2010年08月28日
まだまだベートーヴェン
悲愴ソナタ第1楽章、気持ちいぃ。
オーケストラの指揮者になった気分で弾けるのがたまらない。
本物の指揮者は、人間関係やらで大変なんだろうけれど。
1人指揮者は気楽なもんです。(笑)
この曲を弾いているとワーグナーを思い浮かべてしまうのですが、
なんででしょ?
クライマックスへの持っていき方が似ている気がします。
聴衆を惹きつけるドラマティックな要素、
演出の仕方が似ているのかな。
なんだか複雑な気分。(^_^;)
ところで、今ピアノ協奏曲第3番を聴いています。
この曲も同じハ短調。同じ時期に書かれているので。
こうしてみると、私ってベートーヴェンをホント表面的にしか知らないんだなぁ。
交響曲第1番が書かれたのは、悲愴ソナタの2年後なんだものねぇ。
それ自体が意外だったんだからお粗末様・・・デス。
正直、私はいまだにベートーヴェンが描く精神性というものを
全く理解していないのですヨ。
どうもピンとこない。
だから先日からの記事も“演出”だとか、
表面的に受けた印象しか書けない。
音楽上の精神性って、
私にとってはバロック音楽やモーツァルトの音楽の方がしっくりくるのです。
ロマン派になると自己の感情を露出するような表現になって、
(少なくとも私にはそう感じるのデス。)
私にとってはその行き過ぎた表現がちょいときつくもあり・・・。
で、その架け橋となっているベートーヴェンはというと、
いまいちしっくりこない、というのが正直なトコロ。
本を読むといろんなことが書かれています。
高潔なベートーヴェン。音楽で思想を語ったベートーヴェン。
文学の影響を受けたベートーヴェン。
本能的に拒否しているところがあるのかなぁ。
ベートーヴェンってちょいと押しつけがましいところがあるでしょ?
(ベートーヴェンが好きな方ごめんなさい。)弾くのは気持ち良くて好きなんだけどなぁ。
聴くには重たすぎて・・・。
すぐにお腹いっぱいになっちゃう。
う〜ん。啓蒙思想を私が受け付けない、
その理由と似たところがあるのかなぁ。
でもフリーメーソンのメンバーだった、
モーツァルトの音楽は好きなんですヨ。
こればかりは相性の問題なのでせうか。
ピアノのセンセがこれぢゃぁいかんですねぇ。
それがこの職業のツライところ。(^_^;)
ピアノ曲を離れて弦楽4重奏を聴こうかな。
交響曲はちょっと私には
お腹いっぱいになりすぎちゃいそうなので、
よほど気合いを入れないと聴く気になれない。(_ _;)
持っている弦楽4重奏のDVDは、
悲愴ソナタとは作曲時期が異なる作品ばかりだけれど、
改めて聴いてみるかなぁ。
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