2008年10月11日
読み聞かせ&語り
レッスン時間最後の生徒さん。
お母さんのお迎えが遅れたので、
絵本を読み聞かせてあげることにしました。
私、絵本の読み聞かせって大好きなのです。
この楽しみを見出したのは、大学の授業でのこと。
私は大学で幼児教育を学んだので、
そういう授業があったんです。
ページのめくり方や語り口調など、
結構コツがあったんですよねぇ。
みんなに見えやすく絵本を持ち、
いいタイミングでページをめくり・・・みたいな。
読み聞かせながら、
そのときどきで感想を聞いたり、
内容を示している絵を指差してあげたり、
じっくり絵を眺めることのできる時間を設けたりと、
想像力を広げてもらうための働きかけをします。
また、国立音楽大学の幼児教育専攻には、
「演劇」という授業もありました。
今もあるのかな?
もう10年以上も前の話なので。(^_^;)
これ、結構すごい先生だったのかも・・・と思います。
とはいえ、先生の苗字しか覚えていないのですが。
・・・・・あまり好きになれなかった先生だったので。
宮沢りえを指導したことがあったらしく、
しきりに宮沢りえを褒める先生だったんですよねぇ。
幼児教育専攻の生徒とプロの宮沢りえを比べてどうするよ・・・と思うのですが。<(;~▽~)
でもね、先生は苦手でもね、
授業で印象的だった内容は覚えていたりするんですよねぇ。
ここで学んだことが役に立ったのは、
子どものための無料演奏会”ラ・ミュージーク・デュ・ソレイユ”でのこと。
この活動では”歌とおはなし”や”語りと音楽”が
プログラムに組まれることが多いのですが、
私はいつも”語り”もしくは”歌”を担当しているのデス。
そして、このときの練習で思い出したのが、
演劇の授業で学んだことだったんですよね〜。
まさかあの授業で学んだことが生きるときがくるなんて!
学生時代は想像もしませんでしたヨ。
だってピアノ講師になるつもりで幼児教育を学んでいたんだもの。
この授業ですごくすごく印象に残っているのは、舞台でのささやき方でした。
ささやくように聞こえるのだけれど、
何を発音しているのかはっきり聞き取れる。
表現の幅がググッと広がるんですよね〜。
その後ソレイユで語りを多く経験するにつれ、
いろんなことが見えるようになってきました。
絵本にもナレーション部分と、会話部分がありますよね。
このとき、ナレーションまで会話のように抑揚をつけてしまうと、
メリハリのない語りになってしまうんですヨ。
私はいつもナレーションの部分は落ち着いて!と
自分に言い聞かせながら語るようにしています。
もちろん切迫感を出したいときは、
そういう切迫感のあるリズムでナレーションしますし、
子どもたちにじっくり聞かせたいところは、
ゆっくりめに抑えた口調でナレーションしたり、
低めの声色にしたり、高めの声色にしたり・・・
多少そういう抑揚はつけるんですヨ。
このようにソレイユで語りをするようになってから、
TVでのナレーションをとても気にするようになりました。
そして、すごくすごくすご〜く上手なナレーションをする
俳優さんやアナウンサーに出会うと、
そりゃ〜感心しきりで聞き入ってしまうのデス。
呼吸の上手な人、間の取り方の上手な人、
語り口調の抑揚が絶妙な人。
微妙な声色の変化による表現が見事な人。
こういう人たちのナレーションは、
自然に内容が耳に入ってくるんですよね〜。
無理がない。
そこにはこちらに想像させる余地が残されていたり、
逆に想像を喚起させられたりもします。
ホント、すごいなぁと思う。
語りってすごくすごく奥が深い。
私なんて楽しみでちょこっとやってる程度だけれど、
これを仕事にしている人たちは、
本当にすごいなと思う。
そしてちょっと羨ましかったり・・・。
ああいう間合いや絶妙な抑揚、
少しでも手に入れることができたなら!
絵本の読み聞かせも、もっともっと素敵になるんだろうな〜。
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