2011年04月06日

ケニアキベラスラムの子どもたちから日本への祈り

私の新婚旅行はケニアでした。
アフリカ旅行を専門に扱っている道祖神を利用しての旅行でした。
それ以来道祖神からはアフリカ情報を含んだ、
ツアー旅行紹介の冊子が時々郵送されてきます。

その冊子に毎回登場していたのが、
キベラスラムにあるマゴソスクールの子どもたちでした。
親から虐待を受けた子、孤児、スラムの貧困児童、
家や家族を失ってしまった浮浪児のための支援をしているスクールです。


このマゴソスクールに通う子どもたちが、
日本人へ祈りの歌を歌ってくれています。


震災後ずっとツィッターを見てきました。
震災直後は東北への思いが溢れていました。
しかし、福島原発後のツィッターは様相がガラリと変わりました。
東北についての情報が流れてきにくくなりました。
それに変わり、原発・計画停電の話題一色になりました。

関東より福島に近い地域の方々は大勢いらっしゃいます。
福島で避難なさっている方、避難できずにいる方が大勢いらっしゃいます。
けれど、そのことを忘れているツィートが多い。

東北の避難所では、未だにおにぎり程度のものしか口にできない人が大勢います。
ガスがなく、お風呂に入れない人たちもたくさんいます。
家を失い、仕事を失い、家族を失っただけでなく、
未だに行方不明で遺体が見つからない方も大勢いらっしゃるのです。

美味しいものが手に入り、
一つ屋根の下家族一緒に暮らすことができ、
毎日温かなお風呂に入ることができているにも関わらず、
原発の事故が起きた瞬間に、保守的・利己的になってしまった人たちがたくさんいます。

自分の家族を守る。
これは一番大切なことでしょう。
しかし、利己的になり過ぎ人を顧みなくなるというのは違う気がします。
政治家が利己的に見えるのは、
そういう政治家を選んだ私たち国民が利己的だったからなのかもしれません。
この国難にどう立ち向かっていくかというビジョンが政府に見えないのは、
私たち国民1人1人にそういったビジョンがないからなのかもしれません。

マゴソスクールの子どもたちが涙を流しながら、
日本を思い歌ってくれています。




マゴソスクール活動をしている団体のホームページ
http://www.maisha-raha.com/


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emksan at 13:28│TrackBack(0) 東日本大震災支援 

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