2010年11月05日

リヒテルは語る

数年前手にしたこの本。

リヒテルは語る―人とピアノ、芸術と夢リヒテルは語る―人とピアノ、芸術と夢
著者:ユーリー・ボリソフ
音楽之友社(2003-05-01)
販売元:Amazon.co.jp
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リヒテルが述べていることの半分も理解できなくて、
ただ文字面だけを追って読んだ私。
悔しいやら情けないやら・・・。

リヒテルは演劇、絵画、文学など、
あらゆる文化に造詣が深くて、
音楽もそういった切り口から語ることが多いのです。
ピアノは弾くだけじゃダメ。
作曲家について知るだけでもだめ。
文化全般を、そして今を生きている歴史そのものを、
体感していないとだめなんだと強く思わされた本です。

考えてみれば、作曲家もあらゆる文化に造詣が深いものです。
特に文学との関わり。
そして、哲学・思想との関わり。
もちろん、絵画との関わりも。
また、政治と音楽も深く関わり合っているものです。
作曲家たちはこれらを敏感に感じ取りながら作曲していて、
だからこそ奥行きのある楽曲が生まれるのだろうと思います。

これは演奏家についてもいえること。
中身の薄っぺらな人間が、どんなに上等な技術で演奏しようと、
それはやっぱり薄っぺらな演奏になってしまうのだろうと思うのですヨ。

もっともっと文学に親しまなければ!
この本を読んで痛切に思った私。
あれから、いろんな本を読みました。
愉しみとして読んでいたノンフィクションやミステリーから一歩退き、
いわゆる”文学”というものに触れてみようと心掛けるようになりました。

最初は正直辛かった。
だって好きで読んでるんじゃないんだもの。
義務なんだもの。
でもね、それが次第に楽しくなってきて、
今では自分になくてはならないものになっています。

ギリシャ神話はすごく身近なものに様変わりしました。
全く理解できていなかったもの、
頭だけで理解しようとしていたものが、
生き生きとした立体的な世界になりました。

聖書や思想についても、
以前よりは随分と見えることが多くなってきました。
でも、哲学はまだだなぁ・・・。
それから、詩もまだまだ。
この2つは、私にとってとても敷居が高いのデス。(^_^;)

特に詩を読むための頭の使い方が、
きっとわかってないんだろうなぁと思います。
言葉の裏に何があるのか、
その短い文字に何が込められているのか。
それをひも解くことが全くできない。
とにかくすっごく苦手なようです。

こういう頭の使い方、したことないんだな。きっと。
いや、10代の頃はこういう頭の使い方をするタイプだったかも。
感覚が鋭かったのかもしれません。
それがいつの間にやら、そういう頭の使い方ができなくなっちゃって。
まぁ、気楽なのですよ、その方が。生きる上ではね。(笑)

でも、なんとかここを乗り越えたいなぁと。
それから哲学も。全くなっとらん。
哲学は歴史が長すぎるっ!!!!
全部読んでたらきりがないので、
とりあえずピックアップして読まねば・・・と思っています。
なかなか手がでないのだけれど。(^_^;)
乗り越えねばっ!

『リヒテルは語る』

今読んだら、どこまで理解できるようになってるかな。
でも、まだやめておこう。
まだまだ今の私は未熟だから。
もう少し世界が広がったら、もう一度読んでみようと思います。


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emksan at 15:37│TrackBack(0) 音楽/本・CD 

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