2008年11月12日
音楽用語・記号を見落とさないで
何度もこのブログで話題にしている自閉症の男の子。
もう中学2年生で、私が見上げるくらい背が高い!
前はあんなに小さかったのになぁ。(笑)
男の子の成長はすごいですネ。
以前この子について、”フォルテに侵食しないピアノ”と題して、
このブログに書いたことがありました。
もう2年近く前になるんですね〜。
すごい成長を感じます。
今では、フォルテの音色も美しくなり、
クレッシェンドやデクレッシェンドも自然な流れでできるようになりました。
でもね、読譜の段階では無視なんですよねぇ。
音楽用語・記号を全く見ずに、
ただ音符だけを追って弾いてきてしまう。
レッスンでクレッシェンドやデクレッシェンド、
ピアノやフォルテに気づいてもらう働きかけをすると、
そこから表情へ思いを馳せることができるようになるのですが、
その働きかけをしないうちは、機械的にバババッです。(^_^;)
ところが今日のレッスン。
それがなかったんですヨ。
楽譜からかなぁりの音楽用語・記号を読み取って弾いているのです。
何故?
先週、自作の曲に表情を付ける・・・というレッスンを、
かなりの時間をかけてやったんですヨ。
「この曲はどんなテンポで弾きたい?」
「ここは元気な感じ?それとも優しい感じ?」
「ここはどれくらいの音量がいい?」
3部形式の練習用に作曲してもらっていた曲なので、
それほど長い曲ではありません。
24小節程度の短い曲。
AとBの表情の違いなどを確認した後、
「クレッシェンドやデクレッシェンドをつけるって手もあるよ!」
とさらに追求。
次回の作曲は、こういった記号を書き込む、というお約束でレッスンを終えました。
そして今回のレッスン。
きちんと表情のついた24小節の曲を作曲してきてくれたのでした。
要するに、意識の問題なんですよね。
楽譜に書かれた音楽用語に、実感が持てたのだと思います。
この子は作曲が得意な子なのでこういったアプローチをしましたが、
他の生徒さんの場合、ソルフェージュの教材を用いたりしています。
バイエルのような楽曲でもいいんですが、
何も書かれていない楽譜に、自分がどう弾きたいかを書き込むのデス。
これは音符以外の記号に意識が向く働きかけとなるようです。
小さなお子さんは、スタカートが大好きですね〜。(笑)
私は導入期にオルガン・ピアノの本を使っているのですが、
何も記号が書かれていない楽譜なので、
レガートで弾きたいかスタカートで弾きたいか・・・といった選択肢を与えることが、
多々あるんですヨ。
スタカートにしたい音符に自分でスタカートを書き入れてもらったりします。
一度これをやると、もうスタカートを見逃したりはしません。
気にいった!と思うと、もう忘れない。
そういうものですよネ。
子どもの頃よく先生に
「楽譜に書かれていることをちゃんと読んで!見落とさないで!!」
と言われたのを思い出します。(^_^;)
中学生頃まで言われてたんじゃぁないかなぁ・・・。
とにかくしょっちゅう言われていた記憶があります。
私って頭の出来が悪かったんですよぬぇ。とほほっ
ピアノ講師になった今、
そういや私も先生によく言われたなぁ・・・なんてことを、
いろんな生徒さんに言っている自分がいたりして。
なんであのときの私は、
このことに気づかなかったんだろうか・・・なんて思いながら、レッスンしています。
面白いですね〜。
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