2018年08月10日

行ってきたよ!フォルテピアノ・アカデミーSACLA(4)

今回はヴァルター。受講生としてレッスンやレッスン終了後の時間帯に、会場にある楽器すべてを弾かせていただきましたが、ヴァルターが一番難しいと感じました。鍵盤の軽さと浅さ、弾いた即時に反応する発音の速さ、これらを思った通りにコントロールするのは至難の業。指が鍵盤に慣れてきたとしても、今度は抑揚をつけるのに四苦八苦。弱音も強音も、どちらも難しかった!
  
20180721000245-1091608

私はこの楽器でハイドンのソナタをレッスンしていただきました。次の動画は、私の受講風景を1分30秒ほどに編集したものです。
  


ここまでは私の感想ばかりでしたが、ここから先は聴講生として参加したほかの方々の感想もご紹介していきましょう! まずは、この会場に入ったときのみなさんの感想を。
  
会場に足を踏み入れたととたん、ずらりと並んだ沢山のピリオド楽器を見て、なんて贅沢な空間と思いました。(Eさん)

天井が高くのびのびとした空間に、素晴らしい楽器たちが、強く自己主張するわけでなく、品よく佇んでいる…こんな空間は他にありません。空気すら清々しく感じました。(川崎さん)

ワクワクしました。眺めるだけでなく、近くで色んな方向から見せてもらいました笑(浜野さん)

生まれた年代も国も違う歴史あるフォルテピアノたちが、8台勢ぞろいしているのを見たときは、ただ「すごい…信じられない」と思いました。言葉にならない感動が心に溢れ、そして同時にすごく興奮しました(笑)。鼻血が出そうでした。こんなに美しく個性的なフォルテピアノたちが一つ所に会することってあるだろうか。しかも日本国内で。そのうえ8台が8台ともすべて超現役バリバリの精鋭であり、個性的で魅力的な音を持っているのです。まさに夢のような光景…3日間通しで聴講生として参加させていただきましたが、この時点でもう興奮が止まらなくて子供のようにただただワクワクドキドキしていました。(佐野さん)

次に、レッスンを聴講してみての感想も聞いてみました。

レッスン生が、慣れないと戸惑いながらも、どんどん変化していくさまがわかりました。二日目、三日目をぜひ聴きたかった??アーティキュレーションの解説、勉強になりました。特に、拍感の表現。一人一人に寄り添ったご指導も、指導者として勉強になりました。(大岡さん)

受講生の方々がほんとうに真摯な姿勢でいらして、3日間での変化の大きさに驚きました。レッスンでの小倉さんのお言葉を、ほんとうの意味で私が理解できているかは甚だ怪しいですが、たくさん勉強して、いつかは受講できたらな…と思います。(川崎さん)

小倉先生のアドバイスによって、受講生の音、音楽が変わってくることが私にも分かり、聴講していて退屈などということは1分たりともありませんでした。(中村さん)

レッスンを聴講する時間は、とても貴重でした。レッスン時間に音楽が変わっていく様子を肌で感じました。小倉先生のにこやかで穏やかな雰囲気のレッスンを私も受けたいなぁと思いました。(浜野さん)

もう次回は聴講だけでは気持ちがおさまらないかも知れません。(佐野さん)

21日土曜日だけの参加でしたが、行くことができてほんとうに幸せでした!!!ほんとうは3日間通いたかったです!!!!!!こんなにステキな1日を過ごさせていただいて…全てに感謝しかありません!フォルテピアノ…は私にとって学生時代は鍵盤音楽史のなかのもの…古楽科のもの…現代ピアノ専攻の私は触ってはいけないもの…とずっと思っていました。きっかけは古典調律に興味を持ったことから。。。モーツァルトやショパンが弾いていたであろうピアノや鍵盤楽器の音への追求、、、それからどんどんむかしの鍵盤楽器にはまりまじめました。フォルテピアノの世界にずっといられる時間と空間がこんなにうれしい…音楽が私はとても好き!!!と、素直に思える時間はほんとうにしあわせでした。アカデミー受講生の方々の真摯なレッスン、小倉先生のすばらしい指導にもずっとずっーと感激しっぱなしでした。レッスン中に受講生さん方がどんどんすばらしい音と演奏になっていくことに感動で心がもう踊ってしまう気持ちでした!(坂本さん)

本当に、受講生の方々の音色がどんどん変化されていき、皆さんの頑張り・努力及び、先生の指導力のすばらしさを感じました。具体的な感想では、どの楽器も各々タッチや弾き方が違うのだなと客観的に思い、その時代の曲を現代ピアノでなく、当時の楽器の音色で聴ける幸せを感じました。ただ、その音色を出すのは、モダンピアノに慣れた私達には難しいのだなとも思いました。先生のご指導で繰り返しおっしゃってらしたのは、拍の大切さ〜王様の拍という言い方も初めて聞いたのですが、音の身分制度という表現が、とても印象に残りました。また、音の子音という言い方も、心に残りました。理屈ではなく、先生が横で、まるでバロックダンスの踊りみたいな、アップダウンが判る指揮をしてくださっていたので、聞いていても、音楽の表裏の拍が良くわかりました。最後に、1番感動した先生の言葉は、その最後のレッスンでの言葉でした。「緊張しても、ミスタッチはするかもしれないですが、音楽だけは味方」「緊張すると呼吸が浅くなり、優劣の優が短くなりやすい」「テクニックは間違っても、音楽を感じていれば、音楽は絶対に裏切らない」これらの言葉は、今回1番心に残りました。(Eさん)

アカデミーリンク用画像

《フォルテピアノ(ピアノ指導者限定)》

FBに非公開グループを作成しています。小倉貴久子さんもメンバーに加わってくださっている、とても贅沢なグループです。フォルテピアノについてよく知らないという方も大歓迎。投稿を読むだけでも面白いグループなので、どうぞお気軽にメンバーリクエストしてくださいね♪
https://www.facebook.com/groups/189358371794097/


クリックで応援してネ♪
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ




emksan at 14:15│ 行ってきたよ!第1回フォルテピアノ・アカデミーSACLA