2010年06月03日

作曲できない?!

SYOTAの部屋のSYOTA君。
発表会では、必ず自作の曲を演奏しています。
ということで、6月20日の発表会のために作曲。
でもね、なかなか仕上がってこない。


「なかなか思い浮かびません。
まだできていません。」



う〜ん。
SYOTA君らしからぬ発言。
おかしいなぁ。
どうしたのかなぁ。
SYOTA君でもそんなことがあるんだな〜と、
彼の気分が乗ってくるのを待っていたのですが、
ピアノを練習する時間を考えたら、
もう限界の時期なんですよねぇ。

そこで、この間


「とにかく、スケッチだけでもしてきてごらん。」


とお話ししました。
そして先日のレッスン。
さっそくスケッチを拝見。
あれれ、れれれ???


「う〜ん。これって、モルダウだよね?」


なのデス。


「頭からモルダウが離れなくて、
作曲できないんです。」



彼は短調の3拍子で曲が作りたい。
で、ホ短調を思い浮かべると、
どうしてもモルダウになってしまう・・・とのことでした。
そこで、こりゃぁ彼一人に任せていたんでは、
先に進まないな・・・と、
彼が書いてきたスケッチを使ってアドヴァイスすることに。


「ここでこのハーモニーを使っちゃうと、
モルダウになっちゃうねぇ。
ここまでのハーモニーは同じでもいいと思うんだけど、
ここでSYOTA君のハーモニーに変えてみたら?」



「ここのメロディ、モルダウはテーマと同じ、
順次進行で上行してるよね。
ここでモルダウと同じように上行しちゃったら、
SYOTA君、モルダウのメロディが頭に思い浮かんじゃって、
先に進めなくなっちゃうよね。
跳躍するとか、高音から下行するとか、
モルダウと全然ちがう発想でやってごらん。」



などなどです。
アドヴァイスを受けて、その場でいろいろ考えるSYOTA君。
15分ほどのレッスンで、
モルダウの呪縛から抜け出ることができました。
表情もすっきり!
よかった〜♪

それにしても、
わかってたらもっと前にアドヴァイスできたのにぃ。(^_^;)
まさか、こんな呪縛にとらわれていたとはっ!なのデスヨ。
でも、これまで何の苦労もなく作曲していると思い込んでいたので、
SYOTA君でもこういうことってあるのねぇ〜なんて、
ちょっと身近に感じちゃった私です。(笑)

さてさて、次回のレッスンではどんな曲にして持ってきてくれるのか?
楽しみ♪


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emksan at 14:19│TrackBack(0) ピアノ/レッスン | 障碍&幼児

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