2020年11月21日

私のレッスンノートとレッスンの流れ

先日セミナーでレッスンノートを見せたところ、「先生のレッスンノートが見てみたかったから嬉しい。」とのご感想をいただきました。

次のノートは、広汎性発達障碍で多動が見られ、幼児期はお母さんに抱っこしたまま、何をやるのも怖がってやらなかった子の現在です。(多動な子のレッスンアプローチ例)お母さんのお膝から私のお膝でのレッスンになり、その後1人で座れるようになり、教材が使えるようになったのは小学2年生頃のことでしょうか。今は小学5年生。45分のレッスンにこれだけの内容を詰め込めるようになりました。

FullSizeRender

冒頭はどの生徒さんもふよみ(ソルフェージュ教材)かスケール。時間配分も障碍あるなし関わらず、どの生徒さんもこんな感じです。(内容はもちろん障碍の特性、時期にもよります)

ここでは「拍子ととなえる」とありますが、普通は「歌う」で音程をつけて歌います。この子はそれをすると混乱するのか、頑固に嫌がるので唱えるにし、正しくできたら次に私が弾きながら歌うのに合わせて、拍子うちしながら唱えてもらっています。(拍子うちの詳細は『知っておきたい幼児の特性』をご参照ください)

5指型スケールは、『知っておきたい幼児の特性』79ページにある、スケールとカデンツの最初のステップです。

知っておきたい幼児の特性: ピアノ・レッスン「なぜ、わからないの?」と悩む前に
知っておきたい幼児の特性: ピアノ・レッスン「なぜ、わからないの?」と悩む前に




FullSizeRender

このステップがスラスラ悩まずにきれいな手の形で弾けるようになってきたので、これをやりつつ次のステップ、--気了囲族擦鮹討カデンツに挑戦中。

最近は指が自由に動くようになってきたので、曲を多くしていますが、以前はオルガン・ピアノの一巻、もうすでに丸をもらった曲を使用して移調していました。

FullSizeRender

コルトーのピアノメトードにある5指の型だけでできる練習は、ハノンより手前の、基本中の基本を身につけるのによいと感じているので気に入って使っています。とはいえ、全部一気にというのは体のコントロールが苦手なこの子にはハードルが高いので、小節ごとに番号を振って,世院↓△世院△箸笋辰討發蕕辰討い泙后




コルトーを導入したばかりのこの子が今やっているのは次の1小節目だけ。この次の週から小節ごとに番号を振りました。前述のレッスンノートでは小節数で表記しています。

FullSizeRender

1指から始まるさまざまな音型、2指から始まるさまざまな音型と、5指まであるのですが、1指が安定していないうちは、1指から弾き始めると手の形の安定が崩れやすいので、親指がまだ不安定なこの子には3指からの練習no.1cを。

「弱く→強く」は、左右の音量を変えて演奏できるようになるための小さなステップ。『知っておきたい!ピアノ表現27のコツ』に書いたものです。

知っておきたい!ピアノ表現27のコツ: センスがないとあきらめる前に

FullSizeRender

冒頭20分から25分は大抵こんな感じです。30分レッスンの時期は、これが15 分くらい。小学1年生からは45分にしているので、どの子もこんな枠組み、流れにしています。







emksan at 16:40│ 障碍&幼児 | ピアノ/レッスン