現在521名のメンバーがいます。

ピアノ指導者であれば、
発達障碍の生徒さんがいないという方でもメンバーになれます。
メンバーに属していることは公開されますが、投稿の内容は非公開。 
私はあくまでも管理人なので、
私とFBで繋がっていなくてもお気軽にメンバーリクエストくださいね。

どんなお立場の方も、
発達障碍児へのピアノレッスンに興味がある方であれば大歓迎です。
お互いの立場を越え、メンバー全員が平等な立ち位置で、
純粋に発達障碍児のピアノレッスンについて語り合っています。 

参加ご希望の方は、下記リンクからメンバーリクエストしてください。
https://www.facebook.com/groups/458864134300478/

ピアノ指導者かどうかわからない場合、
確認のために神野由香さんから
メッセージを送信させていただくことがあります。
由香さんと繋がっていない方、
共通の友だちが少ない方は、
受信箱にメッセージが入らない可能性があるので、
「もっと見る」⇒「フィルタ済み」を必ずご確認ください。

どうぞよろしくお願いいたします。


【楽器店の方へ】

楽器店の方もメンバーになることができます。
ただし、メンバーが迷惑に感じるような営業行為はお控ください。
苦情が出た場合、
メンバー削除やブロックなどの対処をさせていただくことがあります。
もちろん発達障碍に関する告知は、どんどんしていただいて構いません♪


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2016年08月01日

生徒さんたちの演奏動画

ネット上に公開することをご了承くださった、
発達障碍の生徒さんたちによる、
今年の発表会動画です。

私の生徒さんたちはみんな高校生以上で、
10年以上ピアノを続けています。
なっちゃんなど16年、
SYOTAくんもそれに近い年数ピアノを習っています。

ピアノを長く続けていれば、
こんな風に趣味として楽しめるようになるんだなぁと、
今小さい子たちを教えていらっしゃる先生方、
親御さん方には長い目で見ていただけたら嬉しいです。

一人ひとり、レッスンの試行錯誤やら思い出やらがハンパなく多いので、
もっともっと語りたい気持ちになってしまいますが、
そうするととんでもなく文章が長くなってしまいます。(笑)  

ご興味のある方は、ブログ右サイドバーにある
レッスン風景動画や生徒さんの成長の記録、FBのノート投稿、
ヤマハミュージックメディアから出版している
「あきらめないで!ピアノレッスン
 〜発達障害児に学ぶ効果的レッスンアプローチ〜」
コミックエッセイ「発達障害でもピアノが弾けますか?」などを
読んでいただけたら嬉しいです。

動画リンクはFBですが、
FBをしていない方にも見ていただけるリンクになっています。


【なっちゃん 弾き語り】
https://www.facebook.com/emikopiano/videos/591000754416242/?l=3187487136101698300

コミックエッセイ『発達障害でもピアノが弾けますか?』に登場している軽度知的障碍なっちゃん。録音機器がマイクよりピアノの音を拾ってしまいやすいようで、声とピアノのバランスがちょっと悪いのですが、会場ではちょうどよいバランスで聴けていました。

なっちゃんは、高校を卒業した頃から5線の区別がつくようになったので、読譜の訓練をしていますが、反射的に読めるわけではないので楽曲の楽譜は色音符にしています。練習は仕事から帰ってきたあとの30分。自主的な習慣です。

弾き語りは夢中になって練習してくれていました。音響が趣味のお父さんもノリノリで、このために耳かけマイクを購入。今、なっちゃんはアンサンブルに夢中で、先日は知り合いの大人の方のサックスとアヴェ・マリアを合わせていました。以前弾いた曲だったので、思い出しのためのレッスンを2回やっただけでしたが、とても楽しく演奏できたとの報告を受けました。



【同上なっちゃん ソロ】
https://www.facebook.com/emikopiano/videos/591050114411306/?l=701255428064053264

軽度知的障碍なっちゃんのピアノソロです。教室の友だちが合唱曲を弾いているのを聴いて、自分も合唱曲を弾きたいと言ってきました。『マイ・バラード』という合唱曲をなっちゃん用に私が編曲しています。

なっちゃんにとって一番難しいのは、3音以上の重音と黒鍵です。この曲の課題はそこにあり、途中めげそうになったとき、私が弾くのを録音してCDにしてあげたところ、毎日のように聴き込んでくれて不調を脱出。見事重音や黒鍵に混乱することなく、弾けるようになってくれました。

