2011年05月18日

電子ピアノの支援をお願いします

岩手県宮古市のピアノの先生へ楽器支援しています。
これまで6件のマッチングを完了しました。
この中には、現在避難所生活していて、
仮設住宅入居後に楽器配送というケースも2件あります。

この先生が私のところにメールをくださったとき、


「レッスン再開を望む声が出てきて、レッスンをしている。
でも、生徒さんたちに楽器がない。」


とのことでした。
私はこのとき、この先生のレッスン室は無事だったのだと思い込んでしまいました。
ところが、実際は、この先生も被災なさっていらしたんです。
この6件のマッチング。すべてこの先生の生徒さんへの楽器支援でした。
この先生は、自分より先に生徒さんへ、とマッチングなさっていたんです。
先日このようなメールが届きました。


「残すところ私の生徒では1人、
そして図々しいですが、
私自身もできれば鍵盤が欲しいと思っています。」


というメールです。
驚きました。
レッスン再開なさっているこの先生ご自身が鍵盤を欲しいということは、
この先生ご自身が被災なさっているということです。
先生の今置かれている状況を、詳しく教えていただけないかと
すぐに返信しました。

被災なさっている方に詳しい状況を伺うことはとても難しいものです。
支援を受けるって、すごく心苦しいものなんですよね。
だから、「支援が欲しい」とは言いにくい。
逆の立場に立って考えてみればわかりますよね。
被災地のひどい現状が、なかなか行政や国、ボランティアにあがってこないのは、
こうして被災者が我慢していることも影響しているのでしょう。

でも、6件マッチングしていく中で、
この先生から私への信頼を感じられるようになってきました。
詳しい状況を教えていただける関係が生まれてきたように思ったのです。
そこで、思い切って支援楽器を募るために、なるべく詳細を教えてほしいとお願いしました。


ありがとうございます。
生徒のめどがついてからと思っておりました。

私もグランド・楽譜全て流され、
今はご好意でお部屋をかして下さる方がおり、そちらでレッスンしていました。

アパートの2階に居るので、アップライトは置けないんです。
せめて毎日触れて、譜読みができる88鍵のクラビノーバが希望です。

図々しくすみません。
衣服や物などあまり執着は感じませんが、
楽器・楽譜・音源などはいかに大切かと身にしみています。

私自身の話をしますと、自宅、レッスン室全て流されました。

日々刻々と変化していく状況の中、
悩んだ末、6月からは拠点を県内の内陸におき、
宮古には不定期でレッスンに通う事になります。

4・5月は被害のない子は通常通り、
被災した子にはボランティアレッスンをしておりました。
今まで好きなだけ弾き、講師一本で生活してきましたが、
今後は何か仕事をしつつという感じです。

正直不安だらけですが、ここでくじけて辞めてしまわない様、
今試されている時だと自覚しています。

身の上話しになりすみません。


自分より先に生徒さんへの支援。
ご自身のグランドピアノが流されたにも関わらず、です。
果たして私が同じ立場に立った時、
そんな風に生徒さんを優先させることができるだろうか・・・。
胸が詰まる思いがしました。

この先生は現在アパートの2階に仮住まい。
アップライトピアノが弾ける環境にはありません。
せめて譜読みできる電子ピアノがあれば、というお話でした。
生徒さんたちもみなさんそういう状況です。
やはり今必要なのは正規の楽器ではなく、
とりあえずの電子楽器なのです。

現在、この先生の生徒さん、そしてこの先生ご自身へ
電子ピアノの支援を募集しております。
(キーボードの募集は締め切りました。)

引き続き、みなさんのご支援どうぞよろしくお願いいたします。


【支援方法】

楽器動作の確認を、私の方ですることができません。
支援してくださる方を信用するしかありません。
動作確認済みの楽器を支援してください。
郵送料を負担してくださる方に限ります。

輸送はヤマト運輸ヤマト便が可能です。
しかし、交渉が必要です。(^-^;
交渉が下手でできないわ〜という方。
代わりに交渉してくれる有志がおりますのでご連絡ください。
ヤマト便でしたら保険もかけられます。(100円くらい)

交渉に成功した方がヤマトに問い合わせたとき、
ヤマトからお願いされた梱包方法は以下の通りです。
1)ゴミ袋(透明の袋があればベストですが)をかける
2)プチプチがあれば巻きつける(ない場合は袋を2〜3重に)
3)ダンボールで包む。
トイレットペーパーか何かの大きなダンボールもらってきて切り開いて包んでガムテープベタばり。

運送方法に関するヤマハさんのご意見は以下の通りです。
楽器、分解できる部分はして下さい。
アップライトピアノ型のしっかりしたものはそのままでOKですが、
クラビノーバのように足やベダルが棒状になってるものは、
どこかにぶつけると破損する可能性があります。


支援してくださる方は以下の情報とともに、
私までメールをください。
(ツィッターのDM、mixiのメッセージでも受け付けます。)
どうぞよろしくお願いいたします。


