2014年08月20日

楽譜支援終了報告(かおるさんより)

昨日、仙台のかおるさんからご連絡をいただきました。
楽譜支援終了に向けての、
かおるさんの行動力と責任感。

楽譜支援立ち上げ当初、
私は支援先を見つけるための
お手伝いをさせていただきました。
その後、楽譜支援から離れ、
電子ピアノ支援だけを続けてきています。

益子先生が楽譜支援を引き継がれてからは、
電子ピアノ支援先の先生を、
楽譜支援にご紹介するという形で、
協力させていただいてきました。

電子ピアノ支援においては、
支援先の先生方から、
まだ続けてほしいという声があったため、
必要とされ続ける限り、
責任の持てる範囲で支援をしていきたいと、
現在も支援活動を続けています。

しかしこの1年、
電子ピアノの支援要請は減り、
1カ月に1台程度となりました。
そのため、支援要請が入ってから、
支援金を募るという形に変えました。
前もって支援金を募り、
その支援金が使いきれなくなることを防ぐためです。

現在、電子ピアノの支援先は、
これまで出会ってきた先生方の
生徒さんたちがほとんどです。
これは、新しい支援先となる先生との出会いが、
ほとんどないということ。

そのためこの1年、
楽譜支援の益子先生へ、
支援先を紹介させていただくことが、
全くできなくなっていました。
そのせいもあるのか、
この1年、楽譜支援は滞っているように見えました。

この状況を見て、
かおるさんが石巻の先生に声をかけてくださり、
石巻の先生がその声に応えてくださったのです。


〜かおるさんのブログより〜

月日が過ぎていくうちに、
支援そのものが難しいものになっていったのも本当で、
個々の状況が違う中、楽譜という特殊な支援は、
最終的に動きが鈍くなりました。

震災から3年半になろうとする今、
支援の棚にあった楽譜は666冊。
距離的な意味もあり、
直接お話しを聞いて状況を確かめられる事を考え、
その最後の楽譜を私が引き受け、
今日石巻の先生の所に運びました。

この先生は多くの先生たちや生徒さんたちとつながりがあるので、
ここに楽譜を届けたら、確実に楽譜を失った方々の所に届くのです。



私はピアノ指導者になってから10数年、
楽譜をたくさん買い集めてきました。
これらは仕事上必要なものだからです。
この何百冊という楽譜を、
津波で一瞬にして失ってしまうということ。
全てを買い揃えるのは大変なことです。

しかし、1冊1冊は購入できない額ではありませんし、
何度も支援要請を出すというのも、心苦しいものです。
そのような引け目が、被災地の先生方にはありました。
かおるさんは、石巻の先生と直接お会いすることで、
被災地の先生の本音を聞き出してくださいました。

そして、震災直後、
精力的に生活支援なさったときのような行動力で、
この1年ほとんど支援できずに残っていた666冊の楽譜を、
本当に必要としている先生や生徒さんたちに
配ってくださることになりました。
楽譜支援に寄せられた支援金は、
被災地の先生方が必要としている楽譜を購入するため、
使ってくださるそうです。

かおるさんの行動力と責任感に、
頭が下がる思いでいます。 
心からの敬意と感謝を、かおるさんに。


かおるさんのブログより〜

もうやめてしまおう、ダメかもしれないと思った時に、
なんとかしなきゃと思わせてくれたのは、
「先生、レッスンいつからやるの?」という生徒さんの言葉だったそうです。
避難所にいても、家が泥だらけで壊れていても、
ピアノを弾きたいという子どもたちの願いに応えたい一心で、
被災された先生たちはここまで乗り越えてきたのです。
その時に、この楽譜支援、楽器支援、
生活支援が大きな力になった事は、
大げさな解釈ではないと思っています。

ご協力、ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。


クリックで応援してネ♪
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ  


emksan at 21:32│TrackBack(0) 東日本大震災支援 

トラックバックURL