音楽/本・CD

2009年04月02日

クープラン情報

クープランにはまっているので、
ここいらで私が持っている情報をご紹介しようかな・・・と。
まだそれほど知っているわけではないのですが、
とりあえず今持っている私の情報をば。

クープランは全4巻、計212曲のクラヴサン曲を作曲しています。
これらは「オルドル」という27のまとまり(組曲)になっているんですヨ。
ミューズスタジオにアップしているMP3は、
それらのほんの一部にすぎないのですが、
アップしているMP3の楽曲がどこに位置していて、
どの楽譜を使用しているのかをご紹介しようと思います。


Couperin: Complete Keyboard Works: Series One : Ordres I-XiiiCouperin: Complete Keyboard Works: Series One : Ordres I-Xiii
著者:Francois Couperin
販売元:Dover Pubns
発売日:1988-12
おすすめ度:4.0
クチコミを見る

第1オルドルから第13オルドルまで収められています。

【お気に入り(愛妾)】
第3オルドルの12曲目

【神秘的な障壁】
第6オルドルの5曲目

【葦(あし)】
第13オルドルの2曲目


Complete Keyboard Works: Series Two : Ordres Xiv-Xxvii and Miscellaneous PiecesComplete Keyboard Works: Series Two : Ordres Xiv-Xxvii and Miscellaneous Pieces
著者:Francois Couperin
販売元:Dover Pubns
発売日:1988-12
おすすめ度:4.0
クチコミを見る

第14オルドルから第27オルドルまで収められています。
また、L'Art de toubher le Clavecinの曲も収められています。
これは著書「クラヴサン奏法論」に含まれている楽曲で、
8つの前奏曲と1つのアルマンド、全9曲あります。

【修道女モニク】
第18オルドルの3曲目


ただ、これらの楽譜は初心者にはちょいとキツイかもしれません。
親切心が皆無な楽譜なので。
そこで、クープラン導入としては以下の楽譜がお勧めです。
この楽譜に慣れ親しんだ後、先にご紹介した楽譜に移ると、
もう↓の楽譜では物足りなくなるかもしれません・・・今の私のように・・・。(笑)
一緒にクープランにはまりましょぉ〜♪


クラヴサン曲集クラヴサン曲集
販売元:音楽之友社
発売日:2007-05-18
クチコミを見る


・修道女モニク
・葦(あし)

私がMP3でアップしているこれらの楽曲以外にも、

・ささいなもの
・ブルボン地方の娘
・お人好しのかっこうたち
・ゆりの花ひらく
・ティク・トク・ショクまたはオリーブしぼり器
・恋のうぐいす
・小さい風車
・田園詩(牧歌)
・ひるがえるリボン

これらの楽曲が入っています。
また、ミューズスタジオにアップしているラモーの

・やさしい嘆き

も、この楽譜に入っています。

最後にご紹介した楽譜は、
クープランの有名どころを集めている楽譜ですが、
これら有名どころの楽曲を集めたCDでお勧めなのが、
ボーモンのクラヴサン名曲集です。


恋の夜鳴きうぐいす~クープラン:クラヴサン名曲集恋の夜鳴きうぐいす~クープラン:クラヴサン名曲集
アーティスト:ボーモン(オリヴィエ)
販売元:ワーナーミュージック・ジャパン
発売日:2004-01-21
おすすめ度:4.5
クチコミを見る


・波
・目覚まし時計
・お気に入り(愛妾)
・神秘的な障壁
・偉大にして古き吟遊詩人組合の年代記
・ひるがえるリボン
・パッサカーユ
・恋のうぐいす
・シテール島のカリヨン
・葦(あし)
・フランスのフォリア
・坊さんたちと尼さんたち、別名 どなたにも向く芝居
・尼さんたち
・修道女モニク
・ティク・トク・ショク、またはオリーブしぼり器
・ねんね、別名 ゆりかごの愛
・小さな風車
・パントマイム
・編み物をする女たち
・アルルカンヌ


クープランのクラヴサン曲集をピアノで演奏しているCDは、
全集としてはヒューイットのものしか見つかりませんでした。
非常に美しい響きで奇をてらわない、
誠実で思慮深い演奏を聴くことができます。

Couperin: Keyboard Music, Vol. 1Couperin: Keyboard Music, Vol. 1
販売元:Hyperion
発売日:2003-05-13
おすすめ度:5.0
クチコミを見る
Fran醇Mois Couperin: Keyboard Music, Vol. 2 [Hybrid SACD]Couperin: Keyboard Music, Vol. 2 [Hybrid SACD]
販売元:Hyperion
発売日:2006-05-09
クチコミを見る
Fran醇Mois Couperin: Keyboard Music, Vol. 3Couperin: Keyboard Music, Vol. 3
販売元:Hyperion
発売日:2005-11-08
クチコミを見る


こちらは、アレクサンドロ・タローのクープラン。
ヒューイットと全く違う観点からの演奏を聴くことができます。
ピアニスティックに演奏することを目的として選んだ楽曲を、
テクニカルに流麗に、そしてエネルギッシュに演奏されたものです。
コンサートでこれらの演奏を目の当たりにしたら、
会場全体が興奮の渦に巻き込まれるんじゃないかな。
こんなんクープランじゃない!と思いつつも、
惹かれてしまう・・・そんな魅力を持つ演奏です。

