2009年11月04日
う〜ん・・・違うなぁ。
う〜ん。違うんですねぇ。違うんだなぁ。
先日アップしたクープランの『娯楽』。
後半が違う。
私のイメージはもっとテンポが速いんだな。
この演奏は、安全圏に入り過ぎちゃってスリルがない。
う〜〜む。
ホームコンサートが終わったら、練習しなおそう。
ちなみに、私が落ち着いたらもう一度練習しなおして、
録音しなおしたいと思っているクープランの曲。
・神秘の障壁
欲を言えば修道女モニクもなんだけれど、
これは自分のレパートリーとして残していないのですヨ。
本当に気に入った曲だけ、弾き続けているので。(^^ゞ
神秘の障壁は、耐えられないくらいになっている上、
「あ、これか!!」がちょいと見えてきた気もするので、
もう一度録音しなおしたいなぁと。
やっぱり時間って必要なんですねぇ。
なんとなぁく、それとなぁく、弾いている期間が、
結構重要だったりするんではなかろうかと、最近思い始めています。
体の中に楽曲が取り込まれていくのには、
1日8時間練習したとしても手に入らない何かがあるんだろうなぁと。
特に、私のように不器用な人間にはね。
それがこの年になってやっとこさわかりかけてきたので、
今回発表会で弾く曲(ドビュッシー『野を渡る風』)も、
結構熟成させてきたハズ?!
とはいえ、自分の思った通りに弾けるかどうか。
私は本番安全圏に入りたがるクセがあるので。
録音でそうなんだから、本番ならなおさら。
でもねぇ、この曲スリルが欲しいんだなぁ。
風がサササ〜と駆け抜けていくスリルが欲しい。
ところが、どうしても安全運転しちゃう私がいて・・・。
これ、意外とっていうか、かなぁり大きく分厚い壁な気がしています。
今後なんとかして乗り越えたい壁のひとつ。
若かりし頃のリヒテルだったら、
ミスタッチよりインスピレーションを取って演奏するんだろうなぁ、みたいな。
こういう人の演奏には、ググッと人の心を掴む何かがあるんですよねぇ。
ミスタッチなんて気にならないくらいの大きな大きな影響力が。
その楽曲の持つ本来の姿が見えてくるというか。
私にはまだまだ足りないもの。
それはね、ほんと、一生手が届かないほどに程遠いものなんですねぇ。
でも、あきらめちゃぁいないですヨ。
生きているうちは、なんとか掴もうと必死でいたいもんです。
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この記事へのコメント
わたしの場合はバッハ。
中嶋さんはピアノのせんせだから、楽譜があれば弾けちゃうんだろうね。
わたしの場合は、楽譜があっても弾けない…技術的に。
弾けちゃうからこそ、奥を探っちゃうんだろうなぁ。わたしは死ぬまでに、そこにいけるかなぁ…
提案!機会があればチェンバロで弾いてみてはいかがですか?何か見えるかも?
ホント、久しくチェンバロに触っていない&チェンバロでクープランを弾いたことがないので、スタジオに遊びに行こうかなぁ。何か新たな発見があるかも、ですネ♪