2014年08月15日

ピアノの共鳴

先日レッスンで、
生徒さんと面白い遊びを堪能したのでご紹介♪
声でピアノを共鳴させる、という遊びです。

ペダルを踏んで、弦を解放させます。
ピアノの蓋は全開より半開がお薦めです。
繊細な響きなので・・・。
とはいえ、上手くいけばとても豊かに響きます。

上手く共鳴させるには、
声の響かせ方にコツが必要です。
しゃべり声ではダメ。
声そのものが響いていないと、
弦は豊かに共鳴してくれません。

ピアノの演奏と同じなんですよね。
体の力がいい具合に抜けて、
芯のあるポ〜ンとした響きのある声。

昨日ある子のソルフェージュで、
声がうまい具合に響いていなかったので、
このアプローチをしたら、
一気に声が伸びやかに響くようになりました。(笑)
響きを意識するということが、
声にしてもピアノにしても、
いかに重要かということなのだなぁと思います。

とはいえ、私は声楽専門ではないので、
ピアノが共鳴するように歌うのは、
とぉっても難しい。(^_^;)
バロックの発声法で、
共鳴させたところを聴いてみたいなぁ。

動画はカメラで録画したものです。
実際には豊かに共鳴していても、
繊細な響きまでは録音されにくいようです。
かなぁり耳を澄まさないと、
私の声ばかりが聴こえてしまふ。(笑)

ヘッドフォンで聴く方が、
ハーモニーの響きが
よく聴こえてくるのではと思います。


【おまけ】

ピアノの共鳴の補足。
母音の違いまできちんと共鳴してくれます!
アとウでは、明らかに響きが違うのですよ。
汚い声で歌えば、汚く共鳴しますし、
オンチで不安定な音程で歌えば、それをそのまま・・・
というかそれ以上に拡大させてオンチに響きます。(笑)

先程「面白い遊びを思いついたよ!」と、
主人をピアノの部屋に呼んで聴かせてみせました。

「音って減衰するじゃん?
だから、最初の音を大きく歌って、
後の音を小さく歌ったら、
もっとハーモニーがきれいに響くんじゃない?」 と言われました。

そうだよそうだよ〜!!!
なんで録画したとき気付かなかったんだよ〜〜〜っ!!!!
なんだかくやしい。(笑)
ピアノを弾くということは、こういうことなんだなぁとつくづく。





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emksan at 13:07│TrackBack(0) ピアノ/レッスン | ピアノ/知識

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この記事へのコメント

1. Posted by プライ   2014年09月07日 14:56
はじめまして。
ピアノが家にある時、よくやった遊びです。
今はピアノが傍にない生活ですが、
懐かしさに胸が一杯になりました。

素晴らしいレッスンをされているのですね。
美しい声の響く動画をありがとうございました。
2. Posted by 中嶋   2014年09月07日 15:59
コメントどうもありがとうございます♪
こんな風に感動が得られるレッスンができたらと、
いつも思います。(*^_^*)

いつかまた、
プライさんにもピアノのある生活が訪れますように。