2008年09月16日

お江戸の地図で日本橋散策

ここ数日体調が悪かったのですが、
昨日は久々に体調が軽く、動きたくなったので、
日本橋までお散歩に行ってきました。
私、東京に住んで何年にもなるのに、
日本橋って初めて行くかも・・・。(^_^;)
 ・・・・・行ったことがあったにしても、記憶にまぁったくない。

丁度日本橋に用事があったので、
最初にその用事を済ませてしまい、
江戸時代の地図を片手にお散歩です♪

まずは日本橋そのものを見てから・・・ということで、
日本橋に向かったのですが、
地図を見ていたら”西川”という文字が目に飛び込んできて。

nihonbashi1

地図に書かれた”西川”の文字は、
布団の西川のことだったのぉ〜〜?!なのですヨ。
江戸時代の地図と全く同じ場所に、大きなビルが建っていて、
そこの1階が西川の店舗なのデス。
看板を見ると”Since1566”の文字。
西川って老舗だったのねぇ〜〜、と今さらな私デス。(^_^;)

次に行ったのは、榮太樓です。
この辺りにあるっていうのは知っていたので。
ちゃぁんと、江戸時代の地図に載っているんですよ。
ってことで、江戸時代の地図を頼りに店舗を見つけました♪

nihonbashi2


その後、この辺りをぐるりと回って日本橋へ。


nihonbashi3


現在の日本橋は明治44年に開通したもの。
当時は首都高なんてものはなく、空はもっと広かったのでしょうね〜。
ちなみに江戸時代の日本橋はこんな感じ。


nihonbashi6

今より背丈が高くて、もちろん木造。
頻繁に船が行き交っていたのですね〜。

ところでこの版画の写真、日本橋で撮ってきたものなんですヨ。
三越の向かいにある広い土地が工事中で、
その壁がこういった絵で飾られていたのデス。
こういうのって、趣味が良くて好き♪


nihonbashi4

これは日本橋の中央に対になって置かれていた銅像。
何で竜なんだろう?
でもって、なんで日本とかけ離れたデザインの竜なんだろう?
なんだか、すっごくすっごく気になってネットで調べたのですが、
答えは見つからず・・・。
どうやら狛犬と同様に、日本橋の守護神らしい・・・というところまではわかったのですが。
とっても気になります。
ご存知の方、教えてください。m(__)m


nihonbashi7

これも工事中の壁に描かれていたもの。
私ね、魚河岸って何だろう?ってずっと思っていたのですよ。
ここに来て、初めて知りました。
この日本橋周辺が魚河岸という活気ある市場で、
関東大震災以降、それが築地に移ったとのこと。
なんかスッキリ♪

蔵の名残でもあるかなぁと思いましたが、
川岸にはビルの壁がそびえ建ち、蔵どころぢゃありませんでした。(_ _;)
江戸時代の地図には、”蔵屋敷””土手蔵”などといった、
心惹かれる文字が並んでいたのですが、残念。

その後、”金座”へ移動。
ここは日本銀行になっているハズ・・・なので、
行ってみたかったのですよね〜。
それにしても面白い。
ここまで現代の地図を一切見ずに歩いているんですよ。
金座へも江戸時代の地図を見ながら、
迷わずに向かうことができました。

道っていうのは残るものなんですねぇ。
太さは変わっても、道そのものは昔のままなのですよ。
だから、江戸時代の地図を見ながらでも、
充分道に迷わず歩ける。

金座というのは、金貨を鋳造したり、鑑定や検印をした場所です。
ちなみに、この近くに銀座もありますが、
これは小額銅銭を鋳造した場所らしい。

江戸時代の地図を見ると面白いのが、
その地域の特色が、そのまま現代に残っていることが多いということ。
問屋街は、江戸時代から問屋街だったりするし・・・。
ってことで、金座の現代は日本銀行。
お金を扱うという土地柄は、そのまま現代に引き継がれているのですね〜。

次に向かったのは、山本海苔の裏側。
なぁんか昔からあるお店がありそうな雰囲気だったので。
ちなみに、山本海苔も江戸時代の地図に描かれているんですよぉ。
場所もそのまま!です。

ここからぐるりと回って見つけたお店。
江戸時代の地図に”神茂”という文字だけが載っていて、
それが何なのかさっぱりわからず気になっていたのですが、
現場へ付いて氷解。

nihonbashi5

その正体は、現代にまで続く老舗でした。
有名なのかな?三越にも入ってマシタヨ。
はんぺん&蒲鉾のお店。
HPを見たら、あんまり立派なので驚いてしまいました。
知らぬは私だけ?有名なお店なのですぬぇ〜。

その後、地図上に書かれた”にんべん”の場所に、”にんべん”を発見。
江戸時代の地図に”にんべん”と書かれていても、
それが何を指すのか、さっぱり・・・だったのですよ。
でもね、現場に着いてみると、

あぁ〜〜!!あのにんべん!!

なのです。(笑)
かつおぶしのにんべんだったのですヨ。
にんべんって老舗だったのですね〜!
なんだか今後ひいきにしてしまいそう。
私って単純です。<(;~▽~)


nihonbashi8


帰りは越後屋(現代では”三越”ですネ)に寄り、
榮太樓の飴と、神茂のはんぺん、
それから地下1階で食いしん坊の目に飛び込んできた、
魅力的で美味しそうないろんなものをちょこちょこと買いました。
 ・・・・でも、どれもこれも高いので、手当たり次第というわけにはいきませぬ。

帰り道の地下鉄入口付近は、川の跡。
江戸時代は頻繁に船が行き交っていただろう道に、
たくさんの車が行き交い、その地下には地下鉄が走っています。
後ろ髪を引かれながらも、江戸時代への旅はここでおしまい。

江戸時代の地図は手軽にタイムトリップできる魅力的なツール。
お勧めですヨ♪


江戸明治東京重ね地図


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emksan at 13:16│TrackBack(0) 旅行 

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