音楽/本・CD

2016年04月05日

教会カンタータ

バッハの教会カンタータ。
アーノンクールとレオンハルトの共作。
2人とも亡くなってしまったけれど、
こんなにも素晴らしい演奏を遺していってくれたんですよね。

 

J.S. Bach: The Sacred Cantatas
Warner Classics
2015-09-24



何年もかけて録音した60枚組が、
14000円ちょっとだなんて申し訳なく思うけれど、
とってもありがたい。


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勉強不足で未熟な私は、
こういった資料がなければ右も左もわからない状態。
もちろんすばらしい演奏なので、
聴くだけでも楽しいのですが、
もっとバッハを知りたいと思うと、
どうしてもこういう資料が必要になってきます。

聖書は私にとってそれほど遠いものではなく、
身近なものではあるのですが。
母がクリスチャンだったので、
小さい頃から日曜教会に通っていたのです。
私はクリスチャンにはなりませんでしたが、
聖書の中身はなんとなく体の中に入っているんですよね。

でも、外国語はからきしダメ。
教会カンタータを聴いただけでは、
何が歌われているのかわかりません。
そこで購入したのがこの本でした。




クリスチャンの方が読んだら、
なんだこれ?と思う訳もあると思いますが、
この訳の本意は聖書をひも解くことではないんですよね。


音楽は時間と共に流れていくものですから、
「その時々に歌われている言葉の意味を即時的に理解する」
ことの助けとなることが望ましいと思います。

純粋な日本語からすると
文章や語順が前後しているところが多々ありますが、
原語と見比べ、考えながら読むことで、
原語とそれに作曲された音楽の理解の助けになると確信しています。



こう序文に書かれている通りの訳で、
音楽と言葉が同時進行で入ってきやすく、
韻を踏んだ言葉やその意味、
それらに応じた音楽に
耳が届きやすくなる気がしています。

下の2枚の写真は同じ訳の部分です。
上側の写真はこの本。
下側の写真は岩波文庫の福音書です。


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未熟な私にとって、
これだけでは理解するのに足りないので、
下の本も手元に置いています。




教会カンタータ全曲を網羅しているわけではないのですが、
歌詞が聖書のどこからきているのかが書かれていますし、
意味も対訳本よりわかりやすいんですよね。

Eテレ音楽白熱教室の第1回放送で、
当時は毎週日曜日朝10時から3時間の礼拝があり、
説教のあとにカンタータを聴いたとありました。
説教の内容に応じたカンタータが演奏されたのです。

クリスチャンではない現代人の私は、
3時間もの礼拝には耐えられそうにありませんが、
せめてカンタータを聴く前に、
その箇所の聖書を読んでから聴きたいと思いました。
そうすれば当時の空気を感じることができるでしょうし、
カンタータを聴く耳も、
演奏会で聴くのとは全く違って聞こえてくるのではと思って。

教会カンタータを聴くようになって、
ここで使われているコラールの原曲を
知りたいと思うようになりました。
でも、私が持っている讃美歌集には入っていないものが多くて。
そこで見つけたのがこの本です。




バッハが教会カンタータなどに使用したコラール集。
歌詞の対訳だけでなく楽譜もあるというので、
購入することにしました。
今日Amazonで購入したばかりなので、
まだ手元には届いていません。

楽譜は4声ではなく旋律だけのようですが、
ルターの楽譜はもともと旋律だけだったでしょうし、
16世紀半ばくらいから4声になったといっても、
現代歌われている讃美歌では
バッハのハーモニーが使われていることもあるようなので、
旋律だけでもよいのかもしれないと思いました。

これらの旋律に、
バッハがどのようなハーモニーを創造したのか、
という目線で聴くのも面白そう。

ミサ曲に比べると、
教会カンタータは規模が小さく短いですが、
さすがに60枚ともなるとなかなか聴き進みません。
でも、私が求めているのは頭での理解ではなく、
バッハを感じるという体感なので、
急いでも意味がないと自戒しつつ、
ゆっくり聴き進めていこうと思います♪


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2016年02月09日

星の冠(小倉貴久子さんのCD)



聴き終えて、夢見心地。
小倉さんの演奏にはいつも、
息吹があります。
音楽って生き物なんだと実感できる。

素晴らしい。
本当に素晴らしい。
小倉さんはミューズに愛されている音楽家。

言葉にならないので・・・
2014年、このCDと同じプログラムの演奏会へ行ったとき、
FBに投稿した文章をこちらにもう一度と思います。

ライン


9月30日に聴いた小倉貴久子さんの、
1845年製のシュトライヒャー・ピアノによる
『クララ&ロベルト・シューマン 〜夢、そして愛〜』コンサートで、
忘れられない演奏があります。

それは、シューマン作曲のクライスレリアーナ。
全曲通して最後の音が鳴り終えた瞬間、
「ああ、この曲はこういう曲だったのか!」と思いました。
 2年前、シューマンについて勉強した時期があり、
中古でしか見つけることのできなかった、
ホフマンのクライスレリアーナを購入して読みました。

