2014年08月25日

弾きっこ大会

今日お教室の行事がありました。
(あ、夜中の12時を過ぎたので、もう昨日・・・ですね。)
今年は事情があり発表会はできませんでしたが、
その代りに弾きっこ大会を。
演奏後は、お茶菓子で談話タイム。

未就学児から大人の生徒さんまで。
今回は大人の生徒さんが多かったなぁ。
ということで、思っていた以上にプログラム時間が長かった。
子どもたちも大きくなって曲が長くなってきているし、
昔のようにあっという間には終わらないんだなぁとつくづく。

毎回のことながら、
行事後はいつも生徒さんたちの成長にしみじみしてしまいます。
成長って止まらないものなんですよね。
大人も子どもも、障碍のあるなしも関係なく、
ずっとずっと成長し続けることができる。
そして、お互いの成長を認め合い、
喜び合えるということ、幸せだなぁ。

今日は演奏前、自己紹介をしてもらったのですが、
「僕は今日、20歳になりました。」とSYOTAくん
会場全体から「おぉ〜!!」「おめでとう〜!」の声。
こういう柔らかな雰囲気が大好き。
教室がこういう雰囲気になったのは、
発達障碍の子たちのお陰なんですよね。

広汎性発達障碍の多動な子。(5歳)
最近レッスンで曲を弾くのを嫌がり(不安なため)、
レッスンでは1回弾いてくれればよい方なのに、
本番は想像通りきちんと弾いてくれました。

「●●く〜ん、先生と一緒に弾こう!」と声をかけると、
そりゃぁ嬉しそうな満面の笑みで私に抱きついてきてくれて。
それを見た会場のみんなから「かわいい〜!!!」の声、声、声。
この子のキャラは癒し系。(笑)
弾いている最中も、ずっと笑顔で嬉しそう。
この子と弾いているとき、
客席から「楽しそう♪」という声が漏れてきたのを耳にしました。
嬉しかったなぁ。

ジュースや珈琲をいただきながらの談話タイムに、
大人の生徒さんが「アナと雪の女王の歌詞カードを持ってきたので、
みんなで一緒に歌いませんか?
今度老人ホームみたいなところで弾くんです。」と声をかけてくださいました。
子どもたちの目がきらっきら!
この曲、本当に人気があるんですね〜。
歌詞カードを見ながら、みんなで楽しく歌を歌いました。

そうそう、もうひとつ嬉しいことがありました。
SYOTAくんのお母さんとお話しているとき、
「いつもSYOTAくんにハグしたいんだけど、
遠慮してしたことがないんだぁ。」と言うと、
SYOTAくんがまんざらでもない表情を浮かべてくれたので、
なんとなんと、ハグしてもらっちゃいました!

してもらっちゃったというのは、
この子は180センチ、私は151センチしかないので、
結果してもらったような見た目になっちゃったというコト。(笑)
SYOTAくんの手のひらのぬくもりを背中に感じた時、嬉しかったなぁ。
ハグされるのを受け身で受け止めるだけじゃなく、
自分から私のことをハグしてくれたのだから。
もちろん軽い感じですヨ。
この子は広汎性発達障碍で子どもの頃は多動だったし、
そういうことを受け入れてくれるタイプの子ではなかったので、
長年付き合ってきてハグしたのは初めてのこと。
嬉しかった♪

書き出したら止まらないくらい、
楽しくて嬉しいことがたくさんありました。
自分の演奏も頑張って、
今の自分の限界を感じつつ、
今後の課題が見えてきて清々しい気持ちでいます。
音楽っていいなと思える一日でした。


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emksan at 00:15│TrackBack(0) ピアノ/レッスン 

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