ピアノ/How to

2021年02月02日

楽譜からの気づきに心が動かされるということ


🟠 今日のツイートより 🟠

一時期、曲に出てくる第3音全てに丸をつけて、その音をわざと目立たせて弾く練習をしていました。これがとてもよかった!『知っておきたいピアノ表現27のコツ』にも書いたけれど、第3音が意識できてるってとても大切。

分散和音は中の音が薄っぺらだと、モノクロなハーモニーに聴こえてしまう。5421とか、5321の指使いで弾く分散和音は、42、32の指が意識できているだけでハーモニーがカラフルになる。15指の鍵盤を弾いたまま4242や3232と弾く練習がお勧め♬

第3音以外に楽譜に丸をつけて練習した音ーそれはその楽曲の調にない音で、生徒さんには特別な音として見つけさせています。作曲家はここぞというときにそういう音を使うものですね。この特別な音への気づきがあるかないかで奏者の心の動きが違ってくる。

楽譜からの気づきというのは、奏者が心を動かされるかどうかが要で、頭で気づくだけじゃだめなんだよなぁと思ふ。


〜 講座 〜 
なんでも聞きたい!少人数制質問会 
http://musestown.livedoor.biz/archives/52256219.html 
「知っておきたい幼児の特性」シリーズ講座 
http://musestown.livedoor.biz/archives/52249060.html 


〜 書籍 〜










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2020年12月06日

初心者向けクラヴィコード調律法

フォルテピアノ製作者の太田垣至さんから、クラヴィコード納品前に教えていただいた調律法。未だにこのビデオを確認しながら調律しています。以前この動画をFBに投稿したところ、フォルテピアノ奏者の小倉貴久子さんに感激していただいたことを思い出し、YouTubeにアップすることにしました。

今日、楽器の不具合を直しに太田垣さんがいらしてくださいました。久々にお会いできて嬉しかった!楽器の状態も昨年と変わらなくいい状態だと褒めてもらえて嬉しい♬ 調律もこれだけできていれば充分と言っていただけましたが、目の前で太田垣さんの調律を見ていると、もっと上達したい!と思ってしまふ。笑







emksan at 10:14|Permalink

2020年11月28日

楽譜から何を読み込み、それをどう演奏に活かすか?

先日作曲したヒーリングミュージック。譜面がとても易しいので、これを『知っておきたいピアノ表現27のコツ』的な視点で眺めてみるとどうなるかな?と。
これはこの曲の冒頭8小節。まずは1音1音を読むのではなく、眺めてみてください。

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この曲のノリは4拍子。どんな4拍子?スラーが多いこと、左手のリズムが常に同じことで、穏やかな安定感のあるノリ、滑らかな曲調なのだろうと想像できますね。でも、長いスラーはない。左手と右手、掛け合いの繰り返し。

弾かなくても楽譜を眺めるだけで、伝わってくる雰囲気ってあるんです。元気でエネルギッシュな曲と、静かで穏やかな曲の譜づらは全く異なります。そこから想像力を膨らませて弾いてみる。第一印象ってとっても大切。練習しているうちに、どんどん視野が狭くなってこの印象が薄れ、想像力に乏しいテクニックだけの演奏に陥ってしまいがちだからです。

次に調を見てみましょう。弾く前に、楽譜を眺めるだけで調性判断できることが理想です。前述の雰囲気でホ長調。もう少し頑張って眺めていられる人は、弾かずにもう一歩踏み込んで、「ミの音楽」ということまで読み取れたら最高!

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バスが常に「ミ」なのです。「ミ-シ」(オレンジ)という5度の安定した響きが常に横たわり、その中にソ♯(青)、ラ(緑)という音の揺らぎがあります。ミの音楽の揺らぎが、この曲を支えているのです。

伴奏は絵画の背景のようなものだと『知っておきたいピアノ表現27のコツ』に書きましたが、この曲はまさにそういうタイプの曲。この曲の雰囲気を作っているのは左手の伴奏。

