ピアノ/レッスン

2020年08月18日

音符カードでトランプのスピード

シリーズ講座のLINEグループに、受講した方がこんなアプローチもあるよ!とご報告くださることがあります。「音符カードでスピード」は、野澤陽先生がLINEグループに投稿してくださったもので、お願いしたら録画もしてくださいました!

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野澤先生よりーーーー

音の階段図形(2段、3段)で、反射的にドレミのならびを身につけるトレーニング、中嶋先生の教材と平行して、以前から私がやっている「音符カードでスピード」をするのも効果的です。トランプゲームの「スピード」を音符カードでやるだけですが、反射の練習になるだけでなく、うちの生徒でこのゲームを嫌がる子はいないのでオススメです。

一つ目は、ひらがな「どれみ」表記の面、二つ目は5線の面を使っています。これはドレミ、ドシラのステップの並びですが、スキップ(一つとばし、3度)でやるバージョンもあります。




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音符カードは、くおん出版のおんぷカード(S)です。なんと発達障碍の生徒さん発案とのこと!この生徒さんがピアノを習い始めた頃、カードゲームにハマっており、他のことはやってくれなくてもこれだけは嬉々としてやってくれたそうです。数字に強いこだわりがあった子で、ドレミの並びも同様に興味を持ってくれたとのことでした。

音の並びの反射については、講座Cでお話しています。


emksan at 11:30|Permalink

2020年08月14日

スマホでZOOM?パソコンでZOOM?

昨日は高校生のZOOMレッスン。スマホでレッスンしている子ですが、昨日は調子が悪く急きょパソコンに変更。お母さんのおかげでスムーズに切り替えられました。

同じ環境のWi-Fiでもパソコンの方が繋がりがいいみたい。スマホでは会話すら途切れレッスンどころではなかったのに、パソコンに切り替えた途端解消。

もう1人小学生でスマホからパソコンに切り替えた子がいます。調子がよいときはスマホでもレッスンできるのですが、画面は固まるし、音は途切れるし、どうにもこうにもという日があってパソコンに切り替えたところ、こちらも一気に解消したのでした。

パソコンがなくてスマホだけという生徒さんの中には、Wi-Fiをやめて通常の通信に切り替えた子もいます。この子の場合はこれで問題解決しました。ちなみにZOOMのビデオ通話データ消費量は、1時間で600MBとありました。もっと低く見積もったサイトもあります。こちらのサイトにとても丁寧な実験データがありました。


毎月の契約によっては、Wi-Fiではなく通常の通信を使うのもアリかもしれませんね。

ちなみにZOOM講座はビデオオフでの参加も可能です。音声のみの場合、上記サイトの実験では1時間42MBとありました。ただ、こちらはビデオなので、音声同士のやりとりよりもデータを消費するようです。上記サイトコメント欄に以下の返信コメントがありました。(この実験データは、あくまでもこの実験をした人の通信環境によるものです。)

音声×音声(10分) → 7MB
音声×ビデオ通話(10分) → 70MB


emksan at 11:08|Permalink

2020年07月25日

ZOOMレッスン動画紹介

広汎性発達障碍のSHOTAくん。今日はSHOTAくんが作曲したものをレッスンしました。ZOOMレッスンの工夫を字幕で紹介しています。


レッスン内の親指の動き、手首の動き、呼吸、指の移動と準備などは、以下の本の応用になります。

SHOTAくんの成長の記録はこちら



emksan at 15:58|Permalink

2020年07月20日

ZOOMでレッスン&講座

このところ巷のピアノ教室ではZOOMなどを使ったリモートレッスンが当たり前になっていますね。私もZOOMオンリーでレッスンしています。免疫力の弱い家族がいるため、政府や自治体の自粛呼びかけとは関係なく、対面はしばらくできそうにありません。

慣れてくるとZOOMでもかなり対面に近いレッスンができるものですね。とはいえ、やはり詳細な音色については無理なのですが、それでもかなりのところまでレッスンが可能です。

講座については、ZOOMの方が向いている気がしています。「あれ!」と思ったときその場に必要なものがあるというのはありがたい。特に質問コーナーは、どんな相談が飛び出してくるのかわからないので、より柔軟でわかりやすい講座になると感じています。

また、大勢の中で相談の手を挙げるのは勇気がいるものですが、ZOOMには不思議とそういう緊張感がなく、みんながいるのに一対一の感覚で相談しやすいという利点があります。

ご自宅でコーヒーを飲みながら、寛いで受講。もちろん私も。会場までの移動時間がいらないので、時間を有効活用できますし、ZOOM講座という方法はかなぁり気に入っています♬

というわけで、現在レッスン室はこんな感じ!