.瓠璽ー、機種名
動作状況(アダプター付でお願いします)
説明書の有無
じ鞍弯

楽器支援はマッチングという形にさせていただいています。
お寄せいただいた支援情報を岩手県宮古のピアノの先生にお伝えし、
欲しい生徒さんがいらしたら、この先生の連絡先をその支援者にお伝えしています。
それ以降は、支援者と支援を受ける側の直接のやりとりとなります。

emikopiano★terra. までご連絡ください。
(イタズラ防止のため「★」を「@」に変え,
最後に「dti.ne.jp」を加えて送信してください。)

mixiでの受付はこちらです。
http://mixi.jp/show_profile.pl?id=35063111&from=navi

ツィッターでの受付はこちらです。
http://z.twipple.jp/user/nakajima_piano


※被災地の楽器店にとって、
 このような楽器支援は喜ばしくないことと理解した上での支援です。
 仮設住宅にするか新築にするか悩みながら、
 1階が泥だらけの自宅の2階で避難生活を送っている、
 そのような方々への”とりあえずの楽器”の支援です。
 この記事内で宮古の先生が書かれているように、
 生活が落ち着いて見通しが立てば、
 ”とりあえずの楽器”から”正規の楽器”購入へと道は開けるはずと思います。
 また、私が支援している方々は、現在楽器を買う余裕のない方々です。
 被災地楽器店でご自身で購入する余力のない方々ということです。

※今後”正規の楽器”を支援する時期がやってくることと想像しています。
 被災者は二重ローン、新築のローン、新生活への出費で手一杯、
 資金力のある被災者はそう多くないだろうと思います。
 この”正規の楽器”においては、ピティナのような大きな団体が寄附金を募り、
 ピアノ購入の助成金という形で被災者に支援してくれたらと願っています。
 現在私の方で知り合いの伝手を使いながら働きかけています。
 この支援が必要となる2,3年後に、
 このような支援組織ができていることを切に願っています。


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emksan at 12:23│TrackBack(0) 東日本大震災支援 

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この記事へのコメント

1. Posted by ぴあの   2011年06月13日 09:15
全員の生徒さんに楽器がいきわたるなんて
被災地で信じられない
2. Posted by 中嶋   2011年06月13日 13:15
> ぴあのさんへ

本当に、たくさんの方が支援の声に応えてくださったお陰で、この先生のお教室、先生ご自身を含め8名全員の支援が終了しました。今はこの先生のお知り合いの先生の支援に移っています。しかし、電子ピアノを持っていない方も大勢いらっしゃるので、これ以上集めるのは難しいですね〜。(今のところこのお教室で支援できたのは1件だけです。)そのため他の方法を検討中です。細くてもよいので、長く支援していけたならと願っています。この支援について広めていただけたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
3. Posted by ぴあの   2011年08月05日 13:52
5 中嶋さんへ

ずっと支援、続けていらっしゃって素晴らしいな。と、ブログを読ませて頂いてます。支援した宮古のお教室は、復興とともにレッスン再開にいたっているでしょうか。
もし、中嶋さんのご支援だけで教室が開けてないようなら、すごく中嶋さんのご厚意がお気の毒に感じます。私ならば賛同して下さる中嶋さんに感謝して、自ら活動にいたるよに、思いました。
先生が被災されてると、言うことは教室は、被災地で存在しているのか、ずっと疑問でした。
にも関わらず、何ヵ月もご支援の提供を表に立ち、活動されている、ブログや絆が素晴らしいです。頑張って下さい。
4. Posted by 中嶋   2011年08月05日 16:04
>ぴあのさんへ

被災地におけるピアノ教室の復興は、本当に大変なのですよ。楽器があればレッスンをすぐに再開できるとは言えないんです。でも、楽器さえあれば家で弾くことはできる。いずれレッスン再開したときに、レッスン再開しやすくなる。宮古市の先生は今内陸で別のお仕事をなさりながら、隔週で片道3時間かけて宮古へレッスンへ行っています。レッスン室としてピアノの部屋を貸してくださる方がいらっしゃるからです。

このようにピアノの部屋を借りることのできる先生は、隔週でもレッスンを再開することができるでしょうけれど、そういう先生ばかりではないと思います。家が流されてしまっているのですから。また、中にはレッスン室は無事、生徒さんの家が流されているという方もいらっしゃいます。そういう方は、生徒さんが無事仮設へ移られて、新しい生活の目途が立った段階で、生徒さんはレッスンへ復帰なさっていると思います。

被災された方が、生活を再建なさるのに2,3年。ピアノ教室再開は、本当に先の長い話だと思います。でも、電子楽器とはいえ、ピアノを弾くことができるというのは、生徒さんにとっても先生にとっても、心の支えになります。私の今の支援は、不安定な要素の強い被災された方の生活にとって、心の支えになる支援なのだろうと思っています。教室復興のための支援ではないのですヨ。それは街が復興し、家が建てられる状況になる、2,3年後と思います。