2012年06月28日

障碍あるなしの分け隔てを持たない理由

今日私がツィッターにツィートした文章です。


私はレッスンをしていて、発達障碍と定型発達の分け隔てというものを一切感じません。発達障碍児だからこの物差しでこのアプローチ、定型発達児だからこの物差しでこのアプローチという使い分けがないということです。定型発達児にだって落ち着きのない子や理解力のつたない子はいます。(続


続き)落ち着きはないけれど理解力がすごく高い子だっているし、理解力はあるけれど体の使い方が不器用な子だっています。体の使い方は得意なのに理解力がつたなかったり。本当に人それぞれ。定型発達児だからといってこうアプローチすればいいという答えはないんですよね。(続


続き)自閉症スペクトラムの子にしたって、障碍名というカテゴリ分けは色々とあるけれど、特徴の組み合わせや強度の度合いは人それぞれ。この障碍名だからこう接すればいい、なんて簡単に答えが出せるわけではありません。こうしてみると、障碍のあるなしなんて関係ないんですよね。(続


続き)ということは、障碍がある子だからと気負う必要はないというコト。障碍のある子だから特別な視点でレッスンしなきゃいけないのかというと、そんな必要はないんですよね。障碍のあるなしに関わらず、レッスンの第一歩はその生徒さんを知ろうと思うことなのではと思います。(続


続き)生徒さんを知ることができれば、その生徒さんに応じたアプローチ方法を見出すことができます。障碍のある子のレッスンでは、その生徒さんをよく知ろうと強く意識するようになります。そして、その「知ろう」という視点を障碍のない子に用いると、障碍のない子へのレッスンもよくなるんですよネ。


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emksan at 16:38│TrackBack(0) ピアノ/レッスン | 障碍&幼児

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この記事へのコメント

1. Posted by anzu   2012年07月09日 17:56
わかります。
障害児教育は教育の基礎と言われるのもそのためかなと思います。
何ができて何ができないかを個体に合わせて
細かく分析し、アプローチ、訓練方法を考え、与え
ステップアップしていく…
というのは、特に成長ペースや個人差のある子供には
とても大事なんだなぁと日々感じます。

同じ落ち着きがない、でも理由によって対処が違ったりしますし
同じ障害名がついていても、その子によって症状や
得意なこと苦手なこと違うと思います。

ただ、集団が大きくなればなるほど
進度が保証されなければならない状況だと
そういった指導は難しくなるので
学校なんかだとやはり振り分けも必要になるのかなと
思います

あ、あとになりましたが発達障害の子どもがいて
ピアノを習わせています。
初めましてなのに失礼なコメントすみません。
ただいつも考えていることだったので
ウンウン!となってしまいました。
2. Posted by 中嶋   2012年07月10日 11:01
> anzuさんへ

コメントどうもありがとうございます♪
本当に、細かいステップアップの提示を知るということ、
1人1人に合わせたアプローチを考えるということ、
障碍児教育は、教育の基礎なんだなぁと実感しています。(*^_^*)

ピアノ教室は個人対個人なので、
障碍のある子には特に向いている気がしています。
集団だとどうしてもワサワサと、
いろんなところに目移りしてしまいますものネ。
それに1対1だと、
100%その子にだけ合わせたアプローチが可能なので。
私は1人1人と深く付き合うことができる、
今の仕事がとても気に入っています♪

anzuさんのお子さんもピアノを習っていらっしゃるんですね!
発達障碍の子はみんな音楽が大好きで、
しかも素直にそれを表現してくれるんですよね〜。
私の感性はいつも彼らに刺激を受けています。(*^_^*)