そのほかにもホフマンの作品を多数読んだのですが、
私の中ではシューマン作品とホフマンの小説が、
なかなか結びつかなかったんですよね。
ところが、小倉さんの演奏で繋がった気がしたのです。
とても感覚的なものですし、
まだ確実なものではないので、
言葉では上手く表現できないのですが、
手がかりがつかめたような気がしています。

これまでの私は視野が狭かったんだな、
もっと遠目で感じればよいのかもしれないと。
また、クララの作品を聴き、
そのあとにシューマンを聴くことで、
さらにシューマンの世界観が浮き彫りになってきている気がします。
これまた感覚的なことなので、
上手く言葉では表現できないのですが。
少なくとも、以前には見えなかった景色が見えてきた感覚があって、
ちょっと嬉しい。


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2016年01月05日

年初めの音楽

大好きな小倉貴久子さんのCDが届きました。


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至福のひととき♪
1月7日にはもう一枚、
楽しみにしているCDが届きます。


星の冠(シュテルンビルト) 〜ロベルト&クララ シューマン〜
小倉貴久子
ALM RECORDS
2016-01-07



これは、私が持っている小倉さんのCD。

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このほかにも欲しいCDがたくさんあるんですよね〜。
今日聴いたCDは2枚組。
時間をかけて、ゆったりと音楽に身をゆだねることができました。
なんて贅沢な一日!
いい一年にしよう。

今年もどうぞよろしくお願いします♪


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2014年10月20日

ショパンとツェルニー、ピアノとチェロのための曲(CD)

ショパン:チェロとピアノのための作品集
平井千絵 鈴木秀美
BMG JAPAN
2008-10-22


すばらしいCDに出会っちゃった!
今とぉってもホクホクな気分♪
私のお宝CDになりました!
嬉しい〜!!!

フォルテピアノ奏者平井千絵さんと、
チェロ奏者鈴木秀美さんによる演奏。
ショパンは1840年製のプレイエル、
ツェルニーは1825年製ベームが使われています。

ピアノとチェロのためのソナタト短調作品65は、
私に『葬送』(平野啓一郎著)のシーンを思い起こさせます。
『葬送』はドラクロワとショパンを描いた小説ですが、
平野氏はショパンについての論文を1,2本書けるのではというほど、
詳細を徹底的に調べた上で小説を書いており、
第2部上巻冒頭の伝説のパリ演奏会シーンは、
本当にすばらしい!

この本は第1部上下巻、第2部上下巻と、
かなりの長編小説なので、
読むのを諦めた方も多いのではと思うのですが、
第2部上巻冒頭から104ページを読むだけでもお薦めです。
それでも長いようであれば、
伝説のコンサート第1曲目からのシーンとなる、
56ページ目からでも是非!

ショパンとフランショームはこの演奏会で、
第1楽章の演奏を控え、
第2、第3、第4楽章だけを演奏しました。
当時の人々にとって、この第1楽章は難し過ぎ、
受け入れられないだろうと思ったからです。

しかし、今こうして聴いてみると、
さほど難しい曲とは思われません。
確かに再現部で第1主題は省略されているものの、
提示部はとてもわかりやすいように思いますし、
第1主題はメロディックで耳に心地よく、
第2主題への移行部は本当に美しい!

このような楽曲でも、
当時の人々には難しいと拒否されがちだったということ。
そりゃ、シューマンの楽曲がなかなか受け入れられず、
クララやメンデルスゾーンによる啓蒙がなければ、
広まらなかったわけですよね。

当時の人々の感覚、時代感というものは、
私たちが抱いているロマン派の時代感とは、
ちょっと違うのかもしれない。
最近そう思うようになりました。
私たちが知っているロマン派は、
現代目線でのロマン派であり、
当時の人々の感覚とは少し離れたところにあるのではと、
感じるようになったのです。

私たちはロマン派の作曲家の一部しか知りません。
しかし、ロマン派時代に活躍した作曲家や演奏家というのは、
私たちが知らないだけでたくさんいるんですよね。
シューマンより活躍し、有名だった作曲家は、
たくさんいたということです。

最近、クララの作品を聴いたり弾いたりしています。
クララは当時、多くの人々に受け入れられた人でした。
ピアニストとしてだけではなく、作曲も出版もしています。
クララの作品を聴くと、
確かにシューマンの影響を受けてはいるのですが、
当時の人々の感覚を感じます。
これはシューマンには感じないもので、
どちらかというとショパンに通じる感覚です。
クララの作品に親しめば親しむほど、
シューマンの世界観が浮き彫りになってくる。
最近そんな感覚を得るようになってきました。

ショパンとフランショームは、
何故この曲の第1楽章を演奏しなかったのか?

