ピアノ/ピアノの歴史

2006年12月29日

ピアノの歴史3【クラヴィコード供

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【古楽/CD】
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ネーデルランド楽派の音楽(2)
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ネーデルランド楽派の音楽(1)
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中世ルネサンス音楽への招待状
ルネサンスのクリスマス音楽
ルネサンス名演集
ルネサンス・リュート曲集





【クラヴィコード供

この魅力的な楽器クラヴィコード。
現存している一番古いものはドメニコ・ダ・ペサロという人が製作した1543年のもの。
3オクターブ半ほどの音域があるそうです。(c3〜E)
最初はイタリアで製作されていたクラヴィコードですが、
16世紀になるとヨーロッパ各地に普及し、
17世紀にはドイツで多く作られるようになり音域も4オクターブまで広がりました。

16世紀というとルネサンス期ですね。
この頃日本へ初めてヨーロッパ船が到着しました。(1542年)
その7年後フランシスコ・ザビエルが鹿児島に上陸。
その中に、このクラヴィコードがあったようです。
「十三ノ琴ノ糸ヒカザルニ五調子ヲ吟ズ」と当時の文書にあります。

クラヴィコードは小型の楽器で持ち歩きやすいものだったんです。
旅行ばかりしていたモーツァルトは、その中でも極めて小型のクラヴィコードを愛用。
古いクラヴィコードには脚のないものが多く、
容易に持ち運びができるだけでなく、机の上に置いて弾くこともできました。
現代のキーボードのような手軽さですネ。

最後にバッハについて書いたフォルケルの一文をご紹介。

「バッハがいちばん好んで弾いたのはクラヴィコードであった。
ハープシコード(チェンバロ)は多用な表現能力を備えてはいるが、
彼にとって感情表現が十分でなかった。
またピアノフォルテは、彼の生存中まだ幼児期にあった楽器だったために、
彼を満足させるには荒削りすぎた。
それゆえ彼はクラヴィコードを練習用、
および一般に個人的な音楽の楽しみのための最上の楽器、と考えたのである。
彼の洗練された考えの表現には、この楽器がもっとも好都合であった。
実際クラヴィコードは音の点では貧弱だったが、
きわめて柔軟性に富んでいるので、
ハープシコードやピアノフォルテからはこの楽器ほどの
こまやかな表現が得られるとは信じがたかったのである。」

音が小さいというだけで衰退してしまったクラヴィコード。
フォルケルの一文を読むと、復活してもらいたいものだ・・・と思わずにいられません。
でもね、コンサート向けじゃないんですよね。(_ _;)
誰の耳にも届かないほど微弱な音なので。
いつか欲しいな。自分で調律できなきゃだけど。
調律の方法を覚えて、自分用に欲しいものデス。
場所もあまりとらないし・・・。探せば売ってるし・・・。
いつかね、いつか・・・。


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2007年01月28日

ピアノの歴史(横浜みなとみらいホール)

昨日、横浜みなとみらいの小ホールレクチャーコンサートシリーズ
「ピアノの歴史」・・・第2回謀略家としてのハイドン
を聴きに行って来ました。

うほほっ♪

何がうほほって、クラヴィコードなのですよ。うひょひょっ
ずっとずっと生で聴いてみたかったクラヴィコード!!
聴きましたぁ〜やった!
想像通り、いやいや想像以上に美しい音色でした。

小さい小さい音なんですよ。
そりゃぁ想像以上に小さな音で。
ところが、想像以上にダイナミズムの幅があるんです。
あんなに小さな音なのに、
何故こんなに幅を感じるんだ?ってくらいに。不思議です。

音色はまろやかで繊細でシルクのよう。
だんっぜん私はチェンバロよりクラヴィコードの音色が好き!!
本でチェンバロとクラヴィコードの違いについて読んでいたときから、
クラヴィコードの方が好きだった私ですが、
それはあくまでも想像上で好きだったわけで、
実際に聴いて好きだったのではありません。

でもね、今日は再確認しましたよ。
実際の音色を聴いたら、今まで以上に大好きになりました!!
あぁ弾いてみたいっ。弾いてみたいですっ!
ベーブンクとポルタートを試してみたいです!!!