F.クープラン:作品集F.クープラン:作品集
著者:アレクサンドロ・タロー(Pf
販売元:Harmonia Mundi France
発売日:2007-03-15
おすすめ度:4.5
クチコミを見る


また、1937年ショパンコンクールに出場した、
日本人ピアニストの草分け、原智恵子さんの演奏を
なんとAmazonで視聴することができますっ!
非常に可憐で繊細なクープランです。
パリ音楽院で学んだっていうのが、よ〜く伝わってくる演奏ですよネ。

パリの原智恵子パリの原智恵子
アーティスト:原智恵子
販売元:コロムビアミュージックエンタテインメント
発売日:2004-10-20
おすすめ度:5.0
クチコミを見る


これじゃ、まだまだ物足りない!という方のために、
クープランの自筆譜なぞいかがでせう?
ビブリオポリは自筆譜を販売している会社です。
クープランのクラヴサン曲集すべて手に入れることができます。
ちなみに私はまだそこまでは、はまっていないようです。(^_^;)
でも、見てみたいよなぁ〜。
そのうち、特に好きな曲が入った巻を選んで購入するかもしれません。


↓クリックで応援してネ♪
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ 


【クープラン/CD---Amazon.co.jp
クープラン;「神秘の防壁」 - クラヴサン曲集 (2CD) [Import from France] (Couperin: Barricades Mysterieuses, Pieces de Clavecin)
クチコミを見る
クープラン:王宮のコンセール集
クチコミを見る
恋の夜鳴きうぐいす~クープラン:クラヴサン名曲集
クチコミを見る
クープラン:クラブサン名曲集
クチコミを見る
パリの原智恵子
クチコミを見る

楽天楽譜ランキング  楽天クラシックCDランキング  Amazonトップセラークラシック




emksan at 12:33|PermalinkComments(2)TrackBack(0)この記事をクリップ!

2009年03月22日

ピアノの歴史カラー図解(小倉貴久子著)

こういう本を見つけると衝動買いしてしまう私。
ピティナのHPで見つけ、プレゼントに応募しようかとも思ったのですが、
どうせ当たらんだろう・・・と購入しちゃいました。
だって、すぐに読みたかったんだもん。


カラー図解 ピアノの歴史カラー図解 ピアノの歴史
著者:小倉 貴久子
販売元:河出書房新社
発売日:2009-03-19
クチコミを見る


これまでピアノの歴史に関する本を
何冊かご紹介してきましたが、
この本が一番写真が多い!
しかも楽器内部にまで踏み込んだ写真が豊富に扱われているのデス。

内容は、もっと深く突っ込んだ本を読んできているので、
知っていることの方が多かったのですが、
これまで文字でしか知らなかった
「音」や「写真」に触れることができたのは、かなぁり嬉しい!

”音”というのは、この本はCD付きだからなのですヨ。
小倉貴久子さんのCDは何枚かすでに持っているのですが、
私の持っていないCDに入っている曲も選曲されていました。
一番嬉しかったのは、トルコ風のピアノの音が聴けたこと!
文字でイメージはできていたのですが、
やっぱりイメージ通りに楽しい♪

どういうピアノなのかというと、
いろんな楽しい仕掛けが施されたピアノなのですヨ。
シンバルや太鼓の音がしたり、
ファゴットのようなビリビリした音が出るような工夫がされていたり。
太鼓やシンバルはイメージしていたのですが、
ファゴットの仕掛けってどんな音だろうな〜とずっと思っていました。
このCDではこの仕掛けもきちんと使われていて、面白かった!

また、これまでピアノの歴史について結構勉強してきているハズなのに、
こんなん知らなかったよぉ〜(T_T)・・・という楽器、
タンゲンテンフリューゲルという鍵盤楽器に出会いました。
う〜む。これまで読み逃していたのか?!
それともこれまで読んできた本には書かれていなかったのか?!
流し読みしがちな自分を信用できない私。<(;~▽~)
もしかしたら読み逃していたのカモ・・・。

このタンゲンテンフリューゲルという楽器は、
クラヴィコードとフォルテピアノの間に存在する楽器です。
クラヴィコードは真鍮でできたタンジェントと呼ばれる、
マイナスドライバーのような形をしたもので弦を突いて発音する楽器。
一方フォルテピアノはというと、ハンマーで弦を叩いて発音する楽器です。
 ・・・・当時のハンマーは皮でできた小さなものでした。

その間に存在するタンゲンテンフリューゲルはというと、木片なんですねぇ。
また構造もちょいと違っていて、
クラヴィコードはタンジェントで弦を押し上げる・・・みたいな感じなのですが、
タンゲンテンフリューゲルは木片が弦に飛んでいって、
それが自然落下するという、動きはチェンバロに似ているそうな。
残念ながらこの音を聴くことはできません。
  ・・・・貴重な現存する楽器の写真は載っていますヨ。
一体どんな音色だったんでしょうね〜。

また、ピアノ製作発展途上にあった歴史上に見られる、
様々な面白い形のピアノ。
これについても以前ピアノの歴史でご紹介していますが、
見たことのない写真が載っていましたヨ♪
チェンバロみたいに鍵盤が2段あるんです。
ピアノで鍵盤2段って、見た目すっごく重々しくて重厚!

