2018年02月21日

大槌町、宮古市、石巻への旅:1日目/大槌町

岩手県大槌町と宮古、宮城県石巻へ行ってきました。電子ピアノ支援は終了しましたが、未来に繋がる交流を深めることができて、充実した感謝の3日間となりました!

【1日目/大槌町】

1日目は東京(新幹線)⇒新花巻(JR釜石線)⇒釜石(車)⇒大槌町へ。初めて乗った釜石線は1両編成で線路は1本。新幹線は途中で飽きてしまう私も、釜石線は最初から最後まで楽しめました♪ 内陸の雪深さは雰囲気抜群。途中に遠野駅もあり、まさに宮沢賢治の世界。写真に撮りたかったのですが、ほとんどの乗客が地元の人だった上、座った席が通路側だったこともあり、撮れませんでした。   

「いつかレッスンを受けたい」と大槌町のK先生がおっしゃってくださったことで実現した今回の旅。家の事情で3か月以上先の予定は立てられないので、「今なら!」とこの1月に急遽決定。急だったにもかかわらず7名もの生徒さんたちにレッスンさせていただくことができました♪ 私の得意分野は「どうしたら弾けるようになるのかな?」と指導者側が悩むような生徒さんへのアプローチなので、1曲を仕上げるレッスンではなく、それぞれの子が普段レッスンで使用している教材で、いつも通りに30分から40分のレッスンをする、という一風変わった単発レッスン。   

「リズムが苦手な子、拍子感をなかなかつけてあげられない子、今停滞している子、手の形をみてもらいたい子」   

小学生から中学生まで、K先生から事前にLINEで伺っていたので、リズム教具、鍵盤幅の音の階段、3玉と5玉のカウンタービーズ、そのほか思いつくものをいくつか持参。K先生にはタンバリンとミニボンゴをご用意いただきました。その時々の生徒さんの状況に応じて使う教具なので、すべて使ったわけではないのですが、この日はリズム教具とカウンタービーズ、タンバリンを使いました。   

面白かったのは、まだ1度も譜読みしていない新曲をレッスンできた子がいたこと。私は「譜読みをしておいで」と宿題に出す前のアプローチをとても大切にしているのですが、それをK先生にお伝えできたのが嬉しかった。一人の子には花丸もあげられたし。(もちろんK先生の了承付きで♪)   

弾きにくいところ、どうやったらよいのかわからないところは、一緒に私に聞いてみようと、K先生が事前に生徒さんたちにお話しくださっていたので、とてもレッスンしやすく、あっという間に打ち解けることができました♪  

そうそう、持っていけばよかったと後悔したのはオルゴール。

    

オルゴール共鳴実験ブログ記事

オルゴールはなかったので、声で弦を共鳴させる実験だけすることに。こういう実験ってみんな目がきらっきらになるんですよね〜。みんなかわいかった〜!   

この日の夜はピアノ指導談義にK先生と花を咲かせ、夜10時頃チェックイン。朝起きたら、中庭から海が見えてびっくり。これなら朝日が見える時間に起きるんだったと、後悔してしまうほどの立地。  

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この写真は2階の中庭から撮っているのですが、3階まで津波で骨組みだけになったそうです。5年前にリニューアルオープン。1年前にはペッパーを導入。



軽くホラーなこのペッパーちゃんは、ロビー入口にいます。以前はまつげもつけていたそうなのですが、動いているうちに取れてしまったとか。(笑) ちなみに、これは社長さんのアイデア。おばさんになるとあれこれ聞けるようになるもので、受付の方にあれこれ聞いてきちゃいました。私が面白がって録画していたら、そのあとに団体のおじさまたちがやってきて、ペッパーちゃんと戯れておりました♪   

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上の写真も、同じ場所から撮ったもの。以前は砂浜が広がっていたそうです。震災前は、ホテルからそのまま泳ぎに行けたんですね。今は地形が変わって砂浜がなくなりました。その代わり、サーファーが波に乗っています。確かに波が大きくて、サーファーが喜びそうな綺麗な波の形をしているんですよ。   

・・・2日目/宮古市へつづく

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emksan at 11:12│ 東日本大震災支援