2020年12月11日
『雪』オルハン・パムク著
岡本綺堂著『半七捕物帖』の後は、気分を変えてノーベル文学賞受賞のトルコ人作家、オルハン・パムクの小説をオーディブルで。
『雪』は、雪の静けさを背景にしたとても静かな作品。オルハン・パムクを知ったのは『わたしの名は赤』という小説だったのですが、私好みの静寂を感じる小説で内容も面白かったので、そのうち『雪』も読んでみようと思っていたのです。
起承転結のはっきりとした息をつかさぬ展開の小説も好きだけれど、そういった小説にはない、作品を包み込む一貫した背景というか空気感を持った文学作品が醸し出す雰囲気に浸るのが好き。
翻訳ものはこのあたりも含めて翻訳するのだろうけれど、オーディブルのナレーションもそのあたりを汲み取っての朗読だととても嬉しい。つい先ほど上巻を読み終えたので下巻を購入。長編は話が展開し始める下巻が面白いんですよね〜。
『雪』は、雪の静けさを背景にしたとても静かな作品。オルハン・パムクを知ったのは『わたしの名は赤』という小説だったのですが、私好みの静寂を感じる小説で内容も面白かったので、そのうち『雪』も読んでみようと思っていたのです。
起承転結のはっきりとした息をつかさぬ展開の小説も好きだけれど、そういった小説にはない、作品を包み込む一貫した背景というか空気感を持った文学作品が醸し出す雰囲気に浸るのが好き。
翻訳ものはこのあたりも含めて翻訳するのだろうけれど、オーディブルのナレーションもそのあたりを汲み取っての朗読だととても嬉しい。つい先ほど上巻を読み終えたので下巻を購入。長編は話が展開し始める下巻が面白いんですよね〜。
emksan at 14:37│
│読書