それからドビュッシーが気に入っていたという、
初めて知った”アリコート・スケーリング”という機構を持つピアノの存在。
いろんなピアノがあるものですね〜。
その中でも、このピアノは弾いてみたい!と強く思わずにはいられないピアノです。
ハンマーで叩かれない共鳴弦が各音に1つずつ張られているんだそうです。
倍音が鳴り、豊かな音色となる・・・という魅力的なピアノ。
聴いてみたいぃ!と思ったけれど、残念ながらこれもCDにはありません。
浜松楽器博物館に所蔵されているピアノなのですが、
ここへ行けば、もしかしたら録音された音色を聴くことができるのかも?!

最後に、写真は豊富に扱われていませんが、
ピアノの歴史について詳しく書かれているお勧め本です。
ピアノの歴史にすっごく興味があるわ〜という方には、
今回ご紹介した本だけでなく、
詳細な歴史を知ることができるこの本も同時に読まれることがお勧めですヨ♪


ピアノの歴史―楽器の変遷と音楽家のはなし (音楽選書)
著者:大宮 真琴
販売元:音楽之友社
発売日:1994-11
クチコミを見る


ちなみに、もっと詳しそうなこんな本もあります。
こういった本はすぐに衝動買いする私ですが、
なかなか手を出さずにいるのは、
思った以上に高いのと、かなり分厚いからです。
こんなに読みきれるだろうか?みたいな。(笑)

買おうか買うまいか、かなぁり悩みます。
本屋に行って見つけると、かならず手にとってしまうのですが、
まだ購入していません。
きっと日本語で書かれたピアノの歴史本の中で、
一番詳しい本なのだろうと思うのですが・・・。


チェンバロ フォルテピアノチェンバロ フォルテピアノ
著者:渡辺 順生
販売元:東京書籍(株)
発売日:2000-08-31
おすすめ度:5.0
クチコミを見る



↓クリックで応援してネ♪
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ 


【小倉貴久子/CD---Amazon.co.jp
ファンタジー〜ウィーンのモーツァルト
クチコミを見る
ソナチネ・アルバム
クチコミを見る
月光/春 ワルター・ピアノと弦によるベートーヴェンの輝き [浜松市楽器博物館コレクションシリーズ15]
クチコミを見る
ノクターン〜ショパンの愛したプレイエル・ピアノ [浜松市楽器博物館コレクションシリーズ10]
クチコミを見る
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 室内楽稿 [浜松市楽器博物館コレクションシリーズ14]
クチコミを見る
ショパン:ピアノ協奏曲第1番 室内楽版 [浜松市楽器博物館コレクションシリーズ9]
クチコミを見る
クリストーフォリ・ピアノ [浜松市楽器博物館コレクションシリーズ5 ]
クチコミを見る
舞踏への勧誘 ウィーンの音・ワルター・ピアノ [浜松市楽器博物館コレクションシリーズ7]
クチコミを見る

楽天楽譜ランキング  楽天クラシックCDランキング  Amazonトップセラークラシック




emksan at 10:00|PermalinkComments(4)TrackBack(0)この記事をクリップ!

2009年03月02日

ドビュッシー音楽論集〜反好事家八分音符氏〜

家ここのところ毎週新築中の家を見に行っています。
今週は土日続けて行っちゃいマシタ。
1階に防音室。
9畳ちょっとの部屋を防音にするので、
完成したら8畳ちょっとという小さなレッスン室ではありますが、めちゃくちゃ楽しみ♪

日曜日はステレオの位置、DVDを観るためのTVの位置などを確認してきました。
狭い部屋なのでいずれも壁付け。
なので、どこの壁を補強するかなど現時点で決めておかなきゃなのデス。
ある程度図面では決めていましたが、現場でイメージするとまた違うものですネ。
それにしても、音楽DVDをステレオで聴ける日が来るのが待ち遠しい!
今はテレビのスピーカーなので、やっぱり物足りないんですよね〜。
また、コンポはこれまでミニコンポを使用してきましたが、
もう少し性能の良さそうなものに買い換える予定です。
スピーカーは音色が柔らかめのヤマハになるかなぁ。
お財布と相談しながらなので、そんな高価なものは買えないけれど、
今より断然質が良くなるわけで、これまためちゃくちゃ楽しみなのですヨ♪


っと、タイトルと話題が違いますね。(^_^;)
新築の話題はここまでにして、ドビュッシーの音楽論集なのデス。


line-tamablue2



ドビュッシー音楽論集―反好事家八分音符氏 (岩波文庫)ドビュッシー音楽論集―反好事家八分音符氏 (岩波文庫)
著者:ドビュッシー
販売元:岩波書店
発売日:1996-01
おすすめ度:4.0
クチコミを見る