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emksan at 15:37|Permalink

2018年08月09日

岩手県大槌町でレッスン♪

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岩手県大槌町K先生の生徒さんたちに、レッスンをしてきました。ここでレッスンするのは2回目。前回と同じ子もいれば、初めましての子も。レッスンは、普段使用している教材でまだ仕上がっていない曲を、K先生の代わりに私がレッスンするというスタイル。今回は出席ノートにも私がサイン♪   

K先生は「中嶋先生に聞きたいこと、教わりたいことは?」というプリントを作成し、生徒さんたちからアンケートをとってくれていました。   

・指が速く動かない
・スタッカートがうまく弾けない
・指がバタバタ大きく動いてしまう
・猫背になってしまう
・いつもシの♭のところをシの♮で弾いてしまう   

などなど。K先生にいつも言われていることだったり、K先生が意外と思うようなことが書かれていたり。最後のシ♭のことに関してK先生は、「それはたくさん練習するしかないのでは?」と思いつつ、私がこれにどう答えるのか興味があったようです。(笑)   

どの教材からレッスンを受けたいのか、「私に聞きたいこと、教わりたいことは?」と質問してからレッスン開始。K先生が生徒さんの気持ちを整理していてくださったおかげで、みんなこの質問に悩むことなく「ここのところが」と具体的に教わりたいことを言ってきてくれたのが嬉しかった!   

こうしてみると、毎日の練習は30分が精いっぱい、いやいやもしかしたら20分でおしまい。場合によっては一週間に3日くらいしか練習できない子も、それぞれのピアノとの向き合い方に応じて「上手になりたい」という強い思いがあることがわかります。   

上手になりたいならそれに見合った練習量を・・・と推奨するのは簡単ですが、本人にしても親御さんにしても、それだけの練習量は求めておらず、自分たちなりのピアノとの向き合い方の中で上達していけたならと思っていたら? そして、練習量を増やさず、これまでと同じピアノとの向き合い方でも、上達できる方法がまだ残されているとしたら?   

私はこの20年間、練習量が少なくても、もしくは、理解が遅かったり手先が不器用でも基礎が身につくアプローチ、練習方法を模索してきました。なので、私が得意とするのは本格的な子へのレッスンより、こういうタイプの子へのレッスンなんですよね。   

大槌町のレッスンで驚いたのは、コンペに出るわけでも、本格的な道を目指しているわけでなくとも、他の先生のレッスンを受けてみたいと思う子がいるという事実でした。これにはK先生も驚かれていましたし、私もびっくり。今回は9名を2日間に分けてレッスンしました。年長さんの子以外は、全員45分レッスン。   

2日目の夜は、K先生へのレッスン。これはレッスンというより、指導におけるアドバイスのような感じ。ブルグミュラーなど生徒さんが弾く曲を中心に、私のアプローチ方法や指導のヒント、楽譜から読み取れることなどをお伝えしました。   

K先生のお教室には今後も継続して伺わせていただくつもり。前回6年生だった子たちが、中学生になってピアノを続けていたのは嬉しかったなぁ。愛情と熱意あふれるK先生だからこそ♪ みんな素直で明るくて可愛かった〜!

ところで、大槌町でレッスンを受けた子の中には、まだ仮設に住んでいる子たちがいました。震災前はピアノを持っていたけれど、仮設には電子ピアノを置くスペースもなく、キーボードでピアノを続けていたり。

その事実を知ったのはレッスン後のこと。だからなのか「かわいそう」という思いにはならず、そういう状況でも合唱伴奏を引き受けたり、私のレッスンを受けたりと、積極的にピアノを弾き続けているという、しなやかなたくましさに感動させられたのでした。たくましさと同時に、こういう子にはしなやかさがあるんだなぁ。

大槌町3日目は、《あぐどまめ》というK先生が主宰している児童合唱の練習へ。12月に私が作曲した『おおきなかぶ』を歌ってくれることになっているからです。毎年定期演奏会でジャックと豆の木やスイミーなど、音楽物語をやってきたそうで、今年は何をやろうと素材を探していたところ私の曲を聴き、「今年はこれを歌いたい!」と声をかけてくださいました♪ メールに添付した楽譜ファイルが、こぉんな素敵な冊子になっていてびっくり!K先生凄すぎッ!