それからそれから、今日使われていたフォルテピアノ。
これもすばらしい音色だった!!
これまで聴いたこの年代に作られたフォルテピアノの中で、
一番お気に入りの音色かも?!
聴けば聴くほど深みのある変化のある、個性的な音。
まるでするめのように、かめばかむほど味わいが出てくる・・・みたいな音です。

ロバート・ブラウン作(2001)
 ・・・アントン・ヴァルター(1782)のレプリカ


やっぱり古楽器っていいなぁ〜。好きだなぁ〜。

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【ピアノの歴史/本】
日本のピアノ100年―ピアノづくりに賭けた人々
ピアノ音楽史事典
ピアノの歴史―楽器の変遷と音楽家のはなし
ピアノの誕生―楽器の向こうに「近代」が見える
ピアノ物語
チェンバロ・フォルテピアノ
ピアノ進化の歴史と演奏家―いい音を求めて
楽器を知ろう―ピアノ
ピアノ―誕生とその歴史
スタインウェイ物語―世界を征服したピアノの帝王 (1978年)





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2007年02月14日

ショパンの孫弟子コチャルスキの演奏

先日購入したショパンの孫弟子コチャルスキの演奏、
毎日毎日飽きずに聴いています。
だって、すっごくすっごくいいんだもんっ!!!!

以前ブログに書いた演奏会
1830年に製作されたピアノによるショパン。
間近で見て驚いたのは、
この時代でもハンマーはこんなに小さいの?!でした。
残念ながらピアノには触れませんでしたが、
鍵盤は今のものよりずっとずっと軽そうでした。

当時のピアノは、とても軽かった!
それだけ速く軽やかなパッセージが弾けるというコト。
あぁ、ショパンってこうなんだ!!です。
もうね、う〜〜っとりです。

現代のピアノで軽やかに弾こうとしたって、
ここまで軽やかにはならないだろうと思います。
速さだけの問題じゃない。
響きが違う。

あそこまでの軽やかな響きは、
大きな音が出るようにと改良されてきた
現代のピアノでは無理だと思うのです。

まいったなぁ〜〜・・・・です。
このショパンを聴いちゃうと、他のショパンが聴けなくなっちゃう。
それくらい私にとって魅力的な響き。
現代ピアノでショパンを弾くしかない、というジレンマも生まれます。
ここまでフォルテピアノに惚れ込んでしまうと、辛いものがある。(^-^;


ショパンはピアノを叩くような弾き方が大嫌いだった。
彼のフォルテはあくまでも相対的なもので、
いつも同じ強さとは限らない。
常にクレッシェンドとディミヌエンドの線上を揺れ動く、
あの微妙なピアノやピアニッシモとの兼ね合いがあるからだ。
  
・・・・ヒプキンズ(「弟子から見たショパン―そのピアノ教育法と演奏美学」より)

演奏するときは充分に音を鳴らし、
豊かで丸みのある音を繰り広げていかねばなりません。
ピアニッシモからフォルティッシモまで限りなく
微妙なニュアンスを追い求め、
ピアニッシモのときは模糊たるつぶやきにならぬよう、
フォルティッシモは叩きつけるような弾き方で
敏感な耳を傷つけたりしないよう、
気をつけなくてはなりません。
 
 ・・・・ミクリ/コチャルスキ(「弟子から見たショパン―そのピアノ教育法と演奏美学」より)


現代ピアノは当時のピアノより豊かな響きがするのだから、
フォルテも思いっきり弾いてよいのか?
意見の分かれるところだとは思いますが、
私は違う気がしています。

現代ピアノと当時のピアノをショパンの前に並べたとき、
ショパンはどちらのピアノを選ぶかな?
私は当時のピアノを選ぶような気がするんです。
あの軽やかな響き。
1音1音の個性的な味わいのある音色。