その名の通り、ドビュッシーの音楽評論集です。
この本に出会ったのは7、8年くらい前かなぁ。
とても読みやすい本なので、どうやら流し読みしてしまったようです。
だから、どんな内容だったのか全く記憶に残っていない。(^_^;)
当時の私は、それほどドビュッシーに興味があったわけでもなく、
なにより苦手意識の方が強いくらいでしたから、
さささぁ〜っと通り過ぎてしまったんですねぇ。

でね、改めて本棚に眠っていたこの本を取り出し、読むことにしたのですよ。
いやぁ、こんなにたくさんのヒントが散りばめられていたんじゃない!!と驚きました。
ドビュッシーが音楽に何を求めていたのかが、すごくよくわかるんです。
特に、ドビュッシーがクロッシュ氏の姿を借りて語る冒頭の1,2章。
批評家に対する批判は、2章以降の音楽評論家ドビュッシーのあり方を示しており、
それはドビュッシーが音楽から何を感じ、何を音楽に求めているのかを示しているかのようです。


『私はね、作品をとおして、それらを生み出させたさまざまな衝動や、
それらが秘めている内的な生命を見ようとするんです。
めずらしい時計かなぞかのように作品を分解することで成り立つ遊びより、
ずっとおもしろくはありませんか?
みんな、子供の時、あやつり人形の腹をあけてみることは禁じられていたのを、
よくおぼえていないんですな・・・(これがもう神秘の冒涜なんですがね)。
彼らはそこにあいかわらず審美の鼻をなすこともなく突っ込みたがる。
なるほどもう人形の腹を裂くわけじゃないが、説明し、
ばらばらのこま切れに切りきざんで、冷然と神秘を殺してしまう。』



ドビュッシーの批評家に対する批判は、現代にも通じるものがありそうですネ。
そして、2章以降楽曲や作曲家の評論をするドビュッシーの視点は、
”印象”を強く感じさせるもので、それはまさに音楽そのものへの評論なのですよね。

ところで、この”印象”という言葉。
私が意識してきた”印象”は、ただの写実でしかなかったのだなぁと、
この本を読んで目の前がぐわんっと広がった気がしています。
この本の中でクロッシュ氏は”印象”についてこう述べます。


『それはともかく、〈印象〉という言葉を心にとめて下さい。
私の愛用の言葉ですが、
というのもあらゆるしちめんどくさい美学から感動をまもる自由を、
それが私にのこしてくれるんでね。』



またドビュッシーは、とあるインタビューでこのようなことを語っています。


『誰に音楽創造の秘密を知ることができるでしょうか?
海のざわめき。天と地とをへだてる曲線。
葉叢をゆく風。鳥の鳴き声。
こういったすべてがわれされのうちにさまざまな印象をしずみこませます。』



そして、この本にあるこの一文。


『夜の神秘な詩情や、
月の光の愛撫をうけた木の葉が
何れからともなく立てるあの千々のささやきのなかに、
生きている証しをそっとうかがわせる現とも見えぬ風景、
疑えはしないが幻影のような世界は、
音楽だけが意のままに喚起する力をもっている。』



私は夜に神秘な詩情を感じた?否。
目の前に見える風景を現とも見えぬ風景と感じた?否。
私が見ていたのは、ただそこにある風景そのものでしかありませんでした。
もちろん頬を滑る心地よい風や、
差し込む光の暖かさや・・・そういった感覚はあるんですよ。
でも、それだけだったんですよね。
これまで私が抱いていた”印象”という言葉は、
ただの写実でしかなかったということです。

そういった風景や感覚からどんな”印象”を私は受けるのか?
それがない。
気持ちがいいとか、落ち着くとか、清々しいとか、
なんとも表面的な感覚ばかりで、”印象”にまでいってない。
悲しいかな、自分の感性の貧しさがそこにある気がするんですヨ。

薄っぺらな感性。
私が演奏する演奏って、どうもつまらない・・・と感じていたことの答え。
それは稚拙なイマジネーションしか持ち合わせていない、ということに比例するのかもしれません。
何故私がこれほどまでにリヒテルネイガウスの演奏に惹かれるのか?
何故ギーゼキングのドビュッシーより、フランソワのドビュッシーに惹かれるのか?
そこには楽譜を超越した先にしか得ることのできない、


それらを生み出させたさまざまな衝動や、
それらが秘めている内的な生命


をそこに感じるからなんですよね。
残念ながら私の演奏にはそれが足りない。

でもね、思うんですよ。
子供の頃には持っていたじゃないか!と。

私は夢想するタイプの子だったんです。
雲の隙間から差し込んでくる光の神々しさに、
畏敬の念と憧れを抱き、
灰色の雲が空を埋め尽くそうとするとき、
恐れと不安を覚え、
空恐ろしい怪物が襲ってくるかのように、
暗闇の中から迫ってくる波音に恐怖を感じ・・・。

