2015年02月06日

ピアノが趣味に

ピアノって趣味として確立するまで、
時間のかかる楽器です。
将来ピアノ教室を卒業しても・・・


自分で楽譜を探してきて、
弾きたい曲が弾ける。

テレビなどで流れている曲を、
鍵盤から探して遊び弾きできる。

速いパッセージの曲でも、
腕が痛くなることなくラクに弾ける。


このようにピアノで遊べるようになるまでには、
長い道のりが必要なのです。

中学1年生の女の子。
小さい頃からディズニーが大好きで、
いつもディズニーの曲を弾きたがりました。
でも、私もお母様も基礎は身につけてもらいたいと考えていたので、
ディズニーの曲を弾くのは、
年に2回、行事の時だけにしていました。

数カ月間、教材で基礎力を身に付けたら、
次の行事でディズニーの弾きたい曲を弾くというスケジュール。
この子は音楽の道を志しているわけではありません。
そのため、中学生に入った頃から、
通常のレッスンでもディズニーの曲を取り入れるようになりました。
もちろん基礎力アップのプログラムも入れています。
この子の場合、スケールとチェルニー、ハノンです。

将来の夢は保育園の先生。
小さい頃からの変わらない夢。
そこで、歌が苦手だったこの子のレッスンに歌を取り入れ、
コードの練習も始めました。
夢があるから頑張れる。

歌も声が出るようになってきて、
音程も安定してきました。
以前は自信がないせいで、
歌うことを恥ずかしがっていたのですが、
今では楽しいみたい♪
とても気持ち良さそうに歌ってくれています。

45分のレッスン、盛りだくさんですが、
これらの内容に加え、弾きたい曲を1曲弾いてもらっています。
今はラグタイム風にアレンジされたディズニーの曲。
これまでにない長い曲なのですが、
頑張って譜読みを進めてくれ、
譜読みがある程度完了したあたりから、
ノリのレッスンを始めています。

どう弾いたら、ノリよく聴こえるのか。
ダサくならないのか。(笑)
このレッスンがとても楽しいみたいで、
「おぉ!!!」と唸りながら、
私がお手本を弾くたびに、
目をキラキラ輝かせてレッスンを受けてくれています。

昨日のレッスン。
この子の音が様変わりしていました。
瞬発力のある生き生きとした音色。
裏拍を感じた切れ味のよいノリ。
ラクタイム風のワクワクする演奏になっていて、
心底驚き、心底感動しました。

ああ、この子はピアノが大好きなんだ。
いや、ピアノ以前に音楽が大好きなんだ。
そんな風に感じる演奏でした。
本人もノリノリで楽しそう!

こんな風に楽しく弾けるのも、
これまで基礎を真面目に練習してきたからこそ。
チェルニーはなかなか進まない子ですが、
スケールとハノンはとても真面目にやってきてくれる子です。
だからこそ、こんなにも生き生きとしたタッチで弾くことができるんですよね。
自分の指から生き生きとした響きが奏でられる喜び。
この子はそれに気付いたのだろうと思います。

音楽の道を志しているわけではないので、
練習量が多いわけではありませんし、
教材の進みが早い子でもありません。
小学6年生でブルグミュラーを弾いていました。
でも、今はもう中学生。
趣味として確立させていく年齢と思います。

そして、その第一歩を踏み出してくれたんだなぁと、
とても嬉しくなりました。
保育園の先生が、
ラグタイム風にアレンジされた曲を、
楽しそうに弾いてくれたら、
子どもたちも大喜びですよね♪

楽しく歌い、子どもが歌える音域に移調でき、
コードを見るだけで伴奏付できるようになったら、
保育園で重宝される先生になるのではと思います。
音楽が大好きなこの子も、
子どもたちと音楽を共にする喜びが得られることでしょう。

趣味でピアノが弾けるようになりたいといっても、
いろいろなスタンスがあるのではと思います。
基礎を培いながら、
1人1人が求める将来像のスタンスに応じて、
その思いを大切に育んでいくことができたなら。

昨日はあんまり感動しちゃって、
レッスン後すぐにお母さんに報告のメールをしました。
お母さんが家にいない時間帯に練習しているので、
お母さんはまだ聴いていないらしいのです。
なんてもったいない!(笑)
お母さんに聴かせてあげて驚かせなきゃ〜!とこの子に伝え、
私からもお母さんにメールを差し上げたという次第。

中学1年生になった今でも、
「さようなら」の後、必ずハグ!
私が手を広げると、スッと私の腕の中に飛び込んできてくれます。
幸せ♪♪♪


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emksan at 11:27│TrackBack(0) ピアノ/レッスン 

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