2012年03月22日

mixi「発達障害とピアノ」のコミュへのススメ

mixiに「発達障害とピアノ」というコミュがあります。
私はここで副管理人をしています。
仙台のピアノ指導者かおるさんが発起人で管理人です。
現在152名のピアノ指導者がメンバーです。
ピアノ指導者であれば誰でも登録可能。
内容は非公開なので、投稿しやすく暖かな雰囲気のコミュですよ。
 ※ただし、ネット特有の場が荒れることを防ぐため、
 メンバー登録には本名・住所の明記が必要です。
 (登録に必要なだけで他用はしません。
  この管理は管理人だけが行っています。


最近私が書き込んだ投稿、両手奏が苦手な子のレッスンについて。
ユニゾンでは弾けるし、楽譜も読める。
だけど、左右バラバラに動く両手奏が苦手、という生徒さんへのアプローチについてです。



【歌詞を用いる】

右と左のドレミが別々。これが混乱の元と感じています。特に、自閉症の子はこれで混乱しがちな気がしています。例えば、私は両手奏前に必ず左手を弾きながら右のメロディを歌ってもらう、というワンクッションを入れるのですが、自閉症の子の中には混乱する子がいるんです。左手で弾くドレミと、歌うドレミが違うからです。そのため、こういう子には歌詞を付けることにしています。

歌詞を付けるルールは2点。
・1音に1文字。
・歌いやすいメロディに合った日本語高低アクセントで歌詞を付ける。

左手を弾きながら、歌詞でメロディを歌います。その際、目で具体的に理解できるよう楽譜を指してあげると理解に結びつきやすいです。

・歌に合わせて、左手の楽譜を指す。
・左手のリズムに合わせて、楽譜を指している指を動かしてみせる。

アプローチの段階は2つに分けています。

〆玄螢螢坤爐鮹,ながら、歌詞で歌う。
∈玄蠅鮹討ながら、歌詞で歌う。

これと同時進行で、

・右手を弾きながら、歌詞で歌う

にも挑戦してもらいます。

多分、,虜献螢坤爐鮹,ながら歌うだけでも混乱するのではと思います。まずは、一緒にやってあげること。もしくは、一度やってみせることがお勧めです。何度も何度も見せてあげることで、理解が深まっていきます。

いずれのアプローチも、必ず楽譜を指で追ってあげてください。楽譜とリズム、楽譜と音の兼ね合いというものが、見た目で理解しやすくなるので、必要なアプローチと思います♪


【ドレミで左右同時に読む】

ほとんどの生徒さんは、前述の方法で両手奏へのアプローチをしていますが、1人だけそれでは無理な生徒さんがいました。この子には、両手同時にドレミで歌う、というアプローチが理解しやすく、以下の方法で両手奏ができるようになりました。

(例)
右 ドレミー、ドレミー、ソミレド、レミレー
左 ドーーー、ドーーー、ドーーー、ソーーー

このような楽曲があったとき、弾く前にドレミで歌ってもらいます。歌う方法は、左→右の音名を歌います。

ド(左)ド(右)レミー、
ド(左)ド(右)レミー、
ド(左)ソ(右)ミレド、
ソ(左)レ(右)ミレー

といった具合です。
このとき、歌いながら必ず楽譜の音符を指してあげます。
両手奏のとき、私は両手の兼ね合いがわかるように、
必ず2本の指で楽譜を指してあげるようにしています。

左手で楽譜を指してあげる場合、
人差し指は左手のリズムを、
中指は右手のリズムで動かします。
このことで、楽譜とリズムの兼ね合いというものを理解しやすくなります。


前述の方法にしても、後述の方法にしても、目で見てわかりやすくする、がコツなのかもしれません。指が不器用という以上に、この両手の兼ね合いというものを理解していないのだと感じるからです。というのも、指が不器用であれば、左右別々の指が動くユニゾンは無理と思うんですよね。ユニゾンができるということは、左右別々に指が動くということ。本来、右1の指を動かすとき、動かしやすいのは左1の指です。しかし、ユニゾンは右1の指を動かすとき、左5の指を動かさなきゃいけない。それができるということは、運動機能が弱いというよりも、理解力の問題という気がするんですよ。

コツは、いかに理解してもらうか!というアプローチと思います。両手奏というのは、

・左右違うドレミを弾く

ということが理解できていないと混乱してしまいます。右がソで左がドの場合、メロディは「ソ」なのに、なんで「ド」なの?!から抜け出せなくなってしまい、混乱しちゃうんです。

ところで、最初の方法が身についたら、左を弾きながら右メロディをドレミで歌うに挑戦するのもありかな、と思います。ただ、これで混乱してしまう可能性も高いです。混乱してしまうようでしたら、しばらくはすべての楽曲に歌詞を付けてあげる、というのがよいのでは〜と思いますヨ。



補足です。左を弾きながら歌詞で歌う感覚が、わからないときがあります。とっかかりですね。そのとき、導入として以下の道程をたどることにしています。

〆玄蠅鮹討ながら歌ってみせる
弾いてみせる左手に、生徒さんの左手を載せてもらい、
 その状態で左手を弾きながら歌ってみせる。

「1人でやってみる?」という声かけへの反応が悪いうちは、しばらく△鬚笋辰討△欧泙后2薪戮やってあげるうちに、「やってみる」という反応が返ってくるのでは〜と思います。そういうときは、かなりの確率で出来る状態になっているときです。

これと同じ方法を、両手で弾くことに挑戦するときもやります。

[昭蠅撚里い覆ら弾いてみせる。
弾いてみせる両手に、生徒さんの両手を載せてもらい、
 (指導者の右手に生徒さんの右手、指導者の左手の生徒さんの左手)
 その状態で両手で弾いてみせる。

これも「1人でやってみる?」という声かけをしてみます。何度やっても無理そうな場合は、1小節だけ,鉢△鬚笋辰討澆擦泙后この程度なら記憶できるので、「1人でやってみる」に繋げやすいです。

手を載せるコツですが、指導者の親指の上には生徒さんの親指を、指導者の人差し指の上には生徒さんの人差し指を載せます。指の動きがわかりやすいように、わざと大げさに指を動かして弾いてあげます。

やっているうちに、生徒さんの指が反応するのを手に感じるはずです。生徒さんの指の反応が、曲の動きに合っていると感じることができるはずと思います。そのときが、「1人でやってみる?」という声かけのタイミングです♪

この「感覚」と「理解」へ訴えかける両手奏アプローチ方法ですが、これは楽譜が読めない生徒さんにも可能ですヨ。使用楽譜は色音符です。音符に色がついていようがいまいが、

・理解を求める

は必要なことと感じています。色音符や色の付いていない音符を通じて、音の動きを理解してもらうということです。それと同時に感覚へも訴えていきます。感覚と理解のリンクが大切と感じます。


※色音符作成法
楽譜の音符を色鉛筆で丸く囲むだけです。ドは赤、レはピンクなど、生徒さんに色を決めてもらうと記憶に繋がりやすく楽しいですヨ♪ 次にやる曲の楽譜を、事前にお母様に色で囲んできてもらいます。


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emksan at 14:15│TrackBack(0) 障碍&幼児 

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