あの頃の私の感性はもっと素直でした。
大人になった今、それらをただの”現象”として受け止め、
そこから得られる”印象”に心を閉ざしている私がいます。


音楽は行間


ここのところ”行間”を表現できるようになりたいと音楽に接してきた私。
特にドビュッシーは旋律の作曲家。
多くの歌曲を作曲したドビュッシーにとって、
この”行間”は音楽そのものではなかったか?と思うのです。
改めて、ピアノに向かっているだけが練習ではないと感じています

今の私に必要なのは、感性そのものを磨き豊かにすること。
行間を表現できるようになるには、それしかない。

ドビュッシー音楽論集を読んでいる間に、
Amazonで購入した3冊が届きました。
まずは、ドビュッシーが多くの歌曲に残したヴェルレーヌから読もう。


ヴェルレーヌ詩集 (新潮文庫)
著者:ヴェルレーヌ
販売元:新潮社
発売日:1950-11
おすすめ度:4.5
クチコミを見る


ポー詩集―対訳 (岩波文庫―アメリカ詩人選)ポー詩集―対訳 (岩波文庫―アメリカ詩人選)
著者:エドガー・アラン・ポー
販売元:岩波書店
発売日:1997-01
おすすめ度:4.5
クチコミを見る


黒猫・黄金虫 (新潮文庫)
著者:エドガー・アラン・ポー
販売元:新潮社
発売日:1951-08
おすすめ度:4.5
クチコミを見る


↓クリックで応援してネ♪
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ 


【ドビュッシー/本---Amazon.co.jp
ドビュッシー音楽論集―反好事家八分音符氏 (岩波文庫)
クチコミを見る
ドビュッシー集 1 (1) (世界音楽全集ピアノ篇)
クチコミを見る
作曲家 人と作品 ドビュッシー (作曲家・人と作品シリーズ)
クチコミを見る
ドビュッシーとピアノ曲―天才が名演奏家に直接託した技法と「こころ」の希有な記録
クチコミを見る
伝記 クロード・ドビュッシー
クチコミを見る
ドビュッシー―想念のエクトプラズム (中公文庫)
クチコミを見る
ドビュッシー (作曲家別名曲解説ライブラリー)
クチコミを見る

楽天楽譜ランキング  楽天クラシックCDランキング  Amazonトップセラークラシック




emksan at 15:02|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!

2009年02月27日

ピアニストが見たピアニスト(青柳いづみこ)

どうにも12月中旬頃から体調が優れず。(_ _;)
再び低体温低血圧におかされてマス。マイッタ
治せたり元に戻ったりの繰り返し・・・とほほ。
疲れがたまるのか、
朝起きたとき動けない日があって困ります。
これが休日なら問題ないのだけれど、平日だとレッスンに支障が出てしまう。
おとといは、朝様子をみたものの動けなかったので、お休みしてしまいました。

そのくせ昨日今日は調子がすこぶるイイ。
おとといの夜、彼が私お気に入りのルルを買ってきてくれて、
それを飲んでゆっくり休んだからかな?
ちなみに効き目抜群なのは、「G」とあるゴールドの方です。

<24%OFF> ルル滋養内服液ゴ−ルド 30ml 【第一三共ヘルスケア: 健康食品 ドリンク剤】
<24%OFF> ルル滋養内服液ゴ−ルド 30ml 【第一三共ヘルスケア: 健康食品 ドリンク剤】


翌日の朝、熱い熱いお風呂に入って、徐々に回復。
やっぱり血行が悪いのか?!
ここのところ雨が多いし、気圧のせいか?とも思ったのだけれど、
今日は今年一番の寒さ&雨にも関わらず調子良し。
自分の体がイマイチわからん。
今年に入ってから風邪引きそうなところを、
すんでのところでググッと耐えているからなのか?
っと、体調の話はつまらないのでここら辺でやめますネ。


題名にある「ピアニストが見たピアニスト」のお話しデス。


ピアニストが見たピアニストピアニストが見たピアニスト
著者:青柳 いづみこ
販売元:白水社
発売日:2005-06-10
おすすめ度:5.0
クチコミを見る


知り合いの先生が大絶賛していた本。
私も以前から気になっていた本だったので、
この先生からお勧めいただいて即行購入したのですが、
ギリシャ熱が冷めやらず手を付けられずにいたのでした。
やっとこさギリシャ熱がおさまってきたので読みましたヨ。

結論から言いますと、☆5つじゃ足りないくらいに面白い!
音楽評論家による文章じゃないというのが大きな要因なのかなぁ。
音楽評論家による文章を読んでも、イマイチ想像が広がらない私。
でも、ピアニストである青柳いづみこさんの文章からは、
生き生きとした音楽を感じるんです。

ピアニストの音色・タッチ・フレーズ・リズムが直接聞こえてくるかのような文章。
音楽評論家の文章を読んで、
その演奏を聞いてみたいと思うことはあまりないけれど、
この本に出てくる演奏はすべて聴いてみたいと思う。
それから、指導者を経験しているからこその視点もすごい。
体の使い方、姿勢、手首の使い方など、とにかく分析力がすごいんですヨ。
文章からピアニストの音そのものが聞こえてくる気がするのは、
こういった視点も加味されているからなのかもしれません。