知っておきたい!ピアノ表現27のコツ: センスがないとあきらめる前にここから先はこの本の手法で話を進めていきましょう。本のような図解はないですがご了承を。この安定した揺らぎをどう演奏表現するか?手をかなり広げて弾かなければならないので、思わぬ音が飛び出てしまったり、リズムが崩れてしまったり。まずは手の動きの安定が必要ですね。

このような広がりある音型のとき、真ん中の音を弾く指の付け根が凹んでいるとうまくいきません。この場合、左手5-2-1と弾く2の指の付け根になりますね。5指から1指への橋渡しを2指がしてくれます。手首は柔らかく、2指を支柱として5→1の動きに柔軟に対応させます。

なかなかできないときは、2指のシを弾いたまま、5-1-5-1-5-1(ミ-ソ♯-ミ-ソ♯-ミ-ソ♯)と弾く、持続音の練習がお勧め。5指から1指に滑らかに移動させるには、2指の位置が重要です。2指が鍵盤の手前にあると、短い親指で黒鍵を弾くとき無理な態勢が生じてしまいます。2指の位置は、次の親指が黒鍵を弾きやすい鍵盤の奥です。

左手の安定した揺らぎを感じて、心地よく弾けるようになったら、今度は右手のメロディを。右手のメロディは、左手にいざなわれるように現れますね。この低音ミに呼応して高音ミを弾く感覚が大切だろうと思います。意識するだけでそういう表現になるものだからです。

もう少し視野を広げてみると、スラーは短いですが、4小節ひとまとまりのメロディになっていることがわかります。短いスラーにだけ気を取られていると、毎回ブレスを入れてしまい音楽が流れていかないことがあるので、ここはひとつひとつでブレスせずに、4小節を一息に歌うつもりで。実際には息が続かないですが、大っぴらにはブレスせず、短いスラーの切れ目を感じつつ、4小節をひとまとまりで弾くと伸びやかな演奏になります。

最後に短いスラーの最後の音。この短いフレーズ最後の音は、常に1拍目にある上、左手はフレーズの始まり、しかもテヌートが書かれた重要な「ミ」を弾いています。フレーズ最後の音については、『知っておきたいピアノ表現27のコツ』の第1章に書いていますが、フレーズ最後の音は丁寧に扱わないと歌心のない演奏に聴こえてしまいます。

左手に気を取られていると、ミーシドー、ミーラソーと、園児が大声で歌うときのような語尾になってしまうので要注意。必要なテクニックは、左右の音のバランスを変えて弾くことです。これが自在だと、左手より弱くだとか、強くだとか意識しすぎずに、その時々の気分で4小節のまとまりを感じつつ、左手バスに左右されないフレーズ最後の音が表現できるようになります。

左右音の大きさを変えて弾けるようになるための練習方法は、こちらをご覧ください。
先日作曲したものが、たまたま易しく弾ける曲だったので、この本の視点で記事にしてみました。生徒さんが弾くような易しい曲を、生徒さんにはまだ挑戦できない表現テクニックを駆使してをどこまで表現できるか?に挑戦してみる。そんな視点からピアノ指導者の方に個人レッスンすることがありますが、これが本当に楽しい。

目の前で先生が美しく奏でてくれたら、「自分もそんな風に弾きたい!」と生徒さんのやる気も倍増するもの。理詰めだけのレッスンではなく、豊かな音楽が感じられるレッスン。そんなレッスンが私の理想です。

※ レッスンご希望の方はブログ内フォームにてご連絡ください。現在単発のピアノ指導者の方のみZOOMレッスンを受け入れています。


〜 講座 〜 

なんでも聞きたい!少人数制質問会 
http://musestown.livedoor.biz/archives/52256219.html 
「知っておきたい幼児の特性」シリーズ講座 
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emksan at 19:34|Permalink

2020年11月25日

コルトーのピアノメトードを応用してみる

先日、レッスンノートのブログ記事でコルトーのピアノメトードを取り上げたところ、『知っておきたい幼児の特性』シリーズ講座の参加者LINEグループが盛り上がりました。みなさんとてもご興味を持たれた様子。

そこで「効果的な練習方法をいかに編み出すか」という視点で書いたブログ記事を、LINEグループのみなさんにご紹介。私はリズム練習はほとんどせずに、持続音を用いた練習をよくします。生徒さんだけでなく自分の練習にも効果抜群なんですよ。

