2013年04月22日

(3)読譜〜図形の把握〜

自分の頭を整理する意味合いも含め、
読譜について考えてみようと始めたブログ記事です。
文章最後に私が普段生徒さんに指導している方法をまとめた、
読譜教材を添付していけたらと考えています。

今構想中の内容は以下の通りです。

(1)読譜の準備 〜音の並び〜
(2)読譜の準備 〜音の並びと音の高低の一致〜
(3)読譜 〜図形の把握〜
(4)読譜 〜リズムと拍子感〜
(5)読譜と演奏 〜鍵盤把握と読譜の一致〜
(6)読譜と演奏 〜奏法と読譜の一致〜 

読譜教材の添付は、 銑い發靴はイ泙任鮃佑┐討い泙后
途中で流れが変わってしまったらごめんなさい。(^_^;)

line



(3)読譜 〜図形の把握〜

読譜の指導を思考錯誤していると、
楽譜って独特の視点でできてるなぁと思わされます。
丸・三角・四角のように、
形の違いで名称が与えられているわけでもなく、
赤・白・黄のように、
色の違いで名称が与えられているわけでもありません。


丸が置かれる位置によって音名が異なってくるのです。
そこに白黒、棒の形の違いなどが加わることでリズムが表現されます。

導入期のレッスンでは、このような独特の仕組みに、
混乱をきたす子を多く見受けます。
全音符で音名を答えられるようになった子が、
4分音符で読めなくなるという現象はよくある現象ですよね。
色が変わったので音名も変わるはずという思い込みから、
その音符が何者なのかがわからなくなり混乱してしまうのです。

音の並びと楽譜の関係がわからなくなり、
混乱をきたす子もいます。
音の並び通りに、楽譜も左から右にドレミファソと、
一方通行だと思い込んでいるのです。

これらの誤解は頑なことが多く、
繰り返し経験してもらう必要が出てきます。
大人からすると、
何本目の線にささっているのか、はさまっているのか、
それさえわかれば読めるようになるでしょ!といったところですが、
子どもにしてみれば、
このような頑なな誤解が生じているわけで、
それらを払しょくしないことには前に進めないんですよね。

今日ご紹介する私のアプローチ方法は、
このような誤解があることを前提としたもので、
以下のような段階を踏みます。


(1)音の階段と音符の一致

まずは音符の全体像を見せてあげます。
「楽譜も音の階段と一緒」という視点を与えることで、
視覚的に理解してもらえるうよう働きかけます。
論理的思考がまだ育まれていない幼児期においては、
このような視覚的アプローチが効果的です。

また、全体像を見せることで、
これから自分が何を学ぶのかということがはっきりしてきます。
全体像を知らないということは、
自分が学んでいるものが何者なのか?ということが
あいまいなままだということです。

この点をあいまいにしたままだと、
学んだひとつひとつの音符情報を自力で繋げていくしかなく、
器用な子は学んでいくひとつひとつの音符が、
「音の並びと一緒だ!」と思いつくことができますが、
そうでない子は混乱してしまうだけです。


(2)比較させる

音符は色や形に特徴がなくすべて同じに見えてしまいますね。
置かれている位置が違うという情報だけだと、
子どもには理解してもらいづらいので、
私は一つ一つの音符を比較させるというアプローチをすることにしています。

また、見えている音符と名称が一致しないまま、
ただなんとなく「ドレ」と声に出している生徒さんの状態を
きちんと把握した上で指導するため、、
生徒さんがその音符と音名を一致させて思考せざる得ないよう、
こちらが指さした方の音名を答えてもらうことにしています。


(3)左から右に読む

このアプローチは左から右に音符を読む際、
音の並びはドレミファソの一方通行だ、
という誤解を回避するためのアプローチです。

というのも、ドとレを覚える際、
一つ一つは覚えて答えられるようになったのに、
ドとレがランダムに並んだ楽譜を、
並んでいる順に読もうとすると、
理解できていたはずの「ド」と「レ」が読めなくなることがあるからです。
このアプローチを挿入することで、
この現象を解消することができます。

私はこのアプローチへ入る前に、
必ずワンクッション入れることにしています。
それは、ランダムに置かれた音符の中から、
「ドだけを探す」「レだけを探す」という
アプローチをするということです。

このアプローチによって、
ランダムに置かれた音符は、
ドレミファソという一方通行で置かれているわけではなく、
ドとレがランダムに入り混じっているのだと理解することができます。

このワンクッションをした後、
左から右に順に音符を読んでいくと、
それまで混乱していた子は、
混乱が解消しスラスラと読んでくれるようになります。

※この問題は、読むことに対する「難しい」「面倒」という
やる気を損なわせる要因を減らすため、
音の並びをヒントとして取り組めるようにしています。
そのため、跳躍進行は含ませず、順次進行のみの問題にしています。


前回までは読譜に入るための準備でしたが、
今回は読譜そのものへのアプローチのため、
ご紹介する教材の分量が多くなりました。
ステップ1〜13までと、間に時々復習問題を挟んでいます。
全22ページになります。


読譜教材【図形の把握】
http://musestown.livedoor.biz/dokuhu-zukei-1.pdf


クリックで応援してネ♪
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ  



emksan at 22:20│Comments(0)TrackBack(0)mixiチェック 読譜 | ピアノ/How to

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