また、ピアニストだからこそわかるピアニストの心理。
アルゲリッチの心理を尾崎豊に照らし合わせたあたり、
青柳いづみこさんにしかできないことなのではないでしょうか?
もちろん、これら興味深い心理面の考察は、
アルゲリッチだけではなくほかのどのピアニストにもなされており、
そのいずれも説得力のあるピアニストならではの考察なのですよ。

ここで考察されているピアニストは以下の6名です。
この目次を見ただけでもそそられるでしょう?(笑)


負をさらけ出した人・・・・スビャトスラフ・リヒテル
イリュージョニスト・・・・・ベネデッティ・ミケランジェリ
ソロの孤独・・・・・マルタ・アルゲリッチ
燃えつきたスカルボ・・・・・サンソン・フランソワ
本物の音楽を求めて・・・・・ピエール・バルビゼ
貴公子と鬼神の間・・・・・エリック・ハイドシェック



この本の巻末にある参考文献も、お宝ですねぇ〜。
あれもこれも読んでみたくなっちゃう。
本に出てくる演奏は、手に入るものと入らないものとありそうだけれど、
巻末に青柳いづみこさんお勧めのCD・DVDが載せられています。
これも要チェック!
すでに持っているものもあるけれど、
気になってたけれど購入していないっていうのもあったし・・・。
またまたAmazonで一気に購入したいものが増えちゃいました。
まいったなぁ。収納が・・・(_ _;)
早く引っ越したいっ!引っ越したら一気に買おう。(笑)


↓クリックで応援してネ♪
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ 


【青柳いづみこ/本---Amazon.co.jp
モノ書きピアニストはお尻が痛い (文春文庫)
クチコミを見る
翼のはえた指―評伝安川加壽子 (白水uブックス)
クチコミを見る
ピアニストは指先で考える
クチコミを見る
ショパンに飽きたら、ミステリー (創元ライブラリ)
クチコミを見る
水の音楽―オンディーヌとメリザンド
クチコミを見る
音楽と文学の対位法
クチコミを見る
双子座ピアニストは二重人格?―音をつづり、言葉を奏でる
クチコミを見る

楽天楽譜ランキング  楽天クラシックCDランキング  Amazonトップセラークラシック




emksan at 12:33|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!

2009年02月07日

ギリシャ文学がこんなに面白いとは・・・

ブログの共通テーマ「音楽/クラシック/ピアノ」に投稿しているこの記事。
このブログのカテゴリも、「音楽/本・CD」のカテゴリに加えています。
何故?ですよね〜。ギリシャ文学なのに。

それは、私がギリシャ文学を読もうと思ったきっかけにあるんです。
もともとギリシャ神話に興味があったわけじゃぁないんですヨ。
最初は、どちらかというと義務感でした。


リヒテルは語る―人とピアノ、芸術と夢リヒテルは語る―人とピアノ、芸術と夢
著者:ユーリー・ボリソフ
販売元:音楽之友社
発売日:2003-05-01
おすすめ度:4.0
クチコミを見る


この本がきっかけです。
いやぁ、すごいのですよ。リヒテルは。
とにかく博学!
文学、絵画、演技、すべてに対して興味があって、造詣が深いのです。
そして、リヒテルの演奏を聴くと、
それらが音楽に生きているということがよくわかる。

この本を読んだとき、
私はここに語られていることの半分も理解できていない、と実感しました。
この本を宝とするなら、宝の持ち腐れですネ。
せっかくリヒテルがすばらしいことを語ってくれているのに、
私にそれを受け入れるだけの準備ができていない。

今後私が音楽を追及していくにあたって必要なこと。
それが、こういったあらゆる面への造詣の深さにあるのだろうと、
痛いほど感じたのです。
絵画はもともと好きでしたし、
歴史は義務感から興味が派生し楽しくなっていたのですが、
文学となると・・・いやぁ、程遠かったんですねぇ。(^_^;)

でもネ、リヒテルはギリシャ神話、ロシア文学、哲学、
あらゆる面で造詣が深いんですよ。
じゃぁ、どこから攻めるよ?!なのデス。(^_^;)
知らないことが多すぎる!!
わけがわからなかったので、とりあえず手当たり次第読むことに。(笑)
ロシア文学に触れ、ゲーテやダンテを読み、
その後知人の先生と哲学のことが話題になったのをきっかけに、
哲学の本にもちょいと手を伸ばし、
それと同時進行でギリシャ神話に手を出す・・・みたいな。
めちゃくちゃです。(^_^;)


最初はね、ギリシャ神話ってなによ?ってところから入って、
図説ものを読んでいたんですよ。


面白いほどよくわかるギリシャ神話―天地創造からヘラクレスまで、壮大な神話世界のすべて (学校で教えない教科書)面白いほどよくわかるギリシャ神話―天地創造からヘラクレスまで、壮大な神話世界のすべて (学校で教えない教科書)
著者:吉田 敦彦
販売元:日本文芸社
発売日:2005-08
おすすめ度:4.0
クチコミを見る


