2013年04月23日

読譜・鍵盤把握・身体アプローチの兼ね合い

読譜教材の段階を示すのって、実は難しいデス。
私はこれらを身体アプローチや鍵盤把握と
入り乱れさせながら指導しているからです。
全てのバランスを保った上で、段階を持たせているので、
読譜だけを取り上げてしまうと、歪みが生じてしまうんですよね。

例えば、(1)音の並び と、 
(2)音の並びと音の高低の一致 というアプローチの間に、
私は「鍵盤把握」のためのアプローチを挿入しています。
2つと3つの黒鍵を把握してもらい、
そこから、ドレミ・ファソラシという鍵盤のまとまりを見つけてもらい、
さらにそこから、1つ1つの独立した鍵盤を把握してもらう、
という段階を持たせたアプローチです。

そのため、私の生徒さんたちは、
すでに鍵盤把握と音の並びが一致している状態で、
(2)の音の並びと音の高低一致 というアプローチに取り掛かります。
この(2)は、音の並びと音の高低一致と書いていますが、
実際には、3つの要素の一致作業を目的としたものです。
「音の並び」「音の高低」「鍵盤把握」を一致させていくというアプローチなんですよね。

でも、今回は読譜へ焦点を当てたブログ記事だったので、
鍵盤把握の方法論や、それを読譜とどのような兼ね合いを持たせ、
どこに挿入するのか・・・といったところまでは言及できなかったのでした。

 さらに、ここには身体アプローチが一切ありません
。この後、この記事は「読譜と演奏」という話に進んでいくわけですが、
そこへ至るには基本的な身体アプローチが
ある程度成り立っていなければなりませんよね。
ということは、読譜作業と同時に、
読譜とは別ラインで身体アプローチをしているということなんです。

 私はここまでアップしてきた読譜の準備、
読譜へのアプローチと同時進行で、
読譜を必要としない身体アプローチをレッスンしています。
読譜ができていなくてもピアノを弾くことはできますから。

その際、親指は一切使っていません。
2・3・4指だけを使用して、指・手の形を安定させることに焦点を当てています。
使用している教材は、ミュージックツリーのタイム・トゥ・ビギンという教材で、
絶版になっているものです。
私はこれをコピーするか、Amazonで中古を購入してもらうかして使用しています。

この教材の利点は、親指を一切使わず、
2・3・4指の安定を図ることに重点を置いているという点と、
「ドレミ」という音名の読譜以前に、
フォルテやピアノ、スラーなどが出てくるということです。
また、伴奏もどれも美しく、
メロディにはアウフタクトの難しい呼吸の楽曲まであります。
リズムでいうと、5拍子まであるんですよ。
とにかく音楽的に楽しい曲ばかり。

私はこの教材を終えるまでの間に、
人気の呉暁さんのソルフェージュ教材も併用しながら、
ト音記号・ヘ音記号ともに、ドレミファソラシドまで読める状態にしています。
その後、この教材の2冊目へ進みます。

この教材の2冊目は、独自の方法で読譜を進める教材ですが、
この独自の方法論がこれまでの私の生徒さんには合わなかったため、
私はこのピアノ教材での読譜指導はしていません。
2冊目を利用するのは、身体アプローチが優れている点と、
スタカートやレガートなど、楽譜に表現記号が表示されており、
楽譜から音楽を読み取れるようになっているからです。
これからお話する「読譜と演奏」の一致が提示された教材ということです。

また、2冊目からは、親指が導入されます。
この親指導入は、そのまま教材通り導入するのではなく、
私のこだわりの3つの黒鍵ポジションを用いた上で導入させますが、
それ以降はこの教材通りに進めています。
白鍵で正しく親指が扱えるようになるのは、
この2冊目の3分の1ほど進んだあたりのことです。
そこで、オルガンピアノ1巻をその3分の2くらいのページから併用し始めます。
オルガンピアノ1巻の3分の2までは、
手の形も安定して弾けるようになっているうえ、
読譜もできるようになっているからです。
 
ちょっと長くなってしまいましたが・・・。
このように、鍵盤把握、読譜、身体アプローチというのは、
どれか一つに焦点を当てて提示したところで、中途半端なんですよね・・・。
進めていくためには、それぞれの要素の絡み合いというものがあり、
その絡み合いをどのような段階を持たせて絡ませていくのかということが、
とても大切な気がしています。
とはいえ、今回は読譜だけに焦点を当てると決めたブログ記事なので、
このような絡み合いは除いて、読譜教材だけをご紹介させていただいています。
参考にしていただけましたら幸いです。

(1)読譜の準備 〜音の並び〜
(2)読譜の準備 〜音の並びと音の高低の一致〜
(3)読譜 〜図形の把握〜


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emksan at 13:27│TrackBack(0) 読譜 | ピアノ/How to

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