ピアノ/レッスン

2016年08月06日

発達障碍ピアノレッスン・FB非公開グループ

FBに開設した『発達障碍ピアノレッスン』グループは、
ピアノ指導者・楽器店の方限定の非公開コミュニティです。
現在521名のメンバーがいます。

ピアノ指導者であれば、
発達障碍の生徒さんがいないという方でもメンバーになれます。
メンバーに属していることは公開されますが、投稿の内容は非公開。 
私はあくまでも管理人なので、
私とFBで繋がっていなくてもお気軽にメンバーリクエストくださいね。

どんなお立場の方も、
発達障碍児へのピアノレッスンに興味がある方であれば大歓迎です。
お互いの立場を越え、メンバー全員が平等な立ち位置で、
純粋に発達障碍児のピアノレッスンについて語り合っています。 

参加ご希望の方は、下記リンクからメンバーリクエストしてください。
https://www.facebook.com/groups/458864134300478/

ピアノ指導者かどうかわからない場合、
確認のために神野由香さんから
メッセージを送信させていただくことがあります。
由香さんと繋がっていない方、
共通の友だちが少ない方は、
受信箱にメッセージが入らない可能性があるので、
「もっと見る」⇒「フィルタ済み」を必ずご確認ください。

どうぞよろしくお願いいたします。


【楽器店の方へ】

楽器店の方もメンバーになることができます。
ただし、メンバーが迷惑に感じるような営業行為はお控ください。
苦情が出た場合、
メンバー削除やブロックなどの対処をさせていただくことがあります。
もちろん発達障碍に関する告知は、どんどんしていただいて構いません♪


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2016年07月29日

SYOTAくんの自作曲

SYOTAの部屋に自作曲をアップしている、
広汎性発達障碍のSYOTAくん新曲です。
リンクの動画は先月の発表会のものです。

https://www.facebook.com/emikopiano/videos/589791837870467/?l=7328395243672247629

『荒野に立ち向かう』

仕事でストレスになることがあるので、
それに立ち向かうために作った曲です。
この曲を聴いたみなさんは、
きっと明るく前向きになれると思います。(本人より)


次のリンク動画はSYOTAくん演奏で、
ショパンのノクターン第1番です。

https://www.facebook.com/emikopiano/videos/589803331202651/?l=4195385880125201330


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2016年07月19日

戻ってきてくれる生徒さん

生徒さんたちとの出会いは一生ものと、
いつも思います。

けれど、趣味でピアノを続ける生徒さんにとって、
ピアノと生活が常に両立するとは限らないわけで、
やめたような、お休み中のような、
いや、お休みと思っているのは私だけで、
生徒さんはやめたつもりになっているのかも?
なんていう中途半端な時期が生まれます。

レッスンをしなくなっても年賀状のやりとりは続いていたり、
生徒さんによっては1年に1回といわず、
もうすこし頻繁にやりとりがあったり。
お付き合いは一生ものなので、
交流は続くことが多いんですよね。

中学1年生の男の子。
先月の発表会で花束を持ってきてくれました♪
家の事情やら何やらで、
小学3,4年生頃から定期的なレッスンはできておらず、
運が良ければ半年に1回くらいレッスンに来る、という子です。

中学生になったら
定期的なレッスンを復活させたいと言っていたのですが、
思った以上に中学生活が大変な様子で、
毎週のレッスンは無理そうとの話。
でも、夏休みを利用してレッスンを受けたいと、
メールをくれました。

中学にはピアノを弾く友人がいるようで、
「弾きたい曲がたくさんあります!」と
先日のレッスンで目をキラキラと輝かせながら教えてくれました。
夏休み中に何度かレッスンに来てくれる予定です。

中学3年生の女の子。
この子もいろいろと事情が重なり、
小学校高学年のときにレッスンをやめた子です。
年賀状のやりとりは続いていたのですが、
ほとんど音沙汰なしの状態に。