『葬送』を読んだときにはよく理解できなかったのですが、
今こうしてクララの作品に親しみ、
シューマンの世界観が私の中で浮き彫りになってきて、
当時の人々の感覚を
以前より感じとることができるようになってきたことで、
少しわかってきた気がします。
今の私たちが聴いたら、
本当にすばらしい楽曲なのですが、
それがロマン派という時代だったのでしょう。

それにしても、平井千絵さんと鈴木秀美さんの演奏の
すばらしいことったら!
聴きながら興奮してしまいました。
いいCDを買っちゃった!
いい演奏に巡り合っちゃった!
私のお宝CDの一枚になりました♪

ところで、このCDにはツェルニー作曲の
ピアノとチェロのためのロンド・コンセルタント
ハ長調作品136の演奏も入っています。
ツェルニーというと私たちピアノを弾く者にとっては、
教材としての練習曲が身近ですが、
それ以外の楽曲を聴く機会はほとんどないので、
このCDはとても貴重と思います。

演奏を聴いて思ったのは、
ツェルニーはシューベルトと同世代なのだということです。
どうしてもツェルニーというと、
ベートーヴェンの弟子という一側面だけで捉えてしまいがちですが、
この演奏を聴いて、
ツェルニーの個性を垣間見た気がしました。
ベートーヴェンの弟子という一側面だけで、
ツェルニー30番や40番を眺めていたのでは、
見えてこない点がたくさんあると感じたのです。

そこには、当時ウィーンのオーケストラの響き、
次世代に繋がるピアノの響きがありました。
目の前が開けた感じがして、
新たな気持ちでツェルニーの楽譜を眺めることができそう♪


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2014年10月15日

お薦めの本やCDの投稿について

自分が勉強するために購入したり、
お薦めしたいと思う音楽本・CD・DVDについて、
最近ブログ記事にすることがめっきり減りました。

FBの方では購入した直後、
読了・視聴直後に投稿しているのですが、
ブログはFBに比べて気軽に投稿できないので、
FB一辺倒になっています。m(__)m

この半年ほど、
たくさんのお薦めしたいと思う本やCDに出会いました。
ご興味のある方は、私のFB投稿欄をご覧ください。
 ※最近はクララ・シューマンを話題にしています。

現在、FBの友達承認は、
ピアノ指導者or発達障碍関係の方だけにさせていただいます。
どうぞご了承ください〜。m(__)m

https://www.facebook.com/emikopiano


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2014年08月04日

映画『めぐり逢う朝』

フランスの作曲家&ヴィオール奏者、
ルイ14世の宮廷音楽家だったマラン・マレと、
その師コロンブを描いた映画。
廃盤になっているDVDですが、
Amazonで中古扱いの新品があったので、
衝動買いしてしまいました。
ちょっと高かったけど。

めぐり逢う朝  HDニューマスター版 [DVD]
めぐり逢う朝  HDニューマスター版 [DVD] [DVD]

まるで絵画のような映像。
とても静かな映画です。
こういう映画は部屋を暗くして、
日常の喧騒から離れた空間で観たい。

途中から最後まで涙が止まらなくなりました。
観終えてからはしばらく放心状態に陥り、
この世界観から抜け出せなくなってしまったので、
平尾雅子さんのCDを聴きました。
今少し気持ちが落ち着いてきて、
現実に戻れそうな感覚になってきたので、
平尾雅子さんのCDをBGMにキーボードを打っています。

マラン・マレの横顔4 [万華鏡〜喜び、哀惜、官能 そして愛]
マラン・マレの横顔4 [万華鏡〜喜び、哀惜、官能 そして愛] [CD]


この映画を見たら、
サヴァール演奏のマラン・マレ4巻が聴きたくなったので、
早速Amazonで検索、購入しました。

マラン・マレ:異国趣味による組曲 ヴィオール曲集 第4巻 (1717年) より (全33曲) (Marin Marais : Suitte d'un Cout Etranger / Jordi Savall) [SACD Hybrid] [2CD] [日本語解説書付]
マラン・マレ:異国趣味による組曲 ヴィオール曲集 第4巻 (1717年) より (全33曲) (Marin Marais : Suitte d'un Cout Etranger / Jordi Savall) [SACD Hybrid] [2CD] [日本語解説書付] [CD]


7月に入ってからというもの、
CD、DVDの衝動買いが尋常じゃなく、
気違いじみてると自分でも思うのですが、
この半年ほどあまり購入していなかったので、
耳がかっ開いている今が購入時なのだろうと、
バカスカ買ってます。(笑)

10数年前、まだ生徒さんが数名だった頃から、
音楽書籍、CD、DVDは必ず買うようにしていました。
資料として手元に欲しかったからです。
これらの資料は、
「今聴きたい!」「今読みたい!」というとき、
とても助かっています。

私にとっては、いつも「今」が大切。
その機会を逃してしまうと、調べ忘れたり、
「ま、いっか」と諦めてしまうので。
時機を逃さないための資料。

”時期を逃さない”は、
レッスンにも生かせるんですよね。
今、この生徒さんに、この資料を見せたい、聴かせたい!
レッスン中思いついたその瞬間に、
すぐ出せるということ。

ということで、7月に入ってから、
気違いじみているとはいえ、
必要なものとも思うので、買っています。
今は、あれ聴きたい!これ読みたい!と、
私の感性が思いっきり開いている状態なので。
感性が開いている状態って、本当に気持ちがイイ♪


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