2012年02月17日

「聴く」音楽漬け修行

私はいつも、自分の学びにテーマを持たせるようにしているのですが、
テーマをどうするかは気分次第。
この2,3年じっくり取り組んでいたのは”文学”でした。
音楽を文学的視点から聴いてみたいと思ったからです。
きっかけはこの本。


リヒテルは語る―人とピアノ、芸術と夢リヒテルは語る―人とピアノ、芸術と夢
著者:ユーリー・ボリソフ
音楽之友社(2003-05-01)
販売元:Amazon.co.jp
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リヒテルの芸術全般への造詣の深さに感銘を受けたんですヨ。
そういう視点で楽譜を眺めてみたい!
特にロシアのピアニズムと文学は、
切っても切り離せないような気がして・・・。
ロシアのピアニストに共通した魅力を感じていた私は、
”文学に親しむ”をテーマに決めたのでした。

一度テーマを決めると、
それ以外のことがなかなかできなくなる私は、
”聴く”ということから少し遠ざかってしまいました。
もちろん演奏会へはでかけていましたが、趣味の古楽ばかりで・・・。(^_^;)

震災後は弾くことも聴くこともできなくなり、
しばらく音楽から遠ざかってしまいました。
その後、発表会のための講師演奏とか、
まぁ、義務としてこなさなきゃいけない程度のことをこなすだけで、
”学ぶ”という視点の全くない時期が長く続きました。
読書にしてもクールダウンの読書であって、
学びの読書ではなくなっていました。

ここ2,3カ月、突然日本文学が読みたくなりました。
太宰治、夏目漱石、芥川龍之介、川端康成・・・。
懐かしい作品名を見て、もう一度読んでみたくなり、
布団の中で読みまくりました。
一度波が来ると止まらなくなります。

夏目漱石の「草枕」を読んだ時、
突然曲が作りたくなりました。
それから2曲ピアノ曲を作りました。
すごく刺激になりました。
音楽に戻ってこられた!そう実感しました。

ここしばらく閉ざしていた耳が、突然開いた感じです。
曲を作ったら、曲が聴きたくなりました。
どうせ聴くなら学びのテーマを設けたい。
そう思えるまでに気持ちが高まっていました。

そこで、昨日の夜から学びのテーマを設けて聴き始めています。
テーマは文学と音楽です。
とにかくこれを感覚的に感じられるようになるまでは、
ただひたすら聴くしかありません。
しかし、それだけではあまりに漠然としすぎていて視点が定まりません。
そこで、利用することにしたのがこの本なのですヨ。


音楽と文学の対位法 (中公文庫)音楽と文学の対位法 (中公文庫)
著者:青柳 いづみこ
中央公論新社(2010-05)
販売元:Amazon.co.jp
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以前買って途中まで読んでいたのですが、
聴きながらでないと、感覚的なところまで染み込んでこない。
こりゃ聴かなきゃだめだ!と思い、読むのを途中で止めていました。

今日1日、この本の流れで曲を聴いてみて、
たった1日なのにかなり得るものがありました。
とにかく湯水のごとく音楽を浴びてみよう。
そうすればその先に何かが見えてくるかもしれない。
そう期待しながらの音楽漬けです。

この本の第1章はモーツァルト〜カメレオンの音楽〜。
昨日の夜から今日にかけてはモーツァルト漬けでした。

・ピアノ協奏曲K595
・歌曲≪春への憧れ≫K596
・歌曲≪すみれ≫K476
・幻想曲二短調K397
・ピアノ協奏曲K466
・ヴァイオリンソナタホ短調K304
・ピアノソナタイ短調K310
・弦楽四重奏ハイドンセット全曲

この本の視点で、もう一度ドン・ジョヴァンニも観たいなぁ。
今日はオペラより器楽曲中心でいきたかったので、
ドン・ジョヴァンニは後回しになってしまいました。

本当は連弾のセコンド、4曲譜読みしなきゃなんだけれど・・・。(^_^;)
一度波がきちゃうとね、他のことができなくなっちゃうんですよね。
まぁ、2月中は聴く中心で腹をくくりたいと思います。(笑)
譜読みは来月開始でも間に合うと思うので。
今はとにかく吸収したい!


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emksan at 20:46│TrackBack(0) ピアノ/練習&勉強 

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