なっちゃんは緊張しぃで、たまに緊張しすぎて楽譜を見失ってしまうことがあるのですが、「音楽の流れを止めない(見失わない)」「緊張に負けない」という声かけを忠実に守ってくれるので、音楽の流れや自分を見失うことなく、自力で対処し復活、最後まで弾き切ってくれています。



【げんちゃん】
https://www.facebook.com/emikopiano/videos/591046417745009/?l=2202280268645559801

軽度知的障碍なっちゃんと双子のげんちゃん。重度知的障碍の子です。発表会ではみんな自己紹介&曲紹介をしてから弾いているのですが、げんちゃんのことはお母さんが紹介してくれています。

げんちゃんについてはここで私が語るより、動画冒頭のお母さんのお話を聞いていただく方がよいだろうと思うので、私は動画を投稿するだけにしますね♪



【あかねちゃん】
https://www.facebook.com/emikopiano/videos/591113591071625/?l=1406150000023935601

コミックエッセイのエピローグに「あかねちゃんのお母さん」のインタビューがありますが、そのあかねちゃんの演奏動画です。この子は小学生の頃、イヤイヤ虫でなかなか教材が定着せず、少しでも難しいと思う箇所に出会うと弾きたくなくなってしまい、1曲を仕上げるのが難しい子だったのですが、それは過去の話。中学生頃からイヤイヤ虫が激減し、今では全く見られなくなりました。

「合唱曲が弾きたい」と弾きたい曲が出てきたことで、メキメキ上達し始め、両手奏が苦手だったとは思えないほど弾けるようになりました。それでもアルベルティ・バスやドミソドミソのような伴奏音型の両手は無理だろうと思うのですが、この子の特性に応じたアレンジであれば、こんなに弾けるようになるんですね。そのことに、もっと早く気づいてあげられればよかったと反省しています。

また、この子は手を広げたり、指をくぐらせたりという動きが嫌いで、なかなかそれを受け入れてもらえずにいたのですが、中学生頃からそのことへの受け入れ口が徐々に広がり、「ほら、ここはびよぉ〜〜んって広がるんだよ」など、この子にウケそうな声かけをすると、面白がってついてきてくれるようになりました。今では全く嫌がらずに、どんな動きでも弾いてくれています。

練習は、週に4日。レッスンノートの順番で、真面目に練習してきてくれています。お母さんはどの程度付き添っているのか、多分家事をしながら見守ってくれているくらいだろうと思います。



【かおるちゃん】
https://www.facebook.com/emikopiano/videos/591195254396792/?l=1812088571289651860

コミックエッセイでなっちゃんのお友だちとして登場する、カオルちゃんの動画です。顔がわからなければとご了承いただきました。 仕事に慣れるので精いっぱいだったこの2年。最近は仕事に慣れてきて、レッスンに休まず来られるようになってきました。ピアノは息抜き。今ある力で弾ける曲を弾いています。

この子は体の筋力が弱く、階段は何かにつかまりながら降ります。指の関節も弱く、見た目にも関節のあたりがフニャッとしています。小学生の頃は、第1関節を鍛えるための練習、中学生以降は保持音を使った練習、親指のための練習、小指のための練習など、これまたかなり地味な練習を提案し続けてきたのですが、お母さんのご協力もあり、いつも誠実に取り組んできてくれました。

お陰で今はしっかりとした音で弾け、親指もしっかりしてきたので指くぐりもできます。長年取り組み続けてきた、左右の音のバランスも今では確実にできるようになり、表現の幅が広がりました。

この子はとにかく耳がいい! 聴覚過敏なところがあるので、犬の鳴き声やバイクの音など、苦手な音がありますが、音感がとてもよいので楽譜が読めなくても、耳で曲を覚えてくれます。一応色音符にしているのですが、ほとんどの音は耳で記憶しているようです。最近は読譜の訓練を始め、少しずつ楽譜から色音符を消していっています。 

ヴァイオリンも習っていて、先日久々に聴かせてもらったのですが、音が伸びやかになって、音色が豊かになっていました。音感がいいので音程もバッチリ。なっちゃん同様に、悲しいハーモニーを聴くと泣いてしまう、感性の豊かな子です。


【リョウくん】
https://www.facebook.com/emikopiano/videos/591071097742541/?l=176904448575372683