コチャルスキだけでなく、
ミハウォフスキ(ショパンの孫弟子)の演奏を聴いてもそう感じます。

コチャルスキのノクターンOp.9-2と
ミハウォフスキの子守歌Op.57は本当にすばらしい!!!
あまりに美しすぎて涙が出てきます。
心が震えます。
あんなノクターンは聴いたことがない。
ショパンの言う微妙なニュアンスとはこういうことなのか!・・・です。

あまりにもすばらしすぎて、聴く専門でいたい!と思ったほど。(笑)
まぁ、練習して耳が育ってきているからこそ聴こえてくることも多いのですが、
ずっとずっと聴いていたいと思う演奏なんです。
自分の演奏はどんなにがんばってもあんな風にはならないだろうけれど、
少しでも近づけたなら・・・。

ショパン孫弟子のCD。
是非一度聴いてみてください。
ショパンの作品は、コチャルスキミハウォフスキのCDがお勧めです。
サロン・ド・ノアン
 →ここで購入できます。ここ以外で手に入るお店があるかはわかりません。



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ショパン―マンガ音楽家ストーリー〈4〉
ショパン―「ピアノの詩人」とよばれた天才作曲家 学習漫画 世界の伝記
弟子から見たショパン―そのピアノ教育法と演奏美学
ショパンのピアニスム―その演奏美学をさぐる
ショパンについての覚え書き
ショパンパリコレクション―パリ・ポーランド歴史文芸協会フレデリック・ショパン所蔵品目録
ショパンを読む本―ショパンをめぐる50のアプローチ
ショパンの手紙
ショパンとロマン派の音楽
ショパン―ピアノの詩人とよばれるポーランドの作曲家
作曲家と出会うショパン その生涯と作品
決定版 ショパンの生涯
ショパン―愛と追憶のポーランド
ショパン紀行―あの日ショパンが見た風景
ショパン全曲解説―聴くために 弾くために



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2007年03月03日

ピアノの歴史4【ハープシコード機

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【ハープシコード機

ハープシコードは国によって呼ばれ方が異なります。
チェンバロと言われるとピンとくる方も多いのでは?
ドイツ語やイタリア語ではチェンバロと呼ばれ、
フランス語ではクラヴサンです。
クラヴィチェンバロと呼ばれることもあります。
ちなみに、ハープシコードは英語です。

ピアノの歴史・・・という題名で書いているこの記事。
発音機構でみると、
ハープシコードよりクラヴィコードの方が、
ピアノの原点というにふさわしいと感じます。
クラヴィコードは弦を打ちますが、
ハープシコードは弦をはじくのです。

ハープシコードの鍵盤の先には、
ジャックと呼ばれる長い木片が垂直に置かれています。
このジャックの先にはプレクトラムと呼ばれる爪が埋め込まれており、
鍵盤を押し下げるとプレクトラムが弦をはじいて発音します。

私がとても興味深く聴き比べてみたいと思っているコト。
それは、このプレクトラムの素材の違いによる音色の変化です。
これまで様々なハープシコードを聴いてきましたが、
プレクトラムの素材は変わりなく、聞き比べできないままでいます。
当時使われていた素材は以下の通りです。

・鳥の羽骨
・鯨の骨
・貝殻
・馬の蹄
・真鍮
・木
・皮
・牛のもみ皮


ね?素材によって、かなぁり音色が変化しそうだと思いませんか?
話がちょっと脱線してしまいますが、
私が素材による音色の変化を聴いてみたいと思う楽器に、
陶器製のフルートガラス製のフルートがあります。
一体どんな音色なんでしょうね〜。

