2017年10月20日

国家が家庭に介入する法案

残業代ゼロ法案」というブラック企業がホワイト企業になってしまうような法案を、自民党が選挙後の国会で提出するのを不安に思われている方も多いだろうと思いますが、いち教育者として私が最も恐れるのは「家庭教育支援法」という法案です。この法案も、早ければ次の国会で提出される可能性があります。みなさんは、2012年5月1日に発表された、大阪維新の会・大阪市議団の「家庭教育支援条例案」を覚えていらっしゃいますか?
  
・わが国の伝統的子育て法によって発達障害は予防できる。
・乳幼児期の愛情不足が発達障害の要因であるから、その予防策を実施する。


発達障碍は脳機能の障碍です。当然ながら幅広い市民から批判を受け、維新市議団は撤回と謝罪に追い込まれました。この条例を推進したのが、「親学推進協会」という保守的な家族観に立ち、各地で同様の条例制定に取り組んでいる団体です。そして、早ければ次の国会で提出される可能性のある「家庭教育支援法」は、この親学推進協会を母体とする「親学推進議員連盟」の方針で作られたものなのです。親学推進議員連盟は、2012年4月に安倍晋三氏が代表となり設立され、小池百合子氏(現東京都知事)も名を連ねていた議員連盟です。

《家庭教育支援法案》
・家庭教育支援の基本方向と具体的内容は文部科学大臣が定める(第9条)
・学校および住民は、国に協力すること(第5・6条)
・国は保護者に学習の機会を与え(第11条)、広報・啓発活動を行う(第14条)
・家庭教育は、保護者の第一義的責任において行う(第2条)


国が学校や住民に求める協力とはどういう内容なのか?国が保護者に与える学習とはどういう内容なのか?そして「国に協力すること」を前提とした保護者の第一義的責任とはどういう責任なのか? 税金の使い道、詐欺、そういうことではなく、私が森友学園問題で一番恐怖に感じたのは、

・教育勅語の暗唱
・軍歌の合唱
・天皇皇后の写真への最敬礼の指導   


といったものでした。「素晴らしい教育をしている幼稚園がある」と安倍首相夫妻が支持したことのある幼稚園です。その後、いろいろあったにしろ、この教育を素晴らしい教育だと認めていた時期があったことは事実。私が恐怖心を抱くのはここです。日本会議に名を連ねる自民党を始めとする多くの議員が、日本に根付かせたい教育の理想像が、森友学園のあの光景なのだろうと思うと背筋がゾクッとします。そして、この法案はそれを実現させるための第一歩なのでしょう。

これは、声を上げていかなければならないことだと思っています。知らないうちに可決し、施行されてしまったら、今の子どもたちはどうなっていくのか? そして、国が求める子育てを強制される保護者はどうなっていくのか? 


国家が家族に介入って…「家庭教育支援法案」が描く恐怖の未来図
まるで戦時体制 自民が提出「家庭教育支援法」本当の狙い
子育て困る親は無視!?安倍政権「家庭教育支援法」の仰天中身


《稲田朋美氏 動画/0:19》 
国民の一人ひとり、みなさん方一人ひとりが、自分の国は自分で護る。そして自分の国を護るためには血を流す覚悟をしなければならないのです。   

《稲田朋美氏(自民党)雑誌記事/1:48》
教育体験のような形で若者全員に一度は自衛隊に触れてもらう制度はどうですか。 女性も女子も、ですから男子も女子も、みんな全員自衛隊に体験入隊するべきです。   

《下村博文氏(自民党)動画/3:07》
私たち自民党は、社会体験活動をするということの中に、自衛隊や消防等の体験をすると、その半年間のあいだに、ある意味では半分強制的に、つまりそこの体験活動をした学生が入学の前提条件ということを我々としては考えていて〜   

《西村眞悟氏(日本のこころ)動画/3:30》
徴兵と呼ばれる制度を教育の現場でいかに実践していくのかと、その間5か月間は徹底的な日本の古典の教育と昼間は軍事訓練、山林の間伐作業、軍隊を持つってことは最大の教育改革なんです。国を守るという、同胞を守るという意識なく、教育改革などできませんので、一石二鳥ではないかと。いざとなれば、兵士になる。国を守るために体を張る青年が育っていくと、一石三鳥だと思いますが〜




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emksan at 12:43│ その他