2016年02月09日

星の冠(小倉貴久子さんのCD)



聴き終えて、夢見心地。
小倉さんの演奏にはいつも、
息吹があります。
音楽って生き物なんだと実感できる。

素晴らしい。
本当に素晴らしい。
小倉さんはミューズに愛されている音楽家。

言葉にならないので・・・
2014年、このCDと同じプログラムの演奏会へ行ったとき、
FBに投稿した文章をこちらにもう一度と思います。

ライン


9月30日に聴いた小倉貴久子さんの、
1845年製のシュトライヒャー・ピアノによる
『クララ&ロベルト・シューマン 〜夢、そして愛〜』コンサートで、
忘れられない演奏があります。

それは、シューマン作曲のクライスレリアーナ。
全曲通して最後の音が鳴り終えた瞬間、
「ああ、この曲はこういう曲だったのか!」と思いました。
 2年前、シューマンについて勉強した時期があり、
中古でしか見つけることのできなかった、
ホフマンのクライスレリアーナを購入して読みました。

そのほかにもホフマンの作品を多数読んだのですが、
私の中ではシューマン作品とホフマンの小説が、
なかなか結びつかなかったんですよね。
ところが、小倉さんの演奏で繋がった気がしたのです。
とても感覚的なものですし、
まだ確実なものではないので、
言葉では上手く表現できないのですが、
手がかりがつかめたような気がしています。

これまでの私は視野が狭かったんだな、
もっと遠目で感じればよいのかもしれないと。
また、クララの作品を聴き、
そのあとにシューマンを聴くことで、
さらにシューマンの世界観が浮き彫りになってきている気がします。
これまた感覚的なことなので、
上手く言葉では表現できないのですが。
少なくとも、以前には見えなかった景色が見えてきた感覚があって、
ちょっと嬉しい。


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emksan at 15:01│TrackBack(0) 音楽/本・CD 

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