コミックエッセイに登場する、自閉症リョウくんの発表会動画です。今年は、ペダルを上げるときの「ガンッ」という雑音が気になり、レッスンをしたのですが、その音を出さないように気をつけてペダルを上げると、今度は音が濁ってしまいます。本人も濁っていることには気づき、気持ちが悪いようなので、本番はその修正をしながら弾いているようでした。

パニックになりやすく、レッスンでの自傷行為はありませんが、日常生活ではまだ自傷行為が見られる子です。この演奏動画には、間違えて一瞬止まる場面があります。内心「パニックになるのでは?!」と不安になったのですが、なんとか自分をコントロールして冷静に対処してくれ、最後まで落ち着いて弾き切ってくれました。発表会後の妹からのメッセージカードには「間違えたときも落ち着いて弾けてよかったね」の一言。さすが兄妹! わかってるな〜。(笑)

リョウくんは、ホームコンサートで演奏することにものすごいやりがいを感じてくれている子で、本番1カ月くらい前になると、その気合いをひしひしと感じます。この曲を弾くときは、いつも背中を真っ直ぐ伸ばして、丁寧な音で弾こうと1音1音に心血を注ぎ込んでくれていました。

家での練習は、子どもの頃から一人でしています。普段は練習してこない日もあるのですが、発表会の1カ月くらい前から、毎週5日、びしっと練習してきてくれていました。調子の悪い日は、45分のうち30分を気持ちを鎮めるために使い、残り15分でレッスンすることもありますが、もちろん調子の良い日もあります。そんな日は45分みっちり集中してレッスンを受けてくれています。

コミックエッセイは、リョウくんが中学生くらいまでのこと。現在のリョウくんは今年高校を卒業しています。コミックエッセイに書いたことと変わらないのは、注意(否定)がタブーだということです。少しでも注意をするとパニックになるので、注意することはできません。そのためレッスンは、コミックエッセイに書いたのと同じように進めています。


【SYOTAくん ショパン & 自作】
https://www.facebook.com/emikopiano/videos/589803331202651/?l=4195385880125201330
https://www.facebook.com/emikopiano/videos/589791837870467/?l=7328395243672247629

広汎性発達障碍の子で作曲をします。小さい頃は多動でしたが、中学生頃から多動がなくなりました。耳が良く、なんでも耳コピーしてしまいます。これまで作曲してきたものは、SYOTAの部屋に投稿していますが、どの作品も私の音は1音も混じっていません。アドバイスすることはあるのですが、それは「この音にしなさい」というアドバイスではなく、「こう聞こえるんだけれど、他の方法はないかな?」などという声かけで、SYOTAくん自身に直してもらっています。

今回の作品は『荒野に立ち向かう』 という曲名です。「仕事でストレスになることがあるので、それに立ち向かうために作った曲です。この曲を聴いたみなさんは、っと明るく前向きになれると思います。」(本人より) 

最初この曲を持ってきてくれたとき、私がついていけないほどの転調をしていたので、「音楽はこのままでいいと思うから、これを前の曲想ともう少し近い調にしない?」と提案したところ、受け入れてくれました。ただ、ここの調を変えたことで先の調に繋げるのが難しくなり、徐々に転調して先の調に近づけていくという転調楽句を作るのにかなり苦労していました。私は音に関して一切口出ししないので、SYOTAくんが自分の力で克服するしかないのですが、見事に素敵な曲に仕上げてくれています。

子どもの頃は、間違えると鼻をフガフガさせて、顔が紅潮し、「こんなはずじゃなかった!」というようなイライラした音でピアノを弾いたものでしたが、「イライラしない訓練」をすることで、間違えても汚い音で弾くようなことがなくなりました。

音の強弱やレガート、音色などの音楽表現をなかなか理解できなかった子で、図や線、体の動きなどを使い、視覚的にアプローチすることで、徐々に理解していってくれました。強弱を理解してくれたときは、自分から「レベル1!」「レベル5!」などと数値に置き換え始め、なるほど、そんな方法があったか!と学ばされたものです。レガートを理解してくれたときは、「ソフトクリーム!」と言い、私はレガートで弾くSYOTAくんの横でソフトクリームを食べる真似をしていました。(笑)

今では、定型発達の大人の生徒さんたちとなんら変わらないレッスンをしています。


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2016年07月29日

SYOTAくんの自作曲

SYOTAの部屋に自作曲をアップしている、
広汎性発達障碍のSYOTAくん新曲です。
リンクの動画は先月の発表会のものです。

https://www.facebook.com/emikopiano/videos/589791837870467/?l=7328395243672247629

