2010年11月03日

バロック時代の化粧

私の大切なDVDの中にコレ↓があります。


リュリ / Cadmus Et Hermione: Dumestre / Le Poeme Harmonique Morsch 【DVD】
リュリ / Cadmus Et Hermione: Dumestre / Le Poeme Harmonique Morsch 【DVD】


リュリの歌劇『カドミュスとエルミオーヌ』です。
音楽的にも質が高いのですが、
興味深いのは歴史的再現を行っているという点です。
明かりはすべてろうそく!
セリフの発音も、楽器も奏法も当時のもので、
舞台装置も当時の再現です。
歌手の動きはバロックダンスの美意識に通じるものがあり、
当時のフランスではこういう動きだったんだろうなぁと納得させられます。

でね、気になっていたのがお化粧なのですよ。
真っ白けっけ。
そういやモーツァルトの歌劇なんかでも、
こういう化粧のものをよく見かけます。
これが当時の流儀だったのか?

舞台の明かりはろうそく。
これくらい真っ白に顔を塗って、
濃く化粧をしないと表情がよくわからなかったのかもしれません。
これまでモーツァルトの歌劇などのDVDでは、
なんだかその化粧があまりに滑稽で、
変なのぉ〜!!としか思えずにいたのですが、
このDVDでは何故かその化粧を自然に受け入れることができたんですよね。
それはろうそくの明かりだったからなのかも・・・。

ところで、これはあくまでも私の憶測でしかありません。
当時はこういう化粧だったのよ、なぁんて言われたところで、
そうそう簡単に納得できるものでもなし。
こりゃぁ調べるしかないでしょっ。

インターネットで調べたところ、
ちょっとしたことはわかりました。
ルネサンス時代から肌は白い方がいいという美意識があり、
白粉は顔だけにとどまらず、首や胸、全身に使われ、
男性も聖職者から老人まで、
口紅、髪粉、付けぼくろなどを用いたそうです。

18世紀になると、白い顔の頬の部分に丸く頬紅を塗るようになりました。
淡い色に限らず、濃い鮮やかな紅まであったというから驚き。
しかも一日中塗っていたというのですから、
真昼の明るい最中でこの化粧、今見たら滑稽ですね。

わらっちゃうのは、肌を一層白く見せるため、
付けぼくろのほかに、淡く青色で血管を描いたということ。
一体どれだけ肌を白くみせたかったのでせう?
ちなみに、あのマリー・アントワネットはフランス式の派手なお化粧が気に入らなく、
自然主義のイギリス式へと変えていったそうです。
真っ赤な頬紅はなくなり、
香水もどぎつい香料から自然の花の香りへと移り変わりました。


とりあえず、私が調べたところでわかったのは、この程度のコト。
まだまだ納得いくほどではございません。(^_^;)
それにしても、絵画が好きで良く見るけれど、
このような化粧をしたご婦人の肖像画って・・・見かける??
あんまり見た記憶がないのだけれど。
当時は宗教画が多いからかなぁ。

このように、まだまだ謎だらけの西洋化粧の歴史。
ネットで調べるだけじゃぁだめだと見切りをつけ、本を探すことに。
ところが、この本もなかなか見つからないのですよ。
服飾の歴史に関する本は多くあるのですが、
お化粧に関する本がない!
いやね、日本のお化粧に関する本はあるのです。
でも西洋のものがない!!

ようやく見つけたのが、
コレ↓

おしゃれの文化史〈1〉化粧 (春山行夫の博物誌)おしゃれの文化史〈1〉化粧 (春山行夫の博物誌)
著者:春山 行夫
平凡社(1988-11)
販売元:Amazon.co.jp
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と、コレ↓

華やぐ女たち―ロココからベルエポックの化粧とよそおい華やぐ女たち―ロココからベルエポックの化粧とよそおい
著者:津田 紀代
ポーラ文化研究所(2003-09)
販売元:Amazon.co.jp
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何冊か検索でヒットしましたが、
どうやら私が知りたいことはここいら辺に書かれているのでは・・・と。
でね、どちらも中古なんですねぇ。
2冊買うのもなんだかなぁ・・・と思い、
とりあえずこれらの本の題名で再び検索をかけたら、
ポーラ文化研究所のHPへ辿りつきました。

出版物のご案内という中に、
『華やぐ女たち』という上記の本の題名と同じCD-ROMを見つけたのです。
どうやら絶版になった本がCD-ROMになっている様子。
そこで、このCD-ROMを購入することに決めました。
メールで注文すれば送料無料とあったので、
こりゃもうひとつくらい買ってもいいかな・・・と、
『ヘアモードの時代』というCD-ROMも購入することに。
どちらも800円と安いのですよ。
バロック時代の髪型はかなり滑稽で笑っちゃうオンパレード、
というのは知っていたので、笑う目的で買うことにしました。

面白そうでしょ?


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emksan at 15:29│TrackBack(0) 音楽/その他 

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