ところが先月、突然お電話があり、
再会することになったのです。
お茶とお菓子を囲んでのおしゃべり。
そこには何も変わらない以前のままの関係性がありました。

先日は数年振りのレッスン。
もう中学3年生だし、
久々のレッスンで様子がわからないから、
弾きたい曲を持っておいでと伝えていました。

持ってきてくれたのは、『ハロ・ハワユ』のピアノ・ソロ。
ネットで手に入れたという楽譜は
「こんな楽譜あり得ない〜!」と笑っちゃうくらいめちゃくちゃなもの。
売っている楽譜ではなく、
多分、愛好家の人が打ち込んだ楽譜なんですよね。

「楽譜が変なところは、聴きながら弾いてきたんですが、
わからないところだらけで」とのこと。

2人でめちゃくちゃな楽譜に笑いながら、
この子のスマホに入っているこの曲を聴きながら、
左右がどういう兼ね合いになっていて、
右手がどういうリズムになっているのかを検証。
「こりゃ、いいソルフェージュになるね〜!」と
とても楽しいひとときを過ごすことができました。

前述の子も、この子も、
変な癖はついておらず、
基礎を保持していてくれていたことで、
まっさらな状態からレッスンを開始することができます。

ピアノを再開したときに、
楽譜が読めて、基礎が身についているというのは、
本当に大切なことなのだと、
改めて思わされました。

後者の中学3年生の子は、
ピアノを辞めてからの数年間、
全くピアノを弾いていなかったにもかかわらず、
指が弱くなり、指の独立が多少甘くなっている程度。
基礎的な動きを忘れているわけではないので、
大して苦労せずにレッスンを進めていけそうです。

以前使っていたフィンガーウェイツを復活させ、
コルトーのピアノメトードの練習方法を伝授しました。

先月の発表会には、
18歳の子も遊びに来てくれたのですが、
この子は高校1年の頃、
ソナタアルバムでピアノを辞めました。
ソナタといってもソナチネの直後くらい。

発表会後の親睦会で、
ベートーヴェン『悲愴ソナタ』の一部を聴かせてくれました。
指も動いているし、なにせ読譜が苦手だったはずの子が、
こんなに読譜できるようになっていることに驚き。
読譜は苦手だったんじゃなくて、
ただ単に面倒だっただけなのよね・・・みたいな。(笑)

この子もレッスンを復活させたいと言ってくれているのですが、
なにせ朝から晩まで塾という受験生。
レッスン時間を捻出するのは、なかなか難しいようです。

私の教室は小さくこじんまりとした教室なので、
生徒さんがひとり、ふたりといなくなると急に寂しくなります。
一時期、寂しくなったなぁと思っていたのですが、
こうして再開してくれる生徒さんたちが現れると、
無理して新しい生徒さんを入れようとしなくてよかった、
空き時間があってよかったと思ってしまいます。(笑)

生徒さんたちの人生はいろいろ。
ピアノから離れる時期があったとしても、
私の教室は以前と変わらない空気感で、
存在しているということ。
戻ってきたときに「お帰り」と、
私だけでなく生徒さんたちみんなで喜び合える教室。

そんな、ひとりひとりの人生に寄り添える教室が、
私の求めている教室なんだなぁと思います。
音楽っていいですね♪
求めればいつでも寄り添ってくれる。


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2016年06月20日

教室のかたち

昨日は第16回目となる発表会でした。
私は年数を覚え、数えるのが苦手なのですが、
第1回目から参加している親御さんが教えてくださいました♪ 

気づけば16年。
生徒さんたちの顔ぶれはほとんど変わらないので、
みんなで共に歩んできた歳月となります。
16年前はみんな小さくて、
発表会も今のような落ち着きある空間ではありませんでした。

第1回発表会は、
発達障碍の子たちがまだ個人レッスンをしていなかったので、
ロープを使って電車に見立て、
音楽に合わせて客席を走り回ったり、
タンブリンやボンゴを使って合奏したり。

定型発達の子や大人の生徒さんを入れても、
まだ人数は少なく、
私の音楽性もまだまだ未熟でした。
そんなまだまだ未熟だった当時の私が目指していたところは、
みんなで音楽を楽しむ、
音楽のある生活を提案し、提供するということでした。

