2016年07月19日

戻ってきてくれる生徒さん

生徒さんたちとの出会いは一生ものと、
いつも思います。

けれど、趣味でピアノを続ける生徒さんにとって、
ピアノと生活が常に両立するとは限らないわけで、
やめたような、お休み中のような、
いや、お休みと思っているのは私だけで、
生徒さんはやめたつもりになっているのかも?
なんていう中途半端な時期が生まれます。

レッスンをしなくなっても年賀状のやりとりは続いていたり、
生徒さんによっては1年に1回といわず、
もうすこし頻繁にやりとりがあったり。
お付き合いは一生ものなので、
交流は続くことが多いんですよね。

中学1年生の男の子。
先月の発表会で花束を持ってきてくれました♪
家の事情やら何やらで、
小学3,4年生頃から定期的なレッスンはできておらず、
運が良ければ半年に1回くらいレッスンに来る、という子です。

中学生になったら
定期的なレッスンを復活させたいと言っていたのですが、
思った以上に中学生活が大変な様子で、
毎週のレッスンは無理そうとの話。
でも、夏休みを利用してレッスンを受けたいと、
メールをくれました。

中学にはピアノを弾く友人がいるようで、
「弾きたい曲がたくさんあります!」と
先日のレッスンで目をキラキラと輝かせながら教えてくれました。
夏休み中に何度かレッスンに来てくれる予定です。

中学3年生の女の子。
この子もいろいろと事情が重なり、
小学校高学年のときにレッスンをやめた子です。
年賀状のやりとりは続いていたのですが、
ほとんど音沙汰なしの状態に。

ところが先月、突然お電話があり、
再会することになったのです。
お茶とお菓子を囲んでのおしゃべり。
そこには何も変わらない以前のままの関係性がありました。

先日は数年振りのレッスン。
もう中学3年生だし、
久々のレッスンで様子がわからないから、
弾きたい曲を持っておいでと伝えていました。

持ってきてくれたのは、『ハロ・ハワユ』のピアノ・ソロ。
ネットで手に入れたという楽譜は
「こんな楽譜あり得ない〜!」と笑っちゃうくらいめちゃくちゃなもの。
売っている楽譜ではなく、
多分、愛好家の人が打ち込んだ楽譜なんですよね。

「楽譜が変なところは、聴きながら弾いてきたんですが、
わからないところだらけで」とのこと。

2人でめちゃくちゃな楽譜に笑いながら、
この子のスマホに入っているこの曲を聴きながら、
左右がどういう兼ね合いになっていて、
右手がどういうリズムになっているのかを検証。
「こりゃ、いいソルフェージュになるね〜!」と
とても楽しいひとときを過ごすことができました。

前述の子も、この子も、
変な癖はついておらず、
基礎を保持していてくれていたことで、
まっさらな状態からレッスンを開始することができます。

ピアノを再開したときに、
楽譜が読めて、基礎が身についているというのは、
本当に大切なことなのだと、
改めて思わされました。

後者の中学3年生の子は、
ピアノを辞めてからの数年間、
全くピアノを弾いていなかったにもかかわらず、
指が弱くなり、指の独立が多少甘くなっている程度。
基礎的な動きを忘れているわけではないので、
大して苦労せずにレッスンを進めていけそうです。

以前使っていたフィンガーウェイツを復活させ、
コルトーのピアノメトードの練習方法を伝授しました。

先月の発表会には、
18歳の子も遊びに来てくれたのですが、
この子は高校1年の頃、
ソナタアルバムでピアノを辞めました。
ソナタといってもソナチネの直後くらい。

発表会後の親睦会で、
ベートーヴェン『悲愴ソナタ』の一部を聴かせてくれました。
指も動いているし、なにせ読譜が苦手だったはずの子が、
こんなに読譜できるようになっていることに驚き。
読譜は苦手だったんじゃなくて、
ただ単に面倒だっただけなのよね・・・みたいな。(笑)

この子もレッスンを復活させたいと言ってくれているのですが、
なにせ朝から晩まで塾という受験生。
レッスン時間を捻出するのは、なかなか難しいようです。

私の教室は小さくこじんまりとした教室なので、
生徒さんがひとり、ふたりといなくなると急に寂しくなります。
一時期、寂しくなったなぁと思っていたのですが、
こうして再開してくれる生徒さんたちが現れると、
無理して新しい生徒さんを入れようとしなくてよかった、
空き時間があってよかったと思ってしまいます。(笑)

生徒さんたちの人生はいろいろ。
ピアノから離れる時期があったとしても、
私の教室は以前と変わらない空気感で、
存在しているということ。
戻ってきたときに「お帰り」と、
私だけでなく生徒さんたちみんなで喜び合える教室。

そんな、ひとりひとりの人生に寄り添える教室が、
私の求めている教室なんだなぁと思います。
音楽っていいですね♪
求めればいつでも寄り添ってくれる。


クリックで応援してネ♪
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ  


emksan at 12:21│TrackBack(0) ピアノ/レッスン 

トラックバックURL