このLINEグループ限定で、これらをテーマにしたセミナーを急きょやることになりました。みなさんのご要望に合わせて、どこからどんな話をするのかを決めていく予定です。

何がきっかけになるかわからないものですね〜。このようなセミナーは初めてなのと、シリーズ講座のような順序立った内容にはならないので録画配信はしないつもり。LINEグループのみなさんは、もう付き合いが長い身内という感覚なので、内内の企画といったところでしょうか。笑 

今、アンケートでいつにするか決めているところです。内容や日程調整からみんなでやっていけるっていいなぁ!みなさんが必要としていることって、1人で一方通行の発信をしていてもわからないので。それに、こういうやりとりはとても楽しい!

・コルトー

・指くぐり

・親指ゴム

・表現のコツ第2(〇〇先生リクエスト)

・細かいアーティキュレーションは一息に

 (〇〇先生リクエスト)


今のところこんな感じ。スケールのコツというリクエストもありました。これからどうなっていくかな?ワクワクします。

ところで、このLINEグループでご紹介したブログ記事でしたね!まだこのグループにご紹介していない記事も含めて羅列しますね。


コルトーのピアノメトード
http://musestown.livedoor.biz/archives/51944418.html

指の独立と脱力
http://musestown.livedoor.biz/archives/51603513.html

ラクに弾くコツを伝授するレッスン
http://musestown.livedoor.biz/archives/52085045.html

小学1年生にラクに弾くコツを伝授するレッスン
http://musestown.livedoor.biz/archives/52085777.html

スケール親指の柔軟性
http://musestown.livedoor.biz/archives/51853548.html

4-5指が柔軟だととても楽しい
http://musestown.livedoor.biz/archives/51849889.html

ラクに指くぐりできるようになるために
http://musestown.livedoor.biz/archives/51605234.html

カクカクする指
http://musestown.livedoor.biz/archives/51475282.html

親指へのアプローチ
http://musestown.livedoor.biz/archives/52138288.html

最後の輪ゴムを使った親指へのアプローチをした子の動画もLINEグループでご紹介したので、こちらにも。拡張子変換ができず、パソコンをスマホで撮っています。



『知っておきたい幼児の特性シリーズ講座』の詳細はこちら↓です。現在AからDは録画配信のみとなっています。来年以降、Eから各2回ずつ開催し、その後は録画配信のみとなります。録画配信受講者も、みんなでワイワイと語り合えるLINEグループにご招待しています。お互いのアプローチ方法をお披露目したり、今回のような話に発展したり、といったグループです。








emksan at 18:04|Permalink

2020年08月20日

リズム譜と五線譜を一致させるアプローチ

シリーズ講座のLINEグループに、鈴木友恵先生がご紹介くださったアプローチです。講座を受けての発案!この講座は根本的なところをやるので、この子にはコレ!とピンポイントのアプローチが発案できるようになるんですよね。目の前の子一人ひとりに応じた臨機応変なレッスン。

リズム譜は読める。カードで1音ずつの音符も読める。それなのに楽曲の五線譜になると読めなくなってしまう生徒さん。このアプローチをすれば即座に「そういうことだったのね!」と目を輝かせてくれることでしょう!

これを発展させて、自分で作ったリズム譜を使って作曲もできますね。適当に五線に音符を置いていくだけで、自分が作ったリズムに音の高低がついていく。そうしたら「弾いてみようよ!」と、どんな音の並びでどんなメロディになったのかを確認。楽譜が身近になり、面倒なものではなくなっていくのではないでしょうか♬ご紹介くださった鈴木先生に感謝です!line
山形県山形市にある鈴木先生のお教室サイトはこちら



line

〜 講座 〜 

なんでも聞きたい!少人数制質問会 
http://musestown.livedoor.biz/archives/52256219.html 
「知っておきたい幼児の特性」シリーズ講座 
http://musestown.livedoor.biz/archives/52249060.html 


〜 書籍 〜




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2020年08月14日

両手で左右異なる音量を弾くコツ

本では伝わりきらないこともあるかと、本に書いたことを動画にしてみました♬





emksan at 14:02|Permalink