『荒野に立ち向かう』

仕事でストレスになることがあるので、
それに立ち向かうために作った曲です。
この曲を聴いたみなさんは、
きっと明るく前向きになれると思います。(本人より)


次のリンク動画はSYOTAくん演奏で、
ショパンのノクターン第1番です。

https://www.facebook.com/emikopiano/videos/589803331202651/?l=4195385880125201330


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2016年05月30日

出版した3冊について

発達障害でもピアノが弾けますか?
中嶋 恵美子
ヤマハミュージックメディア
2016-03-18



コミックエッセイ『発達障害でもピアノが弾けますか?』は、
生徒さんや親御さんとの関わりや出来事に焦点を当てているため、
それほど多くのレッスンアプローチを紹介できてはいません。


あきらめないで! ピアノ・レッスン ~発達障害児に学ぶ効果的レッスンアプローチ~
中嶋 恵美子
ヤマハミュージックメディア
2011-02-16



発達障碍の生徒さんたちの様々な特性やアプローチの詳細は、
『あきらめないで!ピアノ・レッスン』に書いています。
コミックエッセイに描かれたアプローチの意味や説明、
そのほかのアプローチをもっと知りたいと思われた方は、
こちらの本を参考にしていただけたら嬉しいです。 

 


また、最近出版した『知っておきたい幼児の特性』は、
発達障碍の特性ではなく、
幼児全般の特性とレッスンアプローチについて書いた本です。
もちろん共通点もあるので、
発達障碍児へのレッスンに応用できるアプローチもありますが、
100%可能なわけではありません。

発達障碍児へのアプローチは全ての生徒さんに使えるのですが、
その逆は全て使えるとはいえないんですよね。 

ちなみに、この本は音楽之友社サイトの立ち読み機能で、
何ページか試し読みすることができます。
http://www.ongakunotomo.co.jp/catalog/detail.php?code=312010


『あきらめないで!ピアノ・レッスン』にご興味のある方は、
Amazonの「なか見検索」でかなりのページ読むことができるので、
試し読みしてみてくださいね♪


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2016年04月29日

発達障碍とピアノレッスン

発達障碍とピアノに関するタイムリーな情報は、
いつもFBに投稿しています。
FBをしていない方もいらっしゃるのではと思うので、
普段どういうことをFBに投稿しているのか、
こちらに少し紹介させていただくことにしました。

FBの友達申請はコメント欄の煩雑さを避けるため、
ピアノ指導者の方のみにさせていただいていますが、
以下のような情報は公開投稿しており、
友達として繋がっていない方々にも読んでいただけます。


私のFBページ
https://www.facebook.com/emikopiano
 ※ピアノ指導者の方で友達申請くださる方は、
  ピアノ指導者であることがわかるように、
  必ずメッセージをください。


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Yukako Nishimura先生ご企画のコンサート。
とうとう明日ですね! 残席、わずかながらあるそうです。
予約制なので必ず連絡してくださいね。

【残り僅かのチケットのお問い合わせは】
 090−8532−0956(すみれ音楽教室)



【第1部】 野田恭子の講演「発達障害のピアニストからの手紙」

【第2部】 野田あすかのソロ プログラム

 ● NHKーEテレ メドレー 〜ピタゴラスイッチ&クインテッ
 ● 手紙〜小さいころの私へ〜 (野田あすか 作詞・作曲)
 ● 愛燦燦 (小椋佳 作曲)
 ● エリーゼのために (ベートーヴェン 作曲)
 ● 幻想即興曲 (ショパン 作曲)
 ● あしたにむかって (野田あすか 作曲)
 ● 「アルゼンチン舞曲」より (ヒナステラ作曲) 【第3部】 共演コーナー
 ●  子どもたちとの連弾 夢をかなえてドラえもん花は咲く
 ●  歌さんぽ しあわせ運べるように (あすかの伴奏)


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自閉症スペクトラム高校1年生の女の子。
小学生のうちはイヤイヤ虫がついて、
手を広げるのを嫌がったり、
この動画のようなアプローチはできませんでしたが、
今ではイヤイヤ虫がなくなり、理解力も高くなったので、
このような目的を持ったアプローチを
喜んで受け入れてくれるまでになっています。

(動画1)小指を鍛える

手首が下がってしまう原因が親指と小指にあったこの子は、
この1年ほど親指中心にアプローチしてきました。
親指の支えや動かし方が安定してきたので、
最近は5指へのアプローチを開始しています。