ところで、ハープシコードにはストップという機能がついています。
つまみやボタンともちょっと違うのですが、
そのストップを動かすと様々な変化がつけられるのです。
ピアノでいうとペダルのようなものですが、
ピアノでは考えられないような機能が備わっています。
このストップ操作によりプレクトラムの素材を選択できる楽器もあったようです。
とても興味があるので触ってみたい楽器のひとつなのですが、
未だに出会っていません。(T_T)
 ・・・・他にも様々なストップの機能がありますが、
    それについては後々お話したいと思います。

ちなみに、本当にそんな機能があったのか?という疑問も持っていたりします。
プレクトラムの素材をストップ操作で選べるなんて、
一体どういう作りにしたらそんなことができるのか??
私が読んだ本には、このように書かれているのですが、
私の読み方が間違っているのか・・・?
『演奏の際に音色を変えようとするときには、
ストップを操作して、ジャックに植えてあるプレクトラムの選択を
変えなければならない。』


これまでプレクトラムの選択をストップ操作で変えられる楽器に出会っていないので、
一体どんな作りになっているのか興味津々です。



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【グレン・グールド/本】
グレン・グールド演奏術
グレン・グールド論
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「草枕」変奏曲―夏目漱石とグレン・グールド
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2007年03月04日

ピアノの歴史5【ハープシコード供

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【ハープシコード供

ハープシコードには大型のものと小型のものがあります。
大型のものは、きっとみなさんが想像している楽器。
グランドピアノに似た形のもの。
今日は小型のハープシコードについてのお話です。
小型のハープシコードは見た目にはクラヴィコードに似ているかも。
横長で鍵盤に対して弦が平行に張られています。

Spinet.jpg

これら小型の楽器をどう呼ぶかについては、
いろいろあるようで・・・。(^-^;
私もチンプンカンプンです。(笑)

例えば、17世紀イギリスでは撥弦鍵盤楽器すべてを
ヴァージナルと呼んだとか。
前回触れたようにハープシコードは英語の呼び方で、
国によって様々な呼ばれ方をしています。
最近では形や機構による再分類がされているそうですが、
ここまでくると頭がぐるんぐるんしてきちゃう私。

かといって、この話題に触れないわけにもいかないので、
小型のハープシコードがあったんだ〜
         ・・・・・
程度に触れたいと思います。(笑)

この小型ハープシコード、呼び名は2種類ほどあるようです。
スピネットとヴァージナル。
私はスピネットという言葉の方をよく耳にします。
でも分類でいうとこの2つの楽器、ちょっと違うようです。

ヴァージナル:鍵盤に近いほうに低音弦
スピネット:鍵盤から遠いほうに低音弦


これも絶対というわけではなく、
そういう弦の張られ方が多い程度のようですが。

新しい分類法によるスピネットでは、
ジャックが左の手前から右の奥へと斜めに並ぶヴァージナルと異なり、
鍵盤とほぼ平行に置かれ、
すべての弦が左から右奥斜めに張られています。
上記写真は国立音楽大学楽器学資料館に収められているスピネット。
短い高音弦はケースの手前。
長い低音弦は左から右奥に伸びています。

この弦の張り方、ジャックの位置だと、
ヴァージナルは長方形で作れますが、
スピネットは三角形にならざる得ません。

これら分類となるとチンプンカンプンになってしまう、
小型ハープシコードですが、
古くは15世紀中頃の文献に記されているそうです。
その後16世紀末から17世紀初頭にイギリスで大流行。
音楽史でいうと、ルネサンス後期からバロック初期にかけてですね。

ヴァージナルやスピネットは、
クラヴィコードのように小型で持ち運びしやすかったため、
卓上に置いて弾く家庭用として人気があったようです。


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2007年03月05日

ピアノの歴史6【ハープシコード掘

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【ハープシコード掘

今回は大型のハープシコードについて。
演奏会などでよく見かけるチェンバロです。
この楽器についての最古の記述は14世紀末
現存している最古の楽器は16世紀のものです。
この時代の主要な製作地はイタリア。
薄手で細長いという特徴があり、
なんと脚を取り外して卓上に置けるものもあったそうです。
1つの鍵盤に対し1対の弦。
たがいに反対に向いた2本のプレクトラムでこの1対の弦を鳴らしました。