最初の10年で、これは定着したように思います。
当時は毎月弾きっこ大会という、
気軽に弾き合う会を開いていたので、
そこで交流が生まれ、
音楽が生活に根づくきっかけになりました。

また、発達障碍の生徒さんたちのおかげで、
お互いの子どもを比べるのではなく、
お互いの子どもの成長を喜び合う関係が育まれていきました。

数年くらい前からでしょうか。
発達障碍の子たちが高校生、成人になり始め、
全体的にみんなの音色が美しくなってきました。
響きを味わえるようになってきたのです。

もちろん、大人の生徒さんたちや
定型発達の子たちにも成長があります。
やはりみんな16年前より響きがよくなりました。
これにはみんなの成長もありますが、
私自身の音楽性の成長もあるのだろうと思います。

昨日は、お互いの成長を喜び合い、
音楽を楽しむことから一段上がって、
響きに身を浸してもらえる演奏、
お互いの音楽を味わう奥深さを感じました。

これには生徒さんたちの心の成長もあるように思います。
16年前これを目指したところで、それは無理だったことでしょう。
まずは音楽を楽しむこと。
そして、それを何年もかけて深めていくこと。
聴く人が心地よく身を浸してくれる音楽を奏でられるようになるには、
やはりそれなりの歳月が必要なのです。

それに、その時々にふさわしい発表会が
あるようにも思います。
16年前の発表会は、
やはり16年前の生徒さんたちの時期に応じた、
当時の教室にピッタリくる発表会でした。

今はほとんどの生徒さんが、
あの頃と同じ発表会では逆に不自然さが伴う、
落ち着いた年齢になりました。

まだ小さな子も数名いますが、
この子たちには成長したお兄さんお姉さんの姿、
趣味を満喫する愛好家の方々の熱演を聴き、
刺激を受けるいい空間になっているとも思います。

その時々に応じた教室の姿があるものなのですね。
いつも同じ姿なのではなく、
生徒さんの成長、私の成長とともに、
「教室のかたち」が変化していくということ。

昨日の発表会を見に来てくださった、
生徒さんのお友だちが、
私にピアノを習いたいとおっしゃっていたことを、
親御さんから伺いました。

ところが、私には空きがありません。
正確にいうと2,3年後の子どもの成長に応じた、
空き時間がないんですよね。
夕方から夜10時頃までの時間は、
今後も空く予定がないからです。

小学低学年では早い時間帯にレッスンできても、
2,3年後には学校から帰ってくる時間が遅くなり、
夕方以降でなければレッスンに通えなくなります。

そうなると私には空き時間がないのですから、
どこか他のお教室に移っていただくしかなくなってしまいます。
そう考えると、現在の私が受け入れられるのは、
早い時間帯に来られる大人の生徒さんだけ、
ということになってしまうんですよね。

教室も年を取っていくものなのだなぁと実感しています。
今いる生徒さんたちと共に年を重ねていくのが、
私の「教室のかたち」なのでしょう。
生徒さんたちはおじちゃんおばちゃんになり、
私はおばあちゃんになり。(笑)

昨日の発表会会場は飲食が可能だったので、
本番後に親睦会を開きました。
会場のフルコンを弾きたい放題!
みんなに「遊び弾きしたい楽譜を持ち寄るように」
と伝えてありました。

連弾譜を持ってくる人、
ヴァイオリンとヴァイオリンの伴奏譜を持ってくる人、
本番弾いた曲をもう一度弾く人、
レッスンで以前習った曲を弾く人。
気づけばピアノの空く時間がほとんどない、
音楽三昧な親睦会となりました。

みんながみんなの音楽に耳を傾け、
恥ずかしい人は「しゃべってて〜!!!」と大声で叫ぶという。(笑)

コミックエッセイ『発達障碍でもピアノが弾けますか?』の第20話で、
クリスマスサロンコンサートの雰囲気をお伝えしましたが、
今回は飲食がついていたということで、
さらにバージョンアップした感じでした。

あのときはたまたま時間が余ってのことだったので、
遊ぶ準備ができていませんでしたが、
今回はみんなフルコンで遊ぶ気満々でやってきており、準備万端!
思っていたより1時間以上解散時間が伸びるほど、
音楽三昧&おしゃべりし放題&食べ放題な時間となりました。


なんて素敵な音楽仲間に囲まれた人生だろう!