右5指の安定感に比べ、
左5指がまだフガフガしているのが
おわかりいただけるのではと思います。
目指すは右と同じくらいの安定感。この運動で5指が安定し出すと、
楽曲中の5指も安定してきます。 

(動画2)2指の可動幅を広げる

バーナムで1−2指のトリルが出てきたのですが、
2指が全く動かないということが判明しました。
原因は2指の可動幅の狭さと、瞬発力のなさです。
これまで他の指を動かす惰性で、
2指が動いてきたのだろうと思います。
これは上級の大人の生徒さんにも見られることで、
2の指ってそれとなく使えているようで、
ピアノを弾く上では意外と盲点になっている指なんですよね。 

このゴム運動は、障碍のあるなし関係なく、
親指のアプローチにもよく使っています。
その場合、「親指の付け根から動かす」「親指が動く方向」という
正しい動かし方をきちんと伝授した上で、取り組んでもらっています。
ブルグミュラーの『清い流れ』など、
このゴム運動を取り入れるだけで見違えてよくなるんですよ♪

https://www.facebook.com/emikopiano/videos/550707195112265/?l=536147345716469048


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以前話題にしたこの本。
あの後すぐに届いて読み、
これは是非みなさんにお勧めしなければ!と思いつつ、
投稿がこんなに遅れてしまいました。

著者のお父さん以外、
家族5人全員発達障碍、しかも全員タイプが違うんです。 

家族がお互いをどのように受け止め、理解し合っているのか。
動物に置き換えているところが、
私たちにとってもわかりやすい。
また、著者は社会で生きづらさを感じている子どもたちに、
それらにどう対処していったらよいのか、
本人の取扱説明書を本人に渡していて、
この本はそれがきっかけに生まれたそうです。

全員グレーゾーンということもあり、
お子さんに発達障碍があるとわかったのは長女が20歳を過ぎてからのこと。
176ページの「本当に困っていたのは子どもたちだった」に、
そのことが詳しく書かれています。 

著者の妻ワッシーナさんはとっても魅力的な人! 
この方の特性は、体の使い方が不器用で左右を間違えたりすること。
ピアノレッスンのヒントになるような話が、ちょこちょこ出てきます。
長女のニャーイさんは空気を読むのが大の苦手なのですが、
空気を知る3秒ルールやマネキンを使った説明などは、なるほど〜です。 

長男のウルフーさんは、まるで超能力のような聴覚と臭覚の持ち主。
これだけ感覚過敏だと不便なことの方が多いだろうと想像します。
かなり几帳面なタイプなので、
長女ニャーイさんの極端な忘れっぽさからくる、
作業を完結できないこととぶつかってしまいます。
ひとくちに発達障碍といっても、
個性はさまざま。家族でもぶつかることはあるんですよね。 

二女のリスミーさんは思考や言動が超ハイスピードで、
タンスやピアノの上に登るのが大好き。
気持ちの切り替えもあまりに早いので、
相手から誤解を受けることがあります。
反省の練習やボールを使った集中力アップの方法など、
レッスンのヒントになりそう。
次男のウッシーヤさんは、一緒にいるとホンワカして、
癒されるタイプの子なのだろうなぁと思います。
通話中に電話していることを忘れるのは、
ウッシーヤさんだけでなく家族全員がそうだとか。 

少しでも多くのみなさんに手にとっていただけたならと思ったら、
こんなに長い投稿になってしまいました。(笑) 
とにもかくにもお勧めの1冊です!



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昨日シェアした『保護者への話し方』という立石先生のブログ記事。
リンクの漫画には、漫画家のかなしろ先生が、
お子さんに発達障碍があると知るまでの経緯が描かれています。

ある程度の年齢になるまで診断名がつかず、
療育先でも「様子を見てみましょう」としか言われない場合もありますし、
この漫画のかなしろ先生のように、
何もわからないまま、ひたすら園や学校に謝り、
またうちの子がなにかしでかすんじゃないか?と、
毎日ヒヤヒヤしながら過ごすケースもあります。 

「親御さんから発達障碍があると伺っていない」
「親御さんが発達障碍を受け入れていないようだ」と思うケースには、
この漫画のかなしろ先生のような状況にある親御さんも多いのではと思います。
そんな親御さんの状況や心境に寄り添えるピアノ教室であれたなら。
お勧めの一冊です。