17世紀に入ると、主要製作地はフランドル地方へ。
  ・・・・・オランダ南部、ベルギー西部、フランス北部にかけての地域です。
なかでもリュッケルス一家が有名で、
厚手のケースに特徴のある銘器が製作されました。
ハープシコードには1段鍵盤のものと2段鍵盤のものがありますが、
2段鍵盤を取り付けたのは、フランドルの製作者たちでした。

余談ですが、チェンバロの演奏会へ通うようになり、
「チェンバロにも発展の歴史があるんだ!」と実感した私。
考えてみれば当然のことなのですが、
ピアノが発展する以前の楽器、
という固執したイメージに捉われていたんですね。
時代によって楽器の大きさも変わりますし、
それに伴い響きの豊かさも変化していきます。
個人的には、響きすぎる大きなハープシコードより、
ちょっと小さめのハープシコードの方が好きです。
 ・・・・楽器編成にもよりますが。ソロはその方が耳に優しく感じます。

ところで、これから話を進める前に必要な知識をちょこっとお話したいと思います。
チェンバロの本などを読んでいると「何フィート」という言葉が頻繁に出てきます。
8フィートというのは鍵盤通りの実音のことです。
この半分の4フィートだと、その音の1オクターブ高い音ということになります。
8フィートの倍の16フィートだと、1オクターブ低い音
これはパイプオルガンのパイプの長さからきている言葉です。
チェンバロは弦の太さや張力で音の高さを調整できるので、
弦の長さを示しているものではないそうです。

このハープシコード(チェンバロ)の新しい機能を見ると、
思わずエレクトーンを思い出してしまう私です。
ハープシコードにもエレクトーンのような装置があったんですね〜。
エレクトーンを始めて触ったとき、なんだこりゃ?と思ったコト。
鍵盤の実音より1オクターブ高い音や1オクターブ低い音を、
同時に鳴らすことができるんです。
エレクトーンは音色のほかに、そういう装置を使って音を作る。
ピアノでは考えられない装置です。

で、これと同じような装置がハープシコードにはあるのです。
17世紀はじめになると、
4フィート弦と8フィート弦の両方を鳴らすことができる装置が考案されました。
どういうことかというと、
上段と下段でフォルテとピアノを、弾き分けられるようになったということです。
実音だけのピアノと、4フィート弦も同時になるフォルテ。
これらは前回お話したストップの操作でコントロールします。

また、カプラーと呼ばれる機構が発案されました。
上下段鍵盤を連動させ、同時に二つの鍵盤に張られている弦を鳴らせるようになりました。
ハープシコードは、このようなストップ操作により音色を変えることができるのですね。

バッハのイタリア協奏曲をみると、
合奏(トゥッティ)とソロの対照を感じます。
チェンバロの上段鍵盤と下段鍵盤・・・のように当てはめると、
楽曲へのイメージがググッと広がると思いませんか?

ところで、これは余談ですが・・・。
リュッケルス一家が製作した2段鍵盤のほとんどは、
移調2段鍵盤だそうです。
いやぁ、これ驚きます。
上段と下段で鍵盤の配列が少しずれているんです。
例えば、上段C音の位置に下段鍵盤F音を置く。
下段鍵盤Fを弾くとC音が鳴る・・・という仕組みです。
なんとも弾きにくそう。(^-^;
でも、電子ピアノやエレクトーンにはこういう機能がありますね。
私はこういう鍵盤を弾くと頭が混乱して弾けなくなっちゃいます。
 ・・・・でもね、トン・コープマンがパイプオルガンを弾いている映像を見ると、
    弾いてる鍵盤と鳴ってる音が違ってたりするんですよね〜。
    こういう鍵盤で弾けないとパイプオルガンは演奏できないのかなぁ。



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