↑こういうのとか、


図説 ギリシャ神話「神々の世界」篇 (ふくろうの本)図説 ギリシャ神話「神々の世界」篇 (ふくろうの本)
著者:松島 道也
販売元:河出書房新社
発売日:2001-05
おすすめ度:3.0
クチコミを見る


↑こういうのをネ。
入門としてはいい本なのですよ。
西洋絵画に見られるギリシャ神話なんかを元にして説明してくれていたりするし、
ゼウスって誰よ、アテネってどんな神様なのよ・・・みたいなね。
なぁんにも知らない人にとってはわかりやすい。

ただ、難点は頭に入ってきにくいってことだったんですよねぇ。
こういう本は「要点」が書かれているだけなので、想像力が広がらないのデス。
何故これらの本では全く理解が深まらないのか、
ホメロスの「イリアス」と「オデュッセイア」に出会って、初めて気づきました。
この本を読んでいると、驚くほど想像の世界が広がるのです。
生き生きとした神々の姿がそこにはあって、
神々と人間の関係もよくわかります。

文学を音楽に生かすには、
要点をかいつまんでいる本を読んでいても意味がないのだということが、
この本に出会ってやっとこさわかりました。
やっぱり文学ってすごいのデス。

文学にしても、絵画にしても、哲学にしても、
それらは自分の想像世界を広げるために絶対必要なもので、
これはイコール自分の音楽に奥行きを持たせるために、
取り入れていかなければいけないものなのだと感じるようになりました。
直接文学を音楽に結び付けているわけじゃなくても、
自分の持っている想像の幅が違ってくるので、
演奏の奥行きに違いが出てくるのだろうと思うんですヨ。

最初、真面目な私は文学をどうやって音楽に結び付けていくんだろうと、
悩みながら本を読み進めていました。(^_^;)
でもね、そういうことじゃぁないんですよね。
想像力なんですね、想像力。
そして、文学というものは、そういう想像力を高めてくれるものなのだなぁと。

特に、ホメロスの「イリアス」と「オデュッセイア」は、
私の想像世界をググッと広げてくれた文学だと感じます。
これを読む前と読んだ後の自分に、変化を感じるんですヨ。
そして、こういった想像力は哲学や絵画とも繋がっていて、
それらが繋がることによって、さらに想像世界は広がるんだなぁと。
なんだか、そんなことを感じています。

先日ご紹介したDVD。
ギリシャ神話の世界を知らずに見るのと、
ギリシャ神話の世界を知っていて見るのとでは、
大きな違いがあるように感じました。
  ・・・・・もちろんギリシャ文学を知っていて、という意味であり、
      かいつまんでギリシャ神話を知っている、という意味ではないのですヨ。

ギリシャ文学に触れてきたことで、
想像の世界を広げて見ることができた気がしたのデス。
なんだろうなぁ、実感をともなってみることができるというか・・・。
うまく言葉で表現できないのですが、
すぅっっと、この世界観が自分の中に入ってくるんですよ。

これまで文章の良し悪しってあんまり感じてこなかったのですが、
ホメロスの「イリアス」と「オデュッセイア」に出会ったことが、
すごくすごく私に大きな影響を与えているような気がします。
文学ってすごいんだなぁ、と。
なんだか目の前がグワンッと広がった気がします。

ホントのことをいうとネ、
ホメロスの「イリアス」なんて、めちゃくちゃ苦労したのですよ。
読みにくくて読みにくくて。(^_^;)
私にとってこの本は、生まれて初めて接する文体で、
しかも耳慣れないカタカナの名前が目白押し。
でもね、「読まなきゃ!」という義務感から入ったものだから、
なんとしてでも読みきろう!とがんばったんですヨ。
そしたら、いつの間にかその面白さとすばらしさに惹かれ、
楽しくなっちゃってたってワケです。

ピアノもそう。
挑戦することなく容易に弾ける曲ばかり弾いていても、世界観は広がらない。
読書もそうなのですね〜。
最初は苦しいだけでワケがわからなくても、その先に必ず得るものがある。
文学も絵画も歴史も、
私のピアノの奥行きを広げるため自分に課してきた世界ですが、
今は、苦しさを通り越して楽しいだけ!です。
まるでピアノの練習みたい。(笑)
苦しさの後には、贅沢な楽しみがあるものなのですネ。


↓クリックで応援してネ♪
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ 


【ギリシャ/本---Amazon.co.jp
ホメロス オデュッセイア〈上〉 (岩波文庫)
クチコミを見る
イリアス〈上〉 (岩波文庫)
クチコミを見る
トロイア戦記 (講談社学術文庫)
クチコミを見る
ギリシャ神話集 (講談社学術文庫)
クチコミを見る
ギリシャ神話図鑑
クチコミを見る
ギリシャ神話 神々と英雄たち (現代教養文庫)
クチコミを見る
西洋美術の主題と物語―ギリシャ神話と聖書から (朝日選書)
クチコミを見る

楽天楽譜ランキング  楽天クラシックCDランキング  Amazonトップセラークラシック




emksan at 13:18|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!

2009年02月06日

ろうそくに照らし出されたリュリのオペラ・DVD

花瓶舞台照明はろうそく、楽器も奏法もダンスもすべてルイ14世時代のもの。
リュリの歌劇『カドミュスとエルミオーヌ』、
パリのオペラ・コミック座によるライヴ収録です。

私は、
アントレという古楽雑誌を毎月取り寄せているのですが、
ここに載っていた情報に飛びつき、早速お取り寄せ。
Amazonでも検索したのですが、売っていませんでした。
アントレでも取り寄せだったし、購入しやすいDVDではないのかもしれません。

Alpah701
リュリ:歌劇『カドミュスとエルミオーヌ』(世界初収録)
〜フランス・バロック叙情悲劇の誕生〜
ヴァンサン・ヂュメストル指揮
ル・ポエム・アルモニーク演奏(古楽器使用)
字幕:7ヶ国語切替(日本語あり)


株式会社マーキュリーが日本での発売に関わっている様子。
こちらに問い合わせれば手に入るかもしれません。


ところでこのDVD、本当に本当に大ヒットでした!!!
かな〜り質が高い。演奏がどれもいい!
舞台装置も当時の再現です。
神々が空から登場するなどの機械仕掛け。
舞台背景の遠近感の作り方も当時の再現です。
私はこの舞台背景の作り方、遠近感を作るためだと思ってきましたが、
どうやらそれだけのためではなく、
ろうそくという弱い光源を使用しているための工夫だったようです。

舞台前面にはたくさんのろうそくの炎が見え、
舞台上で炎が使われるシーンもありました。
演出はやりすぎ・・・ということが全くなく、
すべて当時を再現した結果です。
このように忠実に再現することを目的とした舞台や演奏って、
「つまらなさ」や「演奏の質の低下」が見受けられる場合が多々あるように思うのですが、
このDVDは違います。
演奏もすばらしい、演出もすばらしい、すべてがすばらしい!!(大絶賛です!)


花束歌手の立ち居振る舞いは、バロックダンスを彷彿とさせます。
バロックダンスには美しい立ち方、
美しい手の構え方などといった基本がありますが、
たぶん歌手たちは全員、
当時美しいとされた姿勢や動きをきっちりと勉強し、
手に入れてから舞台に上がっているのでしょうね〜。
ひとつひとつの動き、目の動かし方、手の動かし方、首の回し方、
すべてがバロックダンスを感じさせる動きで、非常に優雅です。

この舞台には、フランスものらしく舞踏シーンがたくさん出てきます。
もちろん現代のバレエではなく、当時でいう舞踏(バロックダンス)です。
舞踏の振り付け師はグドルン・スカムレッツという人。
バロックダンス界では有名な人なのでせうか?
やっぱり本場ですよね。
踊りの質の高さが全然違う。
日本にはバロックダンスって最近入ってきたばかりだもの。

ところで、私は当時の歌の響きが大好き。
それはおさえられたヴィヴラートからくるもののような気がしています。
真っ直ぐ響く純粋な人の声は本当に美しい!
この奏法による声を聴くと、人の声って本当にすばらしい!と心から思います。
そしてルイ14世時代の楽曲は、この美しい響きにのって、
装飾音符がたくさんつくのです。
私はこの装飾音符や倚音が大好きで、ワクワクしちゃうんですヨ。

ガーデニング4また、真っ直ぐに響く濁りのない声による二重唱は本当に美しい!
そこには純粋なハーモニーがあるんです。
ヴィヴラートをかけると、このハーモニーが濁ってしまう。
私はそれがあまり好きではなくって、
バロック時代の声法による重唱を聴くと、うっとりしちゃうのデス。
このDVDで特に気に入ったのは、
カドミュスとエルミオーヌの二重唱。
それはそれは美しくて、言葉になんてできないですよ〜。
リュリの旋律もいいんですよネ。
この時代の短調のハーモニー&旋律って、
なぁんでこんなに美しいんでしょぉ。
もうたまりませんっ!

このDVDは、私のお宝です!
出会ってよかった!取り寄せてよかった〜〜〜〜!!!!

  ・・・・・この歌劇は1673年に初演された演目です。
      特にプロローグは太陽神=ルイ14世を思わせる内容で、
      この演目にはルイ14世のすばらしさを称え、
      ルイ14世はすばらしい王だと宣伝する目的があったのだろうと感じさせられました。


↓クリックで応援してネ♪
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ 


【リュリ/CD---Amazon.co.jp
フランス風管弦楽組曲(ムーレ、リュリ他)(再プレス)
クチコミを見る
リュリ:町人貴族&amp;カンプラ:優雅なヨーロッパ人
クチコミを見る
魔法の島の悦楽~リュリ:ディヴェルティスマン
クチコミを見る
リュリ:テ・デウム、怒りの日(再プレス)
クチコミを見る
リュリ:歌劇「アルミードの悲劇」
クチコミを見る
リュリ:太陽王のためのバレエ音楽
クチコミを見る

楽天楽譜ランキング  楽天クラシックCDランキング  Amazonトップセラークラシック




emksan at 12:47|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!