2010年02月06日

歌舞伎を観てきました

2010歌舞伎座さよなら公演1


いとこのお姉さんに「歌舞伎が観たい!」と甘え、
昨日歌舞伎座に連れて行ってもらいました。
10年以上こちらに住んでいるとはいえ、
出不精もいいとこで銀座なんてとてもとても!な私。(笑)
歌舞伎座へは一度連れて行ってもらったことがあったのですが、
東銀座にあるということをすっかり忘れておりましタ。
1人で行けるか不安だったので、品川で待ち合わせ。(^_^;)
私って手のかかるいとこ・・・。


2010歌舞伎座さよなら公演2


第1幕は「壺坂霊験記」

私にとっては3幕の中でこれが一番の驚きだったかも。
まさにこれぞ総合芸術!と感じたのですよ。
浄瑠璃と演者の阿吽(あうん)の呼吸。
クライマックスへの音楽の持っていき方。
セリフの裏で流れる弱音の音楽による演者の心境の表現も見事。
演者、音楽、浄瑠璃がこうも一体化しているとは!だったのです。


2010歌舞伎座さよなら公演4


変な話、ワーグナーがオペラで舞台の一体化を図ったのは、
まさにこういうことだったのではないか・・・と思ったのですヨ。
でも、「演じる」という資質はオペラ歌手より、
幼少期から演じることの英才教育を受けてきた歌舞伎役者の方がずっと質が高いので、
総合芸術としてオペラには不可能なことが、
歌舞伎では可能なんじゃなかろうか・・・と思ったりもしましタ。

いやぁ、感激だったのですよ。ホント!!
でね、もう一つ大感激だったのが、
第3幕の「籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)」。
中村勘三郎さんがすごかった。
もうそれに尽きます。


2010歌舞伎座さよなら公演3


初めて歌舞伎へ行ったときも、中村勘三郎さんが出演していたのですが、
そのときは面白おかしい役どころでした。
今回の第2幕の踊りでも、滑稽な役を見事に踊っていました。
だから、滑稽な表現がとってもとってもすばらしい役者さんなんだと思っていたのです。
ところが、今回は違う。
中村勘三郎さんの芸の奥深さに驚嘆させられました。

私は歌舞伎はまだ2度目で、深い見方なんてものは知らないのですが、
そんな歌舞伎初心者の私が強い感銘を受けたのは、
「間(ま)」と「緊張と弛緩」の絶妙さでした。
なんだろ。
計算もあるんだろうけれど、
ここまでくるともう天性のものなんだろうなぁ。
もちろんそれは確かな技術に裏打ちされてのものなのですが。

勘三郎さんの長セリフが始まったとたん、
会場全体がき〜んと緊張で張り詰め、
一瞬にして空気が変わりました。
みんなが息をのんで、もちろん私も息をのんで。
あの「間」は一体なんなんだろう。
そして、セリフの持つ緊張と弛緩のバランス。
今回の場合は緊張がほとんどで、
そこに弛緩を少し入れる・・・といった具合。
その入れ具合が絶妙で、まさに息をのむのです。

ピアノでこういう演奏ができたなら!!
そう思わずにはいられませんでした。
大概は、技術に偏るか、感性に偏るか。
どちらかが足りなくなるもんです。
でも、勘三郎さんのそれは違う。
最高の技術を持って、最高の感性で演じる。
こういうとき感性ってはじけるものなのですね。
感性のほとばしりを見た気がします。

すごすぎです。
同じ人間とは思えない。
私もいつか正確な技術に裏打ちされた、
感性のほとばしりを表現したい。
でも、それってよほど打ち込まなきゃ無理だろうし、
天性のものもあるからなぁ。
なんか、一生「まだダメ。まだまだダメ。」と言い続けて終わりそうです。(^_^;)
第一正確な技術が未熟じゃぁねぇ・・・。
う〜ん。芸術って奥が深くて壁もたかぁ〜〜〜〜いっ!!


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emksan at 12:47│TrackBack(0) その他 

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