2012年10月03日

小学6年生の子のスピーチ(楽器支援)

電子ピアノを支援してくださった方から、
小学6年生のお嬢さんがピアノ支援で感じたことをスピーチしたところ、
平和スピーチコンテストで学校代表に選ばれ、
さらに区の代表に選ばれたとのご報告をいただきました。

平和とは笑顔でいられる世界のこと。
大人は平和のためにとあれやこれや難しい事を考え、
こねくりまわしますが、
まさに一言で平和を表すとしたらこれなんですよね。
なによりも小学6年生の子が、
そのためには身のまわりの人を笑顔にすることが第一歩だと、
浮ついた表面上の理想ではなく、
しっかと地に足をつけた目線を持っていることに驚かされます。

是非ご一読ください。



人を笑顔にする「平和」               

私は「平和」とは、人を笑顔にするものだと考えています。
三月十一日、東日本大震災――。
私はこの復興、支援活動を通して感じた「平和」について話したいと思います。

私は三月三十一日以降、東日本大震災で被災された方々に、
どのような支援をしたらいいのかを考えていました。
その頃、ピアノの先生の紹介で、「楽器支援活動」を知りました。

それは、横浜市でピアノ教室をしている方が行っている活動です。
そのブログには「震災でピアノが流されてしまった子供がたくさんいる。
そんな子達の日常を取り戻すため、
電子ピアノの支援をして頂きたい」と書かれていました。

私は、毎日ひいていた大切なピアノを失ってしまった人に、
少しでも日常を取り戻してほしい。
自分の支援で被災者の方に笑顔になってもらえばと思い、
この「楽器支援活動」をすることを決め、
小さい頃使っていた電子ピアノを支援しました。
ピアノを送った相手は、宮城県仙台市亘理町に住んでいる方です。
それから間もなく、ピアノを嬉しそうにひいている写真とお礼のお手紙を頂きました。

そしてわかったのです。
このように、一人でも多くの人々を笑顔にすることが、
復興につながる「平和」への第一歩である、と。

世界では戦争や、食に飢えている国。
子供でも働かなくてはならない国があることを知りました。
そう考えると、私達が今、あたり前の生活をしていることが、
とても幸せに思えてきませんか。

私はこの東日本大震災で、今苦しんでいる人や困っている人が日本にも、
そして世界にもたくさんいることを強く感じました。
そのような人々が笑顔でいれる世界。
これが、私の考える「平和」です。
だから私は、この支援活動のように
地道だけれども人を笑顔にできる活動をしていきたいです。

まずは、自分の身のまわりの人を笑顔にすることがこの「平和」への第一歩です。
私は、最上級生として一年生とよく交流をします。
私が笑顔で一年生に声をかけると、一年生は笑顔で応えてくれます。
だから、私は私自身が笑顔を心がけ、人と接していこうと思います。
そして、いつかはたくさんの人が笑顔になることを強く願っています。


・・・ 電子ピアノ支援の詳細はこちら ・・・


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emksan at 11:44│TrackBack(0) 東日本大震災支援 

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この記事へのコメント

1. Posted by kana   2012年10月05日 14:23
おひさしぶりです。
年初から中国地方のとある主要都市に転勤で来ております。困ったのは、ピアノの練習ができなくなったことです。実家がいかに恵まれた環境だったかを痛感させられます。サイレントの装置をつけてこちらへ運ぼうかと何度か考えましたが、諸事情でパスとなり、悶々とした日々を送り、ただただ仕事に打ち込んできました。

幸か不幸かひたする打ち込んだかいあって、今月下旬に近畿に戻れることになりました。(安堵のため息一つ…)もう少しの辛抱です。

うれしくて、まずはご報告をという次第です。家に帰るとピアノがあり楽譜があり、遠慮せずに練習できるという環境は恵まれていたんだなぁとつくづく思いました。


2. Posted by 中嶋   2012年10月06日 20:33
>kanaさんへ

お久しぶりです!!もうすぐピアノ復活なのですね。楽しみですね♪仕事に打ち込んで体調など崩されていませんか?くれぐれもご自愛なさって、今月下旬を目指してください〜♪