2013年10月01日

竹内栖鳳展

東京国立近代美術館で開催している、
竹内栖鳳展へ行ってきました。
行ってよかった。

潔い線。
輪郭線に拘らない質感。
微妙な濃淡による奥行き。
贅沢な空間がもたらす広がり。
静寂の中の動。
惜しみない間(ま)から生まれる存在感。

美術館を出ると、
そこは雑音に溢れていました。
街中に溢れる雑多な音群。

家のそばのバス停でバスを降り、
国道から一本住宅街へ入ってゆくと、
それまで雑多な音の一つだったありきたりの雑音が、
ひとつひとつ個性を持って浮き立ってくるのがわかりました。

子どもの声、
自転車の車輪の音、
屋根にあたる雨音、
そして、私の足音。

これが私の耳の許容範囲。
街中の雑音は情報量が多すぎて。

栖鳳の間(ま)が、
私を静寂へといざない、
私の耳を開いてくれました。

余韻に浸りながら、
ぼぅっとする心地よさ。


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emksan at 15:07│TrackBack(0) 美術 

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この記事へのコメント

1. Posted by dezire   2013年10月04日 11:13
4 こんにちは。
私も竹内栖鳳展を見てきました。
竹内栖鳳展に出品されていたたくさんの作品を思い出しながら、興味深くブログを読ませて勉強させていただきました。
竹内栖鳳が、狩野派、丸山派、琳派などの江戸絵画の様々な流派や水墨画からコロー、ターナーに至るまで様々な技法を試みて新しい表現に挑戦しているのには驚きました。
また、水墨画と色彩のある日本画、時には水墨画とコロー、ターナーといった異質の技法を組み合わせて、今まで見たことのないような絵画を描いている作品は極めて斬新に感じました。
私も竹内栖鳳展を見て、竹内栖鳳の芸術について私なりにまとめてみました。
読んでいただき、ご感想、ご意見などどんなことでも結構ですから、ブログにコメントなどをいただけると感謝します。