2016年03月22日

支援や福祉というのではなくて・・・気軽に読める発達障碍関係の本

今回出版したコミックエッセイは漫画なので、
ピアノ指導者ではない方も
読んでくださっているようです。


発達障害でもピアノが弾けますか?
中嶋 恵美子
ヤマハミュージックメディア
2016-03-18



発達障碍の親御さんの中には、
子どもが利用している支援団体や仕事先、
学校の先生に配りたいとおっしゃる方もいらっしゃいます。
音楽の知識がない人にも読める内容だったのが
よかったようです。
漫画だからこその広がりを感じ始めています。

私は障碍の専門家ではありません。
医師でもありませんし、
福祉関係の人間でもありません。
街にある一般的なピアノ教室のピアノの先生です。

そんな専門家ではない私が、
発達障碍を語ることに意義を感じています。
発達障碍の方が支援や福祉という
枠の中でしか生きられないというのではなく、
一般社会に当たり前に浸透し、
人生に広がりが持てるということ。

本屋で発達障碍コーナーに足を運ぶ人は、
支援関係者や当事者関係者に絞られることでしょう。
でも、それでは理解は広まりません。
福祉や支援の専門書ではない一般書が、
もっと多くの人の目に留まったなら、
社会の発達障碍への理解は
もっと広がることでしょう。

支援の手を必要とする発達障碍の方が多いにも関わらず、
支援できる人が少ないというのが現状です。
専門的に勉強したいと思う人が増えるには、
社会の認知を高める必要があるのだろうと思います。

支援や福祉の専門書、
学校関係者が読むようなHowTo本だけが、
出版されているわけではないんですよね。
ただ、目に留まりにくいのでしょう。

私の教室の本棚には、
発達障碍関係の専門書ではない、
気軽に読める本も置いてあります。
子どもの生徒さんも借りていきますし、
大人の生徒さんや親御さんたちも借りていきます。

私のコミックエッセイに登場している、
軽度知的障碍のなっちゃん(現在23歳)は、
自閉症のお友だちのことをもっと理解したいと、
自閉症関係の書籍をしばしば借りていきます。

専門書ではない読みやすい本も、
たくさん出版されているよ!ということをお伝えしたく、
こちらに気軽に読める発達障碍関係の本を
ご紹介させていただこうと思います。


光とともに・・・‾自閉症児を抱えて‾ 文庫版 全10巻完結セット (秋田文庫 )
戸部 けいこ
秋田書店
2012-04-10

篠原涼子さん主演でドラマにもなりました。
私の生徒さんや親御さんたちが大好きな本で、
何度も借りていく子もいます。


漫画家ママの うちの子はADHD (こころライブラリー)
かなしろにゃんこ。
講談社
2009-06-26

私のコミックエッセイを描いてくださった、
かなしろにゃんこ。先生の漫画です。
発達障碍についてご存知の漫画家さんに、
描いていただきたいという思いがありました。
しかも、子どもの時期をよく知っている人。
かなしろ先生に描いていただけたことで、
発達障碍の子の持つ雰囲気まで伝わる
コミックエッセイになったように思います。



重度自閉症の当事者である、
東田直樹さんが中学生の頃のご著書。
他にも何冊か本を出版なさっており、
講演会も開いていらっしゃいます。


発達障碍当事者でピアニストの
野田あすかさんとご両親による手記。
大人になって発達障碍とわかるまでの軌跡は、
胸が痛くなることの連続です。
特に、全てを語ってくださったお母様の思いに、
感銘を受けます。


自閉症スペクトラム当事者お二人の対談本。
へぇ!の連続です。
特に、私たちとは異なる身体感覚に驚きました。
専門書を読んでもよくわからない。
知的障碍を伴っていない自閉症ってどういうこと?
一体自閉症ってどういう障碍なの?
と思われている方にお勧めの1冊です。


昨日購入したばかりで、
まだ読んでいないのですが、
Amazon「なか見!検索」で少し読むことができます。
漫画でとても楽しく読めそうな本です。
しかも、アスペルガーの方の日常が垣間見えそうな予感。
本が届くのを楽しみにしています。


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emksan at 14:32│TrackBack(0) 障碍&幼児 

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