2009年12月02日
発表会の打ち上げ
先日子どもの打ち上げがありました。
いつも6月にある発表会。
打ち上げはバーベキュー大会というのがここのところの通例でしたが、
今回は時期も時期。
場所を借りてオリジン弁当のパーティ惣菜を持ち込み、
ジュースやお酒、デザート付きの楽しい打ち上げとなったのでした。
それにしてもお母さんたちのアイディアってすごぉい。
フルーツとレモン絞り器持参でフレッシュな焼酎割りがあったり、
飴玉で作れるわたあめを作る機械があったり、
そりゃぁ楽しい美味しい打ち上げだったのですヨ。
現在使っているホールに、
花を飾って集合写真を撮るという発表会らしい形になってから、
いつの間にやら来年で10年?!
びっくりです。
そりゃぁ、私も年とるし、生徒さんたちに背を追い越されるわけよね。<(;~▽~)
子どもたちもみんな仲良く、
いつの間にやらお教室の雰囲気が出来上がっていて。
これが年月の積み重ねというものなのかな・・・・と思ったり。
誰もね、ギスギスしてないんですよ。
子どもたちも仲良く遊んでいるし、
お母さんやお父さんたちも仲良くおしゃべりしているし。
面白いのは、親子セットで動いていないということ。
みんな他の親御さんに遊んでもらったり、
お話の相手をしてもらったりしていて、それが面白い。
あの子はいつの間にあのお母さんと仲良くなったのかしらん?なんて風景に出会ったりして。
先日とあるお母さんのレッスンをしていて、
「あれだけ長い時間一緒にいたら、
どこかでケンカが始まってもおかしくないのに、
全然そういうことなかったですね〜。」
と言われ、本当だぁ〜!と改めて驚きました。
なんででしょ?
場の空気が穏やかで和やかで、ゆとりがあったからかな。
気持ちにゆとりがあると、優しくなれる。
今年は11月の発表会だったため、クリスマス会はこの打ち上げと合同。
ピアノなしのビンゴ大会だけという形になったのですが、
それを受けて彼曰く、
「これからクリスマス会はピアノいらないんじゃん?
こうやってみんなで遊ぶので十分ぢゃん。」
いやいや、それはあなた、譲れませんヨ。
あなたはね、子どもと遊ぶのが楽しいからそれでいいのかもしれないけれど。
「年に2回、人前で演奏する機会を持つことは、絶対に譲れない!」
これは私の教育方針なのデスヨ、あなた。
なんてったってここはね、ピアノ教室なのだから。(笑)
打ち上げが楽しいのは、それまでがんばってきたからだし、
お互い仲良くなれるのは、みんなが同じ苦労をしてきているから。
共通の”がんばり”があるからこその、朗らかで楽しい企画。
人生ね、メリハリなのよ、メリハリ。
ところで発表会後の子どもたち。
なんだか今年の子どもたちは、例年と違うのですヨ。
他の子たちから受けた刺激、みたいなのが垣間見えるのです。
発表会後だらけるかと思いきや、
なんだかはりきっている子がちらほら。
それまで練習が嫌いだった子も、やる気満々。
お友だちと仲良くなればなるほど、
そのお友だちのがんばりを見て、刺激を受けるものなのですね。
人と人との繋がりって、やっぱり大切。
人生って、まずは家族との心と心の触れ合いがあって、
そこが充実していると、
社会で知り合った人たちとの心と心の触れ合いが充実してくる。
子どもたちが伸びやかなのは、
お母さんの愛情を一身に受けて、心が充実しているから。
生徒さん同士が仲が良いのは、
私の生徒さんへの愛情が生徒さんたちに伝わっていて、
私と生徒さんとの心と心の触れ合いがあるから。
そして、私が生徒さんたちと心と心を触れ合わせていく優しさを持てるのは、
私と家族との心と心の触れ合いが充実しているから。
この循環がよいように廻っていくと、
私の家族と生徒さんたちとのの心の触れ合いが生まれて、
さらに生徒さんへの私の愛情が深く豊かになる。
じゅんぐりじゅんぐり、愛情の架け橋がそこらじゅうに架かっている感じ。
今は10年前のお教室と違って、
子どもが思春期を迎えた悩みを持つ親御さんがいたり、
以前は独身だった大人の生徒さんが親になっていたり、
介護が始まった生徒さんがいたり・・・。
単色だったお教室の色合いが複雑な色合いに変化してきました。
私も義父との生活が始まったし。
時代の流れを感じます。
何も起こらない人生はない。
独身時代、必死で生きてきたつもりでも、
こうしてみると、それはかなり独りよがりな生活で、
勝手気ままだったんだなぁと感じます。
これから先の私は、
人を支えて人生を歩んでいかなければならない時代に突入しました。
私の周りにもそういう人がたくさんいて、
もうすでに介護を終えた人もいたりして。
そんな会話も増えました。
生徒さんたちの中にも、
人生の壁にぶち当たっている人、
人生の荒波の渦中にいる人、
10年歩んでくれば人生イロイロ。
それぞれの人生は、それぞれの家族でがんばっていくしかないことが多々あるけれど、
そんないろいろな人生を内包した、色とりどりなピアノ教室でありたいなと思う。
がむしゃらに家族だけの力でがんばらなきゃいけないことがあったとしても、
誰かが思っていてくれている・・・そう思えるだけで力になることがあると信じて。
私にとっての音楽って、そういうもの。
だから、そういうお教室でありたいし、
私が演奏するピアノも、そういう音楽でありたいと思うのです。
それにしても、10年ってなぁんてあっという間!!
一歩一歩踏みしめて歩いてきたつもりだけれど、
振り返ってみるとあっという間なものなんですねぇ〜。
これからも一歩一歩踏みしめながら、ゆっくり歩いていこう。
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発表会も、その打ち上げ会もとても楽しそうですね。
私が以前教わっていたジャズの先生の発表会を思い出しました。
幼稚園・小学生から80歳の年寄りまで40〜50組が、コーラスやら、ソロやらで発表するのですが、みんな一生懸命練習を積んで、舞台発表の趣向をこらしていて、楽しかったです。
知恵遅れの子供たちのグループも元気にタイコを叩いて発表していました。
ところで、私のクリスマスソング、ユーチューブに載せたので聞いてみてください。(ヘタクソですけれど)
http://www.youtube.com/user/tzw1936
本当は、この曲、歌手・中嶋さんに唄ってもらいたかったのですが、作品の出来上がりが遅くて、言い出しそびれてしまいました。