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子どもたちのアイデアをどんどん取り入れてもらいたいと作曲したものなので、こんな風にアプローチしてはどうだろう?という私のアイデアをパワーポイントで作成し、「これを参考に、K先生のスタンスに合った方法でチョイス&アプローチしてください。」とお送りしていたのですが、K先生が私の思いに共感してくださり、このファイルをそのまま冊子に入れてくださっていたのが嬉しかった!   

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今年の定期演奏会は『おおきなかぶ』になったと子どもたちに伝えられたあと、K先生のご希望で私が絵本を読み聞かせ。その後音源を聴いてもらい、さっそく歌の練習。にわとりの鳴き声のウケがよかったなぁ。ブタやネコなど、動物の鳴き声の部分は特に、かしこまることなく、はじけて歌ってもらえたら嬉しい♪    

規模の小さな合唱団なのですが、「心から歌を味わい楽しむ」が子どもたちに浸透していて、コンクールを目指しストイックに練習するのではなく、日常の延長線上で歌う楽しさを大切にしていきたいというK先生の思いが見事に実っているのを感じてきました。透明感溢れる声と、子どもたちの年齢の違いを超えた仲の良さが最高!本番は12月下旬。聴きに行きたいと思っています。ワクワク! 

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※『おおきなかぶ』は、歌詞にブロンズ新社の著作権が発生します。そのため音源をこちらにご紹介することはできないのですが、ご興味のある方はFBで私までメッセージいただければと思います。

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emksan at 14:55|Permalink

2017年11月22日

耳が追いつくように

大人の生徒さんのレッスン、ブラームスの間奏曲作品118。写真の部分は繰り返し弾くことになりますが、1回目はソプラノを響かせ、2回目はテノールを響かせたい生徒さん。ところが、2回目の演奏が切羽詰まったあわただしい演奏に聴こえてしまいます。


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「この音域はソプラノより耳に届きにくいんだよね。今の弾き方だと、ようやく耳に届いたと思ったら、もう次の音が鳴るものだから、聴いていてものすごくあわただしく聴こえてしまう。1回目よりゆったりした気持ちで、テノールの音がきちんと聴く人の耳に追いついてから次の音を弾くようにすると、あわただしさがなくなるよ。」  


こうアドバイスしたところ、見違えてよい演奏になりました。
写真の青部分。生徒さんは左手から右手へと繋いでいく旋律の動きは意識できるようになっており、指も迷うことなく正しい音で弾けるようになっていたので、こちらも楽譜の読み込みや体の使い方ではなく、「耳の使い方」という角度からアプローチ。


「耳がこの音域に慣れたところで急に音が高くなる。こんな風にいきなり音域が高くなると、その変化に耳が追いついていけなくなっちゃうんだよね。そうすると、耳が迷子になって(ド??ファ)みたいに穴あきのメロディに聴こえちゃう。耳が(ラ)に追いついてから(ソ・ファ)を弾くと、きちんとメロディが耳に届くようになるよ。」  



こちらもこのアドバイスで一気によくなりました。
1回目のテンポと2回目のテンポ、テノールが耳に届くことを意識して弾くと、メトロノーム的には2回目の方が1回目より少し遅くなります。でも、聴く側の体感としてはそのほうが同じテンポに聴こえるんですよね。逆に、メトロノーム通り1回目と2回目を同じテンポで弾くと、耳がテノールに追いついていけなくなるので、体感としては2回目の方がより速く、焦って弾いているように聴こえるのです。  

ここで大切なのはテンポを意識することではなく、耳に届く音を意識することだろうと思います。こういうときは「耳が追いついてから次の音を弾く」を意識できれば、自然なテンポ感で歌心を感じる演奏になるだろうと思います。  

このような耳の錯覚については、近々発売予定の《知っておきたい!ピアノ表現27のコツ〜センスがないとあきらめる前に〜》(音楽之友社)の第3章『そう聴こえるということ』に書いたのですが、「耳が追いつく」には触れていなかったので、ブログ記事にしました。   

表現豊かに聴こえてこない原因は、楽譜の読み込みなのか、体の使い方なのか、耳の使い方なのか、さまざまですが、その原因を突き止め、「なるほど!」と思ってもらえるレッスンができたならと思います♪





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emksan at 11:07|Permalink