漫画家ママの うちの子はADHD (こころライブラリー)
かなしろにゃんこ。
講談社
2009-06-26



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2016年04月26日

発達障碍レッスンアプローチ情報

先日投稿したものですが、
ネットでセミナーとレッスン風景動画のリンクを
開けない方がいるということがわかりました。
FBをしていない方が見られるようなURLの取得をし、
リンクをする必要があったため、リンクしなおしました。



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最近出版した『発達障害でもピアノが弾けますか?』をきっかけに、
このブログへ訪れてくださった方も多いのではと思います。
そこで、私がネット上に挙げている、
発達障碍に関するピアノレッスンを、
こちらにまとめて紹介させていただくことにしました。


【 FBグループ『発達障碍ピアノレッスン』 】

ピアノ指導者限定の非公開グループです。
現時点のメンバー数は401名。
ピアノ指導者であれば、
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純粋に発達障碍児のピアノレッスンについて語り合っています。

【楽器店の方へ】 楽器店の方も紹介があればメンバーになることができます。ただし、メンバーが迷惑に感じるような営業行為はお控ください。苦情が出た場合、メンバー削除やブロックなどの対処をさせていただくことがあります。もちろん発達障碍に関する告知は、どんどんしていただいて構いません♪


【 ブログ右サイドバーにあるリンク 】

このブログ右側に、下のようなリンクを設けています。

無題


〜 セミナー内容詳細:打てば響く3つの視点 〜

今はセミナーは開いていません。
そのため、こちらにその内容をすべて紹介させていただいています。


〜 ネットでセミナー:どんな子にも自在にレッスン 〜

動画によるセミナーです。(無料)

(第1回)その子自身を知ろう
(第2回)心の扉を開く
(第3回)幼児の発展途上な認識力を知る
(第4回)生徒さんの焦点を誘導する
(第5回)時期を見極めてアプローチする
(特別回)ひとつのアプローチに目的はひとつ

 ・・・導入期幼児(定型発達)へのレッスンに焦点をあて、これらをさらに充実させた『知っておきたい幼児の特性』(音楽之友社)を5月に出版します。Amazonの情報は暫定的なもので、この記載より安くなるとのことです。先日1100円に決まったと編集の方から伺いました。


〜 悩んだらネットで相談:発達障碍児レッスン相談 〜

FBメッセージでやりとりした、
レッスン相談を公開しています。(相談者の承諾あり)
現在はFBグループ『発達障碍ピアノレッスン』があるため、
新たな内容は更新していません。


〜 多動な子へのレッスン:レッスンアプローチ例 〜

あきらめないで!ピアノ・レッスン』(ヤマハミュージックメディア)の各章になっている、
『個性を知る』『理解力を知る』『身体能力を知る』という視点で、
私がどのように生徒さんを観察し、レッスン目標を設定しているのか、
広汎性発達障碍で多動な4歳児を例に紹介させていただいています。


〜 レッスン風景の動画 〜

生徒さんのレッスン風景です。
ほとんどカットしていない素のままのレッスンを、
字幕解説付きで紹介させていただいています。

・重度知的障碍げんちゃん その1 その2
・軽度知的障碍なっちゃん その1 その2
・自閉症りつくん


〜 動画付き成長の記録 〜

発表会の動画を用いて、
ひとりひとりの生徒さんの成長の記録を
紹介させていただいています。

・重度知的障碍げんちゃん
 現在23歳。小学4年生から中学3年生までの記録

・軽度知的障碍なっちゃん
 現在23歳。小学4年生から高校2年生までの記録

・広汎性発達障碍SYOTAくん
 現在21歳。小学2年生から20歳までの記録

・自閉症りつくん
 今年高校を卒業。小学2年生から中学1年生までの記録

・自閉症スペクトラムの女の子
 現在高校1年生。年ごとの記録ではありません。
 全体を振り返ってみたものです。


【 ひまわりの丘リンク集 】

発達障碍の方を受け入れているピアノ教室のリンク集。
リンクしてくださる教室を常に募集しています。
http://www.terra.dti.ne.jp/~emikosan/himawarinooka.html


【 お知らせ 】

あきらめないで!ピアノ・レッスン』の重版が決まりました。
これで第6版となります。
今回の重版では、mixiコミュニティ紹介部分をFBグループに置き換え、
巻末にFBグループ『発達障碍ピアノレッスン』のチラシを加えています。 


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