そう主人と語り合いながら帰途につきました。
こんなに長いブログ記事を書きつつ、
もっともっといろぉんなことが私の頭の中では駆け巡っています。
みんなの表情、演奏、会話。
昨日1日のことが頭の中で再生し続けていて。(笑)

音楽に身を浸すことの心地よさ。
音楽を共に味える仲間がいる幸せ。
音楽って最高〜! と思えた一日でした。


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2016年05月25日

第3音の響き

私は第3音がソプラノにくる響きが好きです。
だから、この2曲の冒頭が大好き。(ギロック)


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何年前だったか、
知人が「オーケストラのような響きで好きだ」と、
私の演奏を褒めてくれたことがありました。
そんなことを言われたのは初めてのことだったので、
とても嬉しかったことを覚えています。

多分、私の響きが変わったのは、
第3音と限定進行音への意識が芽生えたから。

「ここはこんな響きじゃないはず。」と思ったときは、
必ず第3音をチェック。
第3音を意識した瞬間に、
「これこれ! やっぱり原因は第3音だった。」と思うことしばしば。

幼児に5指の型のスケールを教えていたとき、
「こんなところに第3音への意識が!」と驚いたことがありました。


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写真は、先日出版した『知っておきたい幼児の特性』の78ページです。
ムジカノーヴァ連載にはなかった、スケールについての加筆部分。


このアプローチは、私にとって第3音の響きの重要性を
強烈に感じさせられるアプローチとなっています。



このように、本にも一言添えましたが、
このことに気づいたときの私のショックといったら!
大切なのは頭でっかちな理解ではなく、
鋭敏な感覚なんですよね。

幼児期のうちから、
このような感覚を研ぎ澄ますためのレッスンができたなら。
そして願わくば、私の感覚も
年を重ねるごとに研ぎ澄まされていきますように♪


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2016年05月24日

幼児期のうちに拍子感を

FBに投稿したものの、
これはブログに投稿すべきだったかなと、
こちらにコピーすることにしました。


line


『知っておきたい幼児の特性』(音楽之友社)より 




 ―― 私は導入期の段階から、毎回の楽曲で「拍子打ちと歌詞で歌う」「拍子打ちとドレミで歌う」を徹底させています。弾くことよりこちらの方がずっと大切だと親御さんに説明をし、練習時間がとれないときは、弾くよりも拍子打ちと歌を優先していただくようお願いしています。 ―― 


私は子どもの頃、聴いただけでは
その曲の拍子がわからなかった記憶があります。
もちろん3拍子系なのか2拍子系なのかくらいはわかるのですが、
2拍子と4拍子の違い、3拍子と6拍子の違いを
聴き分けることができなかったのです。

この本に書いたノリの違いを体感できていれば、
演奏にもよるでしょうけれど、
演奏されている楽曲がどういうノリで演奏されているのかを
聴きとることができますし、
自分が演奏する際も意識的にノリを生み出すことができます。 

この本で「どんぐりころころ」を例に挙げたように、
楽曲のキャラクターと拍子って、
切っても切り離せない関係にあるんですよね。

導入期の教材には曲名のある曲が多いですが、
漠然とイメージするだけでは
その楽曲のキャラクターに応じた演奏にはなりにくいものです。
ところが、拍子打ちをしながら歌ってみると、
イメージとその音楽に繋がりが芽生え、
生き生きと表現できるようになるんですよね。

論理的思考が未熟で感覚が優れている幼児期のうちに、
表現を伴った拍子を”体感”しておくこと
(論理的に理解することではなく”体感”)が、
何年後かの瑞々しい演奏に繋がると信じています。

なによりバロック期の拍子と
ロマン派の拍子に私は体感の違いを感じますし、
同じ3拍子でもワルツとマズルカではノリが異なり、
これらは基本の拍子を体感できていなければ、
違いを体